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1/28 肝っ玉おっ母とその子供たち

2008年01月29日
kimottama


2008年1月23日『肝っ玉おっ母とその子供たち』@THEATER1010

作:B.ブレヒト
演出:西川信廣
音楽:池辺晋一郎
美術:朝倉摂
出演:草笛光子/田中壮太郎/鍛冶直人/鬼頭典子/大森博史/久世星佳/他 


光子凄いな。

森も凄いし、草笛も凄い。
日本の光子と名の付く女優はみんな凄いのか?

私が最初に見た、おっ母、あの人は一体誰だったんだろう。
同じ人とは思えないよなぁ。
最初に見たときは、
「このままで明日からお金取って上演するなんて詐欺だ。」
ぐらいに、正直思ったんです。
なんていうか、セットの動かし方の手際の悪さとかもそうだし、演技もだし、
とにかく芝居として締りが全くなかったから。
でも、やっぱりあれは稽古だった。ってことなのかなぁー

今日は、今までよりも表情が見えて、なおかつ全体も見渡せるど真ん中席。
草笛さんのおっ母の、目が違う。
前に見たときより更に、肝っ玉が据わり始めた感じ。
目だけでなく、口調も、立ち振る舞いも、歌も、凄みが増していた。

草笛さんがおいくつなのかは知らないけれど、
暗転の時に、誰かに手を引いてもらわなきゃ危ないような年齢なんですよ。
暗転する時は必ず草笛さんを袖に連れて行くためのスタッフさんがいるんですよ。
調べてみたら、今年75歳になられる?

嘘だね。

と、言いたくなるほど、素敵です。

そんな草笛さんを、カーテンコールで待ち受ける久世の姐さん。
草笛さん、素敵だわ~。共演できて良かった~。
と心から思ってるっぽいのが、表情からだだ漏れ。(笑)
草笛さん、一人の挨拶が終わり、出演者
みんなで手を繋ぐ訳だけど、
草笛さんの元にかけよる、姐さんは、すっごい嬉しそうです。

なんか、いいな、そんなに嬉しそうでw

久世姐のキレた演技は、もうそろそろ遠慮したいなー。
『OUT』が見てみたいですよ。
冷酷、クール、知的な久世星佳をそろそろ頼みます。
今までと逆方向にキレる久世さんが見たい。
あと、久世さんの声って、NHKとかドキュメンタリー向きじゃないかな?
ナレーターのお仕事こないかねー

って、話がどんどん舞台とは関係ないほうに。
舞台自体はですね、これは見る上では良くないことだと思うんだけど、
見るたびに何も感じなくなっていきます。
役者さん達の変化で芝居が良くなって嬉しい!とかそういう気持ちはあるんだけれど、
作品自体を突き詰めて考えたいみたいな、そんな気持ちには全くならない。

戦争ってものを客観的に鋭く、表も裏も捉えているんだろうなぁー

とは思うんだけど、それだけで特別訴えてくるわけでもない。
むしろ、淡々と見せたい作品であるような気もするんだけど、
それって、個人的にはあんまり面白くないんだよ。
そっちばっかりに捕らわれて見ていたら、
芝居見てるんじゃなくて、お勉強をしてるみたいになっちゃう。

だから、お勉強の方のスイッチ切っちゃってるんだろうなぁー私。
役者さんの演技しか見てないもん。

「うわ、草笛さんがあんな良い表情してるっ!」とか、
「久世さん、あなたはどこまでいっちゃうのw?」とか、
「カトリンの子の口が聞けない演技、上手いよなー。太鼓の音もいいわー」とか、
そういうことばっかりを気にして、楽しんでる。

ってなところでしょうか。
イヴェットな久世さんを見るのは今日で最後かな。
次もまた1010です。

あ、最後に、1010についてちょっと。
この劇場の何が好きになれないのか、行く度にちょっと考えてた。

で、結論。
お客さんの「気」みたいなものが、分散してしまう劇場なんじゃないかな?
そもそも建物自体に温かみを感じないというか、
演劇を上演する場所としては、静か過ぎる気がする。
なんだか、とってもおとなしい優等生ちゃんな劇場。
綺麗だし、広いし、見易いし良いんだけど、お客さんを受け入れる雰囲気がないというか、
気持ちが盛り上がらないんだよなぁ。

天井が高すぎやしないだろうか。
あの高さがまた寂しさ倍増させるような気がしてならない。
700ちょいしか入らない劇場なのに、
700ちょいの人で埋めるには空間が大きすぎるんじゃないかと。

だから、うっさいぐらいに盛り上がる芝居をやったら面白くなるかもしれないなー
寂しい劇場は嫌だ。
でも、1010はなんだか少し寂しいんだ。
Comment
OUTー!!!
もし再演するようなことがあったら、リピートしますよ(笑)
ナレーターする番組は録画します。
1010、私も同じようなことを思いました。
しかも2階最後列だったので…。
舞台を見せようとするんじゃなくて、客席を綺麗に並べることに重きを置いて劇場を作ったのでは?と感じるようなところでした。
円形劇場で『OUT』を観てみたいです(笑)
★さおりちゃん★
ナレーターはありだよね。
絶対ありだと思うよ、私は。
姐さんの声で、大自然の神秘とかを説明されてみたいw

>客席を綺麗に並べることに重きを置いて劇場を作ったのでは?

あはは(笑)、なんかわかるなぁ。
綺麗なんだよね、綺麗だし見易いのに、活気がゼロなんだよね。

私、初姐さんがよりによって円形最前列だったけど、
ニヤニヤするのを押さえるのが大変だった記憶があります。
しかも私の目の前で歌を歌いだしてね・・・もうテンパるからやめてくれっていうw
それから一途に姐さんファンやってますわ。

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