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写楽考を読む。

2007年02月05日
いち早く・・・なのかどうかは、よくわからないけれど、
待ちきれずに『写楽考』を読む。

いや~カオス!
本気カオス!
素敵だ!


あ~こんな戯曲書いちゃうお父様に育てられたら、
どんな娘になるねん。
写楽考公式HPに「狂気と聖性」という言葉があるけれど、
毬谷友子はその両方を行ったり来たり、
行ったきり戻ってこなかったりできる女優だと、私は感じている。
やっぱり娘だ。

・・・毬谷友子の話をしようと思ったんじゃない。
『写楽考』の話だ。

乱れる時代とその中に渦巻く人々の感情。
戯曲の主たる登場人物は、

あの男(伊之)・・・のち東洲斎写楽と呼ばれる男。
重田幾五郎・・・こちらは十返舎一九。
北川勇助・・・喜多川歌麿。写楽と一時、一緒に暮らす。
蔦谷重三郎・・・版元。商売人。
お米・・・お加代に仕えていた女。
お加代・・・男たちの運命を動かすキッカケになる女。

こんな感じかな。
この人たちを
堤真一・高橋克実・長塚圭史・キムラ緑子・七瀬なつみ・西岡徳馬
に置き換えるの?難しいな。

とりあえず、1度パッと読んだだけの感想。

混沌とした時代の中、東洲斎写楽という
この話の元になる人物でさえも実態が不確かで、混沌としている。
その不確かな部分に魅力を感じた。
こういう世界は気持ちをザワザワと高揚させる。
あと出てくる女性、一人ひとりの姿と様子。
これもそれこそ狂気と聖性を行ったり来たりで魅力的。

自分の中に渦巻くものを筆を執り、紙の上に表現する。
そのエネルギー。若さの持つエネルギー。
伊之が、なにかにとりつかれたように、
役者の絵を描き続ける場面なんて、絶対に面白そうだ。

お米、蔦谷、伊之の言葉が次々と続く場面。13場かな。
ここもぐわーっと押し切ってくれれば、面白い。楽しみ。

終幕。お加代の子供であるお春。お春を育てたお米。
お春の存在が、色んな人々を狂わせたといっても過言じゃないのに、
当のお春はそれも知らない。
自分の本当の父親や母親がどんな人だったのかも知らない。
年は取ったものの、多くの子供を生み、ただあっけらかんと明るく生きている。
こういうのが現れる季節ってのは、夏なんだねぇ。

あーなんかそれで良いんじゃないか、人の人生なんて。

ってな感じのところに収まる。
混沌とした雰囲気と、割と対照的でそこが良い。

鈴木勝秀さんは、
「戯曲のスピード感を増すために、一部の役・セリフをカットした。」
と言っている。

スピード感が増すのは、万々歳だ。
増せば増すほど、混沌とした雰囲気が強く前に出てくるんじゃないか。

舞台美術はどんな風になるのかも気になりどころ。
二村周作さん、『アジアの女』と同じ人か。
期待しちゃうね。アジアの女の舞台美術は好きだった。

ここから先は、勝手な配役予想。だからちょっと隠す。
(読みたい場合はRead More↓)
やっぱり、写楽が主人公だろうから、
あの男、伊之は堤真一

パッとイメージが浮かんだのは、蔦谷に西岡徳馬

キムラ緑子さんは『スゥイーニー・トッド』で初めて見たけれど、
お加代みたいな女を、突き抜けたところで演じられる女優さんだという印象を受けた。
・・・のでキムラさんがお加代

とすると女性登場人物で重要なのがお米だから、
お米が七瀬なつみさん

残るは、幾五郎と勇助。高橋克実と長塚圭史。

伊之と勇助ってのが、ある意味お互いを知り尽くしたライバル同士のようなもので・・・
勇助は堤さんとバリバリ張り合う存在でなくちゃダメなわけで。

張り合って欲しいのは高橋克実さん。
しかも勇助ってのが、いい具合に高橋さんのイメージから遠い。
冷徹な男なんですね。
でも、全くイメージ出来ないほど遠くはない。
むしろこういう役の高橋克実っていうのも見てみたい。
ってことで、高橋さんが勇助

そして、上手く生き残る男、幾五郎に長塚圭史



当たったら、褒めてください。
そもそも役がカットされたり色々あったら終わりだな。


Comment
以前、テレビで渡辺えり子が『写楽考』の話をしていたのがきっかけで興味を持ちました。

読んでみて、矢代静一やっぱりすげぇ、と思いました。
一昨年シアター1010で観たので、それと比べてどうかなぁというのも興味あります。

いや~楽しみだ。『写楽考』が観られるというだけでも楽しみなのに、キャストが魅力的すぎます!
★青瑪瑙さん★
私も「矢代静一すげぇ。」ってなりました。
「なにこの戯曲、お、面白いわ!」っていうね。
読んだだけで怒涛の展開にドッキドキ。
これに堤さんたちが出ると思うと、更にドッキドキ。
ファンで良かったです。(笑)

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