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12/21 十二月大歌舞伎 昼の部 夜の部

2010年01月12日
2009年12月21日『十二月大歌舞伎 昼の部 夜の部』@歌舞伎座

昼夜、歌舞伎座に居るのは辛い。
一人『コースト・オブ・ユートピア』だ。(しかも3階B席。狭い。)

昼の部はクドカンの『大江戸りびんぐでっど』、
夜の部は野田秀樹の『野田版 鼠小僧』。

この二人の名前が歌舞伎座に並ぶのであれば、
見に行かないわけには行かない。
でも一日で両方見切ってしまいたかったので、昼夜連続観劇。
そして、一人コースト・・・と。
ずっと一人で寂しかったからたい焼き買って食べた。

大江戸りびんぐでっどは、ゾンビとなった人々を“派遣”と呼び出した所に、
妙な社会性があったとか言えばいいのか、少しハッとさせられた。
けど、そもそも私が睡魔に勝てなかったので、何も言えず。
(『東京月光魔曲』も眠くなるし、ここでもだし、12月しっかりしろ、自分。)

『野田版 鼠小僧』は映像では見た。
三太、重要だ。
清水大希君、上手かったんだ、やっぱり。

とりあえず見ておかねばという気持ちが先走った感じで、
情感とか、こちらもきちんと受け止められた気がしない。

ダジャレ交じりのしつこいぐらいの言葉遊びは、
あえて歌舞伎を意識したからなんだろうなぁ~
なんておぼろげに思う。

突っ走る勘太郎の目明し、あの走り出すと全く周りが見えなくなる、
妙なキャラクターに惹かれる。
勘太郎好きだ。結婚おめでとう。

筋書きに野田さんからの文章が載ってるので、
歌舞伎に限らず、久々、パンフレット的なものを購入。
このパンフレットの野田秀樹の文章ってのが、毎回好き。
上手いよなぁ、面白いよなぁ。
確かにいつまで「さよなら」って言ってるんだろうって思うよなぁ。

今の歌舞伎座に数えるほどであっても、足を運べたこと。
劇場の匂いを感じられたこと。
一つ財産になると思う。

初めて歌舞伎座に入ったのは、それこそ野田秀樹が見たくて、
勘三郎さんのお披露目の『野田版 研辰の討たれ』で、幕見席。
劇場に入った瞬間、ザワザワ血が騒ぐような・・・
そういう瞬間がたまにあって、すっごく好きだから、演劇も好き。
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12/22 曲がれ!スプーン

2010年01月12日
2009年12月22日『曲がれ!スプーン』@紀伊國屋ホール

作・演出:上田誠
出演=石田剛太・酒井善史・角田貴志・諏訪雅・土佐和成・中川晴樹
    永野宗典・西村直子・本多力・山脇唯


なんでも見たい。
特に小劇場強化だ!
ということで、名前だけは知っていたヨーロッパ企画を初観劇。

うーーーーーん。

隣の席の女の子(制服着てたから女子高生っぽい)に気を使った。
中盤以降、気持ちは冷める一方で、全く笑えなかったから。
隣の子は、すごく楽しそうに笑いながら観劇していたので、
私の冷めっぷりが、彼女を嫌な気持ちにしないかと、変な気を使う。

野田秀樹が、あれは、そうか、『走れメルス』をWOWOWで放送した時の、
インタビューだったのかな?
最近の若い作家は、わざとテンポを遅らせたり、ずらして、
妙な間とかで笑いを作る、その間、いらねぇーからイケっ!!って俺は思うのね。
みたいな話をしていた覚えがあって、それを思い出す。

会話の返答を意図的にずらして笑いを生む感じだったので。

最初は新鮮で面白かった。
でも、徐々に肌に合わなくなってくる。
そればっかりはどうしようもない。

超能力者、エスパーが集まる喫茶店。
そこでひそかに開かれたエスパー達の集会w
サイコキネシス、透視、テレポート・・・
様々な能力の使い手が集まって起きるハートフルなドタバタコメディ。

1度では好みかそうでないかは判断しきれないと思うので、
機会があればまたいずれ。

1/8 ファニーガール

2010年01月12日
2010年1月8日『ファニーガール』@赤坂ACTシアター

上演台本・演出:正塚晴彦(宝塚歌劇団)
出演:春野寿美礼/綱島郷太郎/田中利花/阿部裕/小山萌子/藤浦功一/遠山大輔
   秋山エリサ/ヴァネッサ・ルート/小野妃香里/鴨志田加奈/杵鞭麻衣
   橋あすか/徳垣友子/中村桃花/福田えり/山中美奈/池島優/小原和彦
   加賀谷一肇/清水和博/楢原潤也/港幸樹
   剣 幸/橋本じゅん


ひじょーに嬉しくもあり、不思議な気分で見ちゃう時がありました。

だって、じゅんさんとウタコさんとオサさんが並ぶんだよ!?
これを不思議と言わないで、なんと言う!!

私は剣幸や春野寿美礼の名前を覚える前に、橋本じゅんの名前を覚えました。
じゅんさんが先で、後からウタコさん、オサさん。
でもウタコさんや、オサさんは、急激にスター枠に入ってきた人で、
そのスターと我らが橋本じゅん(なぜか我らがって感じ)が並ぶ、と。

更に演出・正塚晴彦を想像して、面白い、と。

正塚先生がじゅんさんを演出・・・うわー書いただけで、うわー!たのしっ。

見たのか?正塚センセは『蛮幽鬼』見ただろ?
橋本じゅん、2作連続コール&レスポンス。

「あ、俺、新感線見たんですよ。」
「あれ、めっちゃオモロかったから、ちょっとこの場面でやってみてくれん?(笑)」
「フッ。(笑)」

採用。

みたいな、そんな流れか。違うのか。
正塚晴彦と橋本じゅんも面白い。

宝塚と新感線、どちらがホームでもアウェイでもないんだけど、
でも私の中でホームとアウェイが一体化したような舞台。

で、お話ですが、二幕になると盛り上がるナンバーも減り、
芝居に重きが置かれるようになり、
オサさんとファニーと、その恋人・ニックの二人に焦点が置かれるから、
ストレートプレイみたいになっちゃうのね。
気持ちを見せたい部分で、少し退屈感が漂ってしまうのは残念。
単純に時間も長いのかな?

でも、オサさんのファニー可愛い~!
可愛かったし、魅力的でもあったけど、ファニーに関しては、
どこまで笑って良いのか、探ってしまう部分があって、そこがまだ辛かった。

なんていうか、まだ春野寿美礼は良くも悪くもスターなんだと。

変化の過程だろうし、私もスターなオサさんが好きだから、
それもまた嬉しく受け止めるけれど、
例えば台詞上で、馬に似てるだのなんだのってファニーが笑われてたらさ、
ホントこっちはどこまで笑って良いのか、わからなくなるわ。

春野さん自身も、
そしてきっとファンも、変化の過程。

宝塚の男役だった春野寿美礼が良い意味で浄化されて、
女優・春野寿美礼になったら、
その時は、もっともっと心から笑ってしまうと思う。
今はまだ戸惑う。
ファニーと春野寿美礼が重なる部分があったから余計かな。

で、大好きなウタコさん。
パンフを持っていますが、稽古場の写真の表情がめちゃくちゃ良い。
吹っ切れた?自信も感じる。
ウタコさんは、スターを卒業して、女優さん。
地に足の付いた地味だけど華のある女優さん。
ウタコさんとオサさんが共演している、しかも親子っていうのもなぜか感慨深かった。
台詞はもちろんなんだけど、歌声まで暖かくて、
聞かせる歌なんだけど、きちんと歌の中でも芝居してるところが、
たまらなく好き。
ミュージカルの中のウタコさんの歌、もっと聞きたい!

じゅんさんのエディは、ただただファニーの幸せを思い続ける、
優しい、芯の強い男の人だったな。
ニックも認めてしまうところが、らしい。

ニックの網島さんも、ちょっと堅気ではない仕事をする男の危うさとか、色気もあり、
でも、ファニーへの愛も感じたし、良い感じ。

アンサンブルのダンスも、特に歌も満足度高かったし、
シャープになれば、もっと良くなる作品のような気がする。

そういえば、退団後初、オサさんだったのかな。
歌声に痺れました。
男役から解放されたオサさんの歌、
生き生きとしてて、歌ってるそのこと自体がまず凄く楽しそう。
聞き入っちゃう歌声だったなぁ~。
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