*オネーギン*

2010年10月17日
『オネーギン』@日本青年館
<雪組>


わぉ!初日と比べて格段に良くなってるじゃん!
初日の緊張がほどけたのかな。

歌の、曲の綺麗さが際立ったのが要因かと。

ミミが昨日より全然歌えてる!!
喉の調子をベストまで持っていく、
その方法を知るって、きっと難しいんだなぁ。

11:00を見た人たちがしきりに、
「初日より、全然良いよ!」って告げていったので、
まぁまぁ期待して15時を見たら、なるほどねー。

初日も別にそこまで悪かったとか、そういう風には私は思ってなくて。
でも今日の舞台に比べたら、
ピースとピースの間に隙間があったというか、
とにかく今日の方が、カチッとハマっている感覚はあった。

だからオネーギンが最後、自分の生きる道を見出す曲でのカタルシスが増した。
浄化だよねーあの場面は。
彼が出会った人々、別れた人々、みんなが歌う。

『オネーギン』好きかもなぁ。

ニーナとオネーギンの別れのシーンは、
あれもう、何度見ても好きかも。

天舞音さらちゃんを追う形で、
緒月氏がリサをエスコートしつつ、森へと向う。
その二人の後姿が好きです。キタリサ。

もみあげは変えたのか、見慣れたのか。
取ってつけた感は、昨日よりは感じなかった。
もみあげがあること自体が嫌なわけではないので、
地毛と馴染んでくれれば、それで良い。

緒月さんはクラシックな格好似合うな。
フロックコート・・・いや、モーニングコートになるのか?
似合うよねー、もうきちんと二枚目できちゃうもんね。
でもピエールだから、ガルシアだから、小僧だから。
今やれって言っても、やれちゃうと思うから好き。

昔の自分達を回想している時の、思想家氏の顔は絶品。
目輝かせて、理想を熱く信じる、
その子供の時の顔に緒月さん戻る。
いや~、ね、そういう人好きなんだわ、私。

何気、芝居の最後の台詞は緒月遠麻だったよね。

「あら、お友達?」のリサ・ニーナに嫌味がないのが、
私がニーナのこと好きな理由の一つだと思う。
タチヤーナを追っ払おうと思って(笑)、ピタってくっつくんじゃなくて、
そういう時、オネーギンに寄り添うのが
彼女にとっての普通だったからそうしただけで、自然。

引き際を見極めちゃうのも切ない。
オネーギンのことを誰よりも想っていて、知っているからこそ、
あの顔を引き出せない自分の限界を悟っちゃうんだよ、ニーナは。
はぁ、むつかしいね。

オネーギンが最初にペテルブルクに戻ってきた時、
自分の部屋の本を手に取って、息を吹きかけると、埃が舞う。
THE景子'sこだわり。
(小声で)セルゲイさんお部屋そのままにし過ぎだよ!
坊ちゃま帰ってくるのわかってたら、埃ぐらい掃除しとかなきゃだよ!

オネーギンとタチヤーナ、出会いの色の青がとっても綺麗。
この色も、こだわってんじゃないかと。

側転はあすだね。あす君は時折、蘭寿とむだよね。

キング、みうと、りーしゃ、あす、まなはる。
この5人の革命へ!!の歌が、なかなかの迫力なのだ。
でもその破滅に向かいかける炎を鎮めるのが、
緒月さんの歌で、歌にも大きさがあるから、鎮めるだけの説得力がある。

色んな場面のコーラスも綺麗だなって思ったんだけど、どうだろう。

うん、やっぱり、『オネーギン』良いです。
良いと思う。