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1780円のNon-STOP!!

2007年06月08日
昨日、吸い寄せられるように東京宝塚劇場を訪れた私は、
これまた宝塚アンにも吸い寄せられた。

『PUCK』のパンフでも買おうかな~。

などと思い足を踏み入れたけれど、
ちょうど月組パンフコーナーの前に立ち読み中のお姉さん。
友達も一緒だったし、お姉さんがどくまで粘る気分でもなかったので、
さぁーっと店内一周。

私は宝塚アンで紙類は買ったことがあっても、
ビデオは1つも買ったことがなかった。

買わない理由?
理由は、待ってればスカイステージ等で見れる可能性があるし、何より高いから。

何も買うつもりはないくせに、一応ビデオも月組欄を覗く。
だって一昔前の月ファンですから。
あ~久世さんのバウの『Non-STOP!!』だ。
なんとなく手にとって、値札を確認。

1780円。

あれ?思ってた以上にお手ごろ価格。
これ、買いですよね。
買いだわ、買い。お手ごろだもん。
なんでこんなに安い??

なんにも買うつもりなかったのに、
思わず手にとってしまって、値段を確認してしまったら、
ビデオを棚に戻せなくなった。

どうやら私は、とてもこのビデオが欲しいらしい。
身体も心もとても正直だ。
正直過ぎて、いいと思うぞ、我ながら。

「買うわ。」

と友達に一言告げ、レジで会計。

これで、久世星佳トップ時代の全作品集まりましたよ。ひひひっ。

『ミー&マイガール』
『CAN-CAN』
『マンハッタン不夜城』
『銀ちゃんの恋』
『チェーザレボルジア』
『プレスティージュ』
『バロンの末裔』
『グランド・ベル・フォリー』
『Non-STOP!!』

と、まぁこんな感じでございましょうか。
こうやって並べてみると、改めてなかなか魅力あるラインアップ
ビル、銀ちゃん、チェーザレ・・・それぞれ色が全く違う。
だけど、魅力ある役をトップになってから演じてる。
『バロンの末裔』のエドワードとローレンスの2役も、
久世星佳ならではの二役だった。正塚先生のアイジョーを感じる二役。

そして『Non-STOP!!』。

良作・佳作との感想をたびたび目にしていたので、期待していた。
見てみたら、やっぱりその期待を裏切らない。
いや、それ以上かもしれない作品だった。

優しくて、暖かい。

久世星佳の魅力溢れる舞台。
藤井大介の初演出作品。藤井君てハートフルな人なのか?
とにかく画面からも、劇場に流れる暖かい空気が伝わってくる。

私が今まで宝塚を見てきて一番涙を流したのは、
タータンと、グンちゃんの『凍てついた明日』。
これと張るぐらい、いや、やっぱりそれ以上泣いてたかもしれない。

暖かくって、泣ける。
優しさが胸にすーっと染みてきて泣ける。


久世さんを始めとする月組生みんなが、バウホールっていう劇場や、
舞台そのものを大切に思ってるのが伝わってくる。
そういう人たちに対して、劇場ってのは、限りなく優しいんだ。

私も一観客として、劇場って空間が好きだし、大切なんだよな~
で、私が好きになる役者さんってのも、同じように、
劇場を愛して、大切に思ってる人たちなのかもしれない。

ったく、久世星佳、愛されてたのねバウに。
私も今度、良さそうな舞台あったらバウ行ってみよっかな。
絶対、青年館みたいな大味な空間にはならない劇場だと思うんだよね。
勘だけど、この勘は当たる。

「君の芝居にはハートがあるんだ。形じゃないハートがある。」

久世さん演じるラバーに対して、こんな台詞が贈られる場面があった。
その通りだと思う。
それこそ久世星佳の魅力だ。
ラバーという青年はちょっと鈍臭いけど、とっても心の暖かい純粋な良い奴だった。
そのラバーが、役者を目指し、
スターになるまでをショー要素をふんだんに取り入れながら描いた作品。

久世星佳という男役が持つ魅力の一つに、渋さだとか、クールさ、
そういうものが挙げられると思うけれど、
その裏側でこの人が演じる役は、どこか暖かい。

ただ渋いだけじゃない、ただクールなだけじゃない、
人の心を持った上で渋くてクール
ここが魅力。

ラバーって奴は、そんな久世星佳の暖かさを全面に引き出してくれた、
やっぱり良い奴だ。

ちょっとコント仕立ての未沙のえるさんとの場面があったり、
夏河ゆら姉さんとの、大人っぽいデュエットダンスがあったり、
マニア心を多分にくすぐるカップリングがあったりするのも憎い。

絵理さん、樹里、さお太、まほろば遊ちゃん、おっちょん、ゆーひ君、ミズ、タニ

この先もっと輝くことになる、そうそうたる月組男役下級生メンバー。
この下級生男役陣、そして娘役さんたち、出てる子みんながすごく楽しそう。

樹里、おっちょん、ミズ辺りのあて書きも良い感じ。
樹里はうざったいほど熱いラテン男。
おっちょんは、ナルシスト。
ミズはわがままな若者。
どの役も、どこか憎めない可愛らしさを残しているから、
こういう役は下級生時代の人気UPに繋がると思う。

にしても、ミズ!カッコイイー。
ミズのダンスと、久世さんのダンスを比べてみると、やっぱりアレだな。
最近思うんだけど、久世さんってキメの形が格好良く決まらないだけで、
別に踊れてないわけではないと思うんだよね。
ハッタリダンスの格好良さがないだけで、踊れてるんだよ。
でも、ハッタリと技術が両方あるの踊りは、やっぱり格好良くって、目を引くね。
水夏希はこのメンバーの中で躍らせると、一際目立つ。

過去、この公演を実際に見た人たちの感想の中に
「死ぬシーンもあったし、良かった。」
なんていうことが書いてあったのを思い出したんだけど、

死ぬ直前の久世星佳っていいよね、うん。

撃たれた後、刺されたあと、息引き取る間際が素敵。
不謹慎だけど、まぁ芝居ですから、素敵。
ちゃんと素敵に、ファンのツボを押さえた死に様も見せてくれやした。

藤井君、あなたホント、久世星佳の魅力理解してるわ!
エライ!偉いよ!藤井大介!!

あと、カーテンコールの側転!
やっと見れた!って感じ。
もーこれ嬉しぃ~!!
この側転もダンスと一緒でハッタリきかない、一生懸命な側転なんだけどさ、
もう、そういうところ含めてファンになっちゃってるから、嬉しくて仕方がない。
良いもの見させて頂きました。
かなりお気に入りです、『Non-STOP!!』。
元気がないとき、癒されたい時、優しい気分になりたい時、
気が付いたらビデオを再生してしまいそうな、ほっこり作品でした。



友達と久しぶりに話せたし、良いビデオも買えたし、
エルクンバンチェロも堪能したし、昨日はなかなか良い一日だったわ。
クリックよろしくお願いします!

あ、Non-STOPでウルウルしてたら、THE BEEの追加発売すっかり忘れてた・・・
やっちまったよ、やっちまったよ。あーあー。
まぁいっかー。最低1回は見れる訳だしなー。贅沢言うんじゃないよー。
でもあーあー。バカめ、私のバカ。久世のバカ。(おいw)
日本バージョンの売り止め席開放ってことは、
ロンドンとはガラっと雰囲気変えてくる可能性大かもな。
余計、面白そうだ。
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