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7/25 THE BEE ロンドンバージョン 2回目

2007年07月26日
bee

7月25日『THE BEE』ロンドンバージョン 2回目@シアタートラム

[原案・原作]筒井康隆
[劇作・脚本・演出・出演]野田秀樹
[劇作・脚本]コリン・ティーバン
[出演]キャサリン・ハンター/トニー・ベル/グリン・プリチャード

6月27日→1回目(日本ver.)
7月9日→2回目(日本Ver.)
7月12日→1回目(ロンドンVer.)

見れば見るほど辛くなっていく~♪
剣の舞が頭に残って、重いわ。

日本Ver.2回、ロンドンVer.はこれで2回目、
計4回目となる観劇でしたが、毎回、ツライ
なんでこの芝居を見に行くのか、わからなくなってくる。
だって楽しくないんだもん。ツライんだもん。
一番ドーンと落ちるのが、帰り道、田園都市線に乗るまで。
三茶パティオの前辺りを歩いている時にドーンと落ちてくる。
足取りが重く、表情が強張っているのが自分でわかる。で、鳥肌が立つ。
なんか毎回そうだ。
電車に乗ってもこの重さは続く。
マジで性質が悪い。

今日を字幕無視DAYにしました。
開場してすぐ劇場に入って、開演までの30分の間に、
日本語版の戯曲にぱ~っと目を通して(わざわざこのためだけに「新潮」持参)、
いざ、字幕無視。

あ、意外にイケる。
無視して概ね大丈夫だ。
ってか無視してた方が見やすい。

4、5割強は私でも言ってること理解できる。
もう話の展開も知ってるし、身体の動きが言葉を助けてくれるし。
字幕に気を取られない分、役者さんの演技に集中できて、こりゃいいや。
次も(って次が正真正銘の最後ですが)字幕無視で見よう。

これって小さい劇場ならではだと思うんですが、
今日は役者さんの息遣いまで密に感じられちゃったような気がして・・・
特にイドを演じているキャサリンハンターに注目して見てたので、
なんだか余計に苦しかった。

イドにとっての「蜂」は、オゴロの妻にとっての「銃」みたいなものなんだな。
蜂が飛ぶ音がしたとき、私自身も鳥肌立つほど嫌な感じがしたし、
ただ単純に『怖い』とも思った。
「蜂」にしても「銃」にしても、
逃げようと思えば逃げられる瞬間があるのに、
恐怖が先立ってそんなことは考えられない。

キャサリンのイドは六郎の指を切る時、すごく悲しい顔をしてたんだね。
とにかく辛そうだった。
心を痛め、自分すら傷つけ、それでも暴力をふるい続ける残酷さ。
今日はそのイドの痛みを感じた。
キャサリンが女性だからってのもあるのかなぁ?
割と繊細な痛みや、悲しみであるように感じたけど。

前回ロンドンVer.を見たときは、上手端の実質1列目で、
役者さんは近かったけれど、マジックミラーの仕掛けとか、
床に埋めてあるものとかは見にくかった。

今日は下手側の真ん中辺り。
この辺で見たほうが、たぶん面白い。
というかですね、私は三面鏡越しの脅しの場面を見るたびに、
ゾクゾクさせられるんですが、今日の席はこの場面を見るには最高。

イドの目線が来る席だし、
更にイドの肩越しにオゴロ妻が見える。

ものすごくこのシーンを堪能できる席だ!G列7番!!

両方の表情が良い角度でキチっと見れる席です。
ここが見えるのと見えないのとじゃ、だいぶ違う。
思いっきり怖かったし、思いっきりゾクゾクさせていただきました。

野田さんはさすがに疲れてきてる?
特にどこが、という訳でもないのですが、
ふとした時の表情とか、発するオーラに元気がないような。
野田さんの演技って私は結構好きだけど、
一つ間違えば、しつこいんだろうなぁ。
六郎の指が切られて叫ぶ時とか「・・・そんなに叫ばなくても。」と思う時がある。
突き抜けちゃえば、それがそのまま狂気になって面白いけど、
突き抜けずに留まると、「あら~」ってなるんじゃないかな。
だから、私は好きなんですけどね。あの変な色っぽさも含めてw

マジックミラーには、向い合わせになった鏡のように、
イドが指を切る姿や、ドドヤマが指を届ける姿が永遠に映し出されていたけれど、
それが永遠に続く暴力を象徴しているようで、怖い
1回目見たときはこういう風に、マジックミラーが見えなかったから、新たな発見。
見る場所が違うと、見え方も変わる。

今日はWOWOW(たぶん)のカメラが数台入ってました。
にもかかわらずですね、オルゴールぶっ壊われてましたね。
パカっと閉まるはずの蓋が閉まらずに、取れてしまったシーンがあって、
「あ、オルゴール壊われた??」
と、ちょっと気になったんですが、
その後のオルゴールの音いらない場面で、
蓋が閉まってないもんだから、鳴り出しちゃって。
たぶんあれは相当焦ってたと思うんだけど、
野田さんが必死で蓋を閉めてましたが、なかなか音止まらず。
見てても結構焦りました。
何も収録日にこんなことなくってもねぇ。
昼も取ってるだろうから、差し替えかな。

見終わって重い気持ちになりますが、
ここまでピリピリして、刺激される芝居も他にないので、
結局は「面白い」ってことになりますね。
そして「野田秀樹凄い」ってことにもなります。


天才は努力を惜しまないんだろうな。
毎回重くなるTHE BEE感想でした。ロンドンバージョンも面白い!
クリックお願いします!


*naturalness*明日はいよいよお気に召してきますよ~!
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