7/10 桜姫

2009年07月11日
2009年7月10日『桜姫』@シアターコクーン

もう最近は、高っいからパンフレットも買わなくなってしまったので、
昔買った、2005年の『桜姫』のパンフレットを引っ張り出して、
ザッと目を通してみた。

色々と変わってる~?

清玄と権助は二役で同じ役者さんが演じる事がほとんどなのに、
今回は役を分けていたり・・・
色んな変更に読み解く鍵がある気もするんだけど、
結局、そこには辿り着かず。
辿り着きたい!と思うほどの衝動も得られず。

にしても、あらすじ読んだだけでも、すっごい話だ。
ありとあらゆる因果が絡み合って、ごっちゃごちゃだ。
そもそも清玄が稚児と心中しよう・・・ってところから、
もうちょっと今の感覚で見ても、「あー清玄さん・・・」みたいな、
かなり衝撃的だし、
もう一つの大きいポイント、桜姫と権助にしても、
「あーお姫様なのに・・・」みたいな、ねぇ。

自分を犯した男の身体が忘れられなくて、
それで腕に入れ墨彫るお姫様ですよ?
で、しかもその焦がれる男が自分の最大の仇で、
桜姫自身は、清玄と心中しようとした稚児・白菊丸の生まれ変わり、と。

えらいこっちゃ。(笑)

そのえらいこっちゃをいっぱい楽しむのが、この芝居の面白さなんだと思う。
物語を動かすのは、結局桜姫の持つエネルギーにあるはず。

七之助は足りてない気がした。
綺麗ではあるけど、肝心な部分までどうしても響いてこない。
友達、
「七之助はね、頭の軽い、でもものすっごい綺麗なお姫様役とかが。
 一番似合うと思う。」
と言っていて、なんか納得。

この『桜姫』、七之助の為の演目なんじゃないかと思えた。
大きな役をやってみろ、と。
体当たりでぶつかって何かを得てみろ、と。
その七之助の挑戦を周りで皆が固めている。
そんな芝居かな、と。

なんだか、現代版にしても歌舞伎版にしても、
めちゃくちゃ戯曲読み込んだ人の、レアな解釈。
「あーあ~・・・読もうと思えば確かにそうともとれるかぁ・・・」
っていう、正統から少しズレたような解釈の元、立ち上がった芝居。
って感じがして。
読み込まれ過ぎてて、逆に普通にはわからなくなってるような。

あくまでもそういう感じがする、ってだけなんだけど。

一緒になってその深い所まで探っていけたら、
すっごく面白いと思うけど、
そこまで一緒に潜るエネルギーは、今、自分の中にはなく。
ちょっと上っ面だけなぞって、見ちゃったようなところもあるかな。

それなりに面白かった、で終わった感じ。
Comment
No title
歌舞伎版見てきました。
現代版に続いて、今回も笹野さんのお茶目な演技に楽しませてもらいました~。
リンクしてる所も幾つかありましたね。
ブルーハワイを「青い常夏」と言っていたのは笑えました。

現代版と歌舞伎版とでは同じ場面でも違う見せ方をしていたり、
ラストも全く違っていましたが、最後までずっと見比べてしまい
歌舞伎版の芝居に入り込めないで見てしまった気がします。
単純に私が現代版の役者さん達が好きな人ばかりのためかもしれませんが、
個人的には現代版の方が楽しめました。

七之助さんのお姫様の時の桜姫は本当に綺麗でしたし、
女郎になってからとの違いを上手く演じていたなと思いました。
No title
★ごまさん★
笹野さんは、毎回いつ見てもお茶目で素敵です~
まぁ、笹野さんを見るって言っても、中村座見に行った時ぐらいなんですが、
完璧投げキス貰ったこととかもあって、友達とキャーキャーした23歳。(笑)

「青い常夏」!!
私も笑いました。
客席全体の反応は薄かったですが、
『ここで、フフっと笑えるのは現代版も見た観客だけだよ!』
とほのかに優越感w

見比べるから話に入り込めなかった・・・

確かにそういうこともありますよねぇ。
私はやっぱりどちらかと言うと、歌舞伎版のがわかり易く感じたので、
入り込み方も、そのわかり易さに比例したかな、と。
もう一回、今、現代版に戻りたいですね。正直。(笑)

七之助は綺麗ですよね。
綺麗なんですけどね。
今回、七之助の成長の為にあえて、この桜姫って大役をぶつけたのかな?
なんて思いました。兄貴に負けんな、って。

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