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だからがんばれ、PARCO。

2007年10月07日
昨日新しいテイクフライトのチラシ貰った!
あれが本チラシだと思ってたけど、更に進化バージョン!
うむ、なかなかよし!
3バージョン、振り返ってみよう。

仮チラシ↓
1
天海氏の姿、皆無。

次、本チラシだと思われるもの↓
2
仮チラシに天海氏をプラス。
ちょっと堅い。

ささ、本チラシバージョン2。これ素敵だよ!なかなか!↓
Read more "だからがんばれ、PARCO。"
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10/6 キャバレー

2007年10月07日
キャバレー

2007年10月6日『キャバレー』初日@青山劇場

台本:ジョー・マステロフ
作曲:ジョン・カンダー
作詞:フレッド・エブ
演出:松尾スズキ
出演:松雪泰子/阿部サダヲ/森山未來/小松和重/村杉蝉之介/平岩紙/秋山菜津子/他

面白くなか・・った??

とんでもなく判断しにくい。
たぶん『キャバレー』っていう作品がそもそも持っている力みたいなものは、
私にはさほど伝わってきていない。
でも私見て、すっげー笑ってた。
笑うのって面白いから笑うんだよね?
なんだか混乱。
結局、よくわからない。

松尾ちゃん、真面目に病んでないかい?
松尾スズキの魅力って、絶妙にバランスとれた病み方にあると思うんだけど、
最近、バランス崩れていないかい?
どうなんだい?松尾ちゃん。
『まとまったお金の唄』はさすがにおかしかったと、私は思っているのだよ。

観客の勝手な推測だけれど、
松尾スズキの頭の中、今、半端なぐちゃぐちゃしているんじゃないかと思った。

政治とか、性とか、崩壊とか、酒とか、力とか、闇とか、金とか・・・
もうとにかくごっちゃなものが、なぜか一つにまとまっちゃって、
巨大なうねりになって、アバンギャルドな魅力になって、
それがキャバレーという空間に濃縮されちゃったよ。
なんだ、このわけのわからんエネルギー!!いぇーい!!

っていうのが『キャバレー』っていう作品なのかな?と思ったんだけど、
思っただけで、実際そこまで卑猥なものに対するワクワク感とかがなかったんだよね。
見ちゃいけないものを見てしまう、イケナイ楽しさみたいなのを期待してたんだけど、
割とすらっと見れちゃったの。
(ちなみに本日2階席。あと2回見れるけど、2回とも2階席。)

すらっと見れちゃった理由として、松尾氏自身のごちゃごちゃを挙げる。
松尾スズキのことなんて、知らないし、わかんないけど、
作品を見た上での印象っていうのは、確かにある。
普通に演出して、上演すれば、普通にある程度のエネルギーは伝えられる。
『キャバレー』ってそういう良い作品なんだろう。
エネルギーを増幅されられるかは演出や出演者次第。
でも、普通になれない松尾さんは、ストレートを避けて笑いで作品を煙に巻いた
普通にすればわかることを、あえてごちゃごちゃにしちゃったんじゃないか?
こんなに笑いが必要な作品ですか?
“笑い”で本質をめちゃくちゃに隠してしまったから、
笑えるけど、するっと見終わる舞台になってしまったんじゃないか。

笑いで煙に巻くっていうのが、松尾さんの意図のようにも思うけど、
ただでさえ、ごちゃっとしたのが魅力の作品。
それを更にごちゃごちゃっとされると、もう何がなんだかわからない。

あと、卑猥で煌びやかな場所で生活をする人を描くっていうのも、
『キャバレー』なんじゃないかと思ったんだけど、
それにしては、「人」の「感情」があまり伝わってこない。
特に伝わってこなかったのが、「愛情」かな?

あとあと作品が纏ってる空気『グランドホテル』と被るね。
『キャバレー』はドイツだよね。
『グランドホテル』も、ベルリン・・・ってあぁドイツだね。
じゃあ時代は??
『キャバレー』は大体、1929年と。
『グランドホテル』も1928年ときた。
(軽くネットを彷徨って調べただけなんであてにしないでくださいね。しないと思うけど。)

ビンゴ!

この時代のドイツって、危険度最高な反面、その反動で超セクシーだったのか。
揺れ幅がもの凄いな。

『ヴェニスの商人』に引き続いて、また人種問題。
これがわからないのだ。わからなきゃいけないのに、わからないのだ。
『駅・ターミナル』もこれはこれで、日本の中の問題なんだけど、
共通するような部分もあるし、こういう時って、連想ゲームみたいに繋がっちゃうんだよな。
全く関係のない作品たちが、パチパチ音を立てて繋がっていく。
自分の興味がその方向にあるせいもあるのかな。

大学の講師で来て下さってる、「この人は尊敬できる!!」と思った先生が、

「政治を語れない人は幼稚だ。」

ってポロっと言ったのが、ものすっごい胸に突き刺さっておりまして、
全くその通りだなぁ、と思うわけです、私。

えっとだな、だから、
『キャバレー』って舞台が持ってる病んだ力と、
松尾スズキって演出家が持ってる病んだ力。
ここの拮抗が取れれば良かったんだけど、
松尾さんの病み力が勝ちすぎちゃってる感じがするんです。
持ってる闇の質はとっても似てると思うんだけど、量が・・・
松尾さん、あんまり疲れすぎないでね。

さ、ここからキャスト感想。
えーまず最初に一言叫ばせてくださいませ。

秋山菜津子が大好きだぁぁぁぁ!!!!!!

何度好きと言っても足りないぐらい、秋山の姉さんが好きです。
ファンっていうか、なんかもう、ただ好き。
こんな女優他にいないって。
しかもパンフの役者紹介の文章が、野田。
もうあんな文章で紹介するジジイは呼び捨てで結構。(笑)
でもやっぱり、あの色気はなぁーヤヴァイっすよねー
女の私でもヤヴァイと思うもん。
凄いですよ、秋山さんのここ最近の出演歴。
日本演劇界のど真ん中を色気と男気で横断する女優。
野田、新感線、蜷川、ケラ、松尾を制覇してますからね。

・・・(絶句)

ここを行き来できる女優って、この人意外に思い浮かばない。
もうただ秋山菜津子見たさに、また見たい。
秋山さん見るだけで良い。秋山さんしか出てなくても良い。
ベタ惚れじゃん。

そのっくらい良いです。秋山菜津子には大きな期待して見に行っていいと思います。
私と趣味が合う人限定ですけど、期待していいのは。
ぶっ飛んだ演技してるのに、愛した男がユダヤ人だと知った時、
周りの狂騒の中で、彼女だけが一人俯いて座ってるんです。
ぶっ飛んだ演技とその俯き加減のギャップが、また色気なんです。
好きなのーああいう感じがすっごい好きなのー

秋山さん好きだ、好きだ言ってたらもうこれだけでも良くなってきちゃったな。

でも、松雪泰子は書かねば。
松雪さんは、努力家の完璧主義者じゃないかなー
歌、すっごく頑張ったんだと思う。
まだまだ未熟だったりする部分もいっぱいあると思うんだけど、
ミュージカルの歌、女優としての歌、
たぶん彼女はそこをしっかり考えて、ものすっごい努力してきたはずだ。
良くわからないけど、松雪さん演じるサリーの歌を聞いたら、
松雪さん自身の頑張りが見えてきたよう感じた。
私はちょっと前まで、結構な松雪ファンで、
松雪さんのCD(を録音したMD)とか数枚持ってる人なんだけど、
声の線が太くなったというか。

松雪姉さんは2階から見るには細すぎるかも。
色気は感じることは感じるんだけど、細すぎる人にそこまで色気って感じないかも。
そういう意味で細すぎる。
あと、喋り方が友近。友近じゃなくてキャサリン。
それがちょっとなぁーw

感心したのが阿部ちゃん。
割と松雪さんとか未来君が余裕ない感じなんだけど(初日だったからね)、
その余裕のなさを阿部ちゃんがカバー。
っていうか、初日なのに、あそこまで客をいじれる彼は本当に凄いと思った。
「大人計画の看板役者として、乗り越えてきた修羅場の数がちげぇんだよ。」
っていうのを、まざまざと見せ付けられた感じがして、感服いたしました。
そのまま突っ走りキャラで、どうぞ。

村杉さんとかも、その辺は同様。

阿部、秋山が先頭きって突っ走りまして、
その後を村杉が続きます。
それをサポートするように紙ちゃん。
間の繋ぎ役として小松。
負けじと食らい付いてくるのが松雪、森山。

と言った感じでしょうか。

久世さん挟んで、また来週見に行くのでその時はどう感じるかな?
今日はこんなんだったけど、来週見たらまた違うかもしれないしね。
楽しみ楽しみ。

そうそう4回ほどあった(スタンディングになりました)カーテンコールが面白かった。

この座組、仕切る人が一人もいねぇ~!!!!

真ん中になるのが松雪さんか、阿部ちゃんなんだけど、
二人とも自分が真ん中になって挨拶。とか全く頭にないでしょw
予想外のカーテンコールで、ど、どうにかしなきゃ!
となったとき、誰もどうにもできない。
譲り合う、松雪と阿部。(笑)
結局阿部ちゃんがここもまた上手く、キャバレーをアカペラで歌って乗り切ったけど、
譲り合う時間が相当長かったですよ。
そして、最後は帽子を深くかぶった変質者、ごめんなさい、違う、
松尾ちゃんが、うわーと舞台まで走ってきましたよ~
松雪さんに「わぁっ~!」ってやって、驚かせてた。ちょっと気持ち悪かった。
でも、元気なんだね、松尾ちゃん!良かった!

観客の高い期待が、ぐっと集まったようなカーテンコールでした。

長くなったなぁ、以上、キャバレー初日感想でした。
パンフは2000円。
Tシャツ販売ありの、上演時間2時間45分(15分休憩)。

10/6 十月大歌舞伎 昼の部

2007年10月07日
2007年10月6日『十月大歌舞伎 昼の部』@新橋演舞場

中村屋の三人『連獅子』が見たいと、ずーっとずーっと思ってた。
それを今日、実際に、この目で、確かに、見ることができた。

毛振りに入る前のあの劇場のピリっとした、心地良い緊張感。
空気が荘厳。
人よりも、もっと上にいる何かに対して舞っているような神聖な空気がそこにある。

涙が出た。

私を泣かせたのは、中村勘太郎だった。
やっぱり、勘太郎なんだ。
私をこうやって泣かせる歌舞伎役者は彼しかいない。
心底惚れてるんだなぁ、勘太郎の芸に。
テレビとか、雑誌のインタビューとか、
そういうところから垣間見れる彼の人柄もあったかくって好きだ。
でももっと好きなのは、その全てを含めたところにある、彼の「芸」なんだと思う。

勘太郎はきっと、父勘三郎を超えると思う。
今日の連獅子を見てそう感じた。

連獅子という作品は、歌舞伎役者の親子の姿に重なるようにつくられたのかな?
これは意図的?

父の厳しさは、父の愛情。
その子供も、それを理解して、父親についていく。
谷に突き落とされる子獅子。
でもそこから這い上がってきて、そこから父と肩を並べて踊る。

『連獅子』という演目を見て、この親子のお互いに対する想いっていうのを感じたんだ。
羨ましい、理想的な親子。
親も子も信頼し合ってるんだろうな。
子供は親を尊敬しているよ。見てればわかる。
勘三郎さんも、二人の息子をすごく大切に思ってるはず。

七之助が風邪らしい?っていう話を今日一緒に見た友達から聞いたけど、
真ん中の勘三郎さんと、上手の勘太郎の毛振りはピッタリ合っていて、七之助はズレてた。
途中から揃いだしたけど。

それでも3人の無心の気合いというか、
とにかく色んな強い想いが毛を振る姿から、どんどん伝わってくる。
クライマックスに近づくにつれて毛振りが激しくなる。
伝わる熱量も増して、余計に胸が熱くなってくる。
最後の数秒、勘太郎の強さが、父勘三郎を完全に超えた。
強さじゃなく、あれは若さなのかもしれない。
でもなんかホントにそれだけじゃないんだって。
だって、勘太郎しか目に入らなかったもん。
迫力とか、勢いとか・・・彼が一番大きく見えた。

そう見えた瞬間に、ツーっと泣けてきた。

勘太郎を見るたびに、
『彼を見続けようと決めたことに間違いはなかった。』
って、実は思っていたんだけど、今日ほど強くそう思ったことはない。
感動したし、そういう人に出会えたことが本当に嬉しかったんだと思う。
中村勘太郎って歌舞伎役者に出会えて、私は本当に幸せなんだ。

さ、ここから文章軽くしよ。

またねーこのあとの、人情噺文七元結の文七みたいな役が、
すっごい可愛くて、上手いし、面白くって、似合うんだわ~。
基本的にお人よしで、真面目で、純粋な人なんだけど、
一本ネジ抜けてる風で、実は冷静かつ冷酷な部分も持ち合わせてる、と。

「あんな汚い格好した親父が、五十両なんて持ってるわけがない。」
「きたなっ、くさっ!」

そんなことを平気で命の恩人に対して、言いますからね、彼。
ひでぇ男ですよ。
それで実際にその汚くてくっさい手ぬぐいの中に五十両が入っているのがわかったら、
それまでひでぇこと言ってたのに、そこからまた純粋に感謝してるんですよ。
目をきょとんとさせて。

んー何かに似てる~・・・
動物だーいぬ、犬だな、犬。
犬は犬でも大型犬だ、カンタは・・・
大型犬でカンタっぽい犬・・・

ゴールデンレトリバー!!!!
間違いない。


勘太郎って、ゴールデンレトリバーに似てます。
ぜってー似てます。
私、犬好き。

こういう役を振られるのは圧倒的に勘太郎が多い。
でもちょっと七之助にもやらせてみたい。
彼は彼で良い個性を持っているんだ。
勘太郎とは全く違う文七が出来上がると思う。
七之助にとっても、文七みたいな役をやるのって、勉強になると思うんだよなー。

『人情噺文七元結』自体は、心から笑えて、本当に面白かった!
勘三郎さんと扇雀さんの夫婦が最高におかしい。
勘三郎さんってのは、上手い人だ、というのを改めて実感。
きっとこの時代の江戸に、粋で、頑固で、心根が優しくて・・・
まさに、あんな人がいたんだろうな。って思えた。
これだけ上手い人だから、作品がダメなときに、自分の力量だけで笑わす方に走るんでしょ。
それが嫌いなんだ、私。
会話のやり取りのテンポの良さだけでも、気持ち良く笑えたので、
全然嫌な気分じゃなかった。

芝のぶちゃんが、これまた可愛かったなー

あと気になったのが、あのちっちゃめな男の子?だ。
芝翫さんのお付の役みたいなのをやっていた子。
もしかしてあれ、野田版の鼠小僧とかに出てた鶴松くん?全く違う?
五十両が入った包みを持ってきて、芝翫さんに渡すだけなんだけど、
なんだか動きがとっても綺麗な気がして、良い意味で目に付いた。
まだちっちゃいのに、吉原の子らしく、後姿がしっとりしてた。

俊寛で始まり、連獅子で締まり、最後に人情噺文七元結でカラっと笑って、
笑顔で劇場を後にする。
ん~満足度の高い公演だったー。
連獅子だけでももう一度見たい。
でもきっと、人情噺文七元結も見たら笑っちゃう。

一言にまとめると、楽しかった!
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