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7/9 五右衛門ロック

2008年07月09日
goemon

2008年7月9日『五右衛門ロック』@新宿コマ劇場

作:中島かずき
演出:いのうえひでのり
出演:古田新太 松雪泰子 森山未來 江口洋介 川平慈英 濱田マリ 
    橋本じゅん 高田聖子 粟根まこと 他


キャー!
もう、古田さん、超格好良い~!!!!


なんでこんなに格好良いのよ。
あの格好良さはどこから出てるの。
いやー、格好良いな~ホント格好良いな~。
あのゆるさが最高に格好良いんだよな~古田新太。

正直、色々物足りなさを感じる部分もあったけれど、
お祭です、新感線の。
頭を出来る限り空っぽにして、上手く波に乗ってけば、絶対に楽しめる。
頭空っぽだからこそ楽しめる。
この空っぽな感じが良いよなぁ。
小難しいことなんてゼロだし、むしろやってることはアホばっか。
でもそのアホなことを全力でやってるのを見るのが楽しいし、格好良いとも思う。

えーヅカファンの方に向けてまず・・・
パンフレットに中井美穂といのうえさんの対談が載ってたんだけど、
中井さんがいきなりヅカトーク始めてるのがウケます。
「宝塚やってくださいよ」って。

え~それ、私からもお願いする。

いのうえさんも「阿修羅城の瞳とか、昔のいのうえ歌舞伎はありだと思いますよ。」
だってさ。
昔のいのうえ歌舞伎ってなんだ?『アテルイ』とか?
いつかド派手にやってみて欲しいなぁ~、宝塚の演出。
ちなみにいのうえさんが最近見た宝塚は『エリザベート』だとか。
即中井さんが「雪組の水夏希さんのですね。」と返しているのにも若干ウケる。
ってか、水しぇん!
新感線のパンフに水夏希の三文字が載ってるって嬉しいじゃんね。
そして、いのうえさんはエリザ好きなんだよね?
『お湯にのぼせる』(≒闇が広がる)は、伝説。

さてさて、感想といきますか。

全体として不満が残ったのは、ドラマの流れが弱いこと。
人と人の感情の流れ、憎しみだったり、愛情だったり・・・
そこが強く見えてこなかったのが、残念だっだ。
特に一幕。
二幕はそこを超えてバカバカしく、テンポも良くて面白かった。

殺陣も多いし、歌も多くて、見た目は派手で面白いけれど、
その中に実がないように感じられる。
いや、そもそも実がないような、芝居だけどねん(笑)そういうことでなく。
人と人との関係がもっと見える中で、ド派手を追求して欲しいなぁ。
『朧の森に棲む鬼』だったらさ、ライとキンタの関係とか、
ライ×ツナとか、ツナ×マダレとか、色々人間ドラマを見る部分もあったじゃないですか。
それが、足りないように感じられるのだ。

ネタに走るの結構。
黒板にう○こ書くの結構。
「結構」なんて上から目線でなく、「そういうのも大好き!」って感じだけど、
一幕はそういう、くだらない笑い所も多くはなかったし、
かといってドラマも見えてこないし、
だけど、歌多い、殺陣多い、ダンス多い・・・でバランスが、うーむ。
あと、これはまだまだ調整可能で、改善していくかもしれないけど、
説明台詞が聞き取りにくかったりするのは、ストレス。
例えば島の名前とか、またその島に行く理由とか・・・
聞き取れないからわからなくて、物語に置いていかれる。

二幕はね、まずは古田さんと聖子さんの流石な息の合いっぷりに注目ですよ。
ってか、高田聖子を二幕からしか出さないなんて~!
舞台上でオモロイ女になられる高田聖子という女優さんが、大好きです、私は。
聖子さんの台詞がこれまた、聞き取りやすいんだ~
相当早口で喋ってたりするのに、わかりやすい。

高田VS松雪の、無駄な歌唱対決も見物。

ってか二幕はホント爽快に最高にバカらしく、単純に楽しめる!

北大路さんの存在感がもの凄い。
平幹二朗さんとか、あっち方向の存在感。
威圧しようと思えば、いくらでもできますよ?的な。
またマイクを通して聴こえてくる声が、やたら良い声で、渋くて、
声だけでも場を支配する。
なんか北大路さんだけ、映画の吹き替えを聞いているようだった。
(ソフトバンクのお父さんだったのか!)

松雪さんはね、松雪さんがどうこうっていう前に、
松雪さんにあぁいう笑いを求めちゃダメだと思うよ、私は。
やたら色気に走りすぎたり、シモネタぎりぎりの所を走らせたりするのはやめて欲しい。
「コメディ部分を背負わせるな。」
って言ってる訳ではなく、振るネタの種類をもう少し見極めて欲しい。

「ケツの穴かっぽじって見とけよ!」
って言われて、
本当にかっぽじるような仕草をするのは、松雪泰子の仕事じゃない。
高田聖子の仕事だろ。

松雪さんはコメディエンヌになれる女優さんだと思う。
だから笑いも取って欲しい。
でもこっち方向で来られると、少々いたたまれない気持ちになるから。

歌は『キャバレー』の成果か、新感線の舞台でなら、もう存分に歌ってください!
な、押し出しの良さを身につけている。
聖子さんと並んでも、負けないぐらい頑張ってる。
見た目は、松雪泰子ですよ、私を誰だと思ってんのよ。ですよ?
文句のつけようがないほど綺麗です。細いです。
峰不二子街道をこのまま突っ走っていて欲しい。

江口の洋介さん。
新感線に出ている江口洋介。
これは、見る側にも慣れが必要だし、江口さん的にも慣れが必要な感じ。
江口さん見てると、
「よく、堤真一は新感線の世界に違和感なく入り込めたもんだなぁ~」
と感心する。
まだまだ舞台の人にはなり切れていない感じではあるけれど、

全てが吹っ切れた時、めちゃくちゃ格好良い舞台俳優になってくれるかも。

そんな風に思わせる、何かがある。
背も高いだろうし、舞台で姿が映えるのかな。
あと声も良いし。

ギターを持って歌う場面なんて、役を離れてアレ完璧江口洋介。
しかもちょっと兄ちゃん風。
だけど、格好良いのも事実。

立ち回りは無難にこなしていた印象。

例えば川原さんとかだったら、
斬りかかった後の剣の魅せ方にも気を配っているのを感じるんだけど、
江口さんはそこまではいってない。
でも特にぎこちない訳でもなく、本当に無難に。

吹っ切れて、アニメキャラみたいになってくれないかなぁ~江口洋介。

じゅんさんと、濱田マリさんが夫婦。
悪者側なんだけど、憎めない可愛らしい夫婦でございます。
濱田マリはあの声の力も大きいのか、
新感線のアニメっぽい芝居が、違和感なくカチっとハマる。
じゅんさんは、大きな見せ場はないものの、でも良い意味で常に橋本じゅん。
じゅんさんがあぁいう役で舞台の上に居ると、
「あ~新感線見てるなぁ~!」って気持ちになれて嬉しい。

じゅんさんと対峙することの多かった粟根さん。
橋本VS粟根の場面とかもあって、これもなかなか。

森山君、ジェイさんは、当然のごとくタップの見せ場あり。
この二人が出ていてタップがないとか、ないでしょ。

森山君は思い込みで突っ走っちゃうダンスのキレが良い王子役。
父親が母親(妻)を刺し殺す場面を見てしまったとかで、
父に対して憎悪の念を抱いていて、復讐を試みる。
ここはもう、ベタベタな展開だけれど、
父親には妻を刺さねばならなかった理由がある訳で、
子供な森山君演じるカルマ王子は、そこに気がつかないんだな。
父親は弁解するでもなく、ただただ息子の憎悪すら一身に受ける、と。
最終的には誤解が解けて、親子の絆が生まれる、みたいな感じで終るわけだ。

この父(北大路)VS息子(森山)の構図が一つ軸になるべきなんだけど、
どーも描き方が浅いような。
この二人の争いに、周りの人間の思惑が重なって、話が進んでいくんだけど、
芯がいまいちハッキリしていないので、
最初に言ったように、ドラマが薄いように感じられたんだと思う。

ジェイさんは、この物語中、実は一番の悪役。
金儲けのためならなんでもするような、悪徳商人。
で、ペアを組むのが右近さん。

濃い。
とりあえず濃い。


そして暑苦しいw

まさに冒険活劇!といった感じで、
子供ミュージカルを見ているような風でもあるんだけどw、
それでも、船に仲間を乗せて、海を渡る。
とかそんな場面は、ちょっとワクワクしてしまう。

こういう所が新感線って、良いよなぁ~としみじみ感じる。

あ、あとそうだ!
折角のコマ劇なのに、コマ最後ぐらいしか使ってなかったじゃん!!
回そうよ~積極的に!!
ちょっともったいないな、と思いました、そこは。

あともう一回、今度はもう少し前の方で見ることが出来るので、
より立ち回りや演技に臨場感を感じることができるんじゃないかな。
舞台の成長も楽しみ!
Comment
おさ田村麻呂、あさこアテルイは私の永遠の夢だ!
いのうえさんもだけど、かずきさんの作品を宝塚で見てみたいかも。

舞台女優としての松雪泰子はまだ未開花だと思う。
もっと出来る人だ!あの人は!
五右衛門はDVD出るまで我慢だ・・・。
★ピース★
だから~オサアサなら、阿修羅だって!!
椿がオサで、いずも(漢字わからん)があさこだって言ったじゃん。(笑)
オサはもう女優だし!!

『アテルイ』なら、ミズとユミコで見たいな~。
水アテルイ、ゆみこ田村麻呂。
ゆみこの田村麻呂って合うだろ。
オヅキはじゅんさんで良しww

そしてわかる!かずきさんの話は宝塚に合いそうだよね。
あの単純明快ながら、ちょっと深さもあるところとか、ピッタリだと思うわ。
いのうえさんもだけど、本当は中島かずきが宝塚に欲しいかもしれない・・・
ってか、久々にアテルイ見たくなってきたなぁ!
つっつんが、じゅんさんに騙されて、いないないバァするところで、
最低でも3回は巻き戻しが行われる。

ゴエモン見に行かないのかぁ~
その分、費やす人がいるってことか。(笑)

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