1/23 肝っ玉おっ母とその子供たち

2008年01月24日
kimottama


2008年1月23日『肝っ玉おっ母とその子供たち』@THEATER1010

作:B.ブレヒト
演出:西川信廣
音楽:池辺晋一郎
美術:朝倉摂
出演:草笛光子/田中壮太郎/鍛冶直人/鬼頭典子/大森博史/久世星佳/他 


お客さんがいるのと、いないのとでは、舞台って全く別物なんだなぁー

いや、きっとそれって当たり前のことなんだけれど、
お客さんが入っていない状態と、
入っている状態を見比べられる機会なんて、そうそうないから。

大学に講師で教えに来てくれている先生が、この舞台に関わっている。
それを知った私が、やたら、
「久世さん、大好き!!」
「もうすっごい久世ファンですよ!私!」
「チケット買ったけど、買い足すつもりもある!」
とかなんとか、うっさく騒ぐもんだから、先生がゲネを見せてくれた。

ゲネで肝っ玉〜を見たときは、もう長くて仕方がなくて、
芝居は単調だして、正直辛かった。
久世姐の出番も少ないしさ。
あと、草笛さんの台詞が聞き取れないことが多々あって、それも不満だった。
肝っ玉おっ母が何言ってるのかわからなかったら、
この舞台、更につまらなくなる。

ゲネを見せてもらってから、ちょうど1週間ぐらいかな。
今日また見に行ってみた。

草笛さんの輝きかたが、違ってたよね。

適度に気が張っていて、でも余裕も感じさせて、
役を見せるんだ!そんな気持ちが草笛さん演じる肝っ玉に宿っているような気がした。
台詞も聞き取れる。(マイク使ってる?)
ゲネの時とは全然違う。
舞台稽古ということで、本番に備えて、力をセーブする役者さんもいるかもしれないし、
その辺のことは、私にはわからないけれど、
でも一つ、確かに違うのは、客がいるか、いないかってことだと思う。
客がいるのを意識することで、輝きが増す。

草笛光子は根っからの女優なんだなぁ。

草笛さんだけでなく、周りの役者さんも生き生きと演じていて、
それだけでも舞台がガラっと違うもののように感じられた。

肝っ玉〜という作品に関しては、すごく先入観が強いかもしれない。
戯曲読んで、レポートを書いた時点で、自分の中で一つ答えが出ているので、
なかなかそれ以外の部分に気持ちが動くことがない。
戯曲からはみ出たものがない上演だから、余計に。

私は、心をこれでもかってほど揺さぶられる作品が基本的に好きなんだけれど、
肝っ玉〜はそういう話ではないんだなー。
戦争が持つ色々な面を、淡々と見せる作品だと思う。
登場人物にも特別に感情移入させようとはしない。
主人公である肝っ玉おっ母は、子供が死んでも泣かないしね。
場面と場面の繋がりがほとんどないところも、苦手だったりする。

短編集、みたいな感じで見れば問題ないと思うんだけど、
繋がった物語として一つ一つを捉えようとすると、訳がわからなくなる。
大竹しのぶの肝っ玉〜を見たときが、まさに訳わからなくなった。(笑)

久世さんのイヴェットは、ゲネのときと大差なし。
おしろいの粉を、煙が目に見えるぐらい大量に播きし散らしていたことぐらいかな、
変わったのは。

ありゃないよ、姐さんw

あと、スイスチーズの遺体が運ばれてくる場面。
ここでイヴェットは、幌車の脇に立っているんだけど、
確かゲネのときは、スイスチーズの遺体や肝っ玉の方に背中を向けて、
何も見ようとはしていなかったと思う。
でも今日は、全てを見ていた。
スイスチーズの遺体も、それを見る肝っ玉とカトリンの姿も・・・
全てを事実として受け止めている、そんなイヴェットの姿が印象的だった。

背中を向けてしまうか、正面きって見続けるか。

それだけでも役の印象って、ガラっと変わるらしい。発見。

それと前回は、私自身がまず久世さんの存在にハラハラしていたので、
なんだか良くわからなくなっていたけれど、
今日見たら、アレだね。本当に娼婦としての色気がないね。

私、久世星佳に色気がないとは、思っていないんだ。
むしろ久世さんが持つ色気が好きでファンやってるようなところもあるし。

でもイヴェットには色気ねぇなぁ〜
なんで、色っぽい動作に色気が出ないんだろうw?
そうじゃない時に、例えば、ふとした瞬間の後ろ姿とかに、
確かに色気を感じさせる人なのにね。

変に姿勢悪くしたり、歩き方を汚くしないで、
イヴェットのだらしなさをもうちょっと自然に出せないものかなぁ、とも思う。
久世さんならできると思うんだけどなぁ。

まぁ、2度目の久世イヴェットもやっぱり面白かったです。

あ、毛皮のストールを、肩にばさっとかけるの、今日やってくれなかった!
あのバサッっていう感じが、めちゃくちゃ格好良くて、面白かったのに。
気まぐれでなく、毎回やってくれ〜

今日は家帰ってから『相棒』も見て、姐さん三昧な一日ですな。
「あの〜・・・」って病室から顔を出した姐さん、可愛かったなー
まんまと、罠にハマっちゃってねw
Comment
こんばんは。久世さまの舞台を観に行けるだけでも羨ましいです。久世さまに会いたいっす!昨日やっと土曜ワイド観れました。もうただただ久世さまだ〜って思いながら観てました。いっぱい民放出てくれればいいのにねって思ってます。来週は相棒が観れるはず!!
★おサリーさん★
以前、コメントしていただきましたが、
おサリーさんは海外に住んでらっしゃるんですよね。
土曜ワイド劇場ご覧になれたようで、良かったです!
『相棒』も面白かったですよー!制服姿の姐さんが見れます。
お楽しみに(o^∇^o)ノ

舞台も自由に見に行ける。
ずっとそういう生活をしていると、その有り難さを忘れがちです。
なんだか自分、欲深いかも…(>_<)
せめてレポはUPし続けるので、
それで少しでも気を紛らわしていただけたら、幸いです。
久世さんの写真って、キメずに自然に写ってる時の方が綺麗に見える気がします。
カメラに向かってちょっとキメてる感じに写ると、多少減るものがあるというかなんというか。

それと同じなのかなぁ、と思いました。
「娼婦です」っていう設定が、久世さんの色気には邪魔なんじゃないかと(苦笑)
久世さんの色気は、予定に入ってる感じのじゃなくて、想定外の色気なのかもしれません。
その何気ないところに物凄くグッとくるというか、そこが好きなんだなぁ。。。

最近の久世さんは、なんかキレ癖がついちゃってんですかね?
面白いです(笑)

♪あたしがまだ17の時〜 (略) あれから5年経ってるんだよ
・・・って、イヴェット意外に若い!?
★青瑪瑙さん★
それだ!絶対それだ!(爆)本当にその通りだ〜。セリフの時代もだし、今回のパンフの稽古写真とかも、自然な笑顔が女らしくもあり、すっごい良い感じなのに(キレた写真も数枚あったけどw)、キメ顔ダメですよね。って、あーダメって言っちゃったよ。

面白いって言っちゃ語弊があるような気もするけれど、でもつくづく面白い役者さんです、久世さん。こんなに見ていてハラハラドキドキする人って他にいないんですよねぇ。(ドキドキだけじゃなくハラハラするところがポイント。)

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