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7/19 The Last Laugh

2007年07月20日
2007年7月19日『The Last Laugh』@PARCO劇場

作:三谷幸喜
脚本:リチャード・ハリス
演出:ボブ・トムソン
出演:マーティン・フリーマン/ロジャー・ロイド・パック

今川焼とチョコの違いだなぁ~。

劇の冒頭、喜劇作家が検閲官にちょっとした贈り物を持ってくる。
それは賄賂だったのかもしれないし、ほんの気遣いだったのかもしれない。
その贈り物の中身の違い。

日本版は今川焼。英国版はチョコ。

話し全体がこの今川焼とチョコみたいに違う。

英語がわからない分を差し引いても、
見ていて、私は日本人なんだな~っていうのを感じた。
チョコみたいなスマートさはないけれど、
今川焼も懐かしい味がして美味いっすよ。
共通する感情のポイントはもちろんあるんだけれど、
笑いのツボが全然違う気がした。

ちなみに今朝、私はくそ真面目に、
「英国版を見る前に日本版見よう!」
とかなんとか思って、舞台の映像を見てみたりした。

映像で見ても、やっぱり三谷幸喜は冴えまくっていて、
笑っていたのに、最終的には笑いながら泣く羽目になった。
泣き笑いしたのは、作家と検閲官二人の心の繋がりが見えて、
尚且つ、二人が作った脚本がバカバカしくって最高に面白かったからだ。
脚本が練り上げられていく段階に、ワクワクした。
一つのモノが成長していく様子って見ていて凄く楽しさを覚える。

イギリス版は、二人の心の繋がりがあんまり見えてこなかったのが残念だったな。
ただ、字幕だと細かいニュアンスまで伝えられるはずがないし、
そこもまた残念なんだけどね。

今月は『THE BEE』と、『The Last Laugh』と、
字幕付きの舞台を立て続けに見るな。
英語がわかれば・・・と嫌でも思うよ、これは。
野田さんは本当にすごいよー。
英語で、しかも女役やってるんだもんな。
ただでさえ、真剣に芝居を見るとエネルギー消費すると思うんですが、
字幕アリは更にキツイです。
脳みそ重労働。
普段、労働してないから、これが重労働になるのかー?
まぁ、それも一つ大きな理由としてあるとは思いますが、
いつも使ってる脳と違うところ使ってるんですよ。そんな気がします。

オチの「○薬」ネタの使い方とか、日数の経過とか、
とにかく細かく挙げればキリがないほど、日本版との違いはあった。
だけど、そういう細かい違いはさほど気にならなかったかな。
気になったのは、流れてる空気が全く違ったこと。

原作は三谷さんでも、これ、三谷さんの脚本じゃないってのが明らか。
三谷幸喜は間違いなく日本の喜劇作家だ。
日本を代表する喜劇作家
この才能は日本が誇るべき才能。っていっても良いんじゃないか?
こんなに人を上手く泣き笑いさせる人なんて、世の中にそうそういないって。
日本版を見ていたとき、途中から、近藤芳正さんの作家が、
三谷さんの姿とダブって仕方がなかった。
TVなどで見る三谷幸喜っていつも飄々としていて、掴みどころがないけれど、
あの作家が喋っていたことは、丸々、三谷幸喜の作家としての覚悟と受け取れる。
今日の朝見た日本版の映像からは、
日本の泥っぽさとか、根性とか、義理人情、みたいなのも感じたんだよね。

イギリス版にはそれがなかった。
シャープで、ちょっとシュールな喜劇になってた。

舞台美術は重厚だったなぁー。
日本人が、うわーイギリスっぽいわーと思うような美術。

あとそうだ、役者さんに対して持っているイメージってのを実感させられたよね。
自分で思っているよりも、イメージって強よかったんだ、と。
近藤芳正と西村雅彦っていう特に個性の強い役者さんが、
演じていたせいもあるかもしれないんだけど、
日本版は、見る前からある程度の二人のキャラの想像はできていて、
その想像に、二人の演技がハマっていく感じだった。
今回は、全くイメージのない二人。
(私、ハリポタも全く見たことない人だし。)
全くイメージを持っていないってことが、新鮮だった。

どっちが良くてどっちが悪いわけでもないと思うんだけど、
英語がわからないってこともあるし、
私が、その今川焼な日本版贔屓になってしまうのは仕方のないことかもなぁ。

とりあえず、英語を理解したいですね。


日本版とセットで見れて良かったなぁーと思いましたっ。
比べながら見れたから、面白かった部分もたくさん。
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