FC2ブログ

5/26 瞼の母

2008年05月26日
2008年5月26日『瞼の母』@世田谷パブリックシアター

作:長谷川伸
演出:渡辺えり
出演:草 剛/大竹しのぶ/三田和代/篠井英介/高橋長英/高橋克実/高橋一生
    市川ぼたん/梅沢昌代/冨岡弘/神野三鈴/西尾まり/福井博章/野間口徹
    塚本幸男/ひがし由貴/岸昌代/春海四方/遠山俊也ほか


いや、いいんだけどさ~
でも、やっぱりさぁ~

もったいなくない!?

ずらっとならんだキャストの名前を今改めて見て、しみじみもったいないと感じる。
贅沢とも言えるけど、このキャストが揃っていたら、
もっともっと色んな事ができそうなのになぁ。
折角、舞台って形で1ヶ月ぐらい彼らを拘束するんだから、
(これが有意義でないって訳ではないけれど、)
更に有意義な拘束を!とか思っちゃったよ。

初生剛。
この人、とてつもなく不思議な人だぁ。
演技って言えば、演技だけど、そこじゃなくて、
彼は存在感そのものが武器なんだ。
澄んだ深く黒い潤んだ目が印象的だった。
本当に不思議な人。

棒読みっちゃ棒読みのような気もするけど、草剛だからそれで良いっていうか、
そういう存在だと思った、彼は。
吾郎ちゃんの時もそうだったけど、
SMAPを近くで見るって、なんか嬉しくて、ちょっとテンション上がる。
芸能人代表=SMAP
みたいな感じなのかもしれない、私にとって。

初めて聞く草なぎ剛の声。
テレビで聞くより良い声で、意外だった。
「え?こんな良い声してる人なんだ!」と。

ま、でも、全体的に役との間に違和感を感じたかな。
「~だぜ」とか、語尾に「ぜ」って似合わないし、
似合うところまで役を持っていって欲しかったけど、そこまではいけてないし。
だけど不思議な存在感で、やっぱり目を引く人であるのは確か。

で、私は福井博章さんが気になるんだよなぁ。
絶対、面白いって福井さん。
内側に気を感じる人、っていうか、今日もそうだったけど、
斬りかかる前に叫んだ時とか、そういう一瞬に存在がきちんと大きく見える人だよ。
真ん中に持ってこれる華じゃないけど、脇で光る華のある人だと思う。
目に留まる。
今回は、暴れる役だったので、次は冷たい役が見てみたいな。

梅沢さんとか、西尾さん、篠井さん、しのぶさん・・・
女性陣もまた過不足なく上手い人たちだったな。
ちょっと妹役の人が微妙か?ぐらいで。
篠井さんが一番面白いよねw
老婆で出てきたと思ったら、次に食えない剣客で登場。
どんだけ役の幅広いんだ!と。
そもそも性別が違うしw

大竹しのぶを近くでじーっと見てると、面白いねぇ。
喋り方とか最近どの役見ても同じだけど、
それでも面白いもん。
今日も、綺麗にひと筋涙を流して、女優、してました。
女優さんって好きだから、まさに女優してる大竹しのぶが結構好き。
あ、さっき過不足ないって書いたけれど、この人だけ撤回。
「過」な所が好きですよ。

話は、堅気でない世界に身をおく男が、生き別れた母親を探す。
っていう簡単にまとめればそんな話で。
あ、なんか雰囲気が歌舞伎っぽい?
うん、そうだ歌舞伎っぽかったんだ。
世田谷パブリックシアターっていうより、歌舞伎座な芝居ですよ。
一応泣かせどころもあるけれど、
でも特に胸にグッと迫ってくる訳でもないところとかも、歌舞伎っぽい。
歌舞伎が悪いって言うわけじゃなくね、
でも同じような古さを感じたというか。

淡々と進んでいき、場面転換等に工夫はあったけれど、
特に目を見張るような演出であるとは感じず、
本当に淡々とした、でもキャストは地味に豪勢な舞台でした。

あ、なんだかちょいちょい出てくる役名を聞いていて、
『天保十二年のシェイクスピア』を思い出したんだよなぁー
飯岡とか言ってなかった?あと下総~とか。
確か天保も下総の国が舞台で・・・
あの辺のヤクザ?さんたちの下っ端だったのかな、忠太郎も、とか思いつつ観劇。
スポンサーサイト



 | HOME |