FC2ブログ

7/9 THE BEE 日本バージョン 2回目

2007年07月09日
bee

7月9日『THE BEE』日本バージョン 千秋楽@シアタートラム

[原案・原作]筒井康隆
[劇作・脚本・演出・出演]野田秀樹
[劇作・脚本]コリン・ティーバン
[出演]秋山菜津子/近藤良平/浅野和之

6月27日→1回目

ごめんね、野田さん。
悪夢だったけど、幸せな悪夢だったよ。

野田地図パンフ恒例の野田さんの文章。
「能天気に芝居見て笑ってんじゃねえ、バカ」
「この芝居は悪夢です」

要はそんな内容だった。

泣かせてたまるか。感動させてなるものか。

そんな心意気で創った舞台らしいけど、
でも私、泣いた。
途中から感動して、泣けて仕方がなかった。

野田秀樹の芝居を初めて見たのが2004年の12月。
『走れメルス』の野田地図での再演だった。
とにかく凄いと思ったけれど、それ表現する言葉が自分の中に、
「スゴイ」と「ヤバイ」ぐらいしかないってことに気づかされたのが、
この野田秀樹の『走れメルス』なのね。
自分がどれだけ狭い世界で生きてきたのか否応なく実感させられたし、
「スゴイ」と「ヤバイ」でしか衝撃を表現できない自分が、
情けなくて、もどかしくて、悔しかった。

それから舞台を見たりして感じたことを
ノートに書き綴るようなことが続いて、その延長でブログを始める。

基本的にブログは、なんの気負いもなく楽に書いているけど、
でもどこかで「スゴイ」っていう言葉以外で、
自分の感じた事を言葉に変換したいな。って気持ちがあったように思う。

でも今日は元に戻る。

スゴイ。スゴイ。スゴイ。本当にスゴイ。

もうそれ以外に言葉が浮かばないですよ。

野田秀樹はスゴイ。

気がつかせたのも野田で、元に戻すのもまた野田。
もーやめてくれっ。

結局、私がここまでスゴイと思えるのは、野田さんだけなんだなぁ。
それを今日の公演見ながら実感しちゃって、嬉しくって涙が出た。
野田秀樹と同じ時代に生まれてきて、
こうして野田秀樹の芝居を見れるってことだけで、嬉しい。
だって、終盤、秋山菜津子が目に入らなかったからね。
あれだけエロエロかつ格好良い秋山菜津子を見ずに、野田ばっかり目で追ってた。

野田さんって51歳だよね?
やっぱり、もの凄い身体してるんじゃないかと思う。
上下の動きは減ったのかもしれないけど、
しなやかさとかは衰えてないだろうし、むしろ進化してるんじゃないだろうか。
スローモーションの時とか色々、ものすっごい動きしてますよ。
その動きを見るたびに、
「あーこの人、根っからの役者なんだ」と思って、また嬉しくなる。

野田秀樹の世界を肌で感じられることが、ただただ嬉しい。

芝居自体は悪夢だけど、私にとっては野田秀樹の存在そのものが幸福。

だからゴメンねー。

前回見たときはあまり感じなかった狂気が、
トラムのシャープで、密度の濃い空間の中に充満していた気がする。
野田秀樹を中心にして発せられる狂気。
剣の舞で踊り狂う井戸の姿も怖かったけど、
私が最初に恐怖を感じたのが、安直をバットで殴る直前の井戸の姿。
導火線に火が付いて、爆発する直前のようなそんな怖さ。
まぁ、実際にそんな状況に私は陥ったことがない訳だけど。
野田さんを見ているだけでジリジリした。
井戸は、体育座りかなんかで、
ただじっと安直と小古呂の妻のやり取りを見ていただけだったけど、
纏ってる空気が怖かった。

怖い。と思った次の瞬間、野田さんがプツっとキレた
それが暴力の連鎖の始まりだった。

野田さんはわかってるのかな。
最悪の悪夢を見せれば見せるほど、客が喜ぶのを。
もちろんドキツイ暴力映画を見て喜ぶのとはわけが違うと思うよ。
見せ方の巧みさ、惹き付ける強さ・・・
野田秀樹の世界に酔えるから、喜ぶんだ。

三面鏡の存在がすっごく面白い。
三面鏡があるとされている位置がまた、ね。
この三面鏡は、想像上の三面鏡。
実際の舞台には影も形もない。
だから、この三面鏡に向ってする芝居が全て客席に向けた芝居になる
顔を洗ったり、ヒゲを剃ったり・・・日常を見せるのもここ。
でも、暴力に傾く狂気を強く印象つけるのもここなんだ。
机に銃を置いて、いつでも殺せる状況にしておきながら、
三面鏡越しに小古呂の妻を威嚇し、脅迫する井戸。
この場面の照明ももの凄いものがあったと思う。
でもなにより、野田さんの演技がスゴイ。

この前見たとき、冒頭の警察署?のシーンで、
警察官3人が、セット代わりの紙を破って、
片手だけそこに突っ込んでる意味がサッパリわからなかった。
でも、これはもしかして片手間の意味?
片手間の捜査への皮肉だったのかな。

井戸が自分の小指を切ろうとした瞬間に、飛び始める無数の蜂。
この無数の蜂の中心で、光に照らされてそこに居る野田さんの井戸。
目に見えるのは、井戸と蜂だけ。
すっごく異空間だったな、アレ。
違う世界に吹っ飛ばされたような、感覚。
最後はそこに居た井戸たちを、紙がぐしゃぐしゃに包む。
その周りだけを飛び続ける蜂。

紙切れみたいに暴力も捨ててしまいたかったんだろうか。
見終わって、あぁやって紙をぐしゃぐしゃにしたかったのはなぜだろう?
と考えた時、真っ先に浮かんだのが「捨てる」っていう行動だった。

でももう、暴力の連鎖がどうとか、マスコミがどうとか考えるのは後にする。
ただ、

野田秀樹はスゴイ。

それだけ。


惚れ直しちゃいましたね、間違いなく。(笑)
凄いとしか言いようがない人なんだよな、野田秀樹さんは。

皆々様の応援クリックのおかげで、本当に16位になりました。
っていうか、今14位らしいです。ありがとうございます!
もう思い残すことはありません。
できれば25位以内を保てる程度に気を使っていただき(笑)、
気が向いた時にだけクリックお願いします。


拍手もありがとうございます。
引き続き、「誰のファン?なぜこのブログに?」に興味深々です。
スポンサーサイト



「星」ピアス

2007年07月09日
私はどーも星がついてるピアスが好きらしい。
直感的にビビっとくるものが多いので、良く買う。
千円ちょっとの本当に安いやつばっかりだけどね。
hosi
ためしに数えてみたら7個ありましたよー
ま、多からず少なからず。といったところかな。
そのうち今日買ったのが2個。

ほし、ホシ、星、ん?・・・星??
今日は7月8日?星・・・あぁ、久世佳誕生日!
じゃあ、なんか「星」のついてるもん買おうっ。ピアスだなっ。
Read more "「星」ピアス"
 | HOME |