*表に出ろいっ!*

2010年09月21日
『表に出ろいっ!』@東京芸術劇場小ホール

作・演出:野田秀樹
出演:中村勘三郎、野田秀樹、太田緑ロランス/黒木華(Wキャスト)


タカラヅカは私の信仰だったんだなぁ。
いや、そんなすぐには「だった」なんて過去のことにはできない。
今もなお継続中ではあるけれど、どっぷりではなくなった。
徐々に変化。
『表に出ろいっ!』
あぁ、出るさ、またちょっと出るさ。

9月12日に劇的変化が訪れるわけでもなく、
9月12日も今までと同じ、1日にしか過ぎなくて、
でもその1日、1日で色んなことを感じて、だんだんと変化していく。

好きで好きで好きで仕方がなかったけど、
じゃぱにーずも、でぃすてぃにーらんども、たからづかも、
飢えや渇きを癒してはくれない。
ちいさすぎる男の子たち、まっきーまうす、おづきとおま、ね(笑)。
そんなこと知ってたはずなのになぁ。

宝塚を信じることと、あの書道教室の家元を信じること、
一体何が違うの!?と問われても、
違いなんて明確に答えられない気がした。
本当に命がギリギリの状態に置かれたとき、
精神がギリギリの状態に置かれたとき、
助けてくれる信仰の対象=神様なんて存在しないでしょ。
でも、いると思うこと。
信じることで、なぜだか救われてしまうんだってことを、
大なり小なり実感したことが誰にもきっとあるはずで。

好きだと思う、尊敬する、崇める・・・

何かに救われたい、縋りたいと思う時、その思いの加減が難しくって、
わけわかんなくなっちゃうと、暴走するよね。
結果死ぬよね。

みんなが信じられるたった一つのモノなんてなんもないなぁー
自分自身だってよくわっかんないわけだし、
信じられるものなんてない。なくていい。
水が飲めればいいんだよ。

そう思っても、きっと誰かを好きになっちゃうものなんだろうけどさ。

間違った方向に行こうとする私の首根っこ掴んで、
「いや、あんたさ・・・(笑)」
と割と間違いではなさそうな方向を示してくれるのは、いつも野田さんで。
驚くよ。全く。
7月26日もそうだったんだよ。ことごとく野田秀樹。

太田さんバージョンを先週見て、今日は黒木さんバージョン。
Wキャストをこの目で見ないでどうするよ。
太田バージョンのがカラっとした質感。デフォルメ強調。
黒木バージョンはしっとりした感じ。血かな。血のつながりですかね。
どっちも面白い。
そして太田緑ロランスさんも、黒木華(これで、「はる」って読む綺麗な名前)さんも、
真面目にこれからが楽しみな舞台女優さん。
あえて、舞台を付けるぞ、ここは。

太田さんを見て宮沢りえが浮かび、
黒木さんを見て蒼井優が浮かぶ。
そんな系統。

野田さんのタイプは黒木さんだと思う。深津絵里系でもあるような。
深っちゃん、モントリオールおめでとう!

そんなこんなで野田さんに引っ張られるのが私の運命なんだと信じるのです。
っておい(笑)。

10月見る芝居が全然なくて!
小劇場強化月間にしたいなと思います。
ここ最近見た芝居の中で、
さいたまゴールドシアターの『聖地』が抜群に良かったことも、
ここに書いておく。