蜘蛛女とえれがんす

2010年02月07日
『蜘蛛女のキス』と『えれがんす』観劇。

私は天才的に感受性が強いような繊細な人ではないし、
何かに苛まれるような思いをすることも別にないんだけど、
荻田作品に触れると、それでも自分の中にそういう感情が“ある”事を、
生々しく実感させられる。

なんでこんな両極端なもん抱えて人は生きなきゃなんないんだろ。
って漠然と哀しくなって、
でもそれでも、暖かい光を感じる時も確かにあって、
切なさと愛おしさが、ぐっちゃぐちゃに入り混じる。

初めて荻田浩一に触れたのは『タランテラ!』。
全く意味がわからなかったけど嫌いじゃなった。
ただ不思議な感覚だけが残ったというか。
今日の劇中劇落ちなのか?っていうラストシーンも「?」がついてしまう感じで、
嫌いじゃないけど付いて行けない。
『タランテラ!』見た時の感覚を思い出す。
自分にもっと鋭さがあればもっとわかりそうなのに、まだ切り込んでは行けない。
いつか切り込めるようになるかな。

あー荻田浩一に触れたなぁ、と。
大好きだなぁ、ワタシ、この人。

と同時にやっぱり今は宝塚が好きだから、彼が宝塚から離れてしまった事が寂しい。
『ソロモンの指輪』、これもぐっちゃぐちゃにされたけど大好きだった作品です。
いつも同じ所をえぐり出される。

『えれがんす』はねぇ、梅沢さんがねぇ、
またねぇ、すっげぇ良いんですよ。(涙)←泣けるぐらい良い

段田さん居て、梅沢さん居るって、シスカンパニーどんだけ。

長すぎる芝居は見たくない。
短い中にドラマがあれば、上演時間で文句を言う人なんているはずがない。

そう、そうですから。
その通り。
潔い1時間30分の芝居ですよ。
らしい、芝居だった。

そして落ち着く客席。
なんだろ、年齢層も幅広く、根本的に芝居が好きな人が集まってるような。

それはそれで良いところだけど蜷川さんはたまにカオス発生するし、
それが居心地悪かったりもするけれど、今日はストン、です。
ふにゃってなれる。

すさまじい破壊力を持った女優陣の集まりだった。
いや、ホントすさまじい、4人とも。
個人個人がすさまじくて、
なおかつ、キャラかぶらないのがまた、すさまじさに拍車をかけるんだねぇ。
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