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*K2*

2010年11月10日
『K2』@世田谷パブリックシアター

作:パトリック・メイヤーズ
翻訳:小田島雄志
演出:千葉哲也
出演:堤真一 草なぎ剛


翻訳劇ってさぁ、むつかしいよねぇ。
日本人の・・・って大きな括りにはできないけど、
少なくとも私の感覚とは言葉が合わなかった。
言葉の中に流れる意識もやっぱり微妙に違ってくると思うので、
その溝を埋めてくれる何かがないと、
もう少しフィットする台詞じゃないと、
良い戯曲がそのまんま良い戯曲として伝わらない気がする。

ハロルドとテイラーってそもそも役名が明らか日本人じゃないから、
そこからのスタートって言えばそうなんだけど、
死が迫った極限の状態に陥っても、セックスがどうのこうの!って、
まくし立てる感覚、ないって、たぶん。
言葉が発せられるのが嫌なんじゃなくて、感覚のズレを感じるのが嫌なのだ。
『え?』って思う。

その辺上手いと思うのは、KERAさんだとか、河原さん、鈴木裕美さんとかじゃないかと。
翻訳された芝居、外国から来た芝居に感じる違和感を、
個性を持ってして埋めてくれる方々。安心する。

舞台美術すっごーー!!
ってのがまず。
その後、演技スペース狭っ~!!
っていうのがくる。
堤さんなんか特に負傷してるし、2畳程のスペースで芝居。
世田パブで2畳。

冒頭客席もスモークまみれになるのだけれど、
本当に雪山に取り残されたら、
先の見えない、あんな霧や、吹雪の中にいなければいけないのかと、
リアルに背筋が凍るような思い。怖い。
心なしか寒い。

飄々とした会話を続ける二人。
でも飄々としているのは、すぐそこに死の実感があるからなのかも。
死ぬことが近くにある、そんな時の思いって一体どんなものなのか・・・
想像しながら二人の芝居を見つめた。
怖いな、とにかく怖い。

もうちょっと狭い劇場の方が面白そうだな、とも思った。
緊迫した、死と隣り合わせの空気を、
もっともっと密に感じたい。

すっごい面白いわけではないけれど、
面白くないわけでもなかったです。

結局ナイロンテープ?で引っ張ったザイルがどうなったのか、
さっぱりわからなかったのは、私がバカだからかなw?

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