7/23 エリザベート 新人公演

2009年07月25日
2009年7月23日『エリザベート 新人公演』@東京宝塚劇場

本当に、本当に僭越ながら見させていただきました。

まず第一に思ったのが、

みりおトート×かちゃシシィ

ならバランスが取れるなってこと。
場数踏んでいるだけあって、ってか場数だけでなく、
もちろんきっと本人の努力もあってだろうけど、
みりおのトートは、安心して見ていられた。
真ん中に立つ為の美しさや、輝きを、持ち合わせている。

でも、そんなみりおが、もし本公演でトートをやったとして、
それできりやんのフランツよりも、真ん中オーラを出せるか?
っていうと、まだまだ無理だなって思う。
確実に、霧矢大夢よりも弱くなる。

もの凄く「バランス」って言葉が浮かんだ。
どんな舞台もそうだけど、
でも、エリザベートは特にそのバランスが作品をガラっと変えてしまうのかも。

役と役。
役と役者。
役者と役者。
作品と役者。
作品とカンパニー。

全てのバランス。

仮に人のバランスがそれなりに保てたとしても、
個々の力が弱いと、今度は作品の大きさとか深さ、強さに負けちゃって、
人⇔作品
のバランスが取れなくなる。

エリザベート、むずかしー!!!!

今回の新公、まぁ、人バランスはそこまで悪くはなかったと思う。

しずくちゃんのイメージは、私の中で、「私だけに」の逆を行く。

嫌よ 大人しいお妃なんて (なりたそう 大人しいお妃さまに)
なれない 可愛い人形なんて (いや 現時点で可愛い人形みたいだよ)
あなたのものじゃないの この私は (寄り添ってほわほわしてた方が幸せそう)

で、この()のイメージを跳ね返そうと頑張っているのだけは感じたけれど、
でも、なんか別に、自分の意思で生きる!!
みたいな、シシィとしてのエネルギーは全く感じず。

だから、みりおのトートがしずくシシィに惚れる意味がわからない。

ここがかちゃのシシィだったら、対みりおでバランス取れるはず。
まだまだ作品には負けるけど。
例えばあさこさんのトートを10とすると、かちゃは6ぐらいな気がしていて。
で、やっぱりあさこさんのトートと比べると、みりおも6ぐらいかな、と。

シシィが作品の中でしっかり立たないと、
トートがシシィを愛し、追い続ける理由が伝わらなくなるんだなぁ。

みりおのトートは、せり上がってきたその登場を見て、
心がザワザワした。
「あぁ、これからもっとスターになる子だ」
っていう、当たり前のことを、当たり前に実感させてくれた容姿と輝き。
明日海りおが昇っていく階段の一つを見た気がして、ゾクっとした。
これからがまた楽しみで。

みりおが歌えない子だなんて認識は全くなし。
それなりに、ではあっても歌える人認識。
でも、通して真ん中で歌い続けるには、
みりおの実力を持ってしても、全然足りないんだなぁー。
不安定な部分も感じた。
調子的には闇広辺りから、歌い易そうになっている気がして、
「あ、喉暖まったのかな?」って。

フランツの紫門ゆりや君。
シシィとの結婚を決めた時のフランツの年齢設定とか知らないけど、
知らない上でのイメージ。
17歳なフランツ。って感じ。
若いっ。爽やか!良くも悪くも弱々しい!

歌も芝居も特に穴もなく、見た目も格好良い(線細いけど)。
むしろ歌は、歌い慣れれば、良い感じなのでは?
でも、たまに腰が引けてて、このフランツっ。
シシィを抱きしめる時とか、控えめっていうか、まんま腰引けてるというかw
素材は良いんだ。男役頑張れっ!

月組、なんとなくお気に入りというか、良く気にしてる、宇月颯君。
彼、ルキーニ。
これ言うと、まさきに悪いかな。
でも、見た目的にも、全体の雰囲気的にも、
まさきのルキーニと大差ないように思われ。

これも難しいところだよー
現時点でまさきのルキーニと大差ないまとまり感があるのが、
良いことなのかどうなのか。
粗があっても、無駄に勢いとか、空回ってる感があった方が
(まなはるを思い出すな!ここで!笑)、
後々面白い、良い役者になるんじゃないのか・・・

普通にルキーニとしてまとまっちゃってる事が、
逆に物足りなかったというかさ。
新公なんだから、こうぱーっと!

いやでも、これだけ出来る宇月君が頼もしくもあるんですよ。
彼は、なんか良いんじゃないかと思ってるから。

月組下級生、本当にわからない子ばかりでしたが、
印象に残ったのがやっぱり、みっしょん。
美翔かずき。
スッと立ち方からもう男役で、そんな人が新公の中に居てくれると、
「あぁ学芸会じゃない。宝塚だココは。」と安心する。
美翔かずき、安心させてくれた人。
綺麗に立ち姿、男役だった。
だから余計に、なぜにグリュンネ伯爵か、と。

ウチでいうナガさんの役ですよ?
組長の役よ?
せめて革命一派に入れるとかなんとか、なぜ!?

ナガさんは腰らしい?
腰大丈夫かしら。ナガさん。

あぁ、ナガさんの話じゃないんだよ、美翔かずき君の話だから。
ホントなんでだろう。
応援してるから、ホント影ながらになるけど、応援してるから腐らず頑張れ。

あともう一人は翔我つばき君。
「黒天使の中に居るから、見てねー」
と知り合いに言われ、言われたからには見ます!探しますよ!と、
照明暗い中、必死でオペラ使って翔我君を探す。

あぁ、いたいた~と発見し、
まぁ一応、色んな黒天使場面でも一度はチェック入れて見てました。

そしたらなんか一瞬の横顔とかがなぜかツボに入って。
・・・あのね、暗いし、遠いから、明るい舞台で見たら、全然違うかもしれないんだけど、
眉と目が近い所が、贔屓氏に似てるんだ。
眉と目が近ければ、緒月なんですか?私の目、脳みそ。
わかんないけど。(笑)
あと笑った顔が思いの他、可愛くなるところも似てる!?
今度月組見る時、翔我くん、さがそ。明るい舞台でさがそw

で、最後に、この新公も含めて、
これが私にとって4回目のエリザベート観劇だったことを書いておく。

水雪×2
瀬奈月×1
明日海新公×1

4回目。
自分の4回っていう観劇数と、
今、ブログ等で見聞きするエリザベートって作品に対するそれぞれの見方、想い。
今までたくさん読んできた。
自分の観劇数と、その外からの情報とが、
これまたバランス取れていなくて、素直なお客さんでいるのも難しい感じがした。

知識はあるけど、その知識に観劇数も追いついていなくて、
頭でっかちになってる?
素直に『エリザベート』を見ることが難しい。

こんなにバランスがものを言う作品なのに、
宝塚っていうある意味アンバランスな世界で愛され続ける作品。
役に人をあてていくんじゃなくて、人に役をあてていくような世界じゃん、宝塚。
極端な話、どんなに実力があって人気がある研1生が居たとしても、
絶対に本公演で、その研1がトートやシシィを演じることはないんだよ。

上手くは言えないけど、
でもやっぱり宝塚の魅力っていうのも、
このアンバランスさの中にあるような気がするよね。

貴重な新公見れて、良かったです。
宝塚から、良い舞台人がたくさん生まれますように。
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