1/8 ファニーガール

2010年01月12日
2010年1月8日『ファニーガール』@赤坂ACTシアター

上演台本・演出:正塚晴彦(宝塚歌劇団)
出演:春野寿美礼/綱島郷太郎/田中利花/阿部裕/小山萌子/藤浦功一/遠山大輔
   秋山エリサ/ヴァネッサ・ルート/小野妃香里/鴨志田加奈/杵鞭麻衣
   橋あすか/徳垣友子/中村桃花/福田えり/山中美奈/池島優/小原和彦
   加賀谷一肇/清水和博/楢原潤也/港幸樹
   剣 幸/橋本じゅん


ひじょーに嬉しくもあり、不思議な気分で見ちゃう時がありました。

だって、じゅんさんとウタコさんとオサさんが並ぶんだよ!?
これを不思議と言わないで、なんと言う!!

私は剣幸や春野寿美礼の名前を覚える前に、橋本じゅんの名前を覚えました。
じゅんさんが先で、後からウタコさん、オサさん。
でもウタコさんや、オサさんは、急激にスター枠に入ってきた人で、
そのスターと我らが橋本じゅん(なぜか我らがって感じ)が並ぶ、と。

更に演出・正塚晴彦を想像して、面白い、と。

正塚先生がじゅんさんを演出・・・うわー書いただけで、うわー!たのしっ。

見たのか?正塚センセは『蛮幽鬼』見ただろ?
橋本じゅん、2作連続コール&レスポンス。

「あ、俺、新感線見たんですよ。」
「あれ、めっちゃオモロかったから、ちょっとこの場面でやってみてくれん?(笑)」
「フッ。(笑)」

採用。

みたいな、そんな流れか。違うのか。
正塚晴彦と橋本じゅんも面白い。

宝塚と新感線、どちらがホームでもアウェイでもないんだけど、
でも私の中でホームとアウェイが一体化したような舞台。

で、お話ですが、二幕になると盛り上がるナンバーも減り、
芝居に重きが置かれるようになり、
オサさんとファニーと、その恋人・ニックの二人に焦点が置かれるから、
ストレートプレイみたいになっちゃうのね。
気持ちを見せたい部分で、少し退屈感が漂ってしまうのは残念。
単純に時間も長いのかな?

でも、オサさんのファニー可愛い~!
可愛かったし、魅力的でもあったけど、ファニーに関しては、
どこまで笑って良いのか、探ってしまう部分があって、そこがまだ辛かった。

なんていうか、まだ春野寿美礼は良くも悪くもスターなんだと。

変化の過程だろうし、私もスターなオサさんが好きだから、
それもまた嬉しく受け止めるけれど、
例えば台詞上で、馬に似てるだのなんだのってファニーが笑われてたらさ、
ホントこっちはどこまで笑って良いのか、わからなくなるわ。

春野さん自身も、
そしてきっとファンも、変化の過程。

宝塚の男役だった春野寿美礼が良い意味で浄化されて、
女優・春野寿美礼になったら、
その時は、もっともっと心から笑ってしまうと思う。
今はまだ戸惑う。
ファニーと春野寿美礼が重なる部分があったから余計かな。

で、大好きなウタコさん。
パンフを持っていますが、稽古場の写真の表情がめちゃくちゃ良い。
吹っ切れた?自信も感じる。
ウタコさんは、スターを卒業して、女優さん。
地に足の付いた地味だけど華のある女優さん。
ウタコさんとオサさんが共演している、しかも親子っていうのもなぜか感慨深かった。
台詞はもちろんなんだけど、歌声まで暖かくて、
聞かせる歌なんだけど、きちんと歌の中でも芝居してるところが、
たまらなく好き。
ミュージカルの中のウタコさんの歌、もっと聞きたい!

じゅんさんのエディは、ただただファニーの幸せを思い続ける、
優しい、芯の強い男の人だったな。
ニックも認めてしまうところが、らしい。

ニックの網島さんも、ちょっと堅気ではない仕事をする男の危うさとか、色気もあり、
でも、ファニーへの愛も感じたし、良い感じ。

アンサンブルのダンスも、特に歌も満足度高かったし、
シャープになれば、もっと良くなる作品のような気がする。

そういえば、退団後初、オサさんだったのかな。
歌声に痺れました。
男役から解放されたオサさんの歌、
生き生きとしてて、歌ってるそのこと自体がまず凄く楽しそう。
聞き入っちゃう歌声だったなぁ~。
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