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6/11 魔法の万年筆 3回目

2007年06月12日
2007年6月11日『魔法の万年筆』3回目@PARCO劇場

脚本・演出:鈴木 聡
音楽:本多俊之
出演:稲垣吾郎 西牟田恵 三鴨絵里子 久世星佳
   山崎 一 阿南健治 小林隆 河原雅彦

5月14日→1回目
5月31日→2回目

こういうことがあるから、舞台って面白いんだよなぁ。

とりあえず、今日はゴローちゃんです。
やっぱりこの芝居の主役はゴローちゃんです。

主役っていうのは、目立つ代わりに責任も重い。
主役がズレていくと、作品全体がズレていく。
もちろん逆のことも言える。
主役が主役として、しっかり舞台に立っていてくれると舞台が生き生きし始める。

今まで2回見てきて今日、3回目。
ゴローちゃんの演技に、ぐっと真実味が増していた
今までどこか空回り的だった苦悩や嘆きの場面・・・
今日のゴローちゃんは、今までと同じじゃない。
ちゃんとパーカーとして苦しんで、哀しんで、嘆いていた。

そのパーカーの心が、デルタに伝わり、芝居全体に伝わったよ

改心の出来だったんじゃないかなー?
明日の東京楽、見ることできないけど、前楽で一番の出来とかもアリな気がする。
って、私が今日でラストだからそう思いたいだけなんだけどさ。
私が前回見た5月31日から6月11日までの間に、
一体、どんな変化があったんだろう?
今日、急にってわけじゃないだろうし。

ホントにゴローちゃんのおかげで、ガラっと良い方向に芝居が変わった。

デルタ役の西牟田さんが、本気でボロボロ泣いていた。
今までも泣いていたけど、泣き方が違うように見える。

当然、毎日、毎公演見ていたわけではないけれど、
最高の日に出会えたような気がして、とっても嬉しい。

この芝居、やっぱりゴローちゃん次第だったんだなぁー。

ファン目線を除いて言うけれど、
『魔法の万年筆』という舞台の中で、変化する必要・余地があったのが、
パーカーと、久世さんのセーラーだったと思う。
他の役は、それぞれ出来上がっていたような気がする。

ゴローちゃんは感情をどう乗せていくか、
久世さんはテンションのコントロールかな。

ゴローちゃんはじわじわと成長していったような感じ。
久世さんはねーちょうど良いラインを越えましたよ。(笑)
ファンとしては、めちゃくちゃ面白かったけど、
舞台全体を考えたら5月31日のセーラーぐらいがちょうど良かったと思う。

こっからはファン目線で行きますよ。

今日、本当に笑っちゃったよ。
交霊術のシーンの客席の声に、私は肩を震わせ笑いました。

まず上手側から、ボソっと

「・・怖いw」

と一言。

そして、背後から、

「この人すごい・・・」

と、とどめの一言。

怖いとか、すごいとか、もーなに。(笑)
確かに私も今日のセーラーは怖かった。
あの人、尋常じゃなかった。

しかも姐さん、大きなアドリブを3回ぐらいぶっ放してましたから。

まず1。

小切手を、パイロットの胸ポケットから出して破く場面。

胸ポケットに手突っ込んで、サクっと小切手を出さなきゃいけないのに、
なかなか小切手を出せない姐さん・・・

「どこに隠したのよ!!」

キレた。
河原さん、ビビってた。

その2。

パイロットとの交霊術シーン。
にんにくロープ辺りでぶつかったのか、椅子が倒れてしまった。
その後しばらく椅子には触れなかったんだけど、
もう一度兄妹二人で椅子に座ろうとする前に、

「椅子!直して。」

椅子指差して、パイロットに命令。

「普通に命令しないでよぉ」

とかなんとか河原さん。
偉そう過ぎる。

その3。

いつ落ちていたのかわからないんだけど、
話の筋に関係ない万年筆が舞台上に落ちていた。
それを発見した姐さん。
自分がその万年筆の近くにしゃがむシーンがあったので、
ついでに不必要な万年筆掴んで、上手に勢い良く投げた。
確かこの後、魔法の万年筆を巡るアクションシーンだったはずだから、
こういう判断って、素晴らしいと思う。

3回もアドリブかます久世姐さんが見れて、おいら幸せだった。
アドリブかます姐さんは、一気に男前度が上昇して素敵だ。
今日は友達と一緒に見てましたが、
「こういうアドリブできるかはセンスの問題だよね。」
なんて、生意気にも語ってみたりしちゃったぜ。

例えばその1の小切手をポケットから出すシーン。

久世さんの一言がなかったら、
見ている私たちは“間”に不自然さを感じて、不安になったはず。
でも一言「どこに隠したのよ!!」って言ってくれたことによって、
アクシデントが舞台ならではの笑いに変換されたし、何より、安心できた。
ファンだから言わせてもらうけれどセンスの問題だ。
頭の回転が良い久世星佳を今日の舞台で堪能できた気がする。

一緒に見た友達ってのが、またなぁ。
時代は違うけれど、でも久世さんの男役時代を知っていてくれる、
昔ヅカファンだった子が一緒だった。

魔法の万年筆が壊れれた!直しに行こう!

っていう場面。
よくよく聞いてみれば男役そのまんまな声で、返事をしてたんですよ。
私は特に何も思わず普通にその返事を聞いていたのに、
隣の友達が、

「なっちゃん・・・今の・・・男役まんまじゃんww」

と言わんばかりに、私のこと見たんだわ。
いや、見るなよ。
目は口ほどにものを言う。
言葉は上演中だから交わさなかったけど、彼女の視線が全てを物語っていた。
だから、私はなんとも思わず聞いてたのに・・・
思わずその返事をリフレインしちゃって、
暗転中に肩震わせて笑ってしまったじゃないか。

河原さんと久世さんのコンビって、すごく良いんだよなー。
役の上での河原さんのヘロっと感と、久世さんの妹なのに姉さんっぷり。
二人で演技してるの楽しそうだし、奇妙なバランス取れてるし、
実はずっとこのコンビが好きだった。
「奇妙な」ってところがポイントですよ。
河原雅彦と久世星佳なんて、異色な組み合わせだと思うんだけどね。
思うんだけど、めちゃくちゃバランス取れてるところが面白くって。
もう、二人のコンビを見ることができないかと思うと、寂しいわ。

今日の公演で初めて私、涙が出そうになった。
今まではいたって冷静沈着に見ていられたのに、
パーカーの想いも、デルタの想いも、両側がから伝わってきて、ウルっときた。

今日一日の締めくくりとして、最高のものを見させて頂きました。
出演者のみなさん、ありがとうございましたです!



明日の東京千秋楽も無事迎えられますよーに。
Comment
続けてすみません(汗)でもやっぱりこっちもはずせないです(笑)

そんなにスゴくなってたんですかぁ!5/31も後列でも結構な迫力でしたよ?姉さんのアドリブは見てみたいなぁw(アドリブ大好き)多少物語からはみ出す程スゴくなってても、ファンならそんな姿を見ているだけで良いですよねぇ~。(良いのか)
★さおりちゃん★
続けて・・・全然かまいまへんよ。(なぜかここで曖昧な大坂のなごり)

まず作品が吾郎ちゃん中心に良くなってたのが一つね。
そして久世星佳ですよ。
ホント、今思い出しても笑える・・・ははは・・・(笑)

私が見る回、毎回カーテンコールで姐さんは三鴨さんと目を合わせて、
ニコッと良い笑顔だったんだけど、
今日はその笑顔の中に、
「今日、いっぱいやらかしちゃったーww」
みたいな意味合いが含まれてたように見えましたよ。

かわいっ!!

そう、可愛いのね、そんな姐さんが。(笑)

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