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9/27 ヴェニスの商人

2007年09月28日
venisu


作:ウィリアム・シェイクスピア 演出:グレゴリー・ドーラン
出演:市村正親/藤原竜也/寺島しのぶ
    京野ことみ/佐藤仁美/団時朗/西岡徳馬/他

・・・なんて不快な話なんだろうか。

宗教関係の話とか、一番踏み込めない話ではあるんだけど、
そこは私がバカだってことで差し引いてもらって、
とりあえず、人に唾吐きかけたり、なんかそういうこと自体が不快だ。
自分たち何様だ?同じ人だろ??
時代とか、国が違うっていう感覚の違いがあるにしても、
嫌なものはイヤダッ!

そりゃーシャイロックも復讐したくなるさ。
あれだけやられて怒りを持たないなんて、それこそおかしい。

ただただシャイロックが苛められる。
罵られ、全てを奪われたシャイロックと言う悪者は、消え去り、
苛めていた方は、めでたしめでたしのハッピーエンド。

シャイロックは本当に悪い人なのか?
これだけ見てると正義なんてどこにもねぇ。

シャイロックが完璧に悪人に見えてくれれば良かった。
でもそうは見せていない。
なんだか、どちらの言い分もそれぞれ伝わってくる。
だけど、シャイロックだけがコテンパンにやられる。それが不快。
狙いだったのかもしれないけど、
でもでも、こういう不快感のある芝居は見たくないです。

私は、シェイクスピアが書く女性ってのが大嫌いかもしれない。
殊更、恋にうつつをぬかす女性が嫌い。
だって行動の意味がわかんないんだもん。
からかってるのはわかるんだけど、全然、面白くない。

好きな男を変装したりして騙す。
騙した結果、男は自分の恋人とは知らずに、変装した女に弱みを握られる。
(そもそも気づけよ!!って話なんだけどね。そこはまぁ芝居だからね。)
騙して握った弱みに付け込み、
勝手に泣き喚いて、男を困らせ、弄び、服従させる。

・・・嫌な女じゃないか??

寺島しのぶっていう私の中では±0の女優さんが、
そんな女を演じていたので、役の可愛くなさで評価はマイナス。

私が今まで見てきたシェイクスピアの恋する女性は、
蜷川さんのオールメールシリーズばっかりなので、
例えば、ナリの女装の可愛さとか、
役以外の部分から生まれる可愛らしさがあった。
だから、全体的に見てプラスの評価だったけど、
寺島しのぶが演じているのを見たら、正直腹が立った。
お前のやっていることは意味がわからない、バカかと。

私はあだっぽい寺島しのぶは好きなんだけど、
今日の役みたいに、気品ある、高貴な家柄の美人。
そんな役を演じている彼女には魅力を感じないらしい。
第一、そういう女性に見えない。
あと髪型がおかしい。
時代背景を考えた上であの髪型なんだろうけど、おかしいものはおかしい。

寺島しのぶについていた侍女役の人が、
今日の芝居の中で、一番私好みの演技をする人だったなー。
あの人可愛かったぁ~

藤原竜也はもう一生あぁなのかなぁ・・・
藤原竜也っていう役者は凄く好きなんだけど、あの演技。
もうダメだろうな。固まっちゃってる感じがする。
野田地図出たのに、変わらないし。
もったいないなぁー本当にもったいない。
ずーっと藤原竜也の演技は見ていきたいと思ってるけど、
だからこそ長い目で見てもったいない。

藤原竜也と寺島しのぶのカップルを見ていても何も感じなかったけど、
藤原竜也と西岡徳馬ってのには、正直ドッキドキ。
なんだこの二人。(笑)
私生活でも仲良いらしいけど、なんだこの二人。

ラブラブだった。

カーテンコールの時もラブラブだったので、
それが今日一番面白かった場面!!

竜っちゃんの捨て身の黒塗りとか、老人とかは、置いとく。
あれはもう、お遊びが過ぎると言うか、ファンサービスの域でしょ。
可愛すぎる。
ん?ファンは喜ぶのかな。
私はすっごい嬉しかったけど、あんな竜っちゃん見れてw

さすがだなぁ、と思ったのが市村正親。
この人、勘三郎さんに似ている気がする。
どこが似ているって、野放しにすると笑いにしつこい部分がw
でも、押さえてあげると、凄みのある良い演技をしてくれる。
笑いに走らない演技をすると、
やっぱり、とっても魅力的な役者さんなんだよなぁ~
存在感がある!
市村さんは、西洋人っぽいのもこういう芝居やる上で得だよね。
鬘も衣装も、似合う似合う。

昨日『ロマンス』見て、今日『ヴェニスの商人』を見る。
私日本人なんだなぁ~と強く思う。
井上ひさしの日本語は美しく、ユーモアがあると思うけれど、
シェイクスピアの日本語訳は、美しいとも思わないし、
ユーモアがあるとも思わない。聞いていて楽しくない。

あと役者さんの達の演技にしても、
『ロマンス』に出演していた人たちのが私好みなんだなぁ。
昨日今日と、見事に野田系と蜷川系に分かれたような気がする。
今日の演出は蜷川さんじゃないけどね。
でも、このキャストは蜷川幸雄を彷彿とさせるでしょーw

星組退団者のお知らせで、観劇前にどーんと落ちた上に、
席が私がもっとも嫌う、永遠に斜めを見ていなくてはならない端席だったので、
テンションは最低に近かったです。
だから、↑こんな感想だったりします。
ずっと右向いて芝居見てたりすると、右脳が本気で疲れる気がするんだよなぁー
あんな席で、芝居は見るもんじゃないっ!!

>なっつんさん
ということで、落ちた理由は宝塚なんです。あはは。
何に例えたらいいですかねー、宝塚の生徒の退団発表って、
特別ファンではないんだけど、仲間。
蜷川組で言ったら、例えば大石継太さん的な人が、
「役者辞めます!」っていうのに近いんです。
大好きな人と一緒に舞台を創ってきた人が去っていく悲しみが・・・
ここが美学でもあり、辛いところでもあるんですよぉーw

H&Sは、マツキヨ購入ってとこまで一緒で笑いました。
あれ買いたくなりますよねぇ!?
Comment
はじめまして。観た芝居の感想や意見、アンケートに書くほうですか?僕は実際役者さん全員が読んでるかわかりませんが、観客が感じた事が少しでも伝わればと思い書いています。今回の舞台、不快に思わせないといけない芝居だったんじゃないでしょうか(あくまでも個人的な意見ですが)。あと藤原さんの芝居、舞台が好きで大正四谷怪談から観ていますが、たしかにクセがありますよね。観ていてやっぱり気になります・・・。いつも誰か演出家や先輩の俳優はアドバイスというか、指摘してあげればいいのにと思ってしまいます。せっかくいい物を持っているのに、もったいないですよね。演劇界のためにも必要だと思うんですが。まぁ、そうゆうのも含めて今後も見守り(笑)続けたいと思ってます。  今回の舞台で印象に残ったのは市村さん、大川さん、佐藤仁美さん、藤原さんのお爺さん大公です。
★ひでさん★
とても興味深く読ませていただきました。コメントありがとうございます!

まずはアンケート。
アンケートは、気持ちが大きく揺り動かされた時には書きますが、正直なところ書かないことが多いです。もし観た芝居がつまらなかった場合でも、その理由をうまくアンケートに書ければいいのですが、演じている役者さんには最低限の敬意は払いたいし、でも指摘はしたいし・・・とか色々考えてしまうと、結局、「書かなくていいや~」となってしまいます。でもひでさんのおっしゃる通り、観客の感想を舞台側に伝える手段として、アンケートって一番手軽で、さらに届きやすいものなのかもしれませんね。ちょっと考え直してみなくちゃです。

>不快に思わせないといけない芝居だったんじゃないでしょうか

私もそう思いました。ちょっと記事の後半に書きましたが、個人的にテンションがた落ちの時に、がーぁ!と不快感が襲ってきたので、昨日は特に過剰反応しちゃったかな、と。

藤原君はねぇ・・・そうですよねぇ、やっぱりもったいないですよねー。私もこの辺の問題も含めて、藤原竜也と言う役者を見続けて行きたいと思っています。頑張ってほしいですよね!(笑)

こんな感じで何か見に行くたびに感想書いてるので、また何かありましたら、コメント残してやってください♪ありがとうございましたっ。

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