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4/28 神様とその他の変種

2009年04月29日
kamisama

2009年4月28日『神様とその他の変種』@本多劇場

作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
出演:犬山イヌコ/みのすけ/峯村リエ/大倉孝二/廣川三憲/長田奈麻
    藤田秀世/植木夏十/水野美紀/山内圭哉/山崎一


とりあえず、見てきました!
見てきました記録を!

今、作演出、役者、総合的に見て平均的に安定していて、
面白いのって、ナイロンじゃないか?
私はナイロン100℃だと思う。

劇団員の安定感が半端ない。驚く。
特に今回だと峯村さんと大倉くんが凄い。
犬山さんが凄いのは元から知ってるし、峯村さんや大倉くんが凄いのも、
これももう前々からだけど、なんかねぇ、二人とも風格増した?

山崎さんは劇団員(仮)みたいな存在感の出し方だし、凄い、ナイロン。

みのすけさんも良い。私がわかるかぎり夏十ちゃんも良い。
夏十ちゃん、演じる年齢の幅広すぎ。性別も超えすぎ。
遅れながらも犬山、峯村、村岡らに続け、夏十。

峯村さんは最近テレビでも良く見るし、
大倉くんは『パイパー』の印象がまだ残ってるな。
二人とも良い意味で。
大倉君は確実に『パイパー』で一回り大きくなったのかも。
いや、身長じゃなくて。元からひょろ長いし、あの人。

そこに入って行く客演陣。
山内さんは頑張ってた。空気は違うけど馴染む。
水野美紀ちゃんは演技体が合ってないから浮く。
でも役自体、浮いても問題ない役なので、話全体でみるとあんな感じでも全然OK。
山崎さんはもはや劇団員。犬山さんとのコンビはあれ、神懸かってる。

神様はいるか、いないか。
檻に入れられて、殺戮を繰り返すのは動物?それとも人間?

後者については良くわからない。
ただ前者。
神様はいるよ!!
私、帰り道に電車の中でスーツでオッサンな姿の神様に会った!

足痛いなぁ・・・と思って立ってたら、後ろから肩を叩かれた。
知り合いかな?と思ったら全く知らないスーツのオッサン。

「座りな!荷物持ってるし。おじさん、寝ちゃうと困るから!あと2、3駅なんだ!」

って・・・神様いたっっっ!!

私が電車に乗り込んだ時、若干足引きずってたのに気付いたのかな?
それとも酔ってた?

足痛そうにしてるのに気付いて、それで「寝ちゃうと困るから!」、
って声かけてくれたんだとしたら、本当に紳士だと。

見た目じゃないよ、人は。心だ。
オッサンは神の心を持っている。

どんなに世の中乱れても、でもやっぱり人を信じてもいいんじゃないか。

答えは帰りの電車の中で出た。

助かりました。本当にありがとうございました。
オッサン姿の神様。

訂正を加えつつ、追記。
廣川さんがホームレスなのか、神様なのか曖昧な存在で登場。
ちょっとストーリーテラー的な、それこそ操ってます的な雰囲気も漂わせたと思ったら、
下着泥棒っぽかったり、本当に曖昧。

終盤、家に神様?がやってきてからの、
シュールなドタバタ感がとんでもなかった!!
それまで結構ミステリーチックな感じで話は進んでいたのに、
いきなりキタ!!

そのいきなり感がたまらなかったですね。

で、また元の真面目な流れに無理矢理戻してしまったのも凄かった。
もう意味わからなくなってきてたけど、その辺で。

家の中で起こっていることと、その家から見える動物園で起こっていること。
動物園の中では長谷川君による連続殺動物事件が起こり、家の中でも・・・?

原因が歪んだ愛情だったり、
その愛情が注がれる先には、深刻ないじめがあったり、
またその歪んだ愛を包もうとする、もう一つの歪んだ愛情があったり・・・
いじめる側の親は浮気してたりするし、
そういう暗い部分の世の中の流れというか、感情が、
ケラさんテイストでいっぱい詰まっていた作品。

時折聞こえる動物達の鳴き声。
フト気付くと檻のように見えてくる、家の壁。
シュールさや、テンポのある会話に笑いながらも、
ちょっと社会をえぐるような視点も持ち合わせてる。

結末としては、どうもスッキリとはしない。
わかりづらい、っていうか、あれじゃなんなんだか良くわかんなかった、私は。
スッとは理解できない。
でも、理解させよう、ストーリーを起承転結キチッと成立させよう、
そういう思いの元、書かれた戯曲ではない気がするから、
「わかんないなーさっぱり。」と思っても、不快感はゼロ。

私は見ないけど、2回目を見たら、
自分なりの解釈を広げることができる舞台かも。
ちょっとだけ、ケラさん的に新感覚かもしれないと思った。
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