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7/5 かもめ

2008年07月06日
kamome

2008年7月5日『かもめ』@赤坂ACTシアター

作:アントン・チェーホフ
演出:栗山民也
出演:藤原竜也 鹿賀丈史 美波 小島聖 中嶋しゅう 藤木孝
    藤田弓子 たかお鷹 勝部演之 麻実れい


これ、今ワタシが見るべき芝居じゃないわ~(笑)

面白かったのね、それなりに面白かったんだけど、
二幕の終盤の、八方塞、先が見えない、エーテル爆発、な感じが、
妙にリアルに迫ってきてしまって、
やめてくれ!!(笑)と。

一生を通して、そういう暗い方に引っ張られたくはないけど、
今、特に引っ張られたくない訳で。
でも今が一番、今まで生きてきた中で、
引っ張られたくない方向に引っ張られる力が強いかな、とも感じてて・・・
言ってることわかります?
私は、よくわかんなくなってきてますけどw

とりあえずトレープレフの気持ちが、
なんとなく理解できそうになってしまうのが嫌だったということですね。

二幕でニーナと喋ってるところが、特に嫌だったのです。
あの舞台美術も奥に行くほど狭く、暗くなっていく感じも嫌で。
トレープレフが、「この先は何があるんだろう。何もない。」みたいなこと言って、
ぴらぴらしてるカーテンの奥を覗くのとかも嫌。
「あそこ超えたら死んじゃうじゃん!近づいちゃダメです!」
って思うから、トレープレフが舞台奥に進むと、
胸が締め付けられて、変な感じだった。
とにかくやめて欲しい、そっちに行くな、
まぁ行ってもいいけど、私までそっちに引っ張るな、とw

今はね、明るい気持ちでいられてる時期だから笑って済ますことができる。
んだけど、どん底に落ちてる時に見たら、さらにドーンとなってしまったことだろう。
末おそろしや。

鹿賀さんのトリゴーリンの長台詞の場面で、盛大に船こいでしまったんですが、
それ以外は、なんとか荒波乗り切りました。

この『かもめ』、見たいと思った理由の一つが藤原竜也が出ているから。
なんですが、その裏には、絶対に麻実れいの存在があります。

もう、潤ちゃんって呼んでくれ。

自覚はしていたけれど、やっぱり2006年12月18日に、
麻実れいの黒蜥蜴を見てからというもの、私は彼女に惹かれ続けているようで・・・
ターコさん見てると、あのゴージャスさと、気品と、色気に、ゾクっとさせられるんですよ。
どうしても目で追ってしまう。
なんて魅力的な人なんだろうか。
麻実れいは、世の中の人と、レベルが違う。
まさに雲の上の存在。高嶺の花。
だけど彼女からは、そういうプライドの高さとかは微塵も感じない。
いや、だからこそ雲の上の人だって思うんだろう。

そういう人ほど、下々の者にも(笑)、分け隔てなく優しいんじゃないかな。
正反対だけど同じレベルにいる女優さんとして、
白石加代子をいつも思い浮かべるんだけど、彼女も同じ。
突き抜けてチャーミング。

カーテンコールの時のドレスの裾捌きに惚れ惚れするんですよー。
あ~ホント、ターコさんは素敵だぁ・・・。

あ、ってか面白いぞ。
藤原君、前回は、白石加代子の子供だったんだ。@身毒
で、その次が麻実れいの子供って・・・
やっぱりなぁ、あのレベルにいる母親じゃないと、あの子供は産まれないわ~
いや~妙に納得。

アルカジーナは息子のトレープレフの事、心から愛していたと思うけど、
でも彼女は自分のことも心から愛していたからね。
大女優であるというそのプライド。
新しい時代からやってきた、息子の才能には目もくれず、己の才能を愛す。
「実はまだ(小説を)読んだ事がないの。」の一言は衝撃的でしたよ。
トレープレフ側の人間としては。

わかってたけど、でもいじけますって。
心もくじけます。
あんたなんかに何がわかる!って反発心も同時に生まれます。

暗く落ちていく雰囲気の中で、彼女だけが能天気に色彩を帯びる。
どんな衣装を着て、場の空気を乱してくれるのかが楽しみだった。

色を引き立たせる為の黒だったのが、小島聖のマーシャ。
彼女が一番、トレープレフの才能に惚れこんでいたのにね。
でも惚れた男は、自分のことを絶対に見てくれない。
始めから黒を背負った女。

トレープレフが好きだったのが、黒の対称、白く輝くニーナ。
美波は着実に舞台女優っぽくなっていくなぁ。
宮沢りえと松たか子を足して二で割って、10歳若返らせたような、
純粋に真っ直ぐ舞台に立てる人。
声がちょっと独特。
有名になりたい!という純粋な野心があって、
上へ上へという強い気持ちが、ニーナという女性の強さに繋がっていた。
若くて、美しくて、眩しくて、でも幼い。だけど、だからこそ無鉄砲に強くなれる。
トリゴーリンが彼女に惹かれる理由がわかる。

藤原君のトレープレフは、紛れもなく藤原竜也なトレープレフ。

中嶋しゅうさんの最後の台詞は、とびきり上手かった。
なかなか、あの台詞を、あんな風には言えないと思う。
とびきり頭の切れる人だ・・・

本日、初赤坂ACTシアター。
ここもホワイエ狭いなぁ~。
なんつーか、劇場全体の印象としては、国際フォーラムCの劣化版。
赤で統一された客席はシックだけど、でも安っぽくないか~?
今日は2階で見たけれど、2階は段差があって見易かった。
前の人の頭が邪魔になることはないんじゃないかと。
次は『フラガール』だね。
まだチケット取ってないけど。
今日、楽のチケットを買ってしまおうかと思ったけれど、
思ったより良い席がなかったんで、保留。
さーて、いつ見に行くかな~。

5月29日のゴールドシアター観劇以来、
ストレートプレーを見ていなかった自分に驚きです。
でも本数は結構見てたんで、
どんだけタカラヅカ見てたんじゃい!!
っていうな。
しかも半分以上関東圏で見てない。
ひぇ~
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★baronさん★
久世星佳も、目指せ庶民派麻実れい!!ですからね。
いや、私が勝手に思ってるだけですけど(笑)、
でも、あの路線で上手く軌道に乗っているのは、
やっぱりターコさんと久世さんかな?思ってしまいます。
ベニサン路線というかw

赤坂REDTHEATERは良いですよ~!
久世さんもこっちの方が似合いそうだし、好きそう。
ACTは本当に見たいものがあれば・・・ですね。
今回1階席に座ってないのでわからないんですが、
でも1階後方でも見易そうかな?って印象は受けました。
2階でもそんなに距離を感じないかも。
でも傾斜が急で怖かったですw

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