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12/10 太鼓たたいて笛ふいて

2008年12月11日
満員でしたよ

2008年12月10日『太鼓たたいて笛ふいて』@紀伊國屋サザンシアター

劇作・脚本:井上ひさし
演出:栗山民也
出演:大竹しのぶ/木場勝己/梅沢昌代/山崎一/阿南健治/神野三鈴
演奏:朴勝哲(p)


いや~流石だわ。
新国立も良いと思ったけど、
同じようなレベルでサザンシアターも良い。
あとこまつ座、さまさま。
こっち(客)側の目線に立って、
当日券対応をしてくださって、ホントありがたかったっ。
ゆっくりコーヒー飲んで時間潰せて、卒論読み直したりできたし、
チケットもぎる時も、顔覚えててくれて、

「お待たせしてしまってすみません。」

って、いやいやいやいや。
私が早く来すぎて、それでも「待つ。」って言ったのが悪いからっ。

あぁ、なんか嬉しいなぁ、ありがたいなぁ、
って気持ちで、劇場に入ることができて、
で、芝居もホント良くて、楽しい時間が過ごせた。
ありがとうございました。

海外知らないけど、日本の演劇捨てたもんじゃないよねぇ。
良い。
役者が全員良い。(阿南さんは私の好みではないが)
特に女優陣、たまりませんっ。

大竹しのぶはもちろんなんだけど・・・
梅沢さん、神野さん。
もう、この二人ときたら。(涙)

あぁもう涙が出るほど良い。

年齢の話でごめんなさい。
でも、梅沢さんって大竹さんと4つぐらいしか年変わらないんだよ!?!?
それであれって!!!!

梅沢さんが芙美子の母を演じきります。

主役の林芙美子を演じるのは大竹しのぶだ。
彼女なしにこの芝居はあり得ない。
大竹しのぶはこの芝居の中心。

でも梅沢昌代がいなくても、この芝居は成立しない。

大竹しのぶと梅沢昌代だからこの芝居。
なんじゃないかな。
初演からキャスト変わってる?ここ。

あの暖かさ、あのおちゃめな意地悪さ、あの間、あの声・・・
梅沢さん、すんばらしいです。
『SISTERS』なんかも舞台に居る時間は短くても、
その短い間に、作品の雰囲気を決定付けてくれたのが梅沢さんだったよなぁ。
隠しちゃいけない、日本の名女優さんだね。

神野さんは私、最近良く見てる気がします。
で毎回、久世星佳と存在をかぶらせてしまいます。
似てるって、立ち居振る舞いとかが。絶対似てるの。
でも、女声で歌うんだったら、神野さんのが上手いかもw

山崎一氏と並ぶ姿を見て、「ん?デジャヴ?」と思ったら『人形の家』だ。
つい最近見てるじゃん。
クリスティーネと、クロクスタ。

神野さんは声が良いねぇ。
優しい深みのある女性の声。知的。
すっと入ってくる声。
そういうところまで久世さんと似ていると思ってしまう。

神野さんって私の中で年齢不詳の女優さんです。
若いんだか、年とってるんだか、全然わからん。

木場さんがねぇ、またねぇ、上手いんだわ。
そしてべらぼうに声が良いんだわ。歌までもが上手いんだわ。
山崎さんも飄々としたいつもの雰囲気で、
物語を締めたり、緩めたり、自由自在。

日本のトップレベルの舞台俳優さんが揃ってる舞台。

京王新線で一つ隣の駅、初台まで行けば、
またそこにも日本トップレベルが揃った舞台が。
んーやっぱり捨てたもんじゃない。

井上ひさしの言葉に対する責任。想い。
そして自信をまざまざと見せ付けられたような気がした。
大竹しのぶの芙美子を通して見えてくる、書くことへの決意。
みんな、みんな、みんな、そうなんだろうな。
表現する道を選んだ人って、みんなきっとそうなんだ。

この芝居、野田秀樹でいう『パンドラの鐘』とか『オイル』みたいなものだよね?
もっと日常に根ざした演劇になっているだけで、
伝わってくるものとしては、さほど変わりないと思う。

「鯛」がまさか「戦争」見えてくるとは思わなくて驚いた。

この辺りの上手さが、さすが井上ひさしなのかな。
演劇らしいもん、すっごく。

音楽劇ってこういうものだよなぁ。
いやー何に対して言いたいかって、まぁ、あれですがw、
こんなに魅力的に芝居の中で音楽が成立するじゃないですか。
なんで同じ人の戯曲なのに、あっちはあんなになっちゃって、
こっちはこんなに良い感じなの??
しかもこっち、ピアノだけだよ、演奏は。
出演者も6人だけだし。

あとちゃんと笑えるし。
普通にすっごく面白いし。
下品じゃないし。

って言い続けると、どんどん終わった芝居の悪口みたいになってしまうんですがw、
まぁ、作品が持ってる色の違いってのは、絶対あるから仕方がないのかな。
こまつ座として『源内~』とかやるのもちょっと見てみたいかも。
どういう風に雰囲気が変わるのかに興味アリ。

林芙美子って言えば森光子の『放浪記』で、
『放浪記』は色々あって、なんとなくは見ているので、
ちょっと繋げて見てみたりもできて、その辺も楽しかった。
『放浪記』で、放浪しなくなってからがメインになってる話なんだね。

良く出来た戯曲をの魅力をさ、
余すことなく伝えることの出来る役者さんがいてさ、
グッと来る、忘れちゃいけない、幸せな舞台だよね。
グッときたことを忘れちゃいけない。

私も普通に生きていれば、後に残される者になる。
だから残される前に、いっぱい見て知っておきたいって思う。
見て知る為に私が選んだのが「演劇」だったんじゃないかなぁ。

あーもう、良いお芝居だこと。
満足です。
Comment
神野さんの声、良いですよねぇ。
大きな声から小さな声まで安定してて、さすがだなって思います。
初めて観た時(久世さんと共演してた時でした)に、泣きそうな顔で笑って
笑いそうな顔で泣くところと、年齢不詳なところが毬谷友子っぽい、って
思ったのを覚えてます。

4つ差でしたか、梅沢さんとしのぶっちは!
それであれですか、うへ~~。
もー梅沢さんについては、すばらしすぎてなにも言えまへん。。。

良いお芝居でした。ほんとに。

毬谷友子と渡辺えり(子)は5つ差ですが、初めて共演した時は親子の役だったそうです。
言われてみれば確かに、あの2人も親子いけそうですよね。
★青瑪瑙さん★
あーあー!
神野さん、毬谷友子と久世星佳足して二で割った感じかも!
久世さんより女らしくて、年齢不詳度も高い!
っていうと久世姐はなんなの?って感じですが。(笑)
とりあえず、神野三鈴、惹かれる女優であることには変わりないですね。
あ、久世さんもねw
今日観てきました&でやっとなつさんの記事がじっくり読めました♪

評判いいのがよくわかりましたよ~本当に役者さんがイイ!実は大竹しのぶの舞台観るのは初めてだったんですが、すごいですね。彼女の当たり役なんじゃないかと思います。特に2幕はねえ・・もう泣きました。

そして梅沢さん!この作品になくてはならない人ですね。あまりに素晴らしすぎて(歌もいい味だしてるし)目が釘付けでした。神野さんがのんちゃんとかぶるのもよくわかります!私も観ながらずっとそう思っててなつさんの記事読んでやっぱり!って(笑)木場さんもいいし(声も歌もいいよね)山崎さんもいいし、阿南さんが好みでないのも一緒だったりして(笑)
パンフ(買う気なかったのに買ってしまった)で井上ひさしも役者さんたちベタ褒めしてたけど、これだけいい人たちに出てもらえたら作者冥利につきるでしょうねえ。

12月はいい舞台が多くて外は寒いけどHOTな気分です♪「愛と青春の・・」「舞台は夢」「ラカージュ」2回目がまだ控えております。観たらなつさんの記事読むの楽しみにしてます!お互い風邪に気をつけて2008年ファイナルを楽しみましょうね。

★baronさん★
大竹さん初だったんですか!!
なんだか、とっても意外!

大竹しのぶもですが、やっぱり梅沢さんですよねぇ~
もう素晴らしすぎちゃって、素晴らしすぎちゃって。
大竹しのぶの林芙美子を生んだ母。
って思わせるのって、相当なことですよねw

神野さんはいつ初めて見たのかよくわからないんですけど、
でも初めて見たときから、「あの女優さん、久世さんに似てる。」って思ってた気がします。
ブログでも何度も「似てる」って、ボソっと呟いててw
でも悔しいけど久世さんじゃ、あの役はあそこまでつとめられないかなぁ~
なんて思っちゃったりもして、でも神野さんも好きですね。

12月は本当に凄い月になりそうです。
私はあとはラカージュと、ケラさんの『あれから』を!


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