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2/7 しとやかな獣

2009年02月08日
ふふふふふ。

2009年2月7日『しとやかな獣』@紀伊國屋ホール

作:新藤兼人
演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
出演:浅野和之/緒川たまき/広岡由里子/近藤公園/すほうれいこ
    佐藤誓/大河内浩/玉置孝匡/山本剛史/吉添文子


あぁもう、大好きなんですよ、こういうの。

『しとやかな獣』オリガト・プラスティコの中心人物である、
KERA&広岡さんにいろいろ聞いちゃいました


↑イープラスの特集記事のリンクですわ。
ねぇ、本当にケラさん脚本に手加えてないの?
加筆・修正なし?
ホント?本当に?嘘じゃなく?

カッコイイ。

こんな日本映画が1962年に??

素敵。

出てくる人たちが、ほぼみなさん、しとやかに獣でございました。
しとやかなのに、獣。
しとやか、っていう響きがまた良くて、そこから獣って、
ちょっと荒々しくもなって、ね。

映画も見てみたいな。
面白いだろ、これは、絶対に。
背景に戦争で受けた傷とかが垣間見れたりもするんだけど、
そこが話にある意味黒さを与えていて、
その黒さがあるから、また良いのかな?って。

見ていて「弱肉強食」って言葉が浮かんできた。
誰かを食べることができても、また誰かにその人は食べられて・・・
結局一番強いのは誰だったんだろう。
あの夫婦が、もしかしたら一番強かったかもしれないよなぁ。
楽して、お金は手に入れて。

物語はアパートの一室のみで展開。
父、母、息子、娘の4人家族。
父親は事業に失敗していて、お金もなく、妻と共にアパート暮らし。
息子は芸能プロダクションに勤めていて、そのプロダクションの金を横領。
娘は小説家の二号さん。
お金のない父、母は、息子、娘が全うでない手段で手に入れてくるお金を、
ナチュラルに頼りにしていて、まぁ息子、娘もそんな両親に、
若干のお金をあげるのは、ま、少しでいいなら、あげるよ。ぐらいに思ってる節あり。

父、母、そんな生活送ってるのに、飄々としててね。
その飄々としたブラックな面白さを、浅野さんと広岡さんが的確に表現してて。

ケラさんの笑いの間が好き。
見終わる頃には、細か過ぎて覚えてられないから忘れてるんだけど、
ビミョーな間とか、動作が、ツボ。
ちょっと二人して小首を傾げたりだとか、
当たり前でないことを、当たり前に言わせたりだとか、
微妙なニュアンスがいつもツボにハマるから、だからずっと好きなんだよ。

私にとっての初ケラ作品は映像で見た『カメレオンズ・リップ』で、
初生作品は『砂の上の植物群』。
砂の上~から演出のみ作品も含めて、全部見てるんじゃないかと思う。
でもカメリプから惹かれる部分って変わってないのかも。

オリガト・プラスティコ、前回の『漂う電球』も見てて、
これも面白かったんだよなぁー。
広岡さんって、なんであんなにゆるく舞台に存在できるんだろう。(笑)
本当にあのアパートで暮らしてるみたいな、生活感があるんだけど、
そんな生活感を、あの場で出せてしまうことが、恐ろしくもあり。
なんか、すごい、良い意味でも変な人。

ケラさんお気に入りの緒川たまき。
どんどん舞台に染まってきて、また今回も面白い役を。
身体でのし上がっていく、それこそしとやかな狡猾な美しい女。
こんな役が綺麗に似合っちゃうってのも良いなぁ。
和服も似合うんだよなぁ。色っぽーい。

とにかく、あーこれ好きだなぁ~ww
とジワジワ思いながら見てたので、終盤、見ながら顔がヘラヘラしちゃったわ。
あースキだわ~と思って、ニヤニヤとw

上演時間も2時間弱でちょうど良いし、満足度はかなり高い!
やっぱ見に行っておいて良かった!
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