書いて整理してスッキリ

2007年12月31日
バイトも今日で終わり!
ファンデーション欲しくて、閉店間際に駆け込んだのにも関わらず、
CLINIQUEのお姉さんがとっても丁寧に対応してくれた!

なんだか、もっと良い気分になっても良いはずなのに、ずっと気持ちが暗いなぁ。
暗いってかイライラしてんなぁー

自分が仕事できないことが全て悪い、自分に全て責任がある。
そう思って、上の人を信じようとしてきた。
自分さえ出来るようになれば、認めてもらえる。
そもそも、出来ないことが悔しいから、
出来るようになって認めてもらいたい。

そう思って一応、私なりに頑張ってはいるんだけど、
一向に認めてもらえたという気配はゼロ。
「好き」をエネルギーに変換させて、働いているけど、
エネルギーが切れると余裕なくなっちゃって、結果イライラすんのねー

私はただ注意されるだけ。
お気に入り(と思われる)子とは、態度が違う(ような気がしてきてしまう)。

要はひがみなんだけどね。
ひがんでしまうような状況にある事が、情けないし、辛いですよ。
こんなひがみもエネルギーが残っていれば、
バネにしてポジティブな方向に持っていくことができるけれど、
ダメなときは本当にダメね。ドーンと落ち込んでいくよ。

私としてはそんなこと珍しいんだけどなぁ~

さっき、
「自分が仕事できないことが全て悪い、自分に全て責任がある。」
と書いたけれど、よくよく考えれば理不尽な事でも度々注意されていたように思う。

無理が出るのは、その理不尽さでさえも自分のせいにして、
受け入れようとしていたからか。

自分に至らないところがあるのは、自分自身でも良くわかる。
だけど、それ以外の所で、個人的な感情込みで、注意を受けることは不快だ。
自分に甘いのかもしれないけれど、
こんな不快な注意まで自分のせいにして受け入れることは、私には不可能!
そんなに器の大きな人間じゃございません!

ガンバルところはガンバル。
でもムカつくものは、ムカつく。

自分の否をきちんと認められる素直さも持っていたいけど、
嫌なものには嫌と言える素直さも持っていたい。

このバランスがおかしくなっちゃって、
自分で背負い込み過ぎたらしくて、おかしくなってたよーですね。

ホント、ムカつくものはムカつきますよ。
いいじゃないですかねぇ、ムカついても。(笑)

にしても、私はいやぁな星の下に生まれているな、とここ最近改めて感じます。
昔からそうなんだけど、ミスしたり、手を抜いてるところばかりを、
誰かに見られるんですよねぇー
前だと、部活の顧問。今だとバイト先の社員さん?

ミスしたり、サボったりしなきゃいい話なんだけど、
でもミスしたその一瞬を必ず見られる。
でもでも、(自分としては)これ頑張っちゃったよ!って所は見てもらえず。
これが始めの頃、ずっと続くんですね。

あぁーもう、ねぇ。。。
泣きたいよねぇ(・_ゞ)

だから、上の人に理解してもらうまでに、
今までいつも時間がかかっていたような気がします。生意気そうに見えるだろうから(笑)、尚更。
ここまできたら負けずに頑張るしかないけどねん。

ということで、新しくバイトを始めた2007年後半の3ヵ月ぐらいは、
精神的に浮き沈みが激しくて、正直疲れましたが、
これで幾分かは前向きに2008年を迎えることができるかな。

あとは、できれば2007年中に2007年の観劇を振り返りたいところ。

ご褒美なのよ

2007年12月29日
こんなに笑っちゃ失礼だと思う。
でも笑えてしまうの、久世さんのふてぶてし~い演技を見てると!
もう好き過ぎて?結果大爆笑?

ここ最近朝から晩までバイト漬けだった自分に自分でご褒美を買ってあげた。
(なんか淋しいけど、ほっとけ。)

『ハゲレット』と『地下鉄に乗って』

ハゲレットのが先に届いたので見てみた。
久世さんがガートルード。淫売と罵られるハムレットの母。
絶対に面白いことになってるに違いない。

面白かった。
大爆笑っした。

久世星佳大爆発だわ。もう勝手にしろってぐらい。(笑)

「子育て間違ったわ!」ってあんた、そこで寝ますか。
「私は女なのよ!!!!」キレ過ぎ、キレ過ぎ。
「ベットで待ってるわ。」って台詞に色気を感じないのはなぜw?
そして流石の死に様。

もーダイスキ(´~`;)

『ハゲレット』はそのタイトルから気になる舞台ではあった。
気になった覚えはあるものの見に行っていないのは、
まだ久世さんに出会っていなかったから。
もし、見に行ってたら私はここで久世さんの事、好きになったんだろうか?
ファンにはならなくとも、名前は覚えたかなぁ?

宝塚の男役込みで久世ファンになってるので、
真っさらな状態で女優久世星佳には出会っていない。
ちょっと見に行きかけただけに、
見に行ってたら自分が久世さんに対してどんな反応を示したのか、気になるなー

にしても面白い作品だった。
近藤さん演じるハゲのハムレット。
近藤さんにあてがきされていて、基本がすごく人間的で暖かいハムレットに。
苦悩の描写もわかりやすく、だけど面白く…

これはいい舞台だぞ?

悲劇だけど限りなく喜劇。
片意地張らず楽に見ていられて、タイトルロールはハゲなのにハムレットはハムレット。

自分の贔屓の役者さんがこういう舞台に出てくれるととっても嬉しい。
地味でもとってもいい舞台ってのが、たまに存在する。
地味だからチケットは取りやすい。なのに面白い。幸せだ。
そこに贔屓…ってか久世さんが出ている。最高ね。

『地下鉄に乗って』は映画館で見てますね。
前髪が長くて憂いを帯びた堤真一ってのもツボ直撃なので
(まぁなんでも直撃食らうんだけど)、
プロモーションビデオとしても楽しめる一品。
ストーリーは忘れ気味なんで、見返してみるのが楽しみ。

『舞妓Haaaan!!!』も実は購入済みで見返してみたらやっぱり面白かった。
これは細かい所が気になる映画だし。
サダヲが瞬間移動してる一瞬があるよなぁ…7班を探してるときだったか。

で、秋山菜津子は実物のが4割増ぐらいで綺麗ね。
あとは基本、映画館で見たときと同じような場所でツボってました。
堤さん格好良すぎ。

アホなのに!

最近バイトが終わるのが遅くて、ブログ更新のネタも暇もありませんが、
気まぐれで帰りの電車の中から更新してみました。

12/26 死ぬまでの短い時間

2007年12月27日
mijikai

2007年12月27日『死ぬまでの短い時間』@ベニサンピット

作・演出:岩松了
出演:北村一輝/秋山菜津子/田中圭/古澤裕介/内田慈


あー良いものを見た。

ヅカ関連で衝撃が走り、楽しんで見た今日の感想が、
一瞬にして吹っ飛びかけましたが、記憶手繰り寄せつつ書きます。

1回目見たときは「?」しか浮かんでこなかったんだけど、
今日は自分の中では、割と納得して見ることができました。
かといって、ストーリーを説明できる。とか、そういう納得の仕方ではないんだけれど。

でも、楽しかったからパンフを購入して帰ってきたよ。

シミズ(北村一輝)は、人が死ぬまでの短い時間の案内人なのかもしれないな、と思えた。
崖っぷちまでタクシーに乗る人。
タクシーの中での時間は、その人が死ぬまでに過ごす、最後の時間。
そこに居るのがシミズ。
フタバ(秋山菜津子)も例に漏れず、シミズの運転するタクシーに乗り、
崖っぷちで、自分の命を絶とうとする。
だけど死ななかった。
気がついたら、シミズの部屋のベッドの中に居た。

私にはシミズとフタバ、二人は過去に出会ったことがあるように見えた。
パトリシアはフタバ。
フタバは過去の自分であるパトリシアを一度崖っぷちで殺している。
その時にタクシーを運転していたのが、シミズ。
時折劇中に現れる黒い服を着たパトリシアは、全てフタバの殺した記憶なんじゃないか?
だから、ベッドの上でフタバは大切そうに・・・自分のもののように、金色のネックレスをつけるし、
ダンスで表彰された写真もフタバとパトリシアでは似る。

フタバが死ぬまでの時間の中で、フタバの心の中で起きたこと。
シミズはそんなフタバの中にいた男。
シミズだけではなく、ドイもパトリシアも全部フタバの中の存在。

見ていて、キタ!と思ったのが、
フタバが着ている洋服の私なりの意味に気がついたとき。

フタバは、黒地に赤いバラの柄がプリントされたワンピースに、
赤のコートを着ている。

そして、劇中では、ナイフで胸を刺されたドイの、
その刺された部分から、赤い花が生えている。
赤い花は痛かった部分の象徴。
ドイは胸を刺されたから、胸から赤い花が生えた。

だとしたら、フタバの洋服は、全身の痛みの象徴なんじゃないか?

そう思えたら、散らばっていたピースがパチパチと音を立ててハマり出す。
きたきたきたっ!

この世界の中の基準で見ていけば、
意味不明だった台詞も、「あ、だったら、そういう返しが来るよね」と納得できるものになった。
わからない言葉ではなくなった。
意味はきっと繋がっている。
それが今日は、ちょっとだけ見えた気がする。

そうやって見ていたら、
岩松さんはいじわるだなぁ、と思った。

ラスト、フタバとシミズの会話で、フタバに希望を持たせるんだ。
シミズが見えるのと同じように、フタバにも雲が見え、空が見える。
フタバは死んでいない。生きている。
そうフタバを喜ばせておきながら、また迷路の中に叩き落した。
それまで会話していたシミズが、突然、自分のことを見なくなる。
見なくなる、というより、自分のことが見えていないらしい。

生きていると実感できたあとの、孤独。死。
それは計り知れない。
フタバを最後にどん底に落としやがった。

と、思ったら、もう一度シミズが出てきて、フタバの手を握る。

フタバ「冷たい?」
シミズ「・・・いや」

暗転。

みたいな、終り方。
絶望のそこから、もう一度、フタバを引っ張りあげたんだ。
「手が冷たい」っていうのは、死の象徴みたいな使い方をその前にしていたけれど、
シミズが握ったフタバの手は暖かい。
フタバはやっぱり生きている。

そこで話は終る。

フタバはシミズの事好きだったのかなぁー
で、シミズもまたフタバのことが好きだったのかなぁー
二人でパンと牛乳を食べるシーンがとっても好きだった。
秋山さんが、牛乳をパック飲みするのがたまらん。
しかも、北村一輝から奪った牛乳をパック飲み。

今日は、最前列で見て、目の前に秋山の姉さんがいた。
ものすっごい凝視しちゃって、こっちが気がつきゃ恥ずかしいw
「薪を割る、薪を割る、薪を割る」っていう姉さんの台詞が、
耳から入ってきたというより、そのまま頭と心に入ってくる・・・
そんな聞こえ方をして、ちょっとビックリ。
ゾクゾクしてしまった。

この舞台、ベニサンじゃなくなったら、面白さ半減だよー
本当にベニサンって、特別な小屋だな、と。

ただ、寒いよ、倉庫。
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激震走る。(ヅカファンにのみ)

2007年12月27日
なんかもーよくわかんねぇんですけど。

とりあえず、完璧に終りました!!
私の愛した月組は。
ゆーひ君が、私が愛した月組の最後の砦でした。
この感情だけは、きりやんが好きとか、越リュウLOVEとか、そのか萌えとか、
そういう次元を通り越して、絶対に湧き上がってくるものなんだ。

ウタコさん、かなめさん、ゆりちゃん、久世さん

私はこの辺の月組を愛する者なのです。
90年代の月組が好き。
生で見ることは叶わなかったけど、でもこの時代がとても大切。
関連して、マミさんやズンコ、この時代の月組に居た人たちみんなが大切。
宝塚全体が好きだから、他の組の子ももちろん大切だけど、
そりゃやっぱり自分の贔屓の組だから、思い入れは深い。
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20071224

2007年12月25日
1224

オサーーー!!!!!!
本当にお疲れ様ぁぁぁぁぁ~!!!!


春野寿美礼が宝塚からいなくなった実感が全くない。
だから、涙も流れてこないんだけど、
でも叫ばずにはいられない。
一週間前、本当に幸せそうに舞台の上で笑っていたオサ。
あの笑顔に出会えた私も幸せだった。
そして今日もきっと幸せそうな笑顔を見せていたことだろう。

写真は今日の日比谷。
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要注意人物。(SP)

2007年12月24日
『SP』に高橋洋が出ていた。
洋さんがSPに出ると言う話は知っていたけど、
もうちょっと先だと思っていたし、しかも犯人役だと思ってたんだよね。
洋さんのあの雰囲気はテロリスト向けだと思っていたのだw

そしたら、井上(岡田君)の同期役だった。
ごめんなさいね、ウチの尾形は井上の事しか見てなくって。(ウチの、てw)

あぁやっぱり高橋洋だな、と思った、
トイレの個室から出てきた犯人に向う時の、重心の低いダッシュ。
そして自転車の男に飛び掛る際の身のこなし。
うん、さすが洋さん。
彼も優秀なSPになってることだろう。

ここからは洋さんファンの方が読んだら、あまりいい気はしない話かもしれない。
けど、おそらく私が地味な久世さんのファンなのと同じように、
洋さんファンも、そういう部分をひっくるめて、
高橋洋が好きだと思っているに違いないから書いちゃえ。(でも基本褒めてます)
Read more "要注意人物。(SP)"

こんな性格なんですよね

2007年12月24日
うーん、なんだか最近、人間関係のバランスが上手く取れない。
新しい環境に入ると、いつもこんな状況に陥ってる気がするぞ、私。
どうやら私は、自分対多数(3人以上かな)の付き合いが、あまり得意ではないらしい。
大人数のノリについていけないというか・・・疲れちゃうんですわ、すぐ。
で、疲れるのが嫌だから、3人以上で喋るような面倒な空気になると、すーっと身を引く。

自分で身を引いたくせに、仲間内の輪からはずれた存在ではいたくないと思う。
でも実際には自分から一歩下がっているんだから、輪の中心点からはずれる。
それが寂しいらしい。

寂しくなるのが嫌で、みんなに好かれたいと思うから、
得意ではない大人数の輪に入ろうとする。
で、スベるw
余計に疲れる。余計に輪からはずれそうになる。

悪循環だ。

でもこうやって書けるってことは、なぜ悪循環に陥るかわかっているのね、私。
Read more "こんな性格なんですよね"

イノル

2007年12月23日
あぁーオサの退団もだけど、オサのサヨナラショーでまっつが泣いていたらしい。
という事のほうが私の涙腺を刺激する。

一体どういうこっちゃ?私本気で未涼亜希ファン?
えーそうなのかも。(笑)←笑うところらしい

もう劇場の前には出待ちの場所取りをしている人がいた。
その他、それっぽい白い人達がうろちょろ…
朝よりも今のほうが天気がいいし、寒くないかも。
全ての人にとって、良い楽が迎えられることを心の底から祈る。

就活迫る。

2007年12月22日
就活なんてしたくないよぉー
このままの生活をずっと続けていたいよぉー

と思わなくもないけれど、両親がいつまでも生き続けるわけでもなし。
私もいつか死ぬけれど、両親にいつまでも頼り続けるなんて、
そんな情けないことはあってはならないので、
やっぱり、就職するしかないのだ。
お金を定期的にキチッと手にするために、働かなくてはならんのだ。

にしても職に就くたって、どんな職業があるのやら。

周りの友達はそろそろ動き出しているけれど、私は12月は動かない。
というか動けない?
動ける人はもっと動けるのだろうけど、私には無理。
Read more "就活迫る。"

バビロン5

2007年12月21日
荻田浩一はある意味天才か?
本当に凄いんだけどオギー。
授業が一つ休講になったのでその間に『バビロン-浮遊する摩天楼-』を見る。

図書館にバビロンがあるってのが、
うちの大学の素晴らしいところでもあり、馬鹿極まりないところでもある。

1度見ただけでは言語化するのがとても難しいんだけど、
あの世界には、美や醜、痛み、快楽、誘惑、愛憎、魔、聖、欲望…全てが含まれる。

美しいのに、汚れている。
汚れているのに、美しい。


汚れていることも何もかも全てひっくるめて、美しいのかな。
あんな五感を刺激されるショーを宝塚で創ることができるなんて。
Read more "バビロン5"

驚いたよね、朝から。

2007年12月18日
ワタシのPC、ホームにはYahoo!を設定している。
ネットに繋ぐと、まず画面はYahoo!に繋がる。
朝ご飯を食べ終わった後、10分20分ネットを彷徨うのが私の日課。

まぁまず、パッと目に入るのはニュースよね。
右っ側の・・・って、

やられたぁぁ!!ついにやられたぁぁぁ!!

見慣れた三文字の漢字が私の目に飛び込んできましたよ。
Read more "驚いたよね、朝から。"

拍手レス

2007年12月18日
11月後半から12月前半にかけては、
『テイクフライト』に全力投球な記事をUPし続け、たくさんの拍手をいただきました。
ありがとうございました!
気合入れて書いた文章の気合は、読んでくださる方にも伝わるんだなぁー
ってのを実感。
まぁ、その逆もまた然りw
テキトーに書いた文章は、テキトーにしか伝わらないよね。

と、言うことでコメントいただいた方にレスでございます。

>ぱしさん
いつもコメントどうもです♪
『テイクフライト』はいかがでしたか~?
イライラした日の話は「流石」なんてお褒めの言葉をいただけるもんじゃないですよ~
本当にまだまだですわ、色んなことが。

>M!さん
えぇーっ、ロストオデッセイのレポですか!(笑)
いや~私もレポしたいですけど、心底レポしたいですけど、Xboxが~
久世星佳の声だけのためにXbox買っちゃったら、さすがに終わりだな。と思ったので、
実際プレーしている人のブログ巡りをしてみました。
見事に賛否両論。
『あぁ、やっぱりなぁ・・・』と内心複雑。
とりあえず、久世氏の新たな一歩に乾杯ですw

>ゆうさん
『テイクフライト』関係でのコメント、ありがとうございました!
「生天海が見られりゃそれでOK!」
なんか寂しいですけど、その一言で片付けざるを得ない作品でしたよねぇ。

生天海を見て、尚且つ作品が良ければ、こんなに幸せなことはない。
でもファンだから作品がアレでも、生天海が見られるだけで幸せにはなれる。

んー健気ですよね、ファンは。(笑)

DVD購入は私は迷いそうです。
だったら他の天海出演作品買おうかなぁーとかちょっと考えちゃいます。

>sora33さん
『座頭市』、とりあえず悪の色気がある哀川翔が見たかったですよね。
普通の優しい座頭さんで、これを翔さんがやる意味があるのか?
と思わずにはいられませんでした。
声質も舞台向きではないのかなぁ?
阿部サダヲが舞台上にいてくれて良かったな、と。
そんな作品だったように思います。

翔さんが次何か舞台に出るとしたら、ギラギラした眼の悪、希望!

>名無しさん
失礼いたしましたー(汗)
麻路さん、退団してまだ9年だったんですね。
私の好きな時代の宝塚に居た方なので(特に月ファン)、
なんだか、その流れで10年は経ってるだろうと勝手に・・・
にしても、まだ9年なんですねぇ。
早いような、遅いような。
マリコさんがこれからも女優活動をしていくのか、ちょっと気になるところです。

ご指摘ありがとうございました。

>はなさん
ジョージについて語りだすと、止まらなくなりそうだったので、
『テイクフライト』の感想をUPするときは、ちょっとだけ気をつけてたんですよ。
つっつん系の演技が好きな私たちにとって、
ジョージの宮川さんの演技は違うんですよね。
はなさんも、そう思われたのがわかって、『やっぱりそうだよなぁー』って思いましたよぉ。

>rikさん
嬉しいコメントありがとうございました!

宝塚時代の天海祐希には結局出会えませんでしたが、
当時を見ていた方から、少しばかり当時の話は聞きました。
仏頂面な楽屋入り。
「なんで?」と思ってしまう部分もないとは言い切れませんが、
それ以上にファンとして心が痛みます。

今の天海さんは、刺々しい感じが抜けて丸くなり、
『良い感じだなぁ~昔より好き~♪』とか思っていたんですが、
その矢先に、千秋楽アメリアが面白いことになっとりまして・・・w
やっぱり尖った面も持っている人なんだな、というのを実感して、
結局、また更にファンになりました。(笑)

また覗いてやってくださいね~☆

>みちくささん
子役だったらやってみたいランキング1位がアマデですか!
なるほどぉー。でもちょっとわかるかもー。
M!のマチソワはもう終了しました?

『わが闇』は珍しくもう一回見たいかも、と思えるナイロン公演なんですよ。
基本的にリピートするのは、好きな役者さんが出ている時だけなんですが、
『わが闇』はもう一回見たい。(でもきっと見れない)

私は大好きな作品です!楽しんできてください!

>なっつんさん
レスはいらないと言われましたが、しちゃいますw
なんでわかっちゃったかなぁ~ちょっとテンション高すぎだったからかなぁ?
はい、一日二日、結構苦しんでたんですよ。
ホント「うわーーーー!!!!」って感じで。
今はちょっとづつ浮上してきてます!もう頑張るしかない!

以上で拍手レス終了です。
コメントはしなかったけれど、拍手くださった方々も、ありがとうございました。
これからもよろしくお願いします!

ほぼ日には及ばずとも・・・

2007年12月18日
『SP』を持ち上げるぞ!

ほぼ日、今日のダーリンでイトイさんが、『SP』を褒めてくれてる。
私としても、最近にしては珍しく、毎週土曜日が来るのを楽しみにしているドラマなのだ。
ほぼ日読者の何百万分の一にも満たないだろう、このブログだけれど、
私もダーリンに負けじと『SP』を持ち上げる。

いや、ホント面白いから。

騙されたと思って見てみたほうが良い。
というか、騙されろ。日本国民。

金城脚本、本広演出、出演者の演技。
どれもこれも冴え渡ってます。
あとキャスティングセンスも素晴らしい。

そうそう、あの人誰!?
谷原章介から甘さを引いて、変わりに渋さを足したような、良い男は!
神尾佑さんか、そうか、覚えたぞ。
平田敦子さんもすげいよなぁー
Read more "ほぼ日には及ばずとも・・・"

12/17 ビューティ・クイーン・オブ・リナーン

2007年12月18日
ビューティー

2007年12月17日『ビューティ・クイーン・オブ・リナーン』@PARCO劇場

作:マーティン・マクドナー
訳:目黒条
演出・出演:長塚圭史
出演:大竹しのぶ/白石加代子/田中哲司


安心してそこにある流れを受け止めていけばいい。
とっても良い芝居。
とっても上質な芝居。


12月はなんだか、当たりな芝居が多いなぁ。
『キル』、『死ぬまでの短い時間』、『わが闇』、
色んな意味で『アデューマルセイユ/ラブ・シンフォニー』、
そして、『ビューティ・クイーン・オブ・リナーン』。
1ヶ月の間に4本も良い芝居が見れれば、当たり月じゃないかなぁ。

真っ黒いユーモア、猛毒の悪意、不吉な沈黙、剥き出しの感情と矛盾がぶつかり合う
血も凍るサイコ・ホラー・ドラマ。


という宣伝文句だったけれど、この宣伝と作品との間には溝を感じるな。
この宣伝だと、とにかく痛々しい、暴力的な作品を私だったら連想しちゃうんだけど、
実際見たこの舞台には、根底に愛情があったように思う。

一方通行の愛情なんだけどね。

白石加代子と大竹しのぶ。

この二人の女優の名前を連ねただけで、演劇好きなら飛びつく・・・
とまで言わなくとも、気にはなるだろう。
二人とも同じ線上にいる、怪物女優さんだ。

大竹しのぶがいつか、白石加代子が演じた役を演じたら、面白いな。
ってか、下から次の大竹しのぶが出てきたら、
本当に母役を大竹しのぶにして、また上演すべきだと思う。

舞台はアイルランド。
泥まみれの丘の上にある一軒の家。
そこで暮らす老婆と、その娘の物語。

アイルランドのことは知らないけれど、アイルランドっぽい空気を存分に漂わせるセット。
(美術は二村周作さんかぁー最近名前良く見るなぁ。
こういう空気感のある緻密なセットがお得意?)
そしてその空気に馴染む二人の女優。
あまりにも白石さんと、大竹さんが空気に馴染みすぎなので、
途中で家に入ってくる、圭史さんの存在が浮いていた。

彼は家に入ってくる部外者でもあるので、
存在が浮いて見えても間違いではないので、気にならないことではある。
それくらい女優二人が醸し出す空気が自然だったってことだ。

それよりか気になったのは、暖炉を素手で触っていたことw
一度、哲司さんが暖炉に触っちゃって「アチッ!」ってなる演技をしていたけど、
他、炭を足す場面とか、みなさん取っ手を素手で触ってじゃん?
あれ、熱くないのかなぁー。
と、変なところが気になった。
まぁ、それも良くできていた舞台だからこそ?

70歳の母。
40歳の娘。
娘は外に出たいのに、全ての運命がそれを許しはしない。

閉塞感のある、窒息しそうな家。
家を支配するのは母。
その家に縛られる娘。

面白い戯曲だった。
面白い戯曲を、忠実に演出していた。
忠実に戯曲の面白さを引き出せるのも、演出家の才能だ。

スイングボールの件は、本当に上手いよね。
たぶん、紐のついたテニスボールのことで、あの打ったら紐に引っ張られて、
ボールが帰ってくるあれです。
モーリーン(大竹)は10年前?に、そのスイングボールをレイ(長塚)から奪うんです。

そのことをずっとずっとずーーーーっと根に持っていたレイ。
家の中にスイングボールを見つけるや否や、

「なんでこんなところに、俺のスイングボールが!」
ずっとずっと、返してほしいと思ってたんだ!」
「ただ俺をいじめるためだけに、俺の大切なスイングボールを奪って!」
「なんで十何年もこんなジメジメしたところに!!」

と、モーリーンをまくし立てる。

あぁ、なんて上手い戯曲かしら。

家に閉じ込められていたスイングボールと、モーリーンの姿がピタッと重なる。

一度、本当に心から愛してくれる男性が現れて、
家から出る一筋の光が見える。
が、またその光も母親の手によって消えてしまう。

元々が真っ暗だった世界。
そこに一度光が差し込み、また闇に戻る。
光が差し込んだ後の闇は、それまでの闇より更に深くなる。

この光になる男性パートーを田中哲司さんが好演。
キッカケは些細なことだったとしても、でもモーリーンをただ誠実に愛している。
その愛が一途であればあるほど、
モーリーンの絶望と、絶望と共にある狂気が強く見えてくるわけで、
パートー役が一途に見えるかは、なかなか重要。
哲司さんのパートーは、一途にモーリーンを愛してくれていた。
モーリーンにかける一言一言がとても優しかった。

見ている私も、
「パートーと一緒になれれば、モーリーンは間違いなく幸せになれる。幸せになれればいいのに。」
と一瞬思ったけれど、長塚圭史が演出する舞台だ。
そんな簡単に人が幸せになってたまるか。
でもモーリーンの幸せを祈ってしまったので、
よりどん底に落ちていくモーリーンの姿を、演劇的に面白いものとして見ることができたんだよな。
モーリーンのことだけを思ったら、面白いとは思えないけど、
芝居としては面白いんだよ、不幸せの方が。

パートーがありったけの気持ちを込めて書いたラブレターも、
母の手によって焼かれる。
ヤギより性質わりぃぞ、白石加代子。

大竹しのぶと白石加代子を共演させるのに、
ここまでピッタリくる既存の戯曲があるか?
ってぐらい、二人にハマってたなぁ。
どちらもお互いに対して暴言吐きまくりなんだけど、
それでもどこかチャーミングなんですよ。
笑ってしまえる、可愛らしさがある。

とにかく見て損はしない舞台だな。
学割4500円万歳、って感じ。

カーテンコールが2回あって、それも印象的だった。
1回目のカテコでは、役が抜け切らないのか、放心状態のしのぶさん。
「あー戻っておいで~しのぶさんなら、2回目のカーテンコールで戻るはず~」
と願いつつ、拍手をしていたら、やはり2回目のカテコでは、素の大竹しのぶらしい笑顔。
この辺りで『あぁ女優だな』ってのを感じる。

で、白石さん。
白石さんは、ドアから出たところの段差を跳ねた。
跳ねてはけて行った。
それで、やっぱり白石さんに対しても『あぁ女優だな』と。
さっきまで、大竹しのぶにヒールのある靴で踏みつけられてたにも関わらずw、
ピョンと跳ねてはけていく、その格好良さ。

日本が誇る?二大女優と、二人を支える男性陣2人。
マイナスな演技をする人がいない、充実した舞台でした。
「12月、なんだか暇だわ。」
なんて方は、見に行ってみるといいかも?

まぁ今月は豊作だから、同じ渋谷なら『キル』でもいいし、
下北まで行って『わが闇』でもいいよなぁー

2007年12月、この先ちょっと芝居断ちを考えている私を、
「頑張れよ」と後押ししてくれているような、良い月だわ。

12/17 アデューマルセイユ/ラブ・シンフォニー

2007年12月18日
オサ、ありがとう!

2007年12月17日『アデューマルセイユ/ラブ・シンフォニー』@東京宝塚劇場

11月19日→1回目
11月26日→2回目


なんていうか、もう、花組、ボルテージ高まってるよ。
熱い。ホントに熱い。
私なんかさ、生でも見てないのに未だに「贔屓は久世さん。」とか、
ずーっとアホみたいに言ってるヅカファンでさ、
現役に特別な贔屓も作らず(作れず?)、全組割とまんべんなく見てるだけの、
浅いヅカファンだけどさ、それでも春野寿美礼が大切なわけよ。

今日で男役のオサに会えるのが最後だと思ったら、不意に涙。

あと1週間したら、宝塚から春野寿美礼がいなくなってしまうなんて・・・

花組内だけじゃないね。
客席のボルテージも前見たときよりも高まってるように感じた。

春野寿美礼を送り出す花組子も、ファンも、
この1週間、全ての力を春野寿美礼に捧げるだろう。
そのスタートを感じさせる今日の公演だったんじゃないだろうか。
組子にもファンにも、始めからオサを送り出す強い気持ちがあっただろうけれど、
期間が迫れば迫るほど、気持ちが昂ぶっていくのが人ってものでしょ。

ジェラールさんが、本当に辛そうだったなぁ、今日は。
今まで見たジェラールさんは、シモンのことも、
マリアンヌのことも、あまり好きではなさそうだったんだけど(笑)、
今日のジェラールさんは、愛に溢れていた。

「すまない。」

だったっけ?シモンに一人、謝る場面。
本当にシモンを思って、心を痛めていた。

親友を騙したくなんてない。
でも任務は遂行しなくてはいけない。
その間でジェラールの心が揺れる。

今まで私が見たジェラールは、口では「すまない。」って言ってたけど、
結局、彼の中では済んだことになってた気がする。
もっと遠い世界で、己の孤独と秘密に勝手に酔っている(そこがまた格好良いw)男だった。

マリアンヌに対してもそれは同様で、
今までは、可愛いな、と思って手を出しちゃった、まぁ言ってみれば行きずりの女wだったけど、
今日は何があったか知らないけど、本当にマリアンヌのことを愛しているみたいだった。
でまた、自分の宿命と愛との間で苦悩する。

「何があったか知らないけど」っていうのは、
何がどうしてマリアンヌのことを好きになったのか、全くわからない。
ってことね。ホントいつ好きになったんだか。
見れば見るほど、わかんないわー
“一目惚れ”の一言で片付けてくれてもいいんだけど、それすらないよねぇ?

私がそう見たいから、そう見えてしまうだけなのかもしれないけれど、
オサ自身の充実感が舞台全体に溢れているように感じた。
宝塚のトップスターは、舞台空間全てに影響を及ぼす。
幸せそうなオサの充実感を、舞台上でひしひしと感じているだろう組子たちもまた、
幸せそうで、充実した顔をしていた。

こんな風に見えてくるところが、
宝塚の舞台にしかない魅力なんだと思う。

宝塚の生徒にとって、舞台に立つことは仕事だ。
でも「仕事」って言葉で割り切れないような想いが舞台上に溢れる瞬間がある。
それがとても愛おしい。
この愛おしさは宝塚でしか今のところ感じたことがない。

「でぇ~きるならぁ~♪」って歌の所で泣けた。
(って自分で書いといてなんだろう、この歌は。笑 
あの、えっと、銀橋で熱唱してくれるヤツです。そもそも歌詞あってるのかなぁ?)

『アデューマルセイユ』、話の筋だけなら、
泣けるポイントなんて私の中には、ひとっっっつもないんだけれど、
春野寿美礼の全身全霊が伝わってくるから泣けるんだ。

こんな歌声を聴かせてくれた春野寿美礼に出会えて良かった。
もう一生ここでこうやって歌うオサには会うことはない。
でもだからこそ出会えて良かった。

オサの全身全霊に私の心も動かされた。
ありがとう。

アデューは退屈しかける時間帯に、ジオラモさんが出てきてくれるので、
タイミングが良いんだよなぁー(笑)

ジオラモ大好き!まっつ大好き!

3回アデュー見て、見るたびにまっつが好きになっていく私w
どーしましょ。
舞姫、舞姫。
見れるかなぁー時期的に見れるかなぁー舞姫。
見たいよなーってか、見るしかないよなー。

今日は買わなかったけど、キャトルでまじまじとジオラモ写真を見つめてしまった。
あー買うのか?涼セルジオに引き続き、買うのか?ぢぶん。
まぁ、ちょっと保留ってことで。
もうホント超カッコイイよージオラモっっ!!(壊れてきたぞーw)

いや、ジオ様はマジで凄いんですよ。
まず恋人がとしこお姉さまですからね。
お姉さまも今回で退団ですよ?
そんなお姉さまのお芝居での相手役がまっつ。
で、ジオ様の濃い仲間たちもまた凄い。

ハッチさんに、星原さん、壮くんですからね。
壮君はともかく(・・・って、壮君も「ともかく」じゃ片付けられないけど)
ハッチ先輩に美紗緒さんってさw
もはやドキドキしながら笑うしかないじゃん。

更にこの段階から、春野寿美礼に絡んでいきますからね。

どんだけハードル高いんだ、と。

でもその高いハードルをギリギリのラインで、綺麗に飛んでいるんですよ、まっつは。
ハードルを倒して無理矢理進んで行くような、そんな芝居はしていない。
その誠実さも好みなのだ。

芝居でもボルテージの高まりを感じられるけれど、ショーだと尚更。
中詰めとかえらい面白いことになっとりますよ。
11月に見たとき、こんなんじゃなかったと思うけど。

気持ちが昂ぶっていくその興奮。熱。
感動するし、心地良い。
目に焼き付けるようにオサを見ていたら、あっという間にショーが終ってしまった。

しかし、3回見て、見るたびにまっつが好きになっていく私は、
どんどん困ったことになっていきましたね、ショーでも。

春野寿美礼を追うことができないんだもん。

気がつくとまっつ見ててさ、「いやいやいやいや・・・w」ってオサに戻る。
みたいな。(笑)

どっちかしか出てない場面は、一人に集中できるからありがたかったよ。

オサ様はとにかく色んな表情を見せてくれて、
色んな男役としての春野寿美礼を見せてくれて、
ショー自体の出来とか超越したところで、彼自身が輝いてる。

まっつさけど、今日、大階段前のデュエットだったかな?
オサがいない場面だから、
まっつ組だけを見てたんだけど(まっつと踊ってるのは、誰かなぁ?)、
もんのすごい、まっつが素の笑顔になってですね、
で、しかも、振りが終る直前ぐらいに相手の子に向って、何か話しかけてた。
間違いなく言葉を発してたw
なんだったんだろう~。気になるわー。
とりあえず、普通のショー最中だったら見ることの出来ない、
まっつの笑顔を見れたので、ラッキーなのか。

一度、最大接近30cmぐらいでですね、
素の未涼亜希さんとすれ違ったことがありまして、
めちゃくちゃふつうに綺麗だったんですよ。
ボーダーのカットソーかなんか着ちゃって、+マフラーしてて、
格好そのものも私好みで。

「あぁ、そうか、私服のセンスも好きなタイプなんだな。」

と、思ったこともありました。

あーすげー好きだ、まっつ。
見てて全く飽きないってのが、すげぇ。
ドキドキしちゃうってのが、すげぇ。

花は未涼亜希。
月は霧矢大夢。
雪は緒月遠麻。
星は涼紫央。
空は陽月華。

こんな感じで、私のタカラヅカは続いていくのかなぁ。
ウメちゃんも、私服が好きなジェンヌだな、そういえば。

とにかく今は、春野寿美礼が無事に、そして幸せに卒業していくことを祈るのみ。
ラスト1週間、春野寿美礼と組子やファンが充実した時間を過ごせますように・・・

12/16 十二月大歌舞伎 夜の部

2007年12月17日
十二月

2007年12月16日『十二月大歌舞伎 夜の部』@歌舞伎座

出演者・演目→こちら

なんかさぁ、歌舞伎って間違ってないかな?
間違っていない歌舞伎も何回か見たことあるけれど、
ほとんどが間違ってる気がしてきたよ。

だって、つまんないんだもん。

面白いのは、贔屓の役者が出ているから。
あとは、大勢が「わからない」と言うものに対して、
「私はわかるのよ、この良さが!」と、言うことができる優越感に浸れるから。
違うかな?
それ以外に面白いと感じる要素ある?

もちろんそこに人が居ること。
その熱量から生まれる魅力はある。
でも、その魅力は歌舞伎に限らず舞台芸術にならなんにだってある魅力。
歌舞伎ならでは、というと、↑このくらいしか私には見当たらない。
私も勘太郎が好きだから勘太郎が出ていれば、ある程度楽しめる部分がある。
でもどうせなら、作品自体に対しても愛情を持ちたいよね。

伝統芸能であることに、あぐらかいてません?

役者さんがあぐらをかいているとは思わない。
真摯な姿勢で、歌舞伎という世界に向き合っているだろう人ばかりだ。
だから好きだと思える人がいっぱいいる。
でもその役者さんが創り上げる作品はあぐらかいてるんじゃないか。

歌舞伎は伝統芸能で、昔からの形を守ることが大切だから、つまらなくてもいい。
昔からのものを、有り難がって見れば、それでいい。
私には、どうしてもそういう風に感じられてしまうんだけど、
なーんかちょっと違うよね?

「伝統」とかっていう言葉がついてしまうと、変に難しくなるのかなぁ。
攻める事と守る事。
このバランスがとっても難しい。

というか、おそらく、歌舞伎が攻めに入ったら、
それは現代劇になるんだよな。
有り難がれる、単純な昔らしさが消えてしまうんだ。
そうするとまたきっと、表面的に叩かれる。

だけど今の歌舞伎役者さんたちがやろうとしてることって、やっぱり歌舞伎なんだと思う。
役者さん達の身体には400年の歴史が詰まっている。
その身体から生まれる芸。
ここを楽しめばいいんだろう。

でも私は教養が低いのかなんなのか、
やっぱり今日みたいな作品(特に寺子屋とか)を見ても心底楽しいとは思えない。
私が言う楽しいっていうのは、感情が揺さぶられるってことだ。
主君に対する忠義とか、子に対する愛情。
様々な強い重いが交錯する話なのに、そこまで受け取れないんだよなぁ。
見方として正しいっちゃ正しいけど、
「海老蔵かっこいー」で終ってしまう。

「海老蔵かっこいー」って言うためだけに、15000円は出せないよなぁ。
とは言ってみたものの「天海祐希きれー」って言うためだけに12000円出してるのか、私は。
目鼻筋がピシーと整ってて、キレイだったよ、ゆりちゃんは~

って、ゆりちゃんの話じゃなくて、歌舞伎の話。

もっと単純に面白い作品をいっぱい上演して、
もっとたくさんの人に愛される芸能でいてほしいな。
散々言っても、やっぱり歌舞伎には魅力も威力も感じるんだな。
日本がぎゅっとそこに詰まっているような、そんな力がある。

今日一番楽しみにしていたのが『ふるあめりかに袖はぬらさじ』。
これも、うつらうつらしながら見てたから、そこを突っ込まれるとなんとも言えないんだけど、
こんなに笑える作品にする必要があったのかしら~?
もう少しシリアスな所にこの作品の本質があるように私は感じたんだけど、
そこすら笑いでボヤけさせてしまったんじゃないかと。
そんな笑いは邪魔なだけ。不要な笑いだ。
私、クドイ笑い得意じゃないねん。

玉三郎さんのお園からは、芸者であることの性というか、宿命。
アメリカという大きな力の前に飲み込まれて言ってしまう、
人一人の存在のちっぽけさ。惨めさ。
この辺りをもっと感じさせて欲しかったかなぁ。
ウケが良いから、余計なところでも笑わせてしまう。

勘三郎さんも同様。
まぁでも、勘三郎さんだから仕方がないかな、と。
玉様までそんな傾向にあったことが意外だっただけで。

嬉しかったのが七之助!
玉三郎さんにお化粧見てもらったんだよね?!そうだよね!?
いつも以上に美しい!!
ちょっと、ちょっと、ちょっと、これは良いだろう。
どちらかというと勘太郎が好きだし、毎回兄弟が出る芝居を見ている訳でもなく、
なんとなくポイントになりそうなものを、年に数回見ているだけだけど、
今までで一番七之助がキレイだった。儚げだった。
あんな七之助を見れただけでも、今日見て良かったと思えたよ。

そういや授業で、これまたうつらうつらしながら、
杉村春子のふるあめりかに~を見たんだよなぁー
杉村春子を生で見てみたかったなぁー
それで玉様を見たかったなー

玉三郎さんの後ろ姿にメロメロでした。
特に、障子に寄りかかって、外を眺める姿。
あまりの色気の出しっぷりに、鳥肌。
なぜ立っているだけなのに、あんなにも美しい?
それこそ芸なのか!?
歩く姿にしても、なんにしても、一つ一つの動作が女以上に女らしい。
あー素敵な女優さんだ~
演技は上手いのか下手なのかわからなかったけど(いや下手?かも?)、
上手い下手っていう括りで見るべき人ではなく、
坂東玉三郎としてみることができれば、それでいいんだろう。
それだけの人なんだから。

麻実れいがどんな役やろうが麻実れいなのと同じだね。
ターコ様ぐらいのお方じゃないと、玉様とは比べられないねぇ。

勘三郎さんは、こんな役をやると恐ろしいぐらいにハマってしまうね。
この役がハマってしまうのも、どうかと思うけどw、でも勘三郎さん好き~

家に帰ってチラシを見て初めて気づく事実。
マリアって、福助さんだったのか・・・気がつかなかった・・・なんて惜しいことをしたんだ私は。
あーもったいねー
弥十郎さん、外人役似合うな、似合いすぎだな~とばかり思っていて、
マリアにまで気が回らなかったよ。

一瞬、マリアが福助さんだということを確認するためだけに、
「幕見したいな。」と思ってしまいました。

12/14 キル

2007年12月15日
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2007年12月14日『キル』@Bunkamuraシアターコクーン

作・演出:野田秀樹
出演:妻夫木聡/広末涼子/勝村政信/高田聖子/山田まりや/村岡希美
    市川しんぺー/中山祐一朗/小林勝也/高橋惠子/野田秀樹


なんか私、疲れてんのかな。
『キル』を見て、ほとんど何も感じられなかったとか、信じられない。
初日見て、あれだけ感動できたのに、
なんなんだろ、今日、ダメだな。

自分が何を感じたかとかは置いておいて、客観的に見た感想を・・・

妻夫木君の声は良くなっていたと思う。
初日より声出しやすそうにしてるかも。
冒頭の台詞の緊張感も抜けたかな。
声の出し方が安定してきた感じ。
楽まで持つか不安だったけど、もしかしたら心配無用で、心配どころか、
楽に向けてぐんぐん伸びて行っちゃうかもしれない。
本当に面白い素材!妻夫木聡!

そして、声が安定してきたら、ますます堤真一を髣髴とさせるんだなぁ。
何度も何度も「うわ、今のつっつん!」「あーまた似たよ!」という台詞がある。
堤ファンとして、本当に驚く。
顔は堤さんより爽やかで格好良いし(おい、ファンだろ)、上手く年取れ~妻夫木聡!
2年に1回は舞台に立ってほしいな。
できれば、1年に1回。
1年に1回舞台に立てれば、舞台俳優として絶対に伸びる。
ポスト堤真一も夢じゃない。

あと、今日、野田さんがとっても元気が良かった。
なんであんなに元気だったんだろ~w
基本いつも走り回っているけど、今日は更に過剰に走り回ってた気がする。
本当に元気。
一番元気。
野田さんが元気で楽しそうに板の上に居てくれるだけで、私は嬉しい。

初日から1週間、全体的に落ち着いてきたように思う。
小林さんにしても、高橋さんにしても、初日の時の浮ついた感じはもうほとんどない。
ただ今日のほうが、客席が堅かったかなぁー
演技は初日より良かったと思うけど、客席全体が演技に乗り切れてない感じ。
とかいう私も、ダメだった訳で・・・
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M25

2007年12月14日
確か、『テイクフライト』って、

M25

が、ないんだよね。(笑)確か24までだった気が。
いや、だからって良い曲だな、と思える曲がなかったわけじゃないけど。(夜明け前とかは)

ウォークマンで、『オケピ!』“ただ一つの歌”を聞いてちょっと思ったのでした。

今日から北九州!
頑張れぃ!

根っこ

2007年12月14日
うわぁぁぁぁぁ!!!!
と叫んで、道を走り、その辺にあるものに蹴りを入れたくなるような、
自分自身に対して悔しい。
でもそれ以上に、運が悪く、ちょびっと理不尽で、腹の立つ出来事がありました。

そのことについて考えるとイライラして仕方がなかったんだけど、
イライラしている状態がまず大嫌い。
イライラを押さえるために、
「おい、ぢぶん、ちょっと客観的になってみろ?気持ち引いてみろ?」
と、己に話しかけてみたら、イライラを押さえることに成功。
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12/12 死ぬまでの短い時間

2007年12月13日
mijikai

2007年12月12日『死ぬまでの短い時間』@ベニサンピット

作・演出:岩松了
出演:北村一輝/秋山菜津子/田中圭/古澤裕介/内田慈


わかること、わからないこと。
理解できること、理解できないこと。
その境目はどこ?
境目をつくることに何か意味があるのか。

意味なんかない。

心の中で、壁にぶち当たった。
わからないものを、わからないものとして受け入れることを許そうとしない。
そんな壁。
その壁が邪魔で仕方なくって、ぶっ壊したくて仕方なくて・・・
「あ゛~!!」ってなってる間に芝居終っちゃった。

なんでもかんでも理解しようとして、理解できなさそうだったら拒絶する。
そんな自分自身の反応自体がうざったい。

もっともっともっと、感じる心を解き放つことはできないものか。

だってきっと、岩松さんの言葉は、この壁の外にいる。
壁をぶっ壊した先にある言葉だったと思うんだ。
私もそっちに行きたいんだよー。

壁の隙間から覗いて見えた、岩松さんの世界には色気があった。
もうめちゃくちゃエロティック。
岩松さんの風貌からは、そんな世界は想像できないんだけどなぁw
でも、詩的にエロティック。
生々しくもあり、夢みたいでもある。

主要5人がどういう関係なのかは、全くわからない。
みんながみんな繋がっているようで、繋がっていないのか?
そもそもみんな生きてる?死んでる?
人と人との関係性も生と死も、全てどうでも良くって、
そこに漂う空気を存分に吸って、
味わうことができたらそれで良いんじゃないかと思った。

100%そうすることができなかったから「あ゛~!!!!」ってなったんだけどねん。

音楽劇となっていたと思うけど、歌うのは秋山さんのみ。秋山さんも1曲のみ。
他はバンドが入っていて、バンドの方々が、劇中のバックミュージック的な感じで、
ポイント、ポイントで音楽を入れる。
これがまた、意味わかんないんだけど、とりあえずえっらい格好良い。
空気が濃密になって、ムードもぐっと上がる。
あーベニサン最高。

ベニサンだけど、セットも最大限凝っている。
ちょうど『キャバレー』の始めの瓦礫の山を思い浮かべてもらうと、わかりやすいかな。
あぁいう感じの山。その前に、ゾンビチックな衣装に身を包んだバンドメンバーが4人。
石畳や、タイル、道路・・・色んな素材でできた床。凝っている。
下手にはベッドと、窓。
上手には電話ボックスがあった。
どちらもちょっと古ぼけている。
雰囲気は抜群。
ベニサンで7500円は高いと思ったんだけど、
このセットと、バンドメンバーがいるんじゃ、しょうがないのかな。納得はした。

なぜか2回見たいと思った舞台で、実はもう1枚チケットを持っている。
次見るときは、もっと水みたいに変化自在な心を持ってして、
ベニサンに漂うあの空気に身を染めたい。
それができたら、最高に気持ち良いと思うんだよなー・・・
わかろうとする邪魔な感情を、取っ払っちまいたい。

で、私はやっぱり秋山菜津子が好き。
ゆりちゃんとか、久世姐はもっとこう理性的に好きなんだけど、
秋山さんに対する好きは、全然違うんだよなぁ。
本能的に秋山菜津子が好き。

本能、ほんのう・・・うん、そんな感じ。
秋山さん見てると、なんか知らないけど、ゾクゾクして仕方がない。
一言でいうと、ものすっげぇドMな気分になるんすけど、どーなんですかね?!
ただのMじゃない、ドですよ、ド!!
って、何、ぶっちゃけちゃってるんすかね、自分。

もうあの色気の前に、性別は関係ないと私は思うの。
男だろうが、女だろうが、ピーコだろうが、誰が見ても、
秋山菜津子はゾクゾクするほど色っぽい。
それが、全てだ。

もしこうやって彼女を評価する私のことを、
このブログをたまたま目にしたどなたかが「変態だ」と思ったとしても、
もう、私はかまいませんよ。
あの色気の前に、ひれ伏しちゃいそうになる自分を否定するぐらいだったら、
「変態」のレッテルを貼られた方が良い。
その方が、何倍も自分に正直!

秋山菜津子の色気については、わが愛しの野田秀樹が、
『キャバレー』のパンフレットで的確にユーモアと変態さを交えて説明してくださってます。
まさに秋山菜津子の色気は、
「シミーズの肩紐が二の腕までずり落ちているんですが・・・・・・」
なのだ。さすが野田秀樹。なんという的確さ。尊敬に値する。

今回まさにシミーズの肩紐が二の腕までずり落ちていた。
同じ女だけれど、あの気だるさを備えた色気に、堕ちそうになる。
いや、むしろ、堕ちてぇ。

秋山さんの持つ色気と、岩松さんの言葉が持つ色気は、
共通点が多々あるように感じたので、岩松さんはすごく秋山さんの事、好きだろうな。
自分の世界をそのまま表現してくれる女優さんの事は、
好きに・・・というか信頼するよね、きっと。

秋山菜津子は常に色気だだ漏れだけれど、
その色気は誰にも媚びていないんだ。
男の気を惹こうとか、そんな色気の出し方ではなく、自然現象。
太陽が東から昇って西に沈むのと同じことです、秋山さんの色気の出方は。
そこがまた私の気を惹くんです。
あーかっこいい、秋山さん。

以上です。
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12/10 わが闇

2007年12月11日
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2007年12月10日『わが闇』@本多劇場

作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
出演:犬山イヌコ/みのすけ/峯村リエ/三宅弘城/大倉孝二/松永玲子/長田奈麻
    廣川三憲/喜安浩平/吉増裕士/皆戸麻衣/岡田義徳/坂井真紀/長谷川朝晴


いや~面白かった。
最近、ケラさんの舞台見に行って、はずれたことって一度もないな。
今さらながら、ケラさんと、私は相性抜群?
だって、毎回面白いよ、ホントにもうねぇ。

今日は帝劇から本多劇場、っていう2連チャンだったんですが、
前にも同じようなことやった気がする。
ってことで、調べてみたら、本当にちょうど去年の12月11日。
帝劇で『M.A.』見て、そのまま本多劇場で『ナイス・エイジ』見てました。
帝劇で涼風真世見たら、本多劇場でナイロンを見る運命なんだなぁw
なるほどねぇ~。(なるほどねぇ~、て。)

人が闇を抱えるその根源には家や家族があるんだろうな。
自分の周りを見渡してみても、
何か心に闇抱えてるよなぁ、と思う友達は、話を聞いてみると、
大抵、家の中に問題ありだったりする。

私も私で、今はスッキリ整理できているけれど、
突っつかれると、それだけで涙がダァーっと出てきてしまうような、
そんな「闇」と言える様なモノを抱えていた時期もあった。

誰もが大なり小なり「闇」を抱えている。
人が持つその「闇」をチラっと垣間見る舞台だった。
時に笑いながらね。

「ダバダ飲む?」

コーヒーをダバダと読んでいた時点で、
なぜダバダなのかはすぐにわかったけれど、やっぱりダバダだったのか。
ダバダなシーンは、期待通り~!!!!って感じで、笑ったな。
他も全く覚えてないんだけど、面白い台詞がいっぱいあった。

細かいとこ、全く覚えてないけど。

なんだか日本風なんだけど、西洋演劇史の授業に出てきそうな戯曲だったよ。
何気ない日常生活の会話にユーモアを織り交ぜながら、
更にそこから人の心が抱える、それぞれの闇を淡々とした空気の中で見せていく。

ほらなんか、海外の戯曲にありそうだ。

誰の戯曲に似てる。とか、ベンキョーしてないから、全くわかんないけど。

チェーホフの三人姉妹やらにインスパイアされたうんぬん、書いてあったけど、
三人姉妹も読んだ事ないしねぇ。
でも、ケラさん確か『カメレオンズ・リップ』の時も、三人姉妹使ってたよね?
チェーホフ好き?

『労働者M』辺りから使い出した映像も、更に上手く使いこなし、
歪む家。歪む感情。etcを表現。

セットはどーんと一つ、大きな日本家屋。
囲炉裏があるような、古めな一軒家。
さっきも言ったとおり、淡々と話は進んでいくんだけれど、
淡々とした中にそれぞれが抱える闇が垣間見れるわけで・・・
その闇は後半になるほど、明らかになってくる。

登場人物みんなの闇がほぼ出きったかな?
と思ったところで、セットの家が傾きだした。

徐々に家が傾いていく。
それと一緒に、自分の心も不安定な気分にさせられたよ。
とても居心地が悪い。不思議な感覚。

家が傾くってことは、心も傾いている。
登場人物みんなの心情を端的に表しているようで、
地味に家が傾いていくという、静かな演出だったのにも関わらず、効果は絶大。
やられた。

1幕の終わりも、「え?もしかして、わが闇、超名作とか言われるんじゃん?」とか、
思ってしまうほど、なんかイイ。私としては、うん、なんか良いんだよ。
春の嵐の日。
色んな問題を抱えた人たちが、ちょっとだけお酒を飲んで酔っ払い、
雷と雨風が家の周りを荒らす中、家の中で踊る。
突き抜けてバカで、どこか狂気じみている。

あー面白い。

客演陣もフツーにナイロンの世界に馴染んでいる。

ケラさん、やっぱいいなぁー

12/10 モーツァルト!

2007年12月11日
M!

2007年12月10日『モーツァルト!』@帝国劇場

脚本・歌詞:ミヒャエル・クンツェ
音楽:シルヴェスター・リーヴァイ
演出・訳詞:小池修一郎
出演:中川晃教/hiro/高橋由美子/涼風真世/山口祐一郎/市村正親
    阿知波悟美/武岡淳一/吉野圭吾


久世姐がいない再演物を見ようシリーズ、第三回。(最終回)
『モーツァルト!』でございました。
って、なんだぁ、そのシリーズは。
久世さんが初演に出てようが、出てまいが関係なく、
今回『モーツァルト!』は見に行ったよね。

まず子役の男の子(だよね?)に驚く。
なんて、キチッとした型芝居が出来る子なんだろう。
相当稽古しただろうな。
ピアノの弾き方、お辞儀の仕方、手の広げ方、羽ペン?での譜面の書き方、
どこをとっても素晴らしい。有り余る才能を、動作だけで感じさせてくれた。
美しい立ち振る舞いでした。
で、彼は誰?キャスト表見なきゃいけなかったのか?
ブログ見る限り、真嶋優君?
あれだけ見せてくれてるんだからさ、公式にも名前ぐらい載せようよ。

中川のアッキーは、今日見て、これから先が不安になった。
アッキー、もう大人を演じられるようにならないと。
モーツァルトという役自体には、そこまで大人っぽさは求められないけれど、
それでも歌で「フゥ!」とか言っちゃう癖?とか、身体の動かし方とか、
色々問題山積みな気がする。

彼は、そもそも演技力で役をモノにしていく人ではなく、
自身のカリスマ性で、役を魅せていく人だと思う。
『OUR HOUSE』ぐらいから、大体彼が出た舞台見てるけど、
はっきり言って、演技してないよね?
モーツァルトもウリセスも変わってないもんw

でも、アッキーはそれでいいんだ。
演技力のなさを補って余りある、魅力があるのを感じるから、
彼の出る舞台は見ていたんだけど、
今日のモーツァルトは、なんだか見ていてとっても辛かった。

歌声聞かせて、飛び回るだけじゃ、このモーツァルトという役に負けちゃうよ。
負けるというか、表現しきれないよ

私は、中川晃教のモーツァルトに才能やカリスマ性を感じなかった。
アッキーのカリスマ性と、
モーツァルトに求められるカリスマ性がズレているんじゃないだろうか。

子役のチビモーツァルトからは、才気走った空気を感じたけれど、
成長したアッキーモーツァルトからは、何も感じなかった。
というか、あの品のあるおチビが成長してもアッキーみたいにはならないだろう。
芳雄君でモーツァルト見てみたくなったなぁ。

これから中川君はどうなるんだろう。
演技力向上には、全く期待していないけど、
彼自身が大人になれば、または、演出家さんか誰かが、
彼に今までと全く違う表現を求めれば、また変わっていけるだろう。
色んな魅力が詰まった人なんだから、こんなところで終わりにしちゃダメだ。

で、私はどうやら山祐さんがダメです~
「人間アコーディオン。」
ツッコミ入れたくなったわ。
トイレ我慢してどうのこうの~の時も、うざったくってですね、あのキャラが。

市村さんは、暴走しないと、やっぱり上手い。
暴走させると、くどくなるので、好きじゃないんですが(ペテン師がトラウマw)、
落ち着いた演技をされてると、うんめーなぁ~。みたいな。

涼風男爵夫人。
カナメさんは声量ないかもしれないけど、歌える人だから、安心。
本当に、良い場面で歌われる、良い曲なんだね~『星から降る金』。
澄んだ綺麗な歌声を聞かせていただきました。

にしても、大変だったろうなぁ~・・・久世ファンの方々はw
男爵夫人としての気品や、
モーツァルトの才能に手を差し伸べる愛情や冷静さを表現できたとしても、歌えなきゃね。
ミュージカルだからね。
男じゃなくて女として歌えなきゃね。
女としてってのが、久世姐の場合問題だよ。
彼女の高い声、聞いたことないもん、私w

名曲だけに、想像しただけで、より冷や汗もの。
ある意味、本当に久世さん出てなくて良かったな、と。
見たかったけど、出なくて良かったな、と。

hiroは、今の時点では、わざとっぽくなってもいいから、
ミュージカルっぽい歌い方ができるようになればいいのかなぁ?
まんまSPEEDだよね。
叩けば伸びそうな、能力の高さを感じる歌声だったけど。
演技は頑張れ。

高橋由美子さんは、ずーっとナンネールなんだっけか?
安定してますです。
歌も、演技も。
自分より才能があった弟に嫉妬していた部分もあっただろうけど、
それ以上に弟を愛していたんだね。
そんなことを思わせる深いナンネールだったかな、と。

チビモーツァルトはアマデっていうのか。
アマデは、モーツァルト・・・ヴォルフの才能を具現化したような存在。
ヴォルフが嘆き、悲しんでいるときも、アマデは音を生み出し続ける。
喜びも、涙も、笑いも、ヴォルフの人生全てが、音楽になる。
どんなことが起ころうと、ペンで音符を書き続けていたアマデの姿が印象的だった。

こんなに子役の比重が重い舞台って見たことないわ。

父と子、家族の愛情のすれ違い。
天才として扱われることでの苦悩。
人とは違う感性を持ち、理解されないことへの苛立ち。

途中、睡魔に襲われたのも事実だけど、話自体は面白かった。
見れば見るほど、深い発見に繋がっていきそうな、リピーター好みの舞台かも。
理解できないからリピートするんじゃなく、より深く理解したいからリピート。
ファンが多そうなのにも、納得。

「あーミュージカル見たなぁ~」と、
最近の私からすると(笑)思わずにはいられなかったな。
ソロの見せ場があって、みんなで歌って盛り上げる場面があって、
ダンスナンバーチックな所もあって。
ミュージカルでした。楽しかったです。

芳雄君を見に行く時間、つくれないよなぁ~・・・
うーん、見比べたい欲が。

って、思惑にハマり過ぎだ。

モーッ!!

2007年12月10日
あ、もうせっかくモーツァルトの感想携帯からあげようとしたのに、消しちゃったよ。
がっかりだよ。
ミュージカルの街から小劇場の街に移動します。

眠い。

12/9 テイクフライト

2007年12月10日
take

2007年12月9日『テイクフライト』@東京国際フォーラムCホール

脚本:ジョン・ワイドマン
作曲:デイヴィッド・シャイヤ
作詞:リチャード・モルトビーJr.
訳・演出・振付:宮本亜門
訳詞:森雪之丞 
音楽監督・指揮:デイヴィッド・チャールズ・アベル
出演:天海祐希 城田 優 池田成志 橋本じゅん 小市慢太郎 坂元健児 今 拓哉
   宮川 浩 花山佳子 杉村理加 治田 敦 岡田 誠 華城季帆 菅原さおり 本田育代
   ラサール石井
 
11月24日→1回目
11月26日→2回目
12月1日→3回目
12月6日→4回目


ローストビーフがなんだって言うのよ。
それが、アメリア・エアハート。

これ、そう簡単なミュージカルじゃないぞ?
それが、テイクフライト。

今日、過去4回見て積み上げてきた感想やらを自ら壊してしまったよ。
全然違う物語。

というかですね、天海祐希が面白すぎる。
何が面白いって、ジョージに対する態度が。

天海祐希に呼吸を合わせる。
アメリアとして、台詞の言葉を聞き、それに心を反応させるように努力する。
とにかく、天海ファンであることが自分の中で第一なので、天海祐希の表情、心情を追う。

そしたら面白かったよぉ。
ジョージに対して、いっつも、もう会った時から別れるまで、
ほとんどイライラしてるのね、アメリアって。
アメリアというか、私には、天海祐希がイライラしているように見えたね。
ローストビーフの件のシーンとか、酷いですよ。酷すぎて笑えるよ。
まず全く目を合わせませんからね。
で、「何言い出すのよ、この人。」「は?」って、聞く耳持たずで、呆れかえってる。

だけど最終的には、怒鳴って煩いし、面倒臭くなっちゃったから、
「もう、(飛ぶの)やめるわ。」と言っちゃうわけです。
内心は、
『あなたの犠牲になって、私は自分の自由を捨てるのよ?最後ぐらいは自由にさせてよ。』
ぐらい思ってる、表情ですよ、あれは。
「やめる」と言ったのは、愛情からではなく、面倒だから。

アメリア~(笑)

あー面白すぎる、面白いよ。

あのですね、この『テイクフライト』における、アメリア・エアハートって役は、
天海祐希の嫌な面を、感じさせる役かもしれませんよ。

嫌な面、と一概には言えないけれど、
たぶんこの人、自分が一度これと決めたら、誰がなんと言おうと、その道を譲らないと思う。
その上、結構突っ走るような所もありそうだと私は感じている。
自分が行動することで他人が傷つくのも、頭が悪い人じゃないからわかっているけれど、
進むことを邪魔する人は「敵」と認定しているだろうから、
「敵」を傷つけることには、あまり躊躇しないんじゃないか。

一言で言うと、頑固。
しかも超がつくほどの頑固。

今日、私が見て感じたアメリアは、そんなアメリアだった。
私は実際に劇場で、宝塚時代の天海祐希を見ていないからビデオで見た限りの印象だけど、
今日のアメリアからは、宝塚時代の天海祐希の空気を感じた。
そっけない。刺々しくって、痛々しい。

ただ、私は、そんな天海祐希でさえも、愛でてしまう。
だから、全然魅力的じゃない、利己的なアメリアだと感じたのにも関わらず、
そんなアメリアを見て笑う。
笑うのは嬉しくて、面白いから。

ゆりちゃんの例えばGraziaのインタビューでの言葉だったり、
もちろん演技だったりに、何度も心洗われ、たくさんの幸せをもらった。
心から「天海祐希って凄いや!」と思っているけれど、
天海祐希が負を持ち合わせない、完璧な人間だとはこれっぽっちも思っていない。

まぁ、面白いのは、マイナスな面かな?と思うところを、
見せ付けられてるのに、それすら好きだと思ってしまう、自分のイタさですよ。
面白いな、じぶん。

アメリアはジョージを愛してなんかいませんでした。
アメリアが愛しているのは、自分に大きな自由を与えてくれたジョージ。
同じだった、ジョージも、アメリアも。

ジョージは、「自分に富や名誉を与えてくれた」レディ・リンディを愛している。
アメリアは、「自分に空を飛ぶ自由を与えてくれた」ジョージ・パットナムを愛している。

どっちも同じ勘違い。思い込み。
「」の中がなくなったら、愛してるなんて言えないはずだ。
本人達は最初は否定するだろうけれど、根本に愛なんてない。
ある意味、鏡に映ったような似たもの夫婦に見えた。

今までは、『なんでアメリアはジョージを愛さないんだろう?』と思っていたけれど、
今日は、力強く我道を進む、自分勝手な女性。にアメリアが見えたので、
愛がなくても当然だと思ったし、
そのことでアメリアが嫌な女に見えても、どうだって良かったんですね。
ミュージカルの一応主役、華が、嫌な女にしか見えない。って、
「・・・・」だけど、本当にどうでも良かった。
だって、それが天海祐希が演じてるアメリアなんだもん。
だったら、そんなアメリアを受け入れるしかないじゃないか。ファンは頑張る。

私がこの前に『キル』見ちゃってる影響?
たぶん、そうなんだけど、
もっと、コアな部分をつく、こう深いミュージカルにしちまえば良かったのにな。
大きな国際フォーラムなんかでやる、エンターテイメントなミュージカルじゃなく、
もっともっと、スパっと切り込んでくる鋭いミュージカルにさ。

最後、アメリアがリンドバーグに、
「降りないで~」と歌うのが、すごく意味深。

お願い・・・降りないで・・・
降りた後は 哀しいお祭りよ
群集が勝手に 騒ぎ出すの


という歌詞なんだけど、ここにスポットライトを当ててしまえ。
そして、もっとちっちゃい劇場に移動だ。
ちっちゃ過ぎる劇場で天海祐希じゃ、とんでもないことになりかねないので、
こうなりゃキャスト変更。
天海じゃなくちゃ、誰だ。

で、何が『キル』かって、空が。(それだけか)
空に自由や、平和、理想を見出すじゃない。
でも地上では、戦争が起きていたり、なんか色々嫌なことがいっぱいあるのさ。
その反動で、空へ。

なぜ空なのか、明確な理由はないけれど、
なんか空っていいぞ!!

で、アメリアやリンドバーグは飛びたがるわけだ。

色んな深い受け取り方ができる(ような気がする)戯曲なのに、
いちばーーん、わかりやすいところを選んで(飛びたいという思い)、
大きな箱に対応できるように、ただ単純に演出してしまった。
元々が万人に受け入れられるようなミュージカルじゃないのに、
万人に受け入れられようとするから、結果、万人に受け入れられなくなったんじゃないの?

「空」と「地上」の対比を切り取るミュージカルにもできるかもしれないし、
アメリアとジョージのすれ違いを主にしたら「人間」を描くミュージカルにもなるかもしれない。
もっと明るい捉え方をすると、
挑戦し続ける人の前向きさで、見た人を元気にするミュージカルとかそんなんもできそうだ。

でも、どこにも切り込んでいかなかった。
だから、平坦でなんの盛り上がりもない舞台になった。

あぁ、もうなんか書きたいことが色々ありすぎるけれど、
自分の中でもまとまりきらない、微妙なところだから、本当に書きにくいなぁ!

あ、今日は一応東京の千秋楽でしたね。
よりによって最前列観劇をさせていただきまして。
私的にはとってもチケット運の良い、公演でした。
はじめてオペラグラス使わなくても、表情が見れたしね。
ギリギリ生声と、生オケの音が聞こえたと思うので、それが何より嬉しかった。
音の出所を、ちゃんと耳で追えた気がしてるので、たぶん生音。

カテコはほぼスタンディングになってましたね。
私はあんまり立ちたくなかったんだけど、最前列で座り続ける勇気もない臆病者ですから。
と、これは屁理屈として、「お疲れ様でした」の意を込めて、立たせていただきました。
悪いけど「面白かった」じゃなく「お疲れ様」だ。
指揮のデイヴィットや、オケの方々・・・色んな人に対して、お疲れ様、
そしてあとは「ありがとう」。その意味でのスタンディングということで。

ゆりちゃんが、城田君にお姫様抱っこされて出てきたりもありました。
天海氏は、しきりに「ありがとうございました」と呟いてらっしゃいましたね。
あと、オケに対する感謝の拍手と。
成志さんが、すごく真面目に「ありがとうございました」とオケボックスを覗き込んで伝え、
じゅんさんも、同じくありったけな表情と共に感謝を表していた。

サカケンさんが、おいしかったよなぁー
一人カーテンコールの時いなくって、途中で、ジャケット羽織ろうとしながら出てきた。
でも、ジャケット着れなくって、一人注目されてました。
デイヴィットはそんなサカケンの姿を見て、突っ伏して爆笑していた。
このジャケット、実は劇中でも上手く着れてなかったんだよなぁー
何度も袖を通そうとしているのに、着られない。
そういう演技だと思ってみてたんだけど、本気だったのか?(笑)

城田君恒例のうさぎ跳びジャンプや、土下座もあり。

天海さんは、ちょっと目を潤ませていた。

とりあえず、私のテイクフライトはこれで終わり。
文句を言い出したらキリがない(あはは)な舞台ではあったけれど、
でも何より天海祐希を生で見れたことが嬉しい。
次はいつ、舞台に立つ彼女を見ることができるのやら。
気長に待たないといけないのかな。

12/7 キル

2007年12月08日
kiru

2007年12月7日『キル』@Bunkamuraシアターコクーン

作・演出:野田秀樹
出演:妻夫木聡/広末涼子/勝村政信/高田聖子/山田まりや/村岡希美
    市川しんぺー/中山祐一朗/小林勝也/高橋惠子/野田秀樹


キル、キル、キルキルだ!
キルがキルで、本当にキルだったよぉー。(涙)


あぁ「キ」が「≠」に見えてきた。

憧れ続けた舞台『キル』。
その世界を、今さっき、私は実際にこの目で見て、この身体で感じだ。
それだけで、もう・・・嬉しい。幸せ。涙出る。

野田さんの舞台を見に行く。
劇場についてパンフレットを買う。
客席に座り、パンフレットを開き、前書きを読む。
その時間がまず好き。まず楽しみ。
どんな思いで、これから始まる芝居で上演することにしたのかを、
(たいてい)皮肉と反発がいっぱい詰まった文章で、野田さん自身が書き綴る。
ちなみに、皮肉と反発の間から垣間見れるのが、演劇に対する愛着と、誇り。
だから野田さんのパンフレットの前書きが、好き。
彼の綴る言葉が好き。
その言葉を綴った手をたぐった先に老いさらばえるには程遠い、
未だにやたら動き回る、老け子役がいたとしても、私はその老け子役を好きになる。
言葉に恋をするシルクの気持ちが、わからなくもない。(笑)

復讐の連鎖を止める、その答えはここにある。

だから、今、また『キル』なんだね。

『贋作・罪と罰』→『ロープ』→『THE BEE』
ここ数年の流れの、終着点が『キル』だ。

どうすればいいのか。
答えは簡単だった。

空を見上げれば良かった。

ただそれだけ。
でも世界中の人間が誰一人欠けることなく、空を見上げなければいけない。

このロマンチストめ。

まっさらな状態で、初演を見たかった。
今回の再々演の出来が悪いとか、そういう意味では決してなく、
私自身がまっさらな状態でこの芝居を見れていたら・・・
と思わずにはいられなかった。

何度も、何度も台詞を覚えるぐらい見返した。
まではいかないけれど、昔は良く、つっつんの声で野田さんの言葉が聞きたいあまりに、
BGM代わりにキルをテレビで流していたし、もちろん戯曲も読んでいた。
だから、当たり前だけれど、これは知っている物語。

ストーリーはもちろんだし、
「あ、次、ムクって犬?来るぞ」とか、笑いの部分も先を知った状態。

演出面での大きな変化がないのは、『キル』においては正しいことだと思ったけれど、
変化がないから尚更、知っている物語。
物語や、演出がどう進んでいくのかに対するワクワク感はゼロ。
だから、

まっさらな状態で、キルを見たかった。
つっつんファンだから、そんなことは無理だったけどねw

シアターガイドのインタビューを読んでから、
変に私の中で凝り固まっていた、テムジンへの思いは消えた。
堤さんのテムジンは、堤さんのテムジンとして好き。
だけど妻夫木君のテムジンも、妻夫木君のテムジンとして受け入れられるだろう。
インタビューを読んだおかげで、自分の気持ちを、まずそこに置くことができた。

そして、今日見た妻夫木テムジン。

素晴らしかったよ。

もうそこに彼にしかできないテムジンがいた。
正直ここまでやってのけるとは思っていなかった。
弱い点をあげるとすれば、声。
声量がもっと増せば、これからでも良い舞台俳優になりそうだ。
っていうか、既に良い舞台俳優ではある。
だって、楽しそうだもん。
舞台に立っていることを楽しんでるもん。

これは聞いていて度々驚いたんだけど、たまにめちゃくちゃ声が堤さんに似る。
本当に驚くほど、堤さんのテムジンと声がかぶる瞬間がある。
だからって、堤さんのテムジンを真似ているわけではないんだけど。

生き生きと身体が動いているのにもビックリしたなぁ。
もの凄く感覚が良い人
人との距離感とか、反応の取り方とか、常日頃からキチンとしてる人なんじゃないかな?
じゃなかったら、初舞台で、しかもそれが野田地図で、
あそこまで生き生きと動くことなんてできないと思う。

テムジンが勝村さん演じる結髪の頭を、何度かはたく場面があった。
はたいた瞬間に、
「あ、すっごい良いカンパニーじゃん。」って思った。
迷いのない、見事なはたきっぷり。
勝村さんにしても、見事なはたかれっぷり。
あれだけ完璧にはたき、はたかれ・・・w
それを見ただけでも勝村さんと妻夫木君の間に信頼関係が成り立ってるのがわかる。

手紙のやり取りの場面では、
「早く読んでぇぇ~!!!!」と言わんばかりに、
勝村さんに妻夫木君が抱きついてたし。
抱っこちゃんか。
ここの妻夫木君は、超可愛かった。

えっと、先に私が気づいた?お遊び部分の台詞を挙げときましょうか。
「四角いジャングル、流血の惨事、亀田興毅謝罪」だったでしょ。
すぐにやらせる女は「サポーターの女」→「小劇場出身の女優」に。

・・・いるんだよな、このカンパニーにも正に小劇場出身のすんばらしい女優さんが。

「すぐにやらせる女は小劇場出身の女優だけです。」
「おいっ!!」

下からわざわざ顔出して、ツッコミ入れておりました。聖子姉さん。
客席爆笑ですよw

あと初日ならでは?なハプニングとしては、野田さんがジャケット羽織ってくるの忘れてた。
もうホント冒頭ですね。
「じ・ゆ・う!!」をチョークで書くちょっと前。

「・・・(笑)あのすみません、ジャケット着てくるの忘れたんで、ちょっと着てきますw」
とか何とか言って、一瞬袖にお捌けになりましたよ。
「ちょうど、緊張もほぐれて、良かったんじゃないの?」とか言っちゃってねw

すぐ自由をコクーンの柱に書く殴らなくちゃいけなかったのに、
ジャケットのポケットの中にチョークがない。
笑って焦る野田さんを眺めていたら、横からシルク広末が、
「せんせ、ちょーく??」とチョークを差し出す。

ナイス!シルク!

チョークを受け取った野田さん、勢い余ってチョークを折る。
折れた破片を「何、笑ってんだよ!」と、客席に向って投げつける。

うわーまさに『キル』だぁぁぁ~~(笑)

毎回折れたチョークは投げてたのかなぁ?
初演の映像でも、「どこ見てんだよ!?」とか言って、客席にチョーク投げつけてた気がする。

衣装は再演に近いかな。
細かい変化は挙げたらキリがないくらいありそうだけれど、
雰囲気の違いはほぼないと言っていいだろう。

演出の違いは私にはそこまで言及できない。
だって、実際に舞台で初演も、再演も見ていないから。
メインの音楽の変更がなかったのは確か。
変わらないとは思ってたけど、良かった~ホント変わらなくって。
あの曲じゃなかったら、キルじゃないもん。

テムジンがモンゴルの青い空を見上げれば、ただそれで良いことに気がついた時、
私の中にも同じように青い空が広がっていくような気がする。
壮大で、清いものの中に、気持ちが解き放たれる。
テムジンが青い空に気がついたことで、復讐の連鎖は終わり、
そしてまたテムジンは生まれ変わる。
新しく生まれたテムジンは、父親に愛される。
そして、とびっきりの蒼空を着て、生きる。

世界がぱぁーっと広がっていく。
演劇って面白くって仕方がない。
野田さんの芝居は、それを感じさせてくれる。

私は別に、絵空事の些細な現実を見せる芝居も嫌いじゃないけど、
演劇ならではの魅力をより感じるのは、もちろん、
まことしやかな壮大な嘘を見せる芝居だよ。
だから野田秀樹、好きなんだもん。
野田さんは演劇でしかできないことを、やってくれるから。

さてもう一度、妻夫木聡に戻るけれど、冒頭の台詞は、
「おっと、これで大丈夫か?」って思うぐらい緊張していたと思う。
稽古ではもっと上手く読めていたのに、力を出せていない。
そんな感じのする緊張感が、彼の言葉の中にあった。
もっと、情緒を持たせて読んで欲しい台詞なのに、余韻が残らない。
と、始めは心配させたものの、芝居が進めば、不安は消え去った。
たぶん、動いてた方が喋りやすいんだろうな。

どの場面でも表情がとても良いけれど、ラストは絶品。

広末さん。
広末さんは、野田さんの言うとおり面白い声をしている。
羽野シルクも、深津シルクも割と面白い声していたけれど、また違った面白い声。
おバカ度を比べてみると、羽野>広末>深津って感じかな。
おバカ度っていうと、羽野さんゴメン、って感じだけどw、
シルクって脳みそ軽い人じゃないですか。軽いけど、生きてく面ではすごく強い。
<軽さ・強さ>が羽野>広末>深津、みたいな。
広末さんも声が弱いけど、全体的にシルクとしては全然OK。

ってことで、真ん中の二人が、私の予想を遥かに超えて良かった。

逆にちょっと、ちょっと!だったのが勝村さん。
『コリオレイナス』やら『ドラクル』と続いた反動で、爆発したくなったw?
それはそれでいいんだけど、さすがにしつこ過ぎ。
野田さんも、信頼して許し過ぎじゃないか?
稽古中、勝村さんのハリキリが面白くって仕方なかったから、
そのノリで、OKしちゃったじゃないだろうか。
手紙のやり取りの場面、あれはもう暑苦しいの域だ。
いっけいさんのが、一番スピード感があって、私は好き。
勝村さんはスローモーションで二人の間を移動するので、空気がだれる。
改善希望。

「い・た・だ・い・た・あなたの手紙への私の・お返事!!」
「イマジネーションを働かせてっ!」「あなたならできる!」

堤さんと、いっけいさんのこのやり取りが大好き~

勝村さんは、足し算し過ぎな印象なので、これからは引いていただければ
勝村政信ならではの結髪がすぐに出来上がると思う。
そして、勝村さんならやってくれると思う。

小林さんにも期待していたんだけど、小林さん元気ない?
なんかこう、台詞もどこか上の空な時があったような気がして・・・
もっと威厳が出るかな、と思ってたんだけど、しょぼんとしぼんでしまった感じ。
体調不良??
これから先どうなるのか、小林さんも気になるところ。

高橋惠子さんは、また彼女ならではのトワが誕生しそうですねー。
お客さんとの呼吸が合うようになってきたら、もっとハマるはず。

聖子さんの人形も、なんの問題もなし。
ますます欠かせない女優さんになっていきますね。
笑いも取れるし、シリアスもいけるし。
でもまだまだ伸びしろありそだな。
余裕が出てくれば、まだまだ聖子さんの人形は良くなるはず。

山田まりあのフリフリが、やっぱり良くって!
村岡J.J.と、中山ポロロンに全く負けないどころか、
身体も動くし、衣装もロリ系で似合ってるしで、ちょっと勝てそうな勢いすらある。
フリフリって役にまた合ってるし、テムジン一派として登場するときの台詞も、
力強くって、なかなか良い。
山田まりあ、面白い女優さんだ。

村岡J.J.もまた、のびしろがありそう。
中山君もだけど、中山・村岡・山田の3人でもっと突っ走った空気を出せるようになると、
芝居自体も更に面白くなると思う。

市川しんぺーは、普通に上手いよね。
『ドラクル』見ても思ったけど、意外に器用な演技をする。
なんの違和感もなく、ガイドで、ヒツジ・デ・カルダンだった。

野田さんは、もう勝手にして。
って感じですね。本当に勝手にすればいいさ。(笑)

『キル』の初日の観客になれたことが嬉しい。
好きな舞台は、できれば初日を見て、間数回見て、千秋楽を見たい。
上演している期間中、ずっと一緒に考えたりして、成長していきたいんだよな。
舞台の変化と自分自身の変化。
その両方が合わさって起こる変化。
感情の揺れとか、新たな発見とか、ちょっとしたハプニングとか、
色んなことを楽しみつつ、初日から、楽まで大切に付き合っていきたい。

『キル』も私にとって、そんな舞台になりそうです。

ぶつぶつ

2007年12月07日
『テイクフライト』についてちょっと思ったこと。

舞台自体、というか主に役者さんたちは日増しに良くはなっていると思う。
でもそれ以上に、この舞台を見ることに私が慣れたから、
面白さを感じるようになった。っていうほうが、強い気がする。

それもどうなのかな。

1回目見たときは、本当に正直にいうと『つまらなかった』からね。
ただ、役者さんたちの挑戦しようとしている心意気には胸を打たれたから、
作品の出来とは違う部分で、それは評価してるけど。
寝る前にこんなこと思ったんで、書き留めておく。

そして今日は『キル』初日。
ゲネの様子を芸能ニュースでやってたけど、ぶっきー声大丈夫かぁ~?
声が潰れやしないか、そこは心配だけど、すごく良い表情でミシンと共に居たので、
それだけでグッとくるものがあった。
約9時間後。
妻夫木聡のテムジンに、野田秀樹の『キル』に会う。

12/6 テイクフライト

2007年12月07日
take

2007年12月1日『テイクフライト』@東京国際フォーラムCホール

脚本:ジョン・ワイドマン
作曲:デイヴィッド・シャイヤ
作詞:リチャード・モルトビーJr.
訳・演出・振付:宮本亜門
訳詞:森雪之丞 音楽監督・指揮:デイヴィッド・チャールズ・アベル
出演:天海祐希 城田 優 池田成志 橋本じゅん 小市慢太郎 坂元健児 今 拓哉
   宮川 浩 花山佳子 杉村理加 治田 敦 岡田 誠 華城季帆 菅原さおり 本田育代
   ラサール石井
 
11月24日→1回目
11月26日→2回目

12月1日→3回目

ん~と、ね!うん。
私の方は、そろそろ限界が近いかもしれない。
1回目見て『ありゃりゃ・・・』、2回目で、『おっ?』となり、3回目で『あ、面白いかも』。
そして今日4回目。
役者さん達の熱演や、見る側の好意的で前向きな解釈だけでは、
もう1個上にはおそらく進めないんじゃないかと、見ていて思った。
作品自体が持っている力が弱い。
音楽はすぐ耳に馴染むようなモノではないけれど、どれも良いんだけどなぁ。
脚本と演出の問題。

そしてこれも、1回目見てから、
「なるべく気にしないようにしよう」と思っていたことなんだけど、やっぱり無理だ。
ジョージがダメ、私は。
宮川さんに何の罪もない。
歌も上手い。演技の感情の流れもしっかりしている。
だけど、私には合わないのかな。
そして私が天海祐希のファンなのがいけない。
って、こんなこと言ったら、天海さんは嫌がるんですかね。

このメンバーの中だったら、せめて小市さんがジョージだったら良かったのになぁ。
天海・小市の並びだったら、許せたと思う。

要は、私のタイプですよ。私の好みの問題です。
宮川浩より、小市慢太郎。
城田優より、池田成志。(え?)

天海さん、歌がほんのちょっとだけ良くなったかな~?
特に前半の曲。
低い音から、ポンッと高い音に飛ぶ。
その変化を前より安心して聞いていられた。慣れたか?
相変わらず気持ち良さそーに歌う。
気持ち良さそうに歌う天海祐希を見れるだけで、嬉しくなる。
(ゆりちゃんが、貞奴やれば良かったのに。
ゆりちゃんの「次の方、どうぞ」が見たいぞ、私は。
そうするとまた、相手がユースケじゃどうしようもなくなるけど。ゴメン、ユースケ。)

そして今さらながら、この方は手が長いな。
あの手の長さは、華に直結だわ。羨ましい。

3回目に見たときぐらいから、完璧に坂元さんと、今さんがわかるようになった。
坂元さんと橋本じゅんがガッツリ絡むシーンを見てみたかったな。
なんだか面白いことになりそうな予感。
ガッツリじゃなく、細々と絡んでるシーンなら一つ発見。
アメリアが、船で帰ってくる場面。
坂元さんは、ジョージの会社の社員。じゅんさんはアメリアを追ってきた記者役。
真ん中の出口で、永遠二人で小芝居してる。(笑)

じゅんさんが、坂元さん突き飛ばしてみたり。
アメリアに近づこうとするじゅんさんを、坂元さんが必死に止めたり。
どういう経緯であんなことしてたのか、全くわからないんだけど、
坂元さんは、膝を自分でコツンと叩いて、反射を楽しんでもいたw

ちなみに坂元さんと、今さんだったら、今さんのがタイプですね。
(んなこと誰もきーてねーぞ。と。)
今さん格好良いよなぁ~。

城田君には今まであまり触れてこなかったけど、
プレビュー初日から、着々と進化していると思う。
感情がよりリアルになってきていて、それが歌にも出てきている。
文字通りの熱演。
まだまだ伸びそうだ。

リンドバーグは周りの人たちと上手くコミュニケーションを取れなかった人なんだろうな。
そのことをバネに空への想いを強くしていく。
印象としては、前向きな引きこもりって感じなんだよね。(笑)
ある意味、空へ逃げたようにも見える。
その逃げっぷりが壮大だっただけで。

主要3組(アメリア・リンドバーグ・ライト兄弟)の空への想いが集まってくる、
最初と最後は結構好きかな。
私自身、空って好きで、高いところ嫌いだから飛びたいとは思わないけれど、
でも良く眺めていたりする。
「空に対する憧れ」に少しだとしても共感できるから、好きなのかな。
単純に、全員コーラスで盛り上がるせいもあるけど。

そだ、私はライト兄弟がコインでどちらがグライダーに乗るか決める場面が、
(ハプニング狙いで)好きだったんだけど、
コインじゃなくって、じゃんけんになっちゃったよー。
せっかくの数少ない笑いの得られる場面が・・・
残念だ。

本日、収録日。
カメラも入っていたから、音だけじゃないみたい。
正直DVDになっても買うかどうか微妙だけれど、CDだったら買ってもいいかな。
3000円ぐらいなら。4000円って言われたら、すっごい迷う。
けど、12000円とってる舞台だ。やりかねない。
もしかしたら、耳だけで感じた方が面白いかもしれないなぁー。なんてね。

独り言炸裂。

2007年12月06日
以下、独り言炸裂。
ほぼ、実際に口走ってしまったよ。
やっぱりアホですかね!?私は!
Read more "独り言炸裂。"

12/4 座頭市

2007年12月05日
zatou

2007年12月4日『座頭市』@新宿コマ劇場

演出:三池崇史
出演:哀川翔/阿部サダヲ/麻路さき/長門裕之/遠藤憲一/他

どぉわっ~と見に行き、どぉわぁーっと帰ってきました。

19時公演観劇。
学校終ったの18時半。
チケットなんて持ってない。
2500円の学割当日券で見ちゃる。

という決意の元、迅速に新宿に向った私。
コマ劇についたのが、18時55分ぐらい。
窓口でチケット買って(余裕で買えますね。正直後方は空席多し!)、
だーっと中に入って、着席。
5分少々の余裕もありで、なんだ、普通に間に合っちゃったよ。

チケット完売はないだろうから、予定と見合わせて、
時間が出来た時に行けたら、行こう。と思っていまして、
気持ちに行動力がついてきたのがたまたま今日だったので、GOしました。
「時間が出来た時に」って、その時間も、あってないようなものだったけどさ。
間に合うか間に合わないかのスリルも楽しみました。

『座頭市』、二人見たい役者さんがいたのでねん。
阿部ちゃんと、そして、もう一人私が誰を気にしていたかって、そりゃ、
麻路さきですよ。

確か、哀川さんと阿部ちゃん、二人の出演が先に決まっていて、
その後しばらくしてから、マリコさんの出演が決まったんだったと思う。

な、なぜ、今!?

とぶったまげたのを覚えている。(日本在住になったからなのかな?)

そんな私をぶったまげさせた麻路さき。
相変わらず(といっても私はもちろん男役時代を見てないけれど、ここは愛着を込めて)、
なんとなくモヤっとした声での台詞回し。
でもその声すら、嬉しい。

麻路さきは何をやっても麻路さきなんだなぁーと。

髪型や衣装が似合っていたせいもあるかもしれないけど、
今回が初女優とは思えないほど、女優ですよ。

そこがまた麻路さきっぽくって、感心してしまったんだけど。

昔のポニーテールみたいな髪型に、着物。
変にスカートとか履く芝居じゃないし、それも良かったかもしれない。
ちなみに顔も変化なし。(笑)

男役臭さもないのね。
そりゃ、退団後十何年経ってて、その間普通に主婦やって、
たまにOG公演で男役やるぐらいだったら、元は女なんだから、女らしくなるだろうけど、
でも、マリコさんだからねぇー・・・w

傍から客観的に見て「え?大丈夫なの?」って思うことを、
ドーンとやって見せて、しっかり見せてしまうところに麻路さきが麻路さきである所以、
麻路さきのスター性を感じる。
マリコさんのドーンとしてるのにほわんとした雰囲気が好きだったから、
同じ雰囲気を今日感じられて嬉しかったです。

さて、ヅカファンとして麻路さきには触れました。
舞台についてですが、三池演出『夜叉ヶ池』よりは良かったんじゃないだろうか。
場面→場面→場面→場面・・・と、ただただ単純に場所が変化して、
そこに居る人たちを見せるだけの、極めて演劇的要素の低い演出だったように感じたけど、
それなりに見せ場がキチっとあったし、コマ劇のだだっぴろい空間に、
なんとか立ち向かえていたんじゃないかと思う。

ただ、当然のことかもしれないけれど、
聴かせたい台詞がある場面では、全ての動きがピタっと止まる。
私の集中力のせいかもしれないけど、そこでちょっと飽きた。
聞かなきゃいけないところで、私は飽きてしまった。

もう一つ興ざめしたところを挙げさせてもらうと、クライマックスの殺陣シーン。
殺陣自体はなかなか迫力があって良かったけど、
真ん中にあった可動式の舞台を、殺陣に混じらなきゃならない敵さん達が、
3人ぐらいで動かしていたのに、ガッカリした。

盆、使えなかったのかなぁ・・・

人力でセットを回した後、セットを回していた役者さん達が、
座頭市に向って斬りかかる・・・

んな、マヌケなことあるかい!

良かったのは照明かなぁ。
照明の派手さで、だいぶごまかされてる部分があると思う。
笑えるの場面は、役者さん・・ってか阿部サダヲの力量。
笑わそうと思って仕掛けられた場面は、割と滑っている印象。
阿部ちゃんはやっぱり只者じゃないなぁ。
サダヲが居るシーンは安心して見ていられますよ。

で、阿部ちゃんの役どころですが、朧キンタの延長線上にいる役というか。
キンタを浅くしたら、今日の八って役になるかな、と。
衣装も似たような感じだったしねー。
八は琵琶弾き。なので、殺陣シーンはなかったと思う。
ちょっと歌は披露するけど。
八という役自体が、阿部ちゃん個人の力で持っていたような感じ。
阿部サダヲだったから、あそこまで面白くできた。

哀川翔さん。
哀川翔はテレビとかで見てても、好きなタイプではないけど、格好良いとは思う。
悪っぽい、やんちゃな感じが。
でも、座頭の市からは、その悪の色気みたいなのを感じなくって、
なんだかおとなしい、つかみどころのない座頭で、それが一番残念だった。
哀川翔の魅力って、目力にあるのかもしれない。
目を閉じたままの演技だから、ギラっとした眼の力っていうのは削がれる。
それって、哀川翔の魅力自体が削がれることにならないだろうか。
もっとカッコイイ、悪い哀川翔が見てみたかったな。

役者さんであと目を引いたのは、遠藤憲一さんと、松浦佐知子さん。
遠藤さんは、『阿修羅城の瞳』でいう、邪空みたいな役どころ。(特に見た目が)
殺陣も正直哀川さんより上手かったな。
ダイナミックな野性味溢れる殺陣が格好良かった。
演技も良い。

松浦さんなんだけど、出てるのも知ってて見に行ったけど、
登場シーンで声聞いて「うわー!この声、知ってる~!!」。
麻路さき同様、この人も変わってないわー!!
上杉祥三に対して「あなたの言ってることはわからない」とかなんとか言ってた、
十何年前の松浦さん、そのまま。(小指の思い出)
そのまま過ぎてウケる。
舞台の人だな、と。
サダヲも、マリコさんも、松浦さんも、マイク越しの台詞が聞き取り易い。
哀川さんなんて、たまに何言ってんだかサッパリわからないときあったりしたけど、
この3人は、やっぱり問題なく聞き取れる。
舞台の人だな、と。

こういっちゃあれだけど、全体的に演技のレベルが低い芝居だった、かな。
なんか、どこをとっても演技に締りがなくって・・・
(脇で上手いかな、と思ったのは、あとお茶屋の女主人役の人とかかなぁ?)
12000円取らなきゃそれでいいけど、12000円取って、あの芝居じゃヒドイと思う。

遠くからだけど、2500円なら、満足です、もちろん。
阿部サダヲだけでも元とれらぁ。
それにマリコさんとくれば、ね。

とりあえず、気になっていた舞台がどんなのものなのか、
この目で実際確認できたので、それは良かった。

目が見える見えないに関係なく、
深いところで何を見ようとするか、その気持ちが大事なんじゃないのか?


そんな、芝居だったかな。

なんとしてでも。

2007年12月04日
ほら!やっぱりあった!!

『どん底』

原作:マクシム・ゴーリキー

上演台本・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ

出演:段田安則 江口洋介 荻野目慶子 緒川たまき 大森博史 大鷹明良
    マギー 皆川猿時 三上市朗 池谷のぶえ 松永玲子 黒田大輔
    富川一人 あさひ7オユキ 大河内浩 犬山イヌコ 若松武史 山崎一

公演日程 2008年4月6日(日)~27日(日) Bunkamuraシアターコクーン


だそうだ。
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