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8/16 MAHOROBA/マジシャンの憂鬱

2007年08月17日
まじしゃん

2007年8月16日 11時、15時@宝塚大劇場

『MAHOROBA』-遥か彼方YAMATO-
作・演出・振付:謝珠栄

『マジシャンの憂鬱』
作・演出:正塚晴彦

行って来ました、大劇場。
日帰りの話はまた別にするとして、早速感想から。

<MAHOROBA>
謝先生の成し遂げたかったことってのは、なんとなくわかる気がする。
あの、たぶん、

純日本、民族芸能を取り入れた日本だからこそできる、
『ノバ・ボサ・ノバ』をやりたかったんだと思うのね。


土地から生まれる生命力、それが宿った踊り、舞・・・
それを取り入れることで新たにショーに宿るエネルギー。
その輝き。

生きることの輝きを謝先生は『MAHOROBA』で見せたかったじゃないかな。

でも、達成できたかっていうと話は別。

微妙なところだ。

もっと人に頼ってよかったんじゃないかな。
後ろの電飾映像が中途半端で気持が悪い。
宝塚にありがちな「あちゃ~・・・」と言葉が出なくなるような映像でもないけれど、
かといって、満足できるようなレベルの映像でもない。
だったらあれいらないから、他のセットに金かけろ。
この電飾があるせいで、妙に近未来的に見えるんだよな。
表現したいものと合わなくて、ちぐはぐした印象を受ける。

なんかねー新感線見てるみたいだった。

新感線の殺陣・ダンスシーンを45分間見続けている感じ。

ストーリーがあって場面が途切れず続いていくのも、
春夏秋冬を表現しているのも、
色んな地域の民族芸能が使われているのも、
どれもこれもすっごく面白いと思うんだけど、
でもそこから土の匂いがしない
芸能が生きている感じがしない。
よって、ショー自体から強く何かを感じない。
ノバボサは違うんだよね。
映像で見ても、もっと熱い。その熱さがMAHOROBAにはないんだ。

ん~何が悪い~??
目の付け所は、ものすっごい私好みな気がするんだけど、
カチっとハマらないー。
やっぱりあの電飾かな。
あの電飾が一つの原因であることは確かだと思うぞ。

あと、まだまとまりきれてない感じもするかな。

踊ってる側もそうだし、見ている側もだし、
宝塚のクラッシクなショーとはかけ離れた、このMAHOROBAっていうショーに慣れてない。
単純に言うと、拍手がしにくいんだ、このショー
盛り上げるためにも、これはファンクラブさん達に先導してもらいたいな。

中詰めとか沖縄系の音楽で、可愛くって好き。
「ハイハイハイ♪」のところは、拍手もこれに揃えていいでしょう。
初見のお客さんでも、ちょっと聞けばノリで合わせられると思うし。

クマソの国に本気で強そうな人たちがいて笑った。
園加と、越リュウ、つよそぉ~
あれはやばいな。
園加は本当に強いだろう、あれ。側転にドキっとしましたよ。
2人とも格好良かった。
もりえはあんな格好しても、どこか可愛らしさが残るのが、
良くも悪くも気になる。

あさゆひきりの女装。
きりやんの腰つきが色っぽーい。
このショー随所で、踊れる霧矢大夢を堪能できます。
この女装然り、あとコマみたいにくるっくる回ったり、
どっかの武道入った踊りがあったり、スゴイよ、きりやん。
なんだキミのその安定感は。
歌っても良し、踊っても良し、演技しても良し、ホントいい、君。

ラストの総踊り。
これがあったから余計にノバ・ボサ・ノバを持ち出したくなった。
白い鷺の衣装は、綺麗で良い。
曲も良いし、振りも良いし、全体的に良い場面。
でもその前が弱いから、この良い場面が最高に生きてこない。
もったいない。

とりあえず、まだ初日開いて2週間。
もっとまとまってくれば、もっと面白いショーになると思う。

<マジシャンの憂鬱>
芝居の月組の終焉を見たような気持ちです
私の宝塚は、剣幸から始まって久世星佳でピタっと終わり、
そこから10年経った今、またスタートしてます。
この10年間は穴です。今の所は、その穴を努力して埋める気もない。

トップが持つ色ってのは、それがそのまま組の色になる。

あさこさんの芝居って、

薄くて、軽くて、浅い。

『マジシャンの憂鬱』を見て、それをものすっごい実感。
薄くて、軽くて、浅いのがそのまんま格好良さにも繋がってるのが、瀬奈じゅんなんだ。
あぁ、そうだ、きっとそうだ。
でも、それって私のタイプじゃないな。

今までも何度かこう感じたことあったけど、
でも一番贔屓にしている組のトップさんだから・・・
と、やんわりと考えないようにしてた部分があったのね。
でも無理。今日は、無理。どうしても気になった。

瀬奈じゅんの色が、芝居全体にも出てるんだもん。

マヤシビ夫婦の演技が浮くような感じすら受けた。
二人が特別重い演技をしてる訳でもなく、
普通の演技をしてるだけなんだけど、ちょっと空気が違う。
それは芝居全体が軽い。
正塚センセの話もどうかと思うところあるけど、とにかく軽い。

この公演を最後に嘉月絵理が宝塚を去る。

もう私の目に留まる演技派の脇はいなくなる。

芝居の月組の終焉。

絵理さんの演技を見て、
私が大好きな時代の月組が思い出されて、何度か涙出てきた。
なんて惜しい人が宝塚を去っていくんだろうか。

演技派の脇って書いたけど、路線で演技できる人もいないじゃん。
(きりやんはひとまず置いといて)
ゆーひ、あひ、もりえ、マギー、まさき、そのか(は、路線?別格か。)・・・

えーっと??

タカラジェンヌとしては、ゆーひ君を始めみんな好きです。
ゆーひ君なんて、超ビジュアル系だよ。
本当に綺麗。見てるだけで、ポーってなれる。
出戻りあひも、より一層月組に馴染んできた感じがして愛おしいし、
まさきのキラキラっぷりも見ていて楽しい。
そのかのキレのあるダンスは、大戦力だし、
もりえのふわっとしたキャラも、マギーの力強さも、みんなみんな好き。

でもなぁ・・・

どんどん私の好きな月組とかけ離れていくよ。

変化していくのは当然のことだけど、とっても寂しい。

「月組」対する好きと、
今の「月組子」に対する好きがズレてきてるんだね。
私の好きな月組は、ウタコさんから久世さんまでの、あの感じの月組だから。
あの空気は、今の月組にはもうない。
これがずーっと、認められなかったんだなぁ、私。

で、置いておいたきりやんだけど、
きりやんの演技も、あさこ色に染まってきてるよね?
パリ空、マジシャンと、ちょっと突っ走っちゃう系の役が続くきりやん。
きりやんのポテンシャルってこんなもんか?
(あぁ、どんどん霧矢贔屓な文章になっていきますな)
難しいやりがいのある役を、霧矢大夢に!

正塚先生は、毎回さよなら公演設定で話書いた方が面白いんじゃないの?

本当に謎だったのが、もりえの探検家チックな役。
っていうか、もりえの存在が謎だ。
自然を愛する探検家?もりえがコンゴに帰ってから、別人物設定で、
刺客として黒スーツでビシッとあらわれた、もりえさん。
(めちゃくちゃ格好良かったよ)
別人物設定自体は全然アリ。宝塚だし。
そこで私の頭の中には、もりえ=悪い人。と印象付けられる。
が、しかし!
その後の舞踏会で、笑顔で踊ってるもりえがいる。

あ、もりえが舞踏会で何かしでかすのか?

と思ったら、そのまんま笑顔で踊り続けてた。

お前、普通の客かい!!

もりえの役、謎だぁ~

シャンドールにくっついてる5人もパンフ見なきゃ何やってる人か、全然わかんないな。
タキさんが占い師、ゆーひが発明家、絵理さんが探偵、まではわかる。
じゃあ、まさきは?ってかあひのあのキャラは何?
正解はまさき=詩人になりたいと思ってるけど恥ずかしいから言えない子。
あひ=俳優
だったらしいです。へぇー。

話の色んな所であっれ~?と思っても、
それでも私の中の正塚幻想は消えないみたい。
そもそも正塚先生自体が好きだ。格好良い、正塚晴彦。
『バロンの末裔』以来10年ぶりの月組大劇場公演。
となれば、
私のために10年間、正塚に月組大劇場が回ってこなかったんだ。
とか、ちょっと思ってしまう、思わせほしい。
私の宝塚がプツっと切れるのが『バロンの末裔』からなので。

セットとか、色の使い方とかセンス良いな~と思う。
ワインレッドのカーテンの使い方とかさ。
マジシャンっぽく、貴族っぽく、品があってね。

冒頭で、物語にあまり関係のない群舞があったら笑う。

と思ってたんだけど、やっぱりあった。
とりあえず、最初にみんな出しとけ方式か。

きりやんの皇太子役、この役を演じるきりやんがどこまで飛んでいってしまうのか、
それを見に行くだけでも通えるかも。

シャンドールを慕う5人組もヒジョーに可愛い。
まさき目立つ。
マギーとみりおの皇太子ボディーガードも良い。

正塚先生、フィナーレは初演出だったそうで・・・
(歌劇の159P読んで、笑ったよ。)
本当にオーソドックス。
奇をてらって失敗するより、オーソドックスのが何倍も良い。

みりお君が、綺麗な男の子で踊ってるんじゃなく、
綺麗な男役で踊り始めてるような感じを受けた。表情とか、雰囲気とか。
いいぞ、明日海。頑張れ。

11時公演は17列目センター付近で、15時公演は5列目下手で、それぞれ観劇。
5列目ぐらいだとパレードの時の目線が楽しい。
とにかく嘉月絵理!と思って、
パレードの行き帰り、目が合え!と願いつつ絵理さん見つめてたら、
気づいてくれたかな?行き帰りとも微笑んでくれたと思う。
にっしても目が大きいなー絵理さん。
嬉しかった。
それだけで大劇場まで行った甲斐があったってんだ。
だって嘉月絵理の大劇場ラストを見たくて、行ったんだもん。

下手の三人口に入ってた宇月颯君とチョット目があって、
ここからもウィンクもらったような、ただの瞬きだったような。
そそ、ウィンクで凄かったのがまさき。
私にじゃないけど、「パチッ☆」って音がするウィンクを、
ピンポイントで客席に向けてました。
これぞウィンク!なウィンクをして、しかもそれが似合いすぎるまさき。
かわいーなー。
ホントに音がしましたからねー


行って帰って感想UPも完了。
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Comment
お疲れです!
自分も19時以降に新大阪を出たことはあるんですが、そんなに朝早く家を出たことはないですー。
お疲れです!(二回目)

私は超下手の3列目で観ていたので、きりやんの女装腰つきは目の前でした。いやーでもあのシーンは腰つきがなくてもウヒさんですよ!めっちゃツボでした(笑)

本当に宝塚ってトップさんの色で決まると思います。
組カラーがなくなった今、色を決めるのはトップさんですよね。
だから私は、トップさんが替わっても熱くて濃いままの星が好きなんだと思います。(いやまあ、トップさんが好きなんですけどね。汗)
友人報告によると明日へのエナジーの髪型が日に日にすごいことになっているそうです。
そんな報告を聞くと、嬉しくてたまりません(たとえ自分が見に行けなくても…。涙)
★さおりちゃん★
あの時のうひたんは遠かったからなぁ・・・
ゆーひと、きりやんが並んでいると、どうしてもきりやんを見てしまう。

組カラーは、やっぱりなくなったのかね~。
なくなったというか、薄くなっちゃったというか・・・
星は変わらず熱くて、濃いね。
だから私も星好きなんだろうなぁ。
だってまだ星組からは、シメを感じるし。(特定の人を想像させる発言か?笑)

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