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一段落

2008年12月11日
雪組楽から約3週間。
雪組公演中は、雪組だけでいっぱいいっぱいで、卒論書く気にならなかった。
『ソロモンの指輪』の毒が回って心奪われ続けてましたので、
千秋楽が卒論書き始めるスタートの合図。

昨日完成形を持って行って、今日またちょっと目を通していただいて、

先生からOKいただきましたー。
やったね。

あとは滞りなく修正して、製本所持って行って・・・提出まで気を緩めず。
明日、製本所行こう、うん。

提出1ヶ月前の時点で文字数的にはゼロ。
友達にも『本気でヤバイよ、それ。』って本気で心配されもしたけど、
頭ん中はゼロではない自信が正直、自分の中にはあったの、です、ね、少しは。

なので、ケロっと素知らぬふりして宝塚に走りました。
大切だったんだ。
私にとってあの時間は。

「最初より、最後の方がオモシロイじゃん。乗ってきた感じがする。」

と先生。

あーそうかも、最後の方が書いてて楽しかった。
戯曲読んで、凄い!凄い!ってキャーキャー部屋で騒いだ後、
その凄さに感動して、テンション上がって、泣きながら要点まとめて・・・
って書くと、私、ものすごい変な人じゃ。

大概、常に変か。

ま、そんなこんなで卒論は終わりそう。って話ですよ。

よーしあとは、観たいもの観るだけだー12月!
ラカージュと、愛と青春の宝塚は手配した。
他、やるべきこともきっとあるんだけど、
気持ちが今、紆余曲折経てとても真っすぐなので、
そういう気持ちに真っすぐ従ってみるのも良いかな、って。

若いということは、見えているその半分の箪笥が、
見えていない壁の向こう半分で何に繋がっていくか、
いかようにも想像できる力である。

と野田秀樹は申しておりました。
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12/10 太鼓たたいて笛ふいて

2008年12月11日
満員でしたよ

2008年12月10日『太鼓たたいて笛ふいて』@紀伊國屋サザンシアター

劇作・脚本:井上ひさし
演出:栗山民也
出演:大竹しのぶ/木場勝己/梅沢昌代/山崎一/阿南健治/神野三鈴
演奏:朴勝哲(p)


いや~流石だわ。
新国立も良いと思ったけど、
同じようなレベルでサザンシアターも良い。
あとこまつ座、さまさま。
こっち(客)側の目線に立って、
当日券対応をしてくださって、ホントありがたかったっ。
ゆっくりコーヒー飲んで時間潰せて、卒論読み直したりできたし、
チケットもぎる時も、顔覚えててくれて、

「お待たせしてしまってすみません。」

って、いやいやいやいや。
私が早く来すぎて、それでも「待つ。」って言ったのが悪いからっ。

あぁ、なんか嬉しいなぁ、ありがたいなぁ、
って気持ちで、劇場に入ることができて、
で、芝居もホント良くて、楽しい時間が過ごせた。
ありがとうございました。

海外知らないけど、日本の演劇捨てたもんじゃないよねぇ。
良い。
役者が全員良い。(阿南さんは私の好みではないが)
特に女優陣、たまりませんっ。

大竹しのぶはもちろんなんだけど・・・
梅沢さん、神野さん。
もう、この二人ときたら。(涙)

あぁもう涙が出るほど良い。

年齢の話でごめんなさい。
でも、梅沢さんって大竹さんと4つぐらいしか年変わらないんだよ!?!?
それであれって!!!!

梅沢さんが芙美子の母を演じきります。

主役の林芙美子を演じるのは大竹しのぶだ。
彼女なしにこの芝居はあり得ない。
大竹しのぶはこの芝居の中心。

でも梅沢昌代がいなくても、この芝居は成立しない。

大竹しのぶと梅沢昌代だからこの芝居。
なんじゃないかな。
初演からキャスト変わってる?ここ。

あの暖かさ、あのおちゃめな意地悪さ、あの間、あの声・・・
梅沢さん、すんばらしいです。
『SISTERS』なんかも舞台に居る時間は短くても、
その短い間に、作品の雰囲気を決定付けてくれたのが梅沢さんだったよなぁ。
隠しちゃいけない、日本の名女優さんだね。

神野さんは私、最近良く見てる気がします。
で毎回、久世星佳と存在をかぶらせてしまいます。
似てるって、立ち居振る舞いとかが。絶対似てるの。
でも、女声で歌うんだったら、神野さんのが上手いかもw

山崎一氏と並ぶ姿を見て、「ん?デジャヴ?」と思ったら『人形の家』だ。
つい最近見てるじゃん。
クリスティーネと、クロクスタ。

神野さんは声が良いねぇ。
優しい深みのある女性の声。知的。
すっと入ってくる声。
そういうところまで久世さんと似ていると思ってしまう。

神野さんって私の中で年齢不詳の女優さんです。
若いんだか、年とってるんだか、全然わからん。

木場さんがねぇ、またねぇ、上手いんだわ。
そしてべらぼうに声が良いんだわ。歌までもが上手いんだわ。
山崎さんも飄々としたいつもの雰囲気で、
物語を締めたり、緩めたり、自由自在。

日本のトップレベルの舞台俳優さんが揃ってる舞台。

京王新線で一つ隣の駅、初台まで行けば、
またそこにも日本トップレベルが揃った舞台が。
んーやっぱり捨てたもんじゃない。

井上ひさしの言葉に対する責任。想い。
そして自信をまざまざと見せ付けられたような気がした。
大竹しのぶの芙美子を通して見えてくる、書くことへの決意。
みんな、みんな、みんな、そうなんだろうな。
表現する道を選んだ人って、みんなきっとそうなんだ。

この芝居、野田秀樹でいう『パンドラの鐘』とか『オイル』みたいなものだよね?
もっと日常に根ざした演劇になっているだけで、
伝わってくるものとしては、さほど変わりないと思う。

「鯛」がまさか「戦争」見えてくるとは思わなくて驚いた。

この辺りの上手さが、さすが井上ひさしなのかな。
演劇らしいもん、すっごく。

音楽劇ってこういうものだよなぁ。
いやー何に対して言いたいかって、まぁ、あれですがw、
こんなに魅力的に芝居の中で音楽が成立するじゃないですか。
なんで同じ人の戯曲なのに、あっちはあんなになっちゃって、
こっちはこんなに良い感じなの??
しかもこっち、ピアノだけだよ、演奏は。
出演者も6人だけだし。

あとちゃんと笑えるし。
普通にすっごく面白いし。
下品じゃないし。

って言い続けると、どんどん終わった芝居の悪口みたいになってしまうんですがw、
まぁ、作品が持ってる色の違いってのは、絶対あるから仕方がないのかな。
こまつ座として『源内~』とかやるのもちょっと見てみたいかも。
どういう風に雰囲気が変わるのかに興味アリ。

林芙美子って言えば森光子の『放浪記』で、
『放浪記』は色々あって、なんとなくは見ているので、
ちょっと繋げて見てみたりもできて、その辺も楽しかった。
『放浪記』で、放浪しなくなってからがメインになってる話なんだね。

良く出来た戯曲をの魅力をさ、
余すことなく伝えることの出来る役者さんがいてさ、
グッと来る、忘れちゃいけない、幸せな舞台だよね。
グッときたことを忘れちゃいけない。

私も普通に生きていれば、後に残される者になる。
だから残される前に、いっぱい見て知っておきたいって思う。
見て知る為に私が選んだのが「演劇」だったんじゃないかなぁ。

あーもう、良いお芝居だこと。
満足です。
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