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6/23 アンドゥ家の一夜

2009年06月25日
andolu

2009年6月23日『アンドゥ家の一夜』@彩の国さいたま芸術劇場

作:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
演出:蜷川幸雄
演出補:井上尊晶
出演:さいたまゴールド・シアター


死ぬ時は、みんなに笑われて死にたい!!

なんか、いいな!
いいわ。

と思ったラスト。

「死ぬときゃ最終的に笑われたい。」

そう思ったら、ずっと押さえてた感情というか、
日々、なんだか堪えよう、堪えようとしている部分、
踏ん張っているところ、頑張らなくちゃって気持ち・・・
その辺が不意に決壊しそうになって、
ダーダー涙が出てきそうな感じに。
だってさ、今がどうであろうと、最後は死んじゃうんだもん、みんな。

でも終演が近いのは、もうわかりきっていて、
ここでダーダー泣いてしまったら、すぐ明かりがついてしまい、
『なんであんなアイツ泣いてんねん。』
ってことになりかねなかったので、ちょっと押さえました。

でもなぜか決壊しそうになったのは確か。

ぶっちゃけ、ゴールドのみなさま方のが、ワタシよりも「死」に近い。
私も急に事故とかで命を落とすかもしれないけれど、
普通に寿命を全うするとしたら、どう考えても私より、
ゴールドの役者さんのが、「死」に近い。リアルに。

その妙な、重みのあるリアルさを持った人たちが、
色んな事、色んな気持ち抱えながら、一人の男性の死と向き合う。
たどたどしい演技をしながら、向き合っていく。

上手く言えない魅力を感じる、さいたまゴールドシアターからは。

蜷川さんの演出(いや、でも演出補の井上さんががほぼ見てるのかな?)なのに、
たどたどしい演技なのに、結構しっかり笑えて、安心した。
おそらくケラさんが事細かにト書きやらを書いていたんだと思う。

トマリがアンドウに「近くに来い」って呼ばれて、
近くに来すぎて、どかされるのとか、
あれは蜷川さん方面から出てくるモノじゃない気がする。
ケラさん。

「さして興味のない秘密を~」

って台詞とか、
なんていうか、変な謙虚さ、ブラックなクスクス感もやっぱり好き。

台本出来たのは、例のごとくギリギリで、
公開プロンプターという見たことがない方法で、
バックアップをしつつ、な公演。
プロンプが入ると、芝居の世界から現実に戻されてハッとする。
でもそのハッとする瞬間すら楽しんでしまおう、とも思える。

だけどプロンプが入ったのも、本当に数える程で。
ビックリするぐらい芝居になっていたよ。
良く台詞覚えたな、って。
覚えただけでも、ホント凄いと思うのに、芝居になってるのだ。

ポルトガルに住むアンドウ先生。
かつて演劇部の顧問。
危篤の知らせを受け、集まる元演劇部の生徒達。
アンドウの容態を見守る医者。
隣に住むポルトガル人。

みんな色々と内に抱えたモノがある人達が一同に集まって、
そこからドラマが。
あぁ『どん底』?
『どん底』もそうだったよね。
個と個が繋がって、線の物語になって、また線と線が繋がって・・・
っていうのを『どん底』で楽しんだ。

きっとケラさんは、演出することだったりで、
色んな所から色んな事を吸収している。
最近、それがどんどん形になって表れているのを感じて、
だから毎回ケラさんの作品って面白いんだと思う。
今、一番安定して面白い。

さいたままで行くのが、それほど億劫ではなければ、
ゴールドシアター見に行ってみたら、面白いと思うなぁ。
蜷川さんもプロンプとしてなのか、公開演出家としてなのか、
開演中も劇場を、客席をウロウロ。

そのいつもと違う感じも、ワクワク感をUP。

アホなんだけどそこがまた愛おしくてウルっとくるし、
胡散臭いけど、それが本当だったり・・・
誰にでも過ちはあるし、でもそれすら笑って乗り切っちゃって・・・

そんなもんだよなぁ~
そんなもんで、最期に笑ってもらえれば、
ホントそれだけでいいかも~

ゴールドシアターだったから良かったのかもしれないけど、
でも、もう少し、しっかりした芝居をもって、
この戯曲を上演したら、どうなったのか。
それもちょっと気になったな。面白そう。

ゴールドのみなさん、暑くなってきてます!
上演時間も長いです!
が、最後まで闘い抜いてくださいませ。
楽しかったです。
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