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5/11 楽屋

2009年05月12日
gakuya

2009年5月11日『楽屋』@シアタートラム

作:清水邦夫
演出:生瀬勝久
出演: 小泉今日子/蒼井優/村岡希美/渡辺えり


これはこれでありだと思う。
でも、こうじゃなくもできるよな。

難しい所だ。
私は清水戯曲、蜷川演出と久世さんのリーディング『朝に死す』でしか、
見たり聞いたりしたことがないのかな。
うん、きっとそうで・・・

清水さんの戯曲で私が惹かれるのは、
秘められた情熱、秘めざるを得なかった内なる熱の輝き、
時代の流れに閉じ込められた若い力と、
閉じ込められたことへの苛立ち、焦燥感・・・
上手く言えないけれど、そういう所だと思う。

一瞬解き放たれるけど、その後にすぐ翳りが訪れる所が美しい。
影がすぐ近くにあるから解き放たれた、その一瞬の輝きが映える。

今回もそういう風に取れるなって台詞、たくさんあった。
でも、あえてそういう方向に向って演出はしなかったのかな?

ある楽屋にこもる世代の違う女優達の執念。
命果てても、残る想い。
女優である自分から逃れられない性。

そうかー、あんまり美しさってものを感じなかったんだな。
コトバから生まれてくる美しさを。
清水さんと同じ世代を生きた蜷川さんだから生まれてくる美しさなのかな、あれは。

村岡さんの鏡を前にしての独白とか、
良い感じなのに、そこまで良い感じに聞こえてこなかったのは、
やっぱりそこに辿り着くまでの演出の流れが影響してるんだろう。

笑えたのは楽しかったけど、そこまで笑いがなくてもいいかな?と。

でもやっぱりこれはこれでありだったかな?
とも思うし、難しいなぁ。

小泉今日子さんが、最近メキメキ良い女優さんになっている!
最近舞台に立つようになって、最近同じようにメキメキしている人、
他、挙げるとしたら江口洋介。
二人とも年の重ね方、格好良い。
ずーっと、第一線に居る人たちだなぁ。

えりさんは、あまり舞台で見たことがない、実は。
『ロープ』ぐらいじゃないか?
個性が強い。
舞台上でメイクをしている姿とか、それだけでなぜか圧巻。
台詞を喋りだすと生き生きして、舞台の人なんだなって。

村岡さんが、また素敵でさー。
ナイロン、全員揃えて公演やろーよー。
女優陣がばっちり揃った公演が見たいよー。
峯村さん同様、村岡さんも雰囲気バリ美人女優さん。
妙な風格が。
ステキ。

蒼井優ちゃんは、デズデモーナ以来?(名前あってる?)
ちょっと狂っているというか、ぶっ飛んだ部分も秘めていそうな役で、
それでいて病弱な感じが怖くもある。
可愛い顔して、執念深い。
上手く表現。

二村さんの舞台美術がとっても綺麗!
『アジアの女』とか『ビューティ・クイーン・オブ・リナーン』とか、
二村さんじゃなかったっけかな?(圭史さんだね。留学中だね。)
光の入り方とか、反対の影の出方とか、
細かい所の汚れた感じとか、全体のバランスとか、
ディティールまで凝った感じの舞台美術ですんごく良い。

『雨の夏、三十人のジュリエットが還ってきた』も楽しみだな。
いやでも、これはこれでアリだとは思うんだ、ホント。
でも、見る人が何を求めるか。
そこだよね。

演出・生瀬勝久ってその名前が、
フラットな感想を邪魔してくる、どうしても。
生瀬さんは、役者な生瀬さんのイメージが強いから。
コクーンの『橋を渡ったら泣け』?も見てるけど、でもどうしても。
その辺も難しい所だなぁ。
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