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6/28 三人吉三

2007年06月28日
kitisa


2007年6月28日『三人吉三』昼の部@シアターコクーン

作:河竹黙阿弥
演出:串田和美
出演:中村勘三郎/中村福助/中村橋之助/中村勘太郎/中村七之助
    片岡亀蔵/笹野高史

うーんと、なんだったんだろう?
今日の昼の部の公演は。
楽日仕様だったのかなんなのか、すっごく微妙なライン。

勘三郎さんを始めとする役者さん達が、
通路を練り歩いたりしてくれたけど、でもなぁ・・・
私は前回の四谷怪談の楽しか見てないけど、
四谷怪談の楽はもっともっともっと凄かった。

私は何日か前の記事にも書いた通り、
一度とことん落ち込んでいて、
当日になっても100%、その気分が晴れることはなかった。
興奮が半分、興ざめが半分といった気分でカーテンコール突入。
嬉しいし、楽しい。
だけど、楽しみきれない。
こんな気持ちでカーテンコールを見たくなかったよっ。

昼公演のあとに、追加公演が決まっていること。
これ、誰もが知ってることだと考えていたけど、
よくよく考えたら知らない人も結構いたのかも??
私が追加公演を知ったのは、文化村からのメールと松竹からのメールだけど、
それってネットやってなかったら、知らなかったってことだしな。
こんな中途半端な気持ちになるぐらいなら、
私もずーーーっと知りたくなかったよぉ。

お話は因果応報
悪いことをしたら、必ずどこかでしっぺ返しを食らう。
簡単にまとめちゃえばそういう話だ。
そこに役者さん達の悪の色気なんかが加わっていく。

笹野さんは、背中で語れる貴重な役者さんだ、やっぱり。
お坊吉三に対して凄みを利かせる場面は、見ていて鳥肌が立った。

福助さんってのは、奇妙な女形さんだなぁ・・・
存在が危うい。
突き抜けちゃったところで色気を発すると言うか、
なにか人をゾクゾクさせるようなモノを持ってる。
死を前にするとか、狂気に陥るとか、そういう破滅と紙一重の状況になると、
ググっと光るのかも。
何度かそういう場面があって、
そういう場面でこそ得体の知れない色気を放っていて、ちょっと怖いぐらいだった。

とにかく色が綺麗だ。
三方を囲う家のセット。その四隅には柳。
盆の中には水がはっていて、そこに足場がかけられる。
セットは全体的に灰色。くすんだ色。
その中で、着物を着た人間が動くんだから、嫌でも色がはえる。

この盆を回す演出も良かったなぁ~
色んな角度から見得切ってるのが見られて、
しかも盆を回しながら立ち回りとかすると、躍動感が増すように感じた。

勘太郎と七之助、この二人の兄弟が加速度的に面白くなっている気がする。
男と女、二人で居ることの色気がぐっと増してきたような。
この二人を見るのは、本当に楽しい。
これから先、どう成長していくのか、見ていくのさ~年代も近いしね。
出会ってすぐ恋に落ちる場面とか、凄く良かったと思う。
運命的なものさえ感じた。
実際には手を握り合ってはいないのに、
手に引かれているように見せている場面があったんだけど、
これで、目に見えない何かで惹かれ合う二人の姿が良くわかった。

勘太郎はとにかく品が良い。
ポイントポイントをキチっ、キチッと押さえてくるような真摯な芸風が好き。
だからって、真面目すぎるわけじゃなく、柔軟性もあるんだと思う。

ラストシーン、あんなに細かくて綺麗な紙吹雪はないよね。
真っ白な紙吹雪が舞う中、立ち回りをする、三人の吉三。
コクーン歌舞伎はこういうことができるから面白いんだろうなぁ。

カーテンコールでは椎名林檎ちゃんも登場。
本物の犬も2匹抱っこされて登場。
紙吹雪の大噴射もあったし、
昼の部を楽日として扱ってるのかどうなのか、なんだかよくわからない。
で、楽しみたいのに楽しみきれない微妙な気持ちになる、と。

今日はそんな感じでした。
夜の部はどうだったのかな。
まぁ、もうどうでもいいけど。
・・・この、どうでもよくなっちゃったのが、
私にとっての今回のコクーン歌舞伎かも。
コクーン歌舞伎の楽を見る。ってのが6月一番の楽しみだったのに・・・あーぁ。

あ、そうだ、勘三郎さんが『THE BEE』絡みの台詞を言ってくたのが嬉しかったな。
野田さんとの仲良し度を見せ付けられたわ。
ちょうど私、前日BEE見てたし、余計に嬉しかった。
「あっちは脱獄犯。こっちは窃盗犯。」みたいなことを、
歌舞伎調で洒落た感じで言ってくれましたわ。



またまたまた何度言ったかわかりませんが、
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