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古き良き日本映画。

2007年05月11日
無法松の一生』っていう映画を授業中に見る。
この授業、よれよれのおじいさんが講師の授業で、
このおじいさんもう既に言葉もちょっとよれよれで、正直どうしたものかな。
っていう授業ではあったんだけど、見せてくれた映画はとても面白かった。

薄暗い部屋の中、『眠くなったら寝ちゃお~』ぐらいの軽い気持ちで、
スクリーンに映し出される映画を眺めていたが、
段々寝れなくなって、眺めるどころか、見入る

面白い。

無法松がこれぞ人情。というものを持った男で、
ちょっと惚れる。顔はまぁ別になんだけど。
映画自体も面白かったんだけど、
講師のおじいさん先生が、
ずーっとこの映画を真剣に見ていたその後姿も印象に残ってる。
何度も何度も見た映画だろうに。
それでもやっぱり見たいんだ。

真剣に映画を見つめる背中に共感し、ちょっと感動する。

好きなのが伝わってくる背中。
私もあぁいうババアになりたい。

この『無法松の一生』って、
遊眠社の『ゼンダ城の虜』の無法松(段田安則)のネタの元か。
人力車と「ボンボン」はここから来てるのか。









「間を取りましたね」




いや、ちょっとやってみたくなった。
段田さん演じる無法松が、間を取って、この台詞を言うのさ。

そして宝塚。
私が散々つまらないと騒いだ、96年のTCA。(騒いだ日のブログ記事→ここ
久世星佳がおハナを人力車に乗せて一場面演じてた『永遠物語』ってのの、
元ネタもこれか!

はぁーなるほど!

なんだか尚更良い映画を見せてもらったような気分になった。

そんな変な観点から良い映画。にしなくとも、
この映画は既に名作と語り継がれているものらしい。
いや、確かに名作。今見ても色あせることなく面白いもん。
普遍性がある作品ってずっと人の中に残るんだ。

私はそもそも映画をあまり見ない人だし、
昔の名作を見るなんて、こういう機会がないとまずない。
良い映画に出会わせてもらえたなー

演出に派手さはない。
だけど、人力車の車輪の回転で時の流れを表現したりとか、
一人の男とその周りの人にスポットライトを当てた話の緻密さだとか、
ホント派手じゃなくとも、人の微妙な感情が伝わってくる話だった。
私こういうの好きだなぁ。

無法松に「自分が死ぬなら心臓麻痺だ。」っていう台詞を
何気なく言わせておいて、
その後、直接的に“死”というものを見せずに、
それでもなお一人の無法松という男の“死”を印象付けたのは凄い。
ちょっと写楽考と重なったんだよね。
無法松は最後太鼓を力いっぱい叩くんだ。
その力強い太鼓の音色が、あの写楽の死に様と重なってさ。
生きることの強さや輝きだよね。

う~ん、良い映画だったぁー。



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あ、安寿ミラと森山開次見たさに『LUV』見に行くこと決定。
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