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6/8 夏の夜の夢

2007年06月09日
2007年6月8日『夏の夜の夢』@新国立劇場

作:ウィリアム・シェイクスピア
演出:ジョン・ケアード
翻訳:松岡和子
出演:村井国夫/麻実れい/他

たまーにこういう舞台がある。
周りには割りとウケているのに、自分だけどんどん引いていってしまうことが。
一度引いてしまうと、加速度的だ。
周りが笑っていることに対して、疑問を感じてしまうから。

自分とは感覚が違うな。そんな印象を持った。

舞台美術は白を基調とした家バージョンと、
森をイメージした螺旋階段が3つある鉄パイプバージョン。
この2つを盆で回して使っていた。
家のセットの時は、真っ白なカーテンで舞台の淵を飾っていて、とても綺麗。
清楚な感じ。
一方、森バージョンセットはというと、
照明の効果と相まって、森の幻想的な雰囲気などが感じられてこれまた綺麗。
森の場面の照明は、木々の間からほんの少しだけ差し込む月の光と言う感じ。
神秘的な雰囲気もあった。

妖精役が動ける人が多かったみたいだ。
オーベロンにつく妖精は、男性。
ティターニアにつく妖精は、女性。
動きに迫力があったし、面白かったりもした。
でも、私、あんまり好きじゃないかもしれない。
なんだかすごく荒くて、大雑把、雑な動きに見えたから。
ダンスの技術的な上手い下手は、私にはわからない。
それでいて、好き嫌いをどう判断するか?っていうと、感覚で判断する。
ぱっと観て好きな人は好きだし、得意じゃない人は得意じゃない。
この判断はできる。
全体的にみんな好きな身体の動きじゃなかった。

だけど、この“動き”の部分が、舞台のポイントの一つになっていたとは思う。
ブレイクダンスっぽいシーンだったり、
ちょっと奇妙な振りがあったり、
妖精たちの動きの場面はとても多かった。
なんともなくこの動きを受け入れられれば、楽しいものとして成立するはず。
もうこれは個人の好き嫌いの問題。
なんか、ちょっと邪悪というか、汚いように感じたんだよね。
考えようによっちゃ、森の怖さとかのイメージに繋がるんだけど、私はどうも。
計算された上での動きだったのかは謎。

生バンドでの音楽は、やっぱり気持ちが良い。
臨場感もあるし、楽しい。
音楽はどれもこれも好きだった。
オケボックスの中にいる、演奏者さんたちも妖精の羽根をつけていて、可愛らしかった。

出ている役者さん、正直、麻実れいにしか魅力を感じなかった。
これが一番の、引いてしまった理由かもしれない。
村井国夫さんは、とにかく声が良いし、台詞もめちゃくちゃ安定している感じだけれど、
こういう系統の人って、私のタイプじゃない。
鹿賀丈史さんとかと同じ感じ。
上手いのはわかるけど、別段魅力を感じない人。
台詞の声や間が良いからだろうけど、するすると台詞が流れていく。
台詞が“意味”より、“音”で聞こえるのが嫌。
“音”で聞こえてくると、ひっかかりが全く無い。
シェイクスピアだったら、その方がいいのかな?よくわからない。

惚れ薬に翻弄されて、あっちこっちに恋する若者4人組。
この人たちもみーんな、下手じゃないし、それなりに上手いと思うんだけど、
やっぱり魅力を感じない。
少々台詞がアレでも、何かじわっとその人自身の魅力が出てくる役者さんのが見ていて面白い。
正統派過ぎるのかな。
シェイクスピアってことで、フト思い出したけど、
Studio Lifeのロミジュリのが、役者さんを見るっていう点では面白かった。
4人のすれ違いが激化するやり取りを見ていても、ワクワクしてこない。

出演者の中に、神田沙也加がいた。
やっぱり気にされて当然な存在だと思う。
この子の動き方がまたダメで、私。
ティターニア側の筆頭妖精みたいな役なんだけど、
バレエのチュチュ?着て、ハイソックス履いて、妖精っぽい動きをしてるんだけど、
常にふにゃっと膝まげて立ってる姿が、なんかなぁー?
軟体生物みたいで気持ちが悪かった。
ただ、顔とか妖精っていう役柄の存在としては可愛いかったと思う。
ちょっとした歌の場面があって、
『どのくらい歌えるんだろー?』と期待していたら、あらら?だった。
音程は外さないけど、圧倒的に声量がない。
声量がないから、歌詞何言ってるかわからない。
確か宮本亜門のミュージカルに出てたよな~?

職人組の場面が一番わけわからなかった。
あれ、面白いか?
いや私も始めのうちは楽しく観てた。
だけど、間延びしてるし、惹きつける力はそこまでないし、
ただただ、くだらない学芸会芝居を、結構な時間見せられて、
だんだんと私は退屈していったのさ。

あくまでも私としては、そんなに面白くなかった。
つまらなかったわけでもないけれど、面白くもなかった。
あ、パック役の男の人が、どーやら一幕で怪我をした模様。
2幕の開演時間遅れてるな。と思ったら、パックが右手固定して出てきた。
パイプにぶら下がったり、動きが多い舞台だったから、大丈夫かな、パック。

さーて、ここからは大好きな麻実れいについて語るかな。
ことある毎に言っている気がするけれど、
去年TPTの『黒蜥蜴』観てから、私は麻実れいにある意味ぞっこんらしい。(笑)
あんなに気品があって、美しくて、豪華で、尚且つ可愛らしい人間を私はこの人の他知らない。
魅了される。って言葉がピタっとハマる。
魅了だ、魅了。
私、この人に、ものすっごい魅了される。
裾が揺れるドレスとか着せるとさ、ものすごい着こなしを見せてくれますよ。
身のこなしの綺麗なこと・・・はぁ~(ため息)。
麻実れいは存在そのものが麻実れいで、役を演じるにしても麻実れいは麻実れい。
彼女レベルならそれでいいし、そうあるべきだと思うの。
見てるだけで別世界に連れてってくれる人です、ターコ様は。
もしね、好きな人に生まれ変われるのなら、
一度、麻実れいに生まれ変わってみたいよ、私。
おこがましくて本当にスミマセンだけど。

私の今の脳みそは『夏の夜の夢』→『PUCK』変換が基本だ。
ロバさんがもちろん出てきたけれど、出てきた瞬間に、
ゆりちゃんが頭に浮かんだ。ま、とーぜんでしょ。
その瞬間だけ、ティターニアは羽根知里。
あ、『PUCK』変換だけでなく、野田秀樹変換も出来る。
日生劇場で今となってはあり得ない、
私のツボ直撃な豪華キャストで上演された『野田秀樹の真夏の夜の夢』。
ハーミア、ヘレナ、ライサンダー、ディミートリアスに当てはまるのが、
毬谷友子、大竹しのぶ、堤真一、唐沢寿明ですよ?
あり得ないわー。
なぜか、ちょっとだけこれを映像で見たことある私。
面白かった記憶がある。
野田版だと、ライとデミだったっけな?が惚れ薬飲んで、
最初にお互いを見て、相思相愛になっちゃったり、
そぼろ(ハーミア)が鏡見て、自分大好きになっちゃったりしてなかったけかな?
でもこの記憶、シェイクスピアとしては間違った記憶かぁw
ホント、ちょっと調べてみたけど、今上演したらあり得ないことになる出演者だわ。

野田さんって言えば今、遊眠社の『小指の思い出』放送されてますね。
最初の踊りまで見たけど、2年前ぐらいかな?
DVDで、こればっかり見てた時期があったからな。
とにかく好きで好きでたまらなかった。
高泉さんも言ってたけど「あ、たくしぃー!!」とかね。好き。(笑)
段田さんと上杉さんの「君、元気良いねw」、「・・・ハイw!!」とか、
「テレビなのに間違わないでよぉー」ってピンクのパジャマ着て、
飛び跳ねる野田さんとか、土下座する上杉祥三とか・・・
下水道と夢が繋がるくだりとか、やっぱり、好きなんだな~

ん?『夏の夜の夢』の話をしてたのに、なんで『小指の思い出』??



ということで(笑)、夏の夜の夢感想でした。
次の観劇は、霧矢大夢『大坂侍』&3回目『魔法の万年筆』かな。
25位以内を目指せ!
良かったらクリックしてやってください。
Comment
今日のは辛口レポだったね。
いや~、気持ちがいいほどの辛口でしたよ! ̄m ̄ 

というか、なっちゃんの順位って、ホントおもしろい。
浮き沈みが激しすぎだっちゅーの!
>25位以内を目指せ!
って、あっという間に越してるし。。。(*'ー'*)ふふっ♪
★なっつんさん★
あれ~自分では、中辛ぐらいに押さえたつもりだったんだけどなぁ・・・(笑)

そうなんですよね、順位。謎なんですよ。
25位以下になって、
「文章が長く表示されるから、25位以内に入れてくださーい!」
と、お願いすると、みなさん押してくださる。

「いつも押してやる気はしないけど、ま、25位以内ぐらいだったら、入れといてやるか。しょーがないなー。」

ってな、読者さんが多いのかなぁ?なんて思ったり。
なんだか、この温度感は私自身にすごく近い気がします。(笑)
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