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10/5 て

2009年10月06日
2009年10月5日『て』@東京芸術劇場小ホール

作・演出:岩井秀人
出演:菅原永二(猫のホテル)、金子岳憲(ハイバイ)、永井若葉(ハイバイ)、
    坂口辰平(ハイバイ)、吉田亮、青山麻紀子(boku-makuhari)、
    上田遥、町田水城(はえぎわ)、平原テツ、用松亮、大塚秀記、猪股俊明


あぁ、凄い面白かった。
私は、折れてもいいと思うんだ。
みんなが折れて上手くいくなら多少なりとも折れても、
・・・いや、曲げるぐらいかな?
親子と言えども同じ人間ではない。
半分同じ血だけど、半分違う血。
夫婦は他人だから。

前に俳優座かなぁ?
同じような部分に直撃する芝居を見たぞ。
『風薫る日に』か。
家族内の問題を日常感たっぷりで見せてくれた芝居だったはず。

父親の暴力等になんの反抗も示さなくなった母親に対して、
「お母さんは、何かが折れちゃってんだよ!!」
って息子が泣き叫ぶシーンがあったと思う。
(あ、マジでウチの父さん、暴力とかないです!父の名誉の為。笑)

で、私は折れても、曲がっても良いと思う、
それで上手くいくなら、と。

確実にこの芝居の中に、自分のポジションを見出してしまったので、
「あぁわかるなぁ・・・」
と共感しまくり。
で、私はココつかれると弱いので、即涙腺崩壊。
自分が同じように泣いたことがあるから。
兄ちゃんでもあるし、姉ちゃんでもあるし、弟でもあるな。

でも、ちょっと大人になったのかも~?
真正面からぶつかって、折れ曲がったりはしたけど、
それでも自分の家が好きだって思ってるし、
今となっては、その折れ曲がった部分があるからこそ私かも。
みたいな気持ちがある。

小・中学生ぐらいの時に折れ曲がって、
高校ぐらいで「これが、家だから。」と諦め入って、
今はその諦めた部分ひっくるめて、好きでいられる感じ。
弟は私の年齢マイナス-4でこれだから、色々達観しちゃって老人化してるんだな。
絶対そうだ。

芝居がかってない芝居というのが、新鮮で面白かった。
普通に道端で会話してる人たちを見ているよう。

いや、その前に脚本!?

こんな上手い脚本久しぶりに見た!
穴のあった時系列が、後半埋まっていって、
で、きちんと全てが繋がっていく面白さ。

上手いーなんだ、この上手さ~

と終盤しきりに関心。
でも、日常感たっぷりの芝居の中で、
変にこの流れの上手さが浮いてしまうような気がした。
上手すぎて浮く。

必要なんだけど、明らかに伏線張ったな、
って思えてしまうような部分もあって、
そのしつこさが軽減されれば、もっとスッと入り込めそう。

でもとりあえず、凄い。

ただ地味だ。
演劇で、時空超えたい、モンゴルの青い空見たい、
なんかこう、どんどん一緒に潜っちゃいたい!かも。
時間は超えるし、空間も超えるけど、でも地味だ。
上手いけど地味。

ぬあー
この上手さが、もっと宇宙突き抜けるぐらいまで行ってしまっても、
きっと面白いだろうけど、この内へ内へ向う感。
こじんまり収まってしまう感。

んーー

もったいないような、いやいや、そういう人も居るべきだよ!
と思うような。

華がないなーと。
でも華がある人を揃えて、こんな芝居ができるかなぁー
面白かったんだよー
でも、難しいのかなぁ。

もう私は、開演を知らせる時点からツボだったんだけど、
イチイチ会話が面白いです。
深刻さ内包してるのに、クスクス笑えるその軽さがあるのも魅力。

ボケていながらも、家族のいざこざ全てを、
ただ見つめていた祖母。でも彼女もかつて母。
「て」を持って。
あの存在に何を見出すか、なのかな。
見ている最中は、祖母の存在理由が良くわからなかったりもしたんだけど、
でも、最終到達点かもしれないよね、ボケた末に死ぬ。っていうのは。
それまでの全てを忘れちゃってね。

あと、リバーサイドホテルを歌う前、
友達君から、父親にマイクが渡されるのが気になったんだけど、
あれどういう意味だったんだろう。
あそこだけ、友達、一瞬異空間演出されてなかったか?
あの友達も実は後に、家族の父親みたいになり得る。
とか、そんな風にも見ようと思えば見えた。

当日券も3000円ちょっとだったと思うので、
池袋行ったら、フラっと見てみたら良いと思う。
また違うけど、初めてケラさんの芝居を見た時のような、
新鮮な面白さも感じたな。
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