ハプスブルクの宝剣/BOLERO

2010年03月03日
『ハプスブルクの宝剣-魂に宿る光-/BOLERO-ある愛-』@東京宝塚劇場
<星組>


ただひたすら、柚希礼音がスゴイなぁ。
というのに尽きる気がする『ハプスブルクの宝剣』。
確かに最初のソロの時、
例えばスカピンのように民衆の姿を表現するとかあってもいいのかもしれないけど、
チエちゃんが、でっかいので、オーラがでっかいので、
チエちゃんを見て聞いていれば、なんとかなるもんだ。
って気がしないでもない。

ドイツ語訳の律法を作る!

っていう最初の希望に満ちた場面とか、
周りの友人君たちと、柚希さんが醸し出す雰囲気の差のすごいこと。
真ん中に立つってことを、否応なく実感させる存在感。

正直、柚希礼音に「知」のイメージはないのだけれど、
エリヤーフは知的に見える。
ギラギラした野心の裏側にある、孤独。
孤独を埋めるために野心を燃やすしかなかった人。
私がわかるのは、もっともっと小さいレベルでだけれど、
でも、なんとなくその孤独感がわかるような気がした。

苦しんで苦しんで、悩んで、迷って、闘って、
そして最後は自分が創り上げたドイツ語訳の律法に辿り着いて、
もう一度、希望を得る。救われる。

ずっと家族の元に帰りたかったんだろうなぁ・・・
一度ためらってからの弟との抱擁だからこそ、また胸に迫るものがある。

みやるりの弟君が、抑え目ながらいつも的確な演技で惹かれる。
あー、もしかして、みやるりと凰稀さんって、演技の系統が似てるのかも。
みやるりのが押し出しが強いような気がしないでもないけど、
丁寧に、丁寧にその感情を作り上げてるところが、
そこから感じる空気が似ているかも。

凰稀さんもフランツを丁寧に丁寧に演じている。
この人の、一瞬の表情が好き。
『ここでその顔をして欲しい!』って時に、
想像通りの表情で舞台にいてくれたりする。
気持ちがある人。いつも、いつも、そう。

ただ、ハプスブルクの宝剣~♪って歌うところ、弱いんだなぁ。

本舞台で戦う兵士達の迫力に負ける。
かなめ氏の歌で、更に盛り上げることができたら、
あの場面、本当にドラマティックな場面になる。
発展途上のかなめ氏だから、足りないところも、また見ていて楽しいけれど。

どいちゃんがなんかモジャモジャのヒゲつけてて、
そうかと思ったら、バチーン!背中叩いたりしていて、
そこ2役なんだ!と驚きが。
将軍さん?貴族?たちの中に、どんどんイケメン度を増している汐月しゅう君発見。

ショーは、今日、とりあえずパレードで壱城あずさに釣られたのが衝撃的。
上手の真ん中より後ろ目の席で見ていて、
そのくらいの席で、誰かと目が合うなんてないと思って、
気楽に見てたらバッチリ一本釣りされた!!!!

ちょうど延長線上にいた壱城氏。
真ん中にいる凰稀さんとかも見たいけど遠いから、
延長線上に誰がいるのか確認したら、そこに彼が。
お客さん、みんなが真ん中に視線集中している時に、
一人正面見出したら目立つのかな。

オペラなしで目が合って、「あ、目合ったかもー」って確認しようとオペラあげたら、
オペラ越しにもきちんと目が合い、そこから壱城あずさの攻撃スタート。

目は合うわ、微笑まれるわ、ウィンクまでされるわ。
そこまでされたらこっちも他見れなくて、むしろ大歓迎。
明らかに構ってくれてるのが、あっちもこっちもわかるので、
壱城君が上手花道にはけて行く時ももれなく眺めてたら、去り際に2度目のウィンク。

ありがとーございまーす。

まさかの一本釣りに超テンション上がって劇場を後に。
いや、元々、壱城あずさ好きだし。
にしても、こうやって落として、こうやって落ちるんだ。(笑)

よくわからないけど、雪組ってこういうことあんまりない気がする。
やってくれて、あずりんぐらいじゃないかと。イメージ的に。
いや、見てくれるのはあると思う。
でもウィンクされるイメージが全くない。
雪はまったりしてるというか、ほのぼのしてるなぁ・・・
良くも悪くも戦闘意欲に欠ける。
対舞台だとそれはあるんだけど、対お客に対しての戦闘意欲は低いような。
そこが良さでもあり、ちょっとつまらないかも、って思うところでもあり。

雪の次に星を見る機会が多いせいか、なんとなーく違いを感じられて面白かった!

繋ぎ目にセンスを感じないショーです。
場面を一つとってみれば、格好良かったり、華やかだったり、
宝塚のショーで見たいなと思う要素が詰まっていたりするんだけど、
繋ぎのハトが意味わからなくて、良いとは思えません。
あの詩自体が、私には良くわからない。

黒燕尾は、黒燕尾らしくて凄く好きだと思った。
気持ちが良いよなぁー黒燕尾に宝塚を感じる。

宝塚を感じるといえば、アフリカの後で合ってるかな?
白とゴールドの衣装に、羽根を背負って、ゴールドのスターブーツ履いて出てくるすずみん!
上手の銀橋付け根で、あの人に微笑まれると、ふわ~っとする。
幸せな瞬間。

凰稀かなめの色んな姿を眺められるのも幸せかな。

とりあえず、あともう一度見る機会があるので、
それも楽しみに。
星が終わると、もう雪が来てしまうのか・・・
雪組も楽まであと1週間切っちゃったよ。
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