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4/23 49日後・・・

2008年04月23日
49

2008年4月23日『49日後・・・』@PARCO劇場

作:竹内 佑
演出:池田成志
出演:古田新太、八嶋智人、池田成志、松重 豊 小田 茜


完璧乗り遅れてしまったよ。
乗り遅れたもんだから、冷静になっちゃって、
初っ端から大爆笑する観客全体に引いてしまったよ。

古田新太の罪だよなぁ。

私もそうだけど、古田さんが居たら、古田さんが喋ったら、古田さんが動いたら、
なんか面白いことが起きるんじゃないか!?
って、期待してしまうよね。
その期待値が初っ端からの大爆笑に繋がってしまうわけで・・・

でもその空気が私はあんまり好きではなく。
物語の冒頭ってのは、
役者にとっても、観客にとっても探りあいみたいなところがあると思う。
観客は「どんな空気のお芝居なのかな?」ってわかろうとする。
それから段々とお互いの感覚がわかってきて、それでその舞台の世界に入っていくんだ。
今日は、その探りあいがなかった。
いきなり、「待ってました!」とばかりに笑いが起きる。

そりゃ古田さんは面白いことしてたかもしれない。
でも私自身はテンションが低かったせいもあり、全く笑えず。
他のお客さんとのテンションの差をひどく感じてしまったので、引いてしまった。
「そんなに笑うところかぁ?まだ始まって2、3分だよねぇ?」みたいな。

デカイ声で先笑いする人にも引くし、盛大に咳き込む人にも引いてしまう。
ん~咳は生理現象なので、仕方がないんだけど、
開演前に飴なめてみるとか、なんか方法はないのか~・・・。
上演中にガサガサ音立てて、飴舐めたりするのもなるべくならやめてもらいたい。
簡単に舐められる飴を用意しておくとか、なんとか・・・うーん。
一度、他のお客さんの様子とかが気になりだしちゃうと、ダメですよね。
私が、冒頭で引いてしまったのは、少なからずこういった理由もあり。
ガッカリするたびに、自分はそういう意味でも良い観客でいなきゃ。って思います。
舞台って観客も人間対人間だから、むつかしいよね。そこも面白さなんだけどね。


私が物語りに入ることができたのが、
怖~い、話を始めるところぐらいからだ。

「あ、こういうちょっと怖い感じを、ちょいちょい入れていきたい舞台なんだ!」

と方向が見えたような気がした。
怪談的な「怖さ」を感じる舞台って、
見たことがなかったから、面白いかも♪と興味が湧いてきた。

あのキャストが揃っているだけで、ある程度の面白さまで行くだろうことは予想できる。
でもどう面白くなるか?ってのは、見てみないとわからないわけだから。

だけど私、話が結局どうまとまったのかが、よくわからなかったんだよなぁw
えっと、自殺したお婆さんの家。
その家の掃除をするのが仕事の4人組が居て・・・
掃除を依頼した葬儀屋の女が居る。
まぁ、わからなかったおバカの言い訳ですが、
そもそも謎自体が弱かった気がするし、その解明もすんなり流れていなかったように思う。
結局お婆さんは自殺じゃなくて、殺されてたの?
キーになる小物が小さいとさ、後ろから見たらわからないんだよね。
ゴキちゃんもゴキちゃんとして、見えないわけよ。

でも面白かったのは、古田さんをはじめとするキャストの力があったから。
あの、八嶋さんのキャラがね、相当ウザイんだわw
古田さんがラジオとかで、
八嶋さんのことバカにしてるのを(笑)何度も聞いたことがあるんだけど、
『八嶋さんのこういうところをネタにしてるんだろうな。』
っていうのが、全面に出たキャラ。
これぞ八嶋智人。なキャラ。
テンションだけじゃなく、動きとかもうるさいんですよね、ヤッシーは。

でも古田さんは、そんなうるさいヤッシーを、
トホホな感じで、眺めていたいんですよ、たぶん。
「マジでうぜぇな」とは思うけど、「でも嫌いじゃないよw?」みたいな。

『パンドラの鐘』の話がウケる。
「野田版と蜷川版、負けたのは八嶋の役だけだ!他は全部勝ち!」
とか、そんなこと言ってた気がする。

松重さんをトロイ、ぬぼーっとした役として使ってたのも面白かったな。
コワモテの、テンポが遅いキャラ。

ナルシはどうやらゲイだった。
古田さんとできてるゲイ。ふるちんはバイらしい。
どんな舞台だよ。

まぁ、今日一番面白かったのが、古田さんが柱を持ってくるっと一回転する時に、
ツルっと滑ったことですかね。
あまりにも綺麗にこけたんで、演出の一部かと思ったけれど、
「靴が、靴が・・・(ぬげた)」つって、本人も、周りも笑ってたので、
マジごけだったのかとw
あの綺麗なこけかたを見て、
『あぁ、この人はあんな体格だけれども、実は動きがキレイな人なんだよな。』
ということを実感して、改めて古田新太が好きになりました。

もうちょっと、あの床下のゾンビみたいなのが話に生きてくることを期待したし、
もうちょっと、色々怖がらせてもらえることも期待したし、
もっともっとはたくさんあるけれど、テンポの良い軽い会話は魅力的だと思った。
この軽い笑える会話プラス、役者陣の力業で、見て損はない舞台にはなってるかな。
とにかく、この人たちを見るだけでも価値があるでしょう!
Comment
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★マキさん★
おぅ!私の書き込みが甘かった!
パンドラネタは劇中にはなかったです。
古田さんがメディアに出たときに度々口にしているというだけで。
古田さんの出演番組とか、インタビューとか必ず見ている訳ではないのに、
何度もこの話聞いてる気がするんですよね。(笑)

初笑いは同じ場面だったと思います。
私はここがまず笑えなくってですね、引いていったんですよw

おばあさんはそうか!なるほど!
ありがとうございます!
ちょっとそういう死にまつわる悲しさというか、
虚しさも感じさせたかったのかなぁ~とも思ったんですが、
でも弱かったのは否めないかな、と。
『鈍獣』を生で見てみたかったなぁ!

★ミキさん★
あ、私はその番組見てないですよ!
なのにネタを知ってるって事はやっぱり、
「パンドラは八嶋だけが負けた!」言いまくってますね、古田さん。(笑)
ある意味、信頼があるからこんな事言えるんだろうなぁw

『テイクフライト』古田さんが観劇した日、大竹しのぶさんもいませんでした?
フォーラムの客席で二人がじゃれあってるのを見た覚えがw

真面目な話、観客が全てを受け入れちゃダメだと思うんですよね。
どんなに好きでもダメな部分って時にはありますし、
そこはきっちりダメだったよ?と反応で返せる観客でいないと、
結局、役者・観客、お互いに長い目で見てマイナスにしかならない。
生温い歓声なんて、ない方がマシだな、って。
そりゃ、無料で見れるテレビだけで十分だと。

でもやっぱり、好きな役者さんにたいする点数は甘いですけどね~(笑)
ゆりちゃんがそこにいるだけで、嬉しくなっちゃいますからw

またコメントなりなんなりお待ちしております♪
ありがとうございました!

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