4/29 写楽考 千秋楽 4回目

2007年04月30日
2007年4月29日ソワレ『写楽考』4回目 千秋楽@シアターコクーン

作:矢代静一
構成・演出:鈴木勝秀
出演:堤真一/高橋克実/長塚圭史/キムラ緑子/七瀬なつみ/西岡徳馬

4月5日→1回目
4月28日→2回目
4月28日→3回目

・・・脳みそが疲れきっております。
と、同時に今日は覚醒中。

何かがカチッとはまる、たまにこういう日があるんです。

昨日マチネとソワレ2回見て正直、
堤真一を眺めるだけではしのぎ切れない場面もあったりしたので、
今日はどうなるのかな・・・とちょっと自分が心配だったんですが、
そんな心配するだけ無駄でした。

話の全体を見て、そこから何かを汲み取ろうとしても、
それだと集中力が持たなかったから、
伊之だけに、集中して見る。

彼が今何を考えてそこにいるのか。
どうしてそんな事を言うのか。

ただただ伊之の事を考えて、
彼の感情にどれだけ自分が近づけるか・・・
ただただそれだけを思って見ていたら、
そこから見えてくるものがいっぱいあった。

それは、もちろん『写楽考』という作品に対する新たな発見でもあったし、
何より、観る上で大切なことをすっかり忘れていた私に警鐘を鳴らしてくれた発見でもあった。

色んな舞台を数多く見るようになって、
面白い面白くないをある程度記号化して、判断するような癖がついてたと思う。
癖っていうか、だね。
観てただ、受けるだけ。
刺激がなければ動かない。

でもですね、今日は私から伊之に働きかけたんですよ。
私から働きかけたら、観えるものが全部変わったの。
退屈な場面なんて、一つもなかった。

あぁ、私はこれをするのを忘れてたんだな。

っていうのを、堤さん演じる伊之が教えてくれた。

『写楽考』っていう舞台全体は、やっぱり薄かったと思う。あっさりしてた。
観ずにはいられない、人を惹き込むような場面は少なかった。
じゃあ、だったらそれは面白くない作品なのか?

問題は、ここね。

向こうから無理矢理働きかけてくる派手さがないのなら、
こっちから近づいていくしかないんだわ。
近づくってことは、想像するってことと同意義かも。

最近はさ、すっごい遠くから、
「ここにいる私を感動させてみせてよ。」
みたいな、とてつもなく傲慢な姿勢で舞台観てたんだね、私。

でね、これってテレビを見てる姿勢と同じかもしれない。

テレビの誇張された表現だとか、
うるささや、くだらなさが一々鼻につくようになって、
テレビに対して諦め感じ始め、尚更それで舞台に走った部分も、
多かれ少なかれあったと思うんだけど、
結局、同じところに辿り着いてた自分に驚き、そして辟易。
舞台に対しても、単純な刺激を求めてたってわけだ。

で、伊之の話に戻る。

伊之は、お加代の死がのしかかるまで、
ずっと
「自分は今に世に名を残す絵師になる」
「自分より世の中の細部を理解している男はいない」
と信じて疑わなかった男だと思う。
自分の才能をバカみたいに信じ続ける傲慢な男。

しかし、彼の身に死がのしかかったその時、
彼はその驕っていた自分に気がつく
自分の小ささに気がついたときに、始めて色んなことを考えることができるんだよね。
考えたって、わからないことだらけだし、
答えらしきものがみつかったとしても、それが正解だなんて誰にもわからない。

「崩れたのは自分ではなくて、周りだった」

この伊之の台詞の意味が、ストンと腑に落ちる。
伊之は自分を見つめなおして、新たな、もっと奥底の自分に気がついただけで、
自分自身に変化はなかった。とその時点では思ったんだろう。

そうやって伊之は己の醜さを知り、惨めさを知り、
そしてその人間の業を、絵という手段で表現する道を選ぶ。

絵を描いている最中は、
「この絵を描くために、数々の苦難があったんだ。それはさだめだったんだ。」
と、一度全てを受け止めようとするが、
その先に待っているのは死。
本当に全てを受け止めきっていれば、絵を描いた上で迎える死に、
なんの後悔も感じないはずなのに、
死を恐れている自分、まだ生きたいと思う自分に気がつく伊之。

そして伊之の最後の願いが、お春とお米の幸せ。

一人の女の死を抱えて、10年も逃げ続け、苦悩し続けた男の、
最後の願いのこの単純さが愛おしい

「年を取るのも悪くないよ、伊之さん」と語りかける幾五郎。
生きることってなんなんですかねー。

これは帰り友達とも話してたんだけど、
笛の人も太鼓の人も気合入りすぎ
音に熱い気持ちが乗っていたから、聞いてるだけで涙出そうだった。
泣かせるな、初っ端から。
そんなに気持ち込めないでよ。
最後だってことが余計寂しくなったじゃん。
気合入った、良い音でした。
めちゃくちゃ格好良かった。

とりあえず、堤真一の演技で、私自身の驕ってた部分を発見できたのが嬉しかった。
堤さんは、なーんか私の気持ちを真っ直ぐにしてくれる
堤真一のファンで良かったと、今日また思えた。
この人のおかげで出会えた人もいるし、
得られた感動もあるし、役者と観客って距離は遠いんだけどさ、
私が彼から得てるものって、たくさんある。
その得てきたものの一つ一つが大切だから、
そんな大切なものを与えてくれる堤真一っていう役者に、ホント感謝してるよ。
本人そんなこと知っちゃこっちゃないだろうけどw
こっちも知ったこっちゃなく、勝手に楽しんでるから、お互い様。

本日千秋楽、お弁当食べる場面で、ゴタゴタありました。(笑)

っていうか、長塚圭史!
段取りが見えすぎだよ!
私ね、例えば徳馬さんが同じことしたら、
それはわざとだと思うんじゃないかって気がするけど、
圭史さんの今日の卵焼き口から発射は、
偶然で、どちらかというと圭史さんのミスだと思う。
すごい面白かったけど

伊之、幾五郎、勇助が、お弁当をつつくシーン。
ここで卵焼きをお箸でつまみ、今にも食べようとしている勇助の背中を、
幾五郎が叩く場面がある。
叩いた拍子で卵焼きは箸から転げ落ちて、それが笑いに繋がる。
ちょっとしたアドリブのお楽しみシーン。

その卵焼きが今日、箸から転げ落ちるのではなく、
長塚圭史の口から噴射された。

あくまでも私の見方だけれど、圭史さんが卵焼きを箸で取るタイミングが早過ぎた。
口の中には既に何も入っていない
さっさと卵焼きを口に運びたいところだけれど、
食べてしまったら高橋さんが背中を叩いた時に、卵焼きを転がり落とすことができない・・・
一つ食べて、もう一つ新たな卵焼きを取る余裕はない。
う、どうしたものか・・・

と、卵焼きを箸で持ちつつ上下に揺らす。(笑)

明らかに不自然。
タイミングを取るな。

上下に揺らしてみたものの、まだ高橋さんのキッカケがこない・・・

えーい、食っちまぇ・・・(口に入れかける)

(ドン!!)

ぶっっ!!!!


という、経緯だったと私は見た。
たまらなく面白かったけど、圭史さんが悪い。と思う。(笑)

私が見た他の回では、箸から落とした卵焼きは、
幾五郎の皿に乗せられ事なきを得ていたけれど、
今日は下に落としただけでなく、圭史さんの口に一度入った卵焼き。
お皿に乗せちゃって食わせちゃえ作戦は使えない。

そこを突いて高橋克実が小声で攻める。

「おま、おまえが食ったんだから、食えよ、食え」

ちなみに堤さんはその様子を下向きながら眺めてニヤニヤ

その後、「お百度参りなんかしてません!」と、
台詞を繋げなければならなかった七瀬さんが、耐え切れず自爆。

「おひゃくっ・・・・くっ(笑)」

しばし間。(笑)

ここもしかしたら、七瀬さんが高橋さんの台詞を飛ばしたか、
なんか自爆しちゃった理由がほかにもあったかもしれないけど、
とりあえず七瀬さんの笑いで、全員が崩れる。
役者さんも、客席も。

高橋さんが、総崩れした芝居をしどろもどろしながら線路に戻し、
もう一度出発。それもまたご愛嬌。やっぱり楽しいなぁーこういうのは。

カーテンコールは4回。
3回目に堤真一から「ありがとうございました!!」の一言あり。
千秋楽カーテンコールの堤さんは、いつもちょっとだけテンション上がっていて
正直おちゃめで可愛い。
役から堤真一に戻ってしまって、客席を前に照れてる節がある。
はにかんだような笑顔で、手を振る。
案外サービスが良い。投げキスとかする。今日はなかったけど。
投げキスってキャラじゃないと思うんだけど、
やっちゃうところが千秋楽なんだと思うのね。いいわー

私の後ろに座っていた、堤ファンのおば様方(同志)は、
「かわいーかわいー!!」を連呼して、私の気持ちを常に代弁してくれた。
挨拶する前に、ちょこっと膝を曲げて『どうも』ってしてから、
一歩前に出たのが可愛かったんだよね。

ちなみに挨拶の前から、キラキラテープが降ってきました。
相当の量降ってきて、光が反射してもの凄く綺麗。
キラキラにも見とれる役者さんと、客席みんな。

一度暗転し、終了アナウンスが流れたあと、4回目のカーテンコール。
こういう展開の時は、スタンディングオベーションになるよね。
徳馬さんが、「堤、もう一回挨拶しとけ」的な感じで、
つっついて促してくれてるのに、オロオロニヤニヤする堤真一
こういう光景は前も見たことがあるな。
タンゴの千秋楽も、まさにこんな感じだった。

これまた見かねた段田の兄貴ならぬ、徳馬の兄貴が、
「ありがとうございました!!」と一声。
あーあぁ、良いとこ持ってかれちゃったじゃんw

お辞儀しながら徳馬さんと目を合わせ、笑い合っていたり、
徳馬さんに促され2階席に応えてあげたり、
とりあえず西岡徳馬に従う堤真一さん

役者さんの晴れがましい笑顔を見ることができる千秋楽は、
やっぱり少し特別で、見ている側も、自然と笑顔になっちゃうな。

ギリギリにならないと、なんにもできない性格だからか、
千秋楽でやっと、2時間集中途切れず見ることができました。
またこれも経験。
改めて面白かったです。お疲れ様でしたー!



ということで、写楽考千秋楽レポでした。
楽しんでいただけましたら、
どうぞ、その思いをクリックへ繋げてみてください。
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4/28 写楽考 3回目

2007年04月29日
2007年4月28日ソワレ『写楽考』3回目@シアターコクーン

作:矢代静一
構成・演出:鈴木勝秀
出演:堤真一/高橋克実/長塚圭史/キムラ緑子/七瀬なつみ/西岡徳馬

4月5日→1回目
4月28日→2回目

ということで、連続観劇2回目。
本日ソワレ公演感想。

の、前に・・・

サイン入りポスターゲットォォォォ!!!!

ソワレは驚愕の3列目で観劇。
コクーンでこの近さで観劇するのは、もう1年ぐらい前。
よりによって『白夜の女騎士』での2列目上手端、以来かと。
伊之さんではなく、清村盛を3列目で見たかった。
と一瞬本気で思ってしまった私をお許しくだせい。
3列目で見てるときに「君の瞳に乾杯」って言われたかったな・・・ってこのバカ。

ソワレ、七瀬なつみにやられる。

雪が降る中、お米が、あれはきっと狂気と聖性の間を漂っているんだと思うんだ。
この時の七瀬さんの目・・・
涙が今にも零れ落ちそうで、それでもの凄く輝いていた。
焦点の定まらない、遠くを見つめる目・・・
そんな目から目を離せなくなって(わけがわからなくなってきたぞ)、
とにかくずぅーっとお米の目を見つめていたら、
彼女が見ている夕日、夕焼けの風景が私にも見えた気がした。

景色が広がった。
広がった瞬間に鳥肌が立った。
ありがとう七瀬さん。


そこからは今まで見た中で一番面白かった。

散々虚勢を張って生きてきた伊之が、
一番虚勢を張っている姿を見せようとしてきた勇助に対して、
ごくごく平凡に「自分が死んだ後、お米とお春をよろしく頼む」。
と告げる。
その言葉を心でしっかり受け止める勇助。
自分の一番の願いを、自分を一番わかってくれる者に託すことができ、
安堵した伊之の顔。
1つ1つが染みた。

お気に入りの最後の、地獄だか極楽だかどっちなんだかわからないけど、
でも平穏な、幸せほのぼの場面。
幾五郎のしてきたことを何一つ知らないお春。いいぞ、面白いぞ。
初日より笑いの破壊力が増した気がする。
ミドリコさんがまた楽しそうに高橋さんをいぢめるんだ。

カーテンコールは、なぜかつっつんや高橋さんが、
お辞儀しつつ目配せし、笑い合っていた。
ちょっと2人して可愛かったなぁ、何があったんだろう。

3列目だと細かい表情の一つ一つが良く見える。
えへへ、と言わんばかりに、舌を出してその場をやり過ごす堤さんだとか、
ちょっとツボにハマっちゃったよw

胡坐かいたままの足で、怒りに任せ床を叩く堤真一。
普通にやってのけてたけど、普通の人はあんなことできないんじゃないかな?
身体柔らかそうなイメージないけど、股関節はめっちゃ柔らかいのかな。

お加代から貰ったお金が散らばって部屋から落ちそうになり、
素に近い感じで「あ゛ぁ!!」って叫んでたりもしたなー。

あと高橋克実氏が、狂言回しの説明台詞で、
「か、かぁ、か、か・・・(笑)」
と自爆。
会場、暖かく笑って見守る。

初日見たときからミドリコさんのお加代、誰かに似てる。
と思ったんだけど、わかった。毬谷友子だ。
毬谷さんを「洋」とするなら、ミドリコさんは「和」。
でも二人とも醸し出す雰囲気が、ちょっと似てると思う。
突き抜けちゃうんだよ、何かを。
突き抜けちゃう女優さんは、ゾクゾクします。
白石加代子さんとかも、ゾクゾク女優さん。

今日が前楽となるわけだけど、
予定ではもっと前に2回目を当日で見ようと思ってました。
でも、ガッカリするのが怖くて見にいけなかったんですよね。
初日から全く変化がなかったら、凹むなぁと思いまして・・・
どうなんだろう、よくわからないけど、2回目が前楽で良かったかも。

えぇ、実は明日も行って見届けてきます。
昼は見ませんが、夜をちゃかり。
写楽考3連ちゃんで4月は幕を閉じる予定でございます。



ということで、ソワレ感想でした。
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4/28 写楽考 2回目

2007年04月29日
2007年4月28日マチネ『写楽考』2回目@シアターコクーン

作:矢代静一
構成・演出:鈴木勝秀
出演:堤真一/高橋克実/長塚圭史/キムラ緑子/七瀬なつみ/西岡徳馬

4月5日→1回目

初日見て『あーあー・・・』と思った圭史さん(ごめんよ圭史さん)。
良くなってたかな。
勇助っていう役は、ギアチェンジの難しい役のような気がする。
エネルギー配分の難しい役。

初日は100までテンション上げなきゃいけないところが、55でストップ
って感じだったのが、今日は78ぐらいまで上がっていた気がする。

難しいだろうなと思う理由。
それは、勇助がいつも冷静沈着を完璧に装う男だから。
低いテンションの芝居から、一気に100まで上げなきゃいけないんだよ、きっと。

圭史さんを見て、日数経てばやっぱり少し変わってくるなー
と、舞台ならではの楽しさをちびっと味わえはしたけれど、
満足はできていない。

やっぱり、ミドリコさんと、七瀬さんが良い。
この2人の女を見てると、ゾクゾクする。
これからも注目していきたい女優さん2人に出会えて嬉しい。

どうしても正直眠くなる、歌麿の家の場面。
見た目にも動きが少ないし、
会話の内容も聴かせて感じさせるには、ちょっと小難しい。
頭と心に台詞の気持ちがすっと入ってくれば、
会話のみでも十分楽しめるんだけど、
「ん?これはどういう気持ちで言ってる台詞?」
と、一瞬考えたら最後、置いていかれる
一度置いていかれると、なかなか追いつけないんだな。
で、最終的に、
伊之がどういう気持ちで10年間を過ごしてきたか。
伊之が思う絵とはなんなのか。

大切な部分が心に留まらず、すらーっと流れ、物語だけが進んでいく。
だけど上手く改訂された戯曲であるから、
話の大まかな流れは掴める。
物語の展開には疑問を持たない。
だけど、気持ちが置いていかれる。

この気持ちが置いていかれるということ

これが、写楽考という舞台がパッとしない理由だと思う。
心が揺さぶられることがない
私は、芝居を見る際に心を揺さぶられることを望む。
日常ではなかなか味わえないレベルまで、自分の感情を飛ばしたい。
飛べた時は、もうすっごい楽しいんだ。

感情が飛んでいかない舞台を見ているときは、
時間も気になるし・・・他の事考えちゃうんだよね。
しかも、すごいくだらない、この後何食べよう、とか、そんなことを。
集中しなければ、と思っても、その時点で集中してないしね。

『しっかり見ようと思っていたのに、今日もまた流れてしまった・・・』

と後悔とも、反省とも、諦めともつかぬ微妙な気持ちでいたくせに、
最後、お春と幾五郎が出てくる場面で、ちょっと涙ぐむ。
ここのお春を見つめているだけで、
全ての因果がふわっと解き放たれるようなそんな気持ちになってしまう。
すげーよーキムラ緑子。

そうそう、伊之は制御されていない“堤真一の間”だけで、
演じられているような気がした。
上手く言えないんだけど、良く見る堤さんの間の取り方なんだよね。
で、どこを取ってもその間で演じられてる。

例えば、下手側で幾五郎と喋っていて、パッと上手側の勇助に、
「っん、だからさっ、お前は~」うんぬんと話しかける、そんな場面。
この“パッ”って向き直って台詞を言うまでの間が、堤真一。
他のどの場面もそう。
伊之っていうか、演技をしている堤真一。

堤さんは制御かけたり、解放したりってのがないと、
流れるように綺麗に演技する人なんじゃないかと、見ていて思った。
私は堤ファンです、堤ファンだけれども、
この流れる綺麗な演技のせいで、伊之のインパクトも弱まっているし、
話自体の力も弱くなっているような、そんな気がする。

動きが少なく、台詞で魅せる舞台なら
濃密な空間でやったほうが、断然面白い。
せめてPARCO劇場ぐらいの空間で上演したら、
もっと面白くなったんじゃないかなぁ。
なんでも良いから力がみなぎるような作品じゃないと、
コクーンを満たすことって難しいんだ。
この舞台を2階席で見たら、相当きつそうだもん。



えー今日は、色々訳ありでマチネ・ソワレ両方見てます。
とりあえず先にマチネの感想でした!

スリルな夜2

2007年04月28日
ゲゲゲ、マジでジャンキー!!(笑)

私はここで笑える久世ファンで、ヅカファンなんだな。

男役・久世星佳は、今も私が一番好きな男役さんだし、
女優・久世星佳も、相当上位にランクインしてますよ。

これをキッカケに、曲者女優としてテレビ出演の道がもっと広がらないかな。
広がってほしいものだ。
舞台を中心にするのは変わらず、テレビにも脇でちょこちょこと。
でもテレビだと難しいかなー。
一気に知名度が上がるとか、そういう活躍は全く望まない。
無理だと思う。
久世さんに望むのは、一歩一歩階段を上るように演じる仕事をしてもらうこと。
そして、なによりその仕事を楽しんでもらうこと
Read more "スリルな夜2"

4/26 ジキル&ハイド

2007年04月27日
2007年4月26日『ジキル&ハイド』@日生劇場

原作:R・L・スティーブンソン
脚本・作詞:レスリー・ブリカッス
演出:山田和也
音楽:フランク・ワイルドホーン
出演:鹿賀丈史/マルシア/鈴木蘭々/戸井勝海/浜畑賢吉/丸山博一
   宮川浩/大須賀ひでき/荒井洸子/有希九美/阿部よしつぐ
   大江尚穀/岡田誠/石山毅/岩田元/小関明久/中西勝之
   園山晴子/真樹めぐみ/平澤由美/秋園美緒/Akane

ほーやっぱり、違うなぁー。
何と違うかって“宝塚”と比べると違うなー

話の筋がしっかりしてます。

っていうか、このくらいの筋の通り方が普通なんだよ、きっと。

宝塚とこちら、ジキハイを連続で見てみて、ちょっと気がついたことが。

私、宝塚見るようになってミュージカル好きになったと思ったけど、
やっぱりまだ微妙な抵抗が残ってるわ。
残ってるし、これって消えるものではないような気がする。

こういう西洋?の曲に日本語って合わないんじゃないだろうか。

もの凄く簡単に言うと、ダサいよね。

日本語自体がダサいと言ってる訳じゃない。
私は日本語が好きだよ。
正しく使えていないかもしれないけれど、好きは好きだ。

なんだか野暮ったいというか、生ぬるいというか、
ミュージカルで聞く日本語って、良いと思えない。

たぶん宝塚見てるときは、
一度“宝塚”っていうフィルターに、全てを通してから観てるのね。
まず第一にタカラヅカとして見ているから、
ミュージカルとしてどうこうより“タカラヅカ”であることが先に来る。
だから正直、歌とかどうでも良くなっちゃう部分もあるんだよ。

でも、こういう公演だとフィルターなく、
ダイレクトに“ミュージカル”なので、私はやっぱり違和感を感じるんだ。
で、その違和感の元が日本語のもっさり感なんじゃないかと今日見てて思ったわけ。

そして今日、気がついた(というか知った)こともう一つ。

This is the momentってズンコさんの歌じゃなかったんだぁ!!!!

いや、この歌は姿月あさとのものだと思ってましたから私。
救いようがないけど事実。

なんか、この曲知ってる、私、歌える・・・
今日初めてのジキル&ハイドなのに・・・
ズンコさん、ズンコさんだ、ズンコだよ、
ズンコさんのThis is the momentだ!こっからだったのかっ!!

鹿賀さんファイナルだってのに、
鹿賀さん頭の中で削除されちゃって、姿月あさと登場。
あーもう、ビックリしたよ。
良い曲だよねーThis is the moment。好きな曲です。

鹿賀さんは日本人なのに、西洋人っぽくって、
声も良すぎて、技術もあり過ぎて、とにかく上手い。
でもこういう人は私のタイプではない。
それも今日また実感。

とういか全体を見ても、みんな日本人体系なのに、
ドレス着ちゃったりだとか、燕尾着ちゃったりだとか、
そういうのもアレなのかも。
第一、私はいつの間にやらヅカファンでして、
偶然、前に春野寿美礼のタキシードを見てきてるんですよ。
いくら鹿賀丈史といえども、春野寿美礼の燕尾やタキシード姿には敵いませんて。
所詮、ヅカファンの戯言かもしれませんが、事実だって。
まぁ比べるべきものではないのかもしれないけど。

マルシアが想像以上に凄かった
歌声迫力満点で、色気振りまいて、
でもその中に悲しみと、あどけなさすら漂う女らしさを魅せて・・・
マルシア観てるのが一番面白かったな。
とにかく凄い。芸能人だな。芸だ、芸。
バラエティで見るマルシアとは別人。
マルシアを見るためだけに、この作品見に行っても元は取れると思うよ。

ランランは、もっと自信持っていいと思う。
例えば極端な例だけど大竹しのぶ。
スウィーニートッドの時のあの歌声。
大竹しのぶの押し出しの強さの半分でもランランに加われば、
もっと良くなるはず。
歌えてるもん。
でも歌うことだけで精一杯なんじゃないだろうか。
大竹しのぶも歌えてたよ、歌えてたけど、
彼女はその前に人物を生きてるから、そこから別の迫力が生まれてた
それがランランにはない。
役の人としての魅力が、想いが歌の中にも見えてくるといいなぁ。

ジキルとハイドの年齢は、鹿賀さんの実年齢より若い。
というのをインタビューか何かで見たけれど、
確かに、年齢の違和感は最後まで拭いきれなかった。

鹿賀さんと並ぶと婚約者(ランラン)は娘ぐらいに見えるし、
そうするとおのずとランランの父と同年代だし、
ジキルの友達も青年っぽさが残ってるし・・・

この辺はうーん?

舞台美術はさすがですね!といった豪華さ。
照明もジキルとハイドの2人格の差を際立たせる役割も担っていたりで、
見ごたえもあった。

ジキルとハイドの演じ分けは、
最後のほうはちょっとやりすぎじゃないかと。
2重人格の苦悩はわかるけどさ、
あぁもハイスピードで人格があっちいったりこっちいったりじゃ、
苦悩というか、ただ単純に変な人だったよ。
映像ならOKかもしれないけど、舞台だとキツイ。

途中のね、ルーシーを追い詰めるハイドとかは良かった。
ハイドの存在には常に恐怖を感じた。

あの本当に飲んでる?赤に光る液体は一体なんなの?
なんで出来てるの?
妖しい上に、光って目立つ。
この薬を目立たせるのは正しい。
これが目立たなくっちゃ話が始まらない。

素直に見て良かったと思えた舞台ではある。
あーこういう世界もあるんだ、と。
でも、ハマりはしないかな。



鹿賀丈史ファイナルの文字につられて、初ジキハイ。でした。
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4/26 明智小五郎の事件簿/TUXEDO JAZZ 2回目

2007年04月27日
2007年4月126日『明智小五郎の事件簿―黒蜥蜴/TUXEDO JAZZ』
13:30~@東京宝塚劇場

作・演出・出演者→こちら

4月10日→1回目

通学の為利用してる地下鉄が、
信号トラブルのため運転見合わせになったので、宝塚見てきました。
本日、初立ち見観劇。

己の事ながら唐突過ぎる。

えぇっと、中途半端な駅で止まりすぎて、
学校へ行くにはにっちもさっちも行かない状況に陥ったんですね。
『とりあえず、自分の家の最寄り駅まで戻ろー。』
と思ってですね・・・で、戻ってる間に、
『そもそも授業は遅刻決定だし、面白い授業もないし・・・』
みたいな感じで、どーでも良くなってきちゃって。
今日は元々、日生劇場まで『ジキル&ハイド』見に行く予定だったんですよ。
それで、

よーし!このまま有楽町行っちゃえ!!わーい!!

で、宝塚歌劇観劇

明智さんはともかく、TUXEDO JAZZをもう1回見てみたかったんだよね。

<明智小五郎の事件簿>

コマがなんだぁぁぁぁぁぁ!!!!!!

どーなのよ、この台詞。
そしてこの台詞を言うオサ様。
1回目見たときも「変だな、なんか変だ。」と思ってたんだけど、
今日、2回目見て、改めてなんか変だと思った。
おかしいだろ。

コマがなんだぁぁぁぁ!!!

って、独楽。コマに対して怒りをぶつけるオサ様。ステキやな。

2度目見て、なるほど。結構細かい伏線が貼ってあったことに気がつく。
というか、初っ端から伏線だったのか。(1回目で気づけ)

初見の時、冒頭のあやねちゃんの歌を聞いて、
クリスティーヌを思い出し、ドキっとしたんだけれども、
今日は前より安心して聞いてられた。
見た位置が違うからか、それともあやねちゃんが成長しているからか。
どちらなのかはわからない。

桜乃彩音の黒トカゲは、黒トカゲっぽい女の色気、艶、出てはいるけど、
でも頑張って出してますっ!っていう雰囲気も一緒に漂うんだよね。
研5?かな、研5じゃしょうがないのかもしれない。

黒トカゲがホテルの一室で銃ぶっ放した後の、オサ様の銀橋渡り。

ここが大好きだ、私。

そしてここで歌われる歌の歌詞が、黒蜥蜴の世界観。
明智と黒トカゲは魂の双子
近すぎるから愛おしくて、近すぎるから憎い。
そういう間柄で、だからこそお互いに引き寄せられる。

ここの春野寿美礼の何が好きって、手が、指先が好き。

クロク ウゴメク トカゲ♪

のところかな、手を顔の前でクロスさせるような振りをするんだけど、
その手がたまらなく好き。
絶対好き。

わかった、わかったから。落ち着け。

あと今日はまっつに注目してみた。
まっつ格好良いかもしんない。
この人って書生として学ラン着せて良いキャラなんだろうか。
ダメっぽい雰囲気漂ってたけどな。
でもそれなのにあえて学ラン書生ってのが、注目しちまう。

リピートしたい作品では決してないけど、
2度目の方が、気がつくことが多くて、割と楽しめたかも。
まとぶんが途中ラモスっぽくって、いいんだろうか、と心配になる。
みわっちも出番が微妙だよなぁ・・・。

<TUXEDO JAZZ>

すっごい気持ちが良くなる、このショー。

どうすれば心地よくこのショーを見ることが出来るのか。

春野寿美礼に全ての感覚を委ねればいい。

オサのリズムに合わせて全てを観る。
オサの歌声に聞き惚れる。
とりあえず春野寿美礼に全部任せる。

そうすれば、オサ様が声と指先とで操る世界にオサ様自身が連れて行ってくれる。
でもたぶん、この人だけを見ていないと連れて行ってはくれない。(笑)

舞台見て、こういう感覚になれたのって久しぶりだなぁ。
嬉しかったなぁ。楽しかったなぁ。

流れ続け止まることない音楽に身を委ね、
歌や踊りに心を弾ませる。
その中心にいる春野寿美礼を見続ける。

そーすると、なんか楽しく気持ち良くなってくる

気持ち良さそうに歌いきったオサ様見ながら、
オサに心の中で話しかけたくなるよ。
「楽しかった?今の場面、めっちゃ楽しんでたでしょ。良かったねー」
みたいな、感じで。(笑)
あーもう、オサが楽しいんだったら、私も楽しいぞ!

と、言うことで、春野寿美礼中心で今日2度目見てきたわけですが、
オサを中心に見すぎたのか、オサが出ていない場面が、
どれもこれも物足りなかった。

誰も春野寿美礼不在の穴を埋められないから、
春野寿美礼は、春野寿美礼なのかもしれない。
でも宝塚としては、オサと同じ魅力でなくともいい、
また違った魅力でいいからオサが出てない場面を満たせる人が必要だと思うんだけど。

花組がんばれぇ。

あーまた観たいなぁ。
休憩時間中に行って、ショーだけ見せてくれないだろうか。
値段は同じで良いので。



あーすっごい満足。楽しかった。私、春野寿美礼好きなのかね。
やっぱり、記事隠さずに、ダラダラ方式でいってみようかな。
クリックよろしくお願いします。

やけになったその先に。

2007年04月25日
学校が始まってから初めて、研究室のお宝置き場に訪れる。

研究室のお宝置き場:
たった今命名。ウチの大学は地味に演劇系のコースがある。
それプラス教授が轟悠の大ファンの宝塚ファンのため、
ストレートプレーから歌舞伎、宝塚まで・・・
幅広いジャンルの作品のビデオが棚にぎっしり詰まっている。
無料で借りられる。私にとっては宝の山。
新感線や、蜷川作品の過去の掘り出し物なんかも出てくるのですよ。
羽野晶紀時代の新感線もあった気がする。

いつものように、作品のリストとにらめっこ。

・・・あ、本気ですか、
夢の遊眠社ありましたよ、ゆ、遊眠社が。


リストの中に名前を見つけたのは、
『彗星の使者』と『宇宙蒸発』。
『白夜の女騎士』と共に語られる、石舞台星七変化三部作ってやつだ。
Read more "やけになったその先に。"

ガンガンチケット購入。

2007年04月25日
チケット購入の波が、大波が!私に訪れてるようです。

何を何枚買ったかねぇ・・・?
私、手帳がないと生きていけねぇですよ。
いや、生きていけるけど相当損するですよ。
あ、ここで2代目ほぼ日手帳紹介しちゃお。
ワタシの(生き物以外の)一番の相棒です。
相棒の正面

こちら正面から見た図。

そして横顔

横から見た図。
今年は、ペンを3本差にしてます。
Read more "ガンガンチケット購入。"

過去のビデオから探しだせ!!

2007年04月24日
22時前後に睡魔に襲われて一睡してしまったせいもあるんだけど、
こんな時間まで起きてます。
明日、学校行くの遅くてOKだから大丈夫なんだい。

どーーーーしても、天海祐希×三谷幸喜ゲストの
木梨ガイドが見たくって、私。


かれこれもう6年ほど前になるのか、
6年前というと、私14歳。中二だったのかな?
初めてコンサートってものに行き、
それが、とんねるずと番組スタッフとで結成された野猿のコンサートで(笑)、
しかもそのコンサートをキッカケに、私はとんねるずのファンになった。

何が言いたいかというと、
2001年以降とんねるずが出演しているテレビは数年間、
ほとんど録画し続けてた。ってことが言いたい。
Read more "過去のビデオから探しだせ!!"

マンゴーと文化村。

2007年04月22日
人間ってのは、主に平らなところで生活するものですね。
昨日から、今日の朝にかけて渋谷で野宿。(友達と一緒)
せんびきやだってさ!
坂道で、ねっころがったり、座ったりするのが、こんなに疲れるものだとわ!
4月なのに寒いし!身体が底冷え。
疲れと冷えに耐え切れず、友達とプチ酒盛り。
ちょっとリッチに、ホントちょっとだけリッチにマンゴーのカクテルを飲みました。
お酒ってか、これは、マンゴーの大人ジュースだね。
Read more "マンゴーと文化村。"

おとめ語り

2007年04月20日
昨日は、バイトから帰ってきて疲れてたわけじゃないけれど、
眠くもあり、なんだかブログを更新するよな気持ちでもなかったので、
おとめ語りは断念。

ってことで、今日、今からおとめ語り。

まず表紙の瀬奈じゅんさん。
爽やかで良いです。
グリーンのお着物も似合ってて、やっぱり爽やかでいい。
世間一般の人には、男役ってだけで「え?」って思われるかもしれないけど、
男役瀬奈じゅんとして表紙を飾っている訳だから、
髪型はともかくとして、フツーに美人だよね、あさこさん。
格好良い男(役)も、綺麗な女も、
顔のパーツが揃ってることが基本なんだなーってことを実感。

いいよね、基本がしっかりしてて。

あ、なんかひがみっぽい。(笑)
Read more "おとめ語り"

07年おとめデビュー

2007年04月19日
タイトルからアホ全開や。

買ったぞ!発売日に普通の本屋さんで買ったぞ!!
キャトルとかで買えばまだ許せる感じだけど、普通の本屋さんで買ったぞ!

宝塚おとめ!!!!

おとめあさこさん
2007年春、記念すべきおとめデビューです。
涼紫央のページを開いて、一瞬にして癒されました。
あの笑顔は癒し系だよ、まさに癒し系。
「あれ?でも写真おとめだけじゃないじゃん?なんかタニじゃん?」
と、食いついた方正解。
Read more "07年おとめデビュー"

4/18 ジューゴ

2007年04月18日
2007年4月18日 TEAM発砲・B・ZIN 『ジューゴ』@本多劇場

作・演出・出演:きだつよし
出演:平野勲人/工藤潤矢/小林愛/武藤晃子/西ノ園達大/森貞文則
   伊波銀治/福田千亜紀/大橋夢能

さむいよー寒いよー寒いぃぃ!!

外が寒いんであって芝居が・・・
いや~?うーん・・・芝居もー・・・

って感じでした!

なんか「!」とか付けてもね、どうなんだろうって感じですが。

学生演劇が派手派手な照明を得て、続行されたような芝居。
見ていて、ちょっとツライ。
Read more "4/18 ジューゴ"

今さら演歌。

2007年04月17日
今さらながら録画しておいた『演歌の女王』をそれとなく最後まで見る。

天海祐希が、どこまでも天海祐希ですっごいそれは楽しかったなぁ。

実はとんでもなく美人なのにさ、
じゃんけんで勝っただけで、
「あ゛ぁ~勝ったぁぁぁ!!!!」
って、親父に近いノリで叫んでくれるところが好きなんだわ。
じゃんけんでヒトシに勝てたのが、そんなに嬉しいか。
そうか、そうか。
そんなに嬉しいんじゃ、私もかなり嬉しくなるぜ。
(ちなみに最終話の話です)
Read more "今さら演歌。"

怖いよね、これ。

2007年04月17日
『恋の骨折り損』パンフのウィリアム・シェイクスピアさん。
おそろしや!!
怖いですよね。
怖くないですか?
私は見れば見るほど怖いんだけど。
このレインボー感と、視点のさだまってなさ、口の開き具合・・・
なんか色々見れば見るほど、恐ろしい。
Read more "怖いよね、これ。"

ハイテンショーン

2007年04月15日
なぜか国分寺でオールで遊び、始発近い電車で家まで帰り(朝7時前着)、
朝8時半から18時までバイト、そして今に至る。
っていう、なんだか若いことこの上ない一日を過ごした。

なんかもう、バイトは終盤無駄にハイテンションで、
疲れや眠気を通り越し、キビキビ動いて、
「ほら~なっちゃんは、綺麗好きねぇ~。床まで拭いてくれちゃってー」
と、周りのお姉さま方に褒められる。
よしよし。
自分の親より、ちょっと年が上の人たちが多いバイト先なんだけど、
一番下っ端で上の人の言うこと聞いて働いて、
で可愛がってもらえる(と自分では思ってる)
このバイト先は、ヒジョーに居心地がイイ。時給もイイ。

そもそも私は、年相応にキャピキャピできないから、
上の人と一緒ってのが昔からどこか落ち着くんだよね。
お母さんの友達やらが家に遊びに来たときとか、
おやつ食べながら母さん達の話を聞いてるの、好きだったわ。

小、中、高とバリバリの運動部で過ごしてきたので、
目上の人対して一歩引く。自分が先に動く。
みたいな、そういう姿勢が自然と取れるので(と自分では思ってる)
部活動ってこういう部分で役に立つんだなぁーっていうのを、
最近しみじみ感じる。

高校のときの先輩は嫌いだったというか、
自分とは感覚が違いすぎて、怒られようがなんだろうが、
どーでも良くて、無関心だったんだけど、
そんな先輩でもその存在だけは、私の役に立ってるのかも?

考えて行動するとかそういうこと以前に、
“上”ってだけで意識が自然と一歩下がるんだわ。うんうん。

あ、それでね、今日は『さくら/シークレットハンター』の一般発売日だったわけで。
(いきなり話が飛びましたよ)

これがまた運よく、10時ピッタリに休憩取れて、
難なくチケットゲットですよ。
今見てもまだまだ買えそうだけど、早めに買って安心したかったし、良かった。
S席8000円、ま、良くも悪くもない席が買えた。

8000円かぁ~・・・。

ちょっと待てよ?
私が今日一日、眠気と戦いながら働いてもらえるお金がきっと8000円前後だよ。

その8000円を、なんかわけわからんどーしようもない猫の目の電飾作って、
「にゃー♪」→ねずみ退散!→めでたしめでたし。
みたいなことを平気でやってる世界に捧げてしまうのか。

なんとも言えない気持ちになるわ!!

猫の目の電飾代の一部に、このチケ代があてられるなんてね。
私、ホントアホじゃないですか。
あんなものに、これだけの労力をかけてるだなんて。

でも、やめられない、ね。
よくわからんけど面白くって、面白くってしょーがないんだこれが。

絶対、宝塚なんかにハマるもんか。

と思ってたのに、めちゃくちゃハマってしまったわ。

今年は宝塚おとめ買いますよ。ハイ。
いつ発売なの?もう発売してるの?どうなの?(焦りすぎ)

『シークレットハンター』のフィナーレ、
初舞台生ロケットの真ん中にいるのって、蒼羽りくって子かな?
私が見た日の口上もこの蒼羽りくちゃんだったんだよね。
結構いい感じに目立ってたから、注目してみたい。
せっかく、初めて見た初舞台生ですからね。
(10数年後を視野に入れた発言だわw)

そーいや、祖母宅に愛華みれ表紙のおとめがあったな。
もう一冊、たぶん紫吹淳表紙のおとめもあったような?
あと2000年代の歌劇も数冊発掘されてたな。
ぺらぺら読んでたらヤングスター特集みたいなので、
霧矢大夢が特集されてたんですよ。
ひたすらQ&Aを3ページかそこら載せてある・・・

「音楽学校生時代憧れだった人は?」

の問いに、霧矢大夢なんて答えてたと思います??

へへへ。(気持ち悪いわ)

「久世星佳」

って答えてましたよ。
ったく、きりやんは偉いな。
わかってんな、私のツボを。

あ、だいぶ話はそれつつありますが、
チケット購入繋がりで、『お気に召すまま』も無事入手しました。
なかなかの良席なので、楽しみ。
前めといえば前めだけど、ちょーどいい前加減。見易そう。
今年も蜷川幸雄、追いかけさせていただきます。


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スリルな夜

2007年04月14日
あっはっは!
期待通りだ、久世姐さん!!


化粧濃~っ。
服装派手派手。原色多用。
マニキュアも真っ赤で、しかもはげてるし、
細かいとこまでやってくれるw

ということで、バイトから帰ってきて、
真っ先に『スリルな夜』を見ましたよ。
30分、録画していたのを見たのでCM飛ばして20分と言ったところか。

思ったより久世さん、出演時間長かったな。

篠井英介さんが、とっても気持ち悪い。
気持ち悪くてステキ。

やっぱ美保純ってなんかいいよな。
あのハスキーな声と、一回全部諦めて、
それから復活してタフに生きる女な雰囲気がいいよな。
色んな事、吹っ切れてる感じがするんだよね、美保さん。
「やっぱ」っていうのは、
なんだっけ、阿佐ヶ谷スパイダースの『イヌの日』見た時も同じように感じたから。

山下容莉枝さんは、今あんな感じなんだね~
小木茂光さんの妻役が、容莉枝さんかぁー。
容莉枝さんは何月だ?粕羽正月か。
で、マリアとシュラのお母さんか。
と、遊眠社の話。
過去に戻れるなら遊眠社とその時代の宝塚が見たいんだ、私は。

泰造がやってる、産婦人科の助手さんしてる女優さんは、
根岸季衣さんっていうのか。
(これでネギシトシエなんだって、読みづらいけど綺麗な名前)
良く見る女優さんだし、なんか好きな系統だという直感がし、
調べてみたら、つかこうへい絡みの方だった。なるほどっ。
あーつかさんの芝居って、もしかして一度も見たことないかも。
いずれ見なければ。

で、で、で、ですよ!!!!

番組終って、気抜いてCM早送りしてたら

天海祐希っっっ!!!!

きたーーーー!!!!

ソフィーナの日焼け止めのCM放送。

よっしゃ。

久世星佳のために録画していて、天海祐希のCMもゲット。
元月組主演男役二人、大活躍
久世さんが、そもそもあんななりの役ですので、
だいーぶ、見た目に差があるけどねw

「あんななり」な役でも、本人あぁいうことやるの好きそうだし、
私も見てて楽しいし、全然いい。むしろもっとはっちゃけて欲しいぐらい。
もっともっと遠くへ行ってしまえ。
まだまだヨユーで付いていきますよ。
ってか、天海祐希もあぁいうの好きそうだよな。

今のあさこさんがいて、きりやん、ゆーひ君たちがいる月組も好きだけど、
不意に二人が連続してでてきたもんで、
やっぱりあの頃の月組が好きなんだなーと改めて実感。
好きというか、憧れというか、なんというか。
安寿ミラ、天海祐希、一路真輝、紫苑ゆうのTMPが見ていて一番落ち着く。

天海祐希を生で見たらどれだけ嬉しいんだろ。
『テイクフライト』1回ぐらい近い席で見れたらいいなぁ。
とりあえず、早く共演者情報求む!
共演者が決まらないことには、しっかりとした心構えができないんだわ。
まぁ、正直、できるだけ周りは地味めでお願いしたいところです。
地味っていうかツボを抑えたキャスティングしてほしいな。



ホント、天海姉さん、最近一段と綺麗だなぁ。
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タイトルをつけるほどの内容じゃない。

2007年04月12日
いつの間にやら3年生になりまして、
今週の火曜(月曜はお休み)から、ぼちぼち授業が始まりましたわー。
私が受ける授業は、好きと直結してるものもあるので、
楽しいものは、結構楽しい。

でも、新学期って疲れる。

人間関係で疲れることはないけど、
新しい校舎での慣れない移動とかさ、色々ね。

授業が早く終れば、ちょろちょろ~と渋谷まで行って、
『写楽考』でも観て帰ってこようかと考えていたけれど、
なんだか眠いので断念。

家に帰ってきてゴロゴロしながら雑誌を読む。

春物の服が恐ろしいほどないんだよなぁ。
でも服を買うのって、本当に欲しい時に行かないと、
全く楽しくないし、結局なんにも買えないんで、
テンション上がるまで待つしかない!って感じですね。

テンション上げるのに、雑誌読むのが役に立つ。

今までよりもう1歩、大人っぽい格好したいな、と。
(実年齢より2、3歳上に見られたい。っていうちょっと変わった願望持ってる子)

ワンピースとか1着欲しいね。
あとはそれに合わせられる靴と・・・
薄手のジャケットとかもあったら嬉しいし、
トレンチコートも1着持ってるけど、
形が違うのをもう1着持ってても全然OKだよな。
で、着こなせるだけのスタイルがあったら最高なんだけど。

・・・努力あるのみ。

観劇に費やしたお金を服に全部つぎ込んだら、
どれだけたくさん服買えたかなぁ~・・・

ってのはたまに思うけど、
でも結局、チケット買っちゃうんだよねーあれあれ。
観る事が、なんか一番楽しいから。

あーやっぱり天海姉さん綺麗だなぁ・・・
(今さら録画してた演歌の女王見てる)
ひまわり、化粧薄くても、服装にお金かかってなさそうでもキレイ。

ん?これ、まず自分を磨けってこと??(笑)

・・・努力あるのみ。

あ~!!頑張るぞ!!っと、
ちょっと気合入れないと、気力が低下してる時は、
体調崩しそうで怖いかな。

さてさて、ほんのり疲れ気味なワタクシですが、
そんな私のエネルギー源になるお一人、久世星佳。
明日から『スリルな夜』っていうフジテレビの深夜ドラマに出演。

本人曰く、
「メアリーちゃんヘアーのジャンキーなおばちゃん役」

番組説明曰く、
「下町でディスカウントショップを経営するミステリアスな女。
美しく妖艶で派手。客の弱みにつけこみ、ゆする悪女。(年齢不詳)」


いいな!いいぞ!この役!
年齢不詳て、おい。(笑)
まぁ確かにヅカ時代から年齢不詳の気はあったような気がするけどw

たぶん出番は5分あるかないかだと予想。
でもその短い出演時間の中で、どれだけあくを残してくれるか、
ファンとして非常に楽しみにしてます。わくわく。

もう一気にテンション上がりますよ。
こういう時誰かのファンやって、ミーハーしてると簡単でいいよ。

演歌の女王で天海祐希も主演してるし、ミュージカル決まってるし、
久世星佳もテレビに舞台に途切れがないし、
良い二人のファンやれてる気がしますね。

にしてもブンちゃん、リアルタイムでブログ更新し過ぎだってw

とかなんとか言いつつも、写り込んだ天海氏の手に、
ちょっとドキっとする私。(笑)

本日、お二人でお食事らしい。
素晴らしきかな同期。
エビッ、えびが美味しそうだな。



同じくドキっとされた方、エビ食べたい方、
クリックよろしくお願いします。




4/10 明智小五郎の事件簿-黒蜥蜴/TUXEDO JAZZ

2007年04月11日
2007年4月10日『明智小五郎の事件簿―黒蜥蜴/TUXEDO JAZZ』
18:30~@東京宝塚劇場

作・演出・出演者→こちら

いつもは、芝居とショー別々に感想を書くんだけど、
今日はまず一緒に語らせていただく。

芝居よりショーの方が、内容が濃い。

黒蜥蜴はなぁ・・・

えぇぇぇーーーーーーーーーーーーー・・・・・・?

って感じでした。(最後に?がつく)

上手い例えが見つからないんだけどね、
例えば今ここにパスタがあるとするでしょ。
(パスタ?!と思っても、まぁついてこい。うどんでもなんでもいいよ。)

そのパスタ自体をぶつ切りにしてお皿に盛り付けて、
「ハイ、パスタです。これ。」
って、半ば無理矢理、出されてきた感じ。
その麺自体がぶつ切りなんで、そもそも何がなんだかわからない。
パスタっていうか、長さ1cm前後の食べ物。
パスタですらない。
これが『黒蜥蜴』。

一方『TUXED JUZZ』。
これは、ソースを自由に選べるパスタ。
元になる麺は丁度いい硬さに茹でられていて、最高の状態で私の前にある。
そして、そこにかけるソースは私が自由に選べる。
ミートソースにしてもいい。カルボナーラにしてもいい。ペペロンチーノでもいい。
いかようにも可能性は広がる。
食べに行くたびに味を変えてもいいだろうし、
同じ味にこだわり続け、作り手のその日の変化を楽しんでもいいだろう。
自分次第で、楽しみ方が変わる。

なーんで、こんなにも違うんですかね。

じゃ、ここからは芝居の感想いってみますか。

<明智小五郎の事件簿―黒蜥蜴>

私が、江戸川乱歩っていったら、
「コナンでしょ。」ぐらいの頭の持ち主だってことを最初に言っておく。

まず、ずーっと私の頭の中には去年の末に見た、
麻実れいの黒蜥蜴、三島由紀夫の黒蜥蜴がいた。
これが観る上では一番大きな間違いだったかも。

宝塚で上演される黒蜥蜴が、どれだけあの美意識に近づけるか、
(近づけるかであって、決して超えられるとは思ってない)
それを楽しみに見に行ったんだけど、
原作は三島由紀夫の黒蜥蜴じゃなくって、江戸川乱歩の黒蜥蜴だったんだ。

私はさ~江戸川乱歩の黒蜥蜴読んだことないからねぇ。

どこからどこまでが江戸川乱歩で、どこからが三島由紀夫なのか。
皆目わからない。
そして、混乱。
原作が、三島じゃなくて江戸川乱歩版だと気がついたのは、終ったあとだった。

大体ね、どんなすっからかんな作品でも、
その隙間を埋めるヒントがあって、
そのヒントを膨らませて、自分の中で話の展開を繋げていくことができるんだけど、
この作品、私にとってはそのヒントすらなかった。

恐ろしいぶつ切り作品。

観ててさ、
なんで黒トカゲが早苗を誘拐したかわかる?
(宝石を手に入れたいかららしいけど)
なんで明智と黒トカゲが惹かれ合っているのかわかる?
なんで雨宮潤ちゃんが、早苗にプロポーズしちゃうかわかる?

私は全然わかんない。
わからないことだらけ。


人間の感情が動いたから話が進んでいくのではなくて、
「クロトカゲ」っていう話がそういう風に進んでいくものだからってだけで、
人の感情を置き去りにして、ただ話を進めていく。
これがわからない理由だ。

正直、私が一番やめてほしいと思うことかもしれないな。

なんか自己完結しちゃってるんじゃないですかね?と思いましたよ。
書いた人は、そりゃ原作を何度も何度も読み返すだろうから、
話の筋は完璧に頭に入っていることでしょう。
そしてそれを宝塚の為に書き換える。
書いた脚本を自分で読み返した時に、
自然と補足して読んでることに自分で気づいてないんじゃないかと疑ってしまう。
お客さんの中には、黒蜥蜴の筋を全く知らない人がいるんだゾ。
補足しなきゃわからないような舞台を上演して、
初見のお客さんにわかってもらえるんだろうか?楽しんでもらえるんだろうか?

色々また書いた。
だけど・・・
ソファーで寝てるさお太さんが格好良かったから全部許す!!

好きだ~さお太さん、好きだー。

壮君を真ん中にして、両隣で寝始める刑事たち。
ってか、お前ら二人して壮君の肩借りるな。
明智(春野寿美礼)に声をかけられ、壮君は立ち上がる。
支えを失った二人。
どんどん寝崩れる。
その崩れっぷりが、たまんないよ、さお太さん。
2000人のお客さんを前にして、足をソファーに投げ出して眠る高翔みず希。
すっごいよ。でもまさに男でしたよ。素敵でしたよ。

大仏の頭だけが階段に乗ってたのにもビックリした。
「戦争でうんぬん~」っていう台詞がなければ、もう、どうしようかと。

少年探偵団のみんなが醸し出すあのビミョーな雰囲気。
宝塚っていう特殊な世界の中でも、成立するかしないかの瀬戸際。
ギリギリ感に見ていてちょっとハラハラ。

あれだけ黒トカゲを愛していると言っていたのに、
ころっと葉子(野々すみ花)にプロポーズしている潤ちゃん(真飛聖)が、
本当に意味不明。
自首どうこうの前に、牢屋から脱出することを考えた方がいいんじゃないか?

夏美よう演じる岩瀬は、どー見てもヤクザな仕事で財をなした人
宝石商もやりつつ、裏でもこそこそって感じな人。
でもそのヤクザっぽさが格好良かったけどね。
なんで着物姿があんなにも漢で、あんなにも似合うんだろうか。
どの組も組長さんて凄いなぁ。

人がいっぱい出てる!!
っていうのも思ったね。
『パリの空よりも高く』がどんだけ役少なかったか実感した。

椅子を使った演出とか、3場面を交互に展開させる演出とかは、
スピード感、緊迫感があって良かったと思う。

最後、黒トカゲは自分が明智の妹だったということを知り自殺するんだけど、
ここも頭で補って補って理屈として理解できるのであって、
感情では全く理解できない場面。
でも、愛する女、愛する妹、
二人の大切な女を同時に失ったその絶望の中にいる春野寿美礼は、
なんかちょっとイッちゃってて、イイ感じだった。

<TUXED JUZZ>

オギーのショー観劇、2作目。

そうか~オギーのショーにはストーリーがあって、切れ目がないんですね!

面白かった。
芝居を見てるときとは全然違う、想像する楽しさのあるショー。
芝居を見ながらも想像はしていた。
でもこの想像はしなきゃ話がわからないからする。
っていう、義務的なつまらない想像。

でもTUXED JUZZでする想像は楽しい。

1回見ただけでは繋げきれなかったけれど、きっと全てが繋がる。
自分好みに想像して繋げていくことができる楽しさ。
オギーは全てを表現しきることもできるだろうけど、
あえてそれをせず、観客に想像する楽しさを残してるんじゃないだろうか。

ニューヨークに訪れた、一人の男。
(あぁでも、ニューヨークに見える幻想の世界かもしれないな。
ミラーボールの使い方が気になったんだよね。
街の風景だったかな。そこで入れるか?ってところで入れたから。)

その一人の男がその世界で理想の女と出会う。
その女は、現実の女かもしれないし、幻想の女かもしれない。
無意識に惹かれあう二人を遮る、もう一組の男と女。
求めているのに、その願いは叶わず、翻弄されるオサ。

一場面、ここもっと拍手するべき!!なんでしない!?って場面があったよね。

あっちとこっちが混ざる場面。
(これ私がいつも読ませてもらってるブログさんに影響されてんのかな?
たぶん読んでなくても、こう思ったと思うんだけど。)


あっちっていうのが現実かもしれないし、幻想かもしれないし、
どっちがどっちかはわからないけれど、
白タキシード組と、黒め衣装組が混ざりあって踊ってた場面。

ここすっごい混沌としてて好きだったなぁ。
ここの真ん中で楽しそうに歌う春野寿美礼が、もうすんごい格好良い。
(やっぱ、影響されてるな、これw)
シビさんも最高!

『タランテラ!』を見たときも感じたけれど、
オギーのショーはなんか変だ。
でも嫌な変じゃない。好きな変。

人の配置の仕方。色の置き方。場面の構成。

なんか色んなモノが良く見る宝塚のショーと違う。

でもこれは宝塚で、そして楽しい。
一歩間違えりゃ、気持ち悪い色になるのに、ならないんだよな。
そこがまず不思議。

よくありがちな一場面一場面に意味があるショーではなくて、
全てを繋げて見て意味がある。
でも芝居じゃなくって、紛れもなくショー。
ここも不思議。

でもこの不思議さは、好き。

真飛聖を見て、真矢みきを思い出し、
愛音羽麗を見て、稔幸を思い出した。
似てません?
(パンフ、タキシードジャズ舞台写真の3ページ目、真ん中の写真。
ちょっと化粧変えれば、まとぶんを真矢みきって言っても、絶対なんとかなるって。)

別に特に悪い意味でもなくそう感じたんだけど、
花組って、なんだかバランス取れてない感じがしたなぁ。
好きな生徒は何人かいるけど、この人だけは特別!
っていう贔屓の生徒がいない私は、
贔屓に捕らわれすぎることなく、
どの組見ても割りとまんべんなく見れてるような気がしてるんだけど、
今日花組見たら、春野寿美礼ばっかり見ちゃったよ。

春野寿美礼の独壇場。

その下に二番手以下がいる。
まとぶんの存在がどーも微妙な感じがしたのかな。
オサが支えられるタイプのトップじゃないってのもあるかもしれないけど、
とりあえずオサを真飛聖が支えてるって感じもしないし、
だったら、二人で競り合って戦ってるのか?っていうと、
真飛聖はその土俵にも立ってないよーな、そんな雰囲気。
端的に言うと二番手らしく目立っていない。
頑張れ、まとぶん。

ショーだけ連続上演してほしー。
そしたら立ち見でもなんでもいいから見に行く。
そして、もっともっと想像して繋げて楽しみたい。
チケットどっかにないかな。
何回か見たい作品なんだけどな。
でもショーだけでいいんだけどな。

あ、書くの忘れてた。
春野寿美礼って、流れるように音に身を任せてそこにいる人。なんだな。
私がダンス見てて好きだと思った、きりやんや、
園加のリズム感とはまた違う質の、リズム感。
「流」って感じが当てはまる。あとは「柔」とかも。
こういうタイプのダンスも魅力あるわー。



黒蜥蜴意味わかんない!
オギーのショー面白い!
まとぶんの写真、真矢みき説同感!

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私の「写楽考」考。

2007年04月09日
明日は、またまた東宝にて『黒蜥蜴/TUXED JUZZ』を見るので、
今日のうちに写楽考についての話書いとこうかな。
自分で言うのもあれだけど、このブログ変わったブログだよ。

宝塚について語ってたと思ったら、
その次の日に写楽考の感想UPしてたり・・・
このギャップを、読んでくださってる方に楽しんでいただけたら幸い。

で、写楽考。

私の中のネックは、演出・鈴木勝秀と、役者・長塚圭史だ。

圭史さん作・演出の舞台は結構好き。
『LAST SHOW』はかなり度肝を抜かれた、好きな作品だった。
それ以降は、欠かさず見てんのかな?たぶん、見てると思う。

劇作家、演出家としての長塚圭史は好きだけど、
写楽考の中の役者としての長塚圭史には、もやもや感が残る。

あのねー『タンゴ・冬の終わりに』の常盤貴子を思い出すんだよね。
(って、この二人一時期、交際の噂が流れてたねw)

これから公演を重ねるにつれて、硬さは取れていくと思う。
そして上手くなっていくと思う。
でも、ずっと物足りなさが残るんじゃないか。

上手くなるだけで、化けるってことはないような気がするんだよね。

もう、化けてくれたら大万歳なんだけどさ。
で、圭史さん演じる勇助が化けたら、作品も大きく化けるんだけどさ。
たぶん「化けない」という予想は当たってしまうと思うんだけど、
でも化けることを強く強く願う

芝居ってほぼ毎日公演があって、
日々少しづつ変化していくところが一つの魅力。
堤さんが出る舞台は特にこの変化を楽しみたいので、
できるかぎり初日、中日、千秋楽を見るゾと思い、毎回奔走してます。
今回は真ん中どこで見に行くかは未定だけれど、
とりあえず、初日(はもう見たし)、前楽、千秋楽と見ることができるので、
しっかりその変化を胸に刻んでこようと思ってます。

『タンゴ・冬の終わりに』のあの日々高まっていく様子は、
ホント、胸に刻まれた。って感じですよ。
(こうやって刻まれていくのが楽しくって仕方なくって、芝居がまた見たくなるんだな。)
千秋楽の日のマチネが自分的には最高だった。
初日から完成してたのに、
なんだかもっと高く、遠くまで行っちゃってさ、つっつん。
凄いよ、彼は本当に。
なんで演劇賞にあの演技で絡んでこないのか、疑問。
真ん中に立つ役者として王道過ぎんのかな?
演劇賞となると、段田さんにいっちゃうのはわかる気もするんだけどね。

そして演出・鈴木勝秀さん。
パンフレットのスズカツさんの言葉を読んだ。
丸ごとするっと同意。

「『写楽考』は、写楽が誰であったかを解き明かすことを目的としていない。」

そう、私も一度だけ戯曲を読んでそう思った。
写楽が誰か?っていう謎解き話じゃなくて、写楽に絡んだ人間の一生の話だ。

パンフレットの言葉には同意できるのに、
初日の舞台に同意できなかったのは、
望む完成図が違ったんだろうーな、私とスズカツさんとで。

戯曲を読まないで、真っ白な状態でこの舞台を見たら、
どう感じたんだろう、私は。

初日見てガッカリした部分が、多かれ少なかれあったんだけど、
それは自分が望んだ写楽考への期待が大きかったからで、
もう一度見たら、もっとフラットな状態で、素直にこの舞台を見れるような気がする。

そうしたら、また感じ方が変わるかもしれないな。
もっと見えてくるものがありそう。

戯曲を読んでいたけれど、
カットされた部分の違和感っていうのは、全く感じなかった
そのまま上演したら4時間程になる戯曲を、
上演時間2時間ちょいになるまで大幅にカットしているのに、
話の流れは『写楽考』だったんだよね。

初日見て、

あわわわ~・・・私に合わないかもぉー

と思った舞台ではあるけれど、
パンフレットのスズカツさんのインタビュー、役者さん達のインタビュー・・・
じっくり読んでみると、この人たちが創り上げる舞台をただひたすら信じたくなる
っていうか、私、キムラ緑子が大好きだ。(笑)
インタビュー読んで一番共感したのがミドリコさん
これ、舞台見て一番ミドリコさんの演技に惹かれたのと関係あんのかな。
「宇宙を感じます」
って、一言が最高だなぁ。
そ~なんだよ、あのラストには宇宙があんねん!
その宇宙をミドリコさんは見せてくれたですよ。

パンフのインタビューのみの印象でしかわからないけどね、
『写楽考』って作品への感じ方が自分と一番近そうなのがミドリコさん。
って、私一度しか読んでないのに、ごめんなさいね。(笑)
でも第一印象って大事でしょ!と自己弁護。
最後の場面は、
「『逞しく居る』というのは、とっても難しいッ!助けてーッ!」
って感じらしいけど、大丈夫。
初日から逞しくそこに居た。少なくとも私はそう思った。

写楽フライングの後、風景の幕が落ちてきて、その時点で、
「なんでこーなっちゃうのよ」と、ものすっごい冷めた部分があったんだけど、
ミドリコさんのお春の姿見ただけで、涙しかけたんだよね
戯曲読んだ時に浮かんできたお春が、そこにいたから。
自分ひとりの存在のちっぽけさと、広さ、大きさとが一緒にあるよな感じ。
上手く言えないけど。

やっぱり、一番私好みの写楽考の世界を生きていたのが、
キムラ緑子だったと思うなぁ。
パンフの写真も、得体の知れないイイ女ですよ。ステキっす。

っていうか、パンフ写真、みんな良いんですよね。
モノクロ写真なんだけど、堤さんもアップなんだけど、
堤さんのアップの写真って良いと思う時あんまりないんだけど、
写楽考パンフの堤真一のアップの写真は良い!!

一目見て、

うわっ♪

ってなれます。(笑)

堤さんの着物姿(しかもちょいはだけ気味)は、もう似合いすぎ。
はだけた上で胡坐も良い。
胡坐かいて、両膝がペタンと床につくのが妙にセクシー。
お加代に対して犬っころになってみたりってのも、舞台ならでは。
テレビじゃあんな堤さん、なかなか見れませんゼ。
前半の調子乗った伊之と、後半の伊之とのギャップは流石。
私は後半のしょげた伊之の「へぇ」だか「はぁ」ってのが好きだった。
最初のうち、台詞「へぇ」だけでも背中で時の流れ、心境の変化を語るからね。
そーいうとこも好きなの。

戯曲読んだことは、スカっと忘れて、ただ観てきたいですね。

書いてたら早く次、見たくなってきたな
バイトの合間を縫って、当日券入手決行しよう。
ふふふ、もー3年生になって学校が都心に移動したから、
渋谷まで30分とかからないもんね。
聖地日比谷(有楽町)までは10分もかからない。
ってか歩けるだろってな近さ。
幸せだ。
以前にも増して、この自由が利きまくって困るぐらいの、
最後の学生生活を満喫します。



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あーそういや選挙行かなかったな。二十歳になったのに。

日比谷が聖地なのか!!

ってツッコミ入れたいって方も、クリックどうぞ。

ホント最近、日比谷近辺行くとソワソワするからなぁー困ったもんだよ。(笑)

早く~オサが観たいなぁ~るんるん♪

って、おい。

スカステ3時間。

2007年04月08日
『写楽考』のどこの堤さんが格好良かっただとか、
サイン入りポスター絶対ゲットしたるわ!とか、
色々書きたいことはあるんだけど、
とりあえず今見たばっかりで印象が強いスカイステージ話題から。
写楽考のことは、落ち着いたらちゃんとまとめてまた書くと思いますわ。

もうずーっと、見てましたよースカステを。
今、また祖母の家にいるんですわ。

番組名、ちょっと曖昧なんだけど、

『バウホールへの誘い 久世星佳Ⅰ』
『シトラスの風(明日へのエナジーだけを凝視)』
『スカイステージトーク 瀬奈じゅん×涼紫央』
『スカイステージトーク 彩吹真央×霧矢大夢』
『Brilliant Dreams#8「霧矢大夢」~personal~』

録画しておいてもらったものを、3時間ぶっ通しで見てましたね。

スカイステージって凄いな。
改めて凄いな。
タカラジェンヌしかテレビに映らないんだ、この局は。

何この子今更。

って感じなんですけど、普通に考えて、異常な局ですよね。
だって、タカラジェンヌ以外が出てこないんですよ?
ほぼ、タカラジェンヌのみで構成される番組たち。

すごーい、本当にすごーーい。

まず最初に、久世さんのバウホールへの誘いを見て、涙する。
『BLUFF』と『WANTED』見たくて仕方がない。
っていうか、ああやって名場面を構成できるだけの映像を持っているなら、
いつかいつかいつか放送してくれ。してください。お願い。
もう一応スカイステージ様にお願いのメールしてみるよ、私。
劇団保存用の、たとえば主役ばっかりを追った映像でもなんでも、
それが贔屓の出ている作品なら、ファンは絶対に見たがるはず。
だから、映像が悪かったとしても、放送して欲しいんだ。

この2つのバウ公演、特に『WANTED』の映像見ただけで、
実際に見ることの出来なかった悲しさと、
ほんの少しの映像から伝わってくる良い作品の匂い・・・
これだけで、今の私は涙できる。(笑)
きりやん好きになってきてると思ったけど、
やっぱり久世星佳には全然届かんな。

『激情』を見て、
「あ、この子は芝居あんまりな子なんだ。」
と、実感せざる終えなかったズンコさんなんですが、
久世さん演じるニコルの前では、どうも良い演技をしているように見えてならない。
役の感情にしっかり入れてるような雰囲気があった。
で、その感情を向ける相手が久世星佳なんだ。

見たい、見たい、見たいよ『WANTED』。
風花舞さんにDVDを複製していただきたい。
出演者はいいな。そういう映像も手元においておくことが出来て。

と、まぁ、出演者を羨む始末さ。

『シトラスの風』の明日へのエナジーは、ホントいいよなぁ~
しみじみいいですー

さぁ~飛んでゆけ~この時代にうーまれぇ~♪

とかなんとかっていう歌詞書いたの岡田先生?
元気出るんだよね。
頑張ろう、って気持ちになるんだよね。
歌詞良し、曲良し、歌声良し、ダンス良し、振り付け良し、メンバー良し・・・
良いところばかりの姿月あさとお披露目ショー『シトラスの風』の明日へのエナジー。
ゆらさん、タキさん、すっしーが、後ろにいることも良い。

続いて瀬奈じゅんと涼紫央の対談。
やっば、すずみん、超可愛い。(笑)
あさこさんを前にして、へらーってなってしまう涼紫央が可愛いのなんのって。
そんな涼を見て「おもしろーい。」を連発する瀬奈じゅんさん。
そうか、面白いのか。
でも確かに面白ろかったな。
男役としてどうありたいか、みんなそれぞれ真剣に考えて、
宝塚の男役を極めようとしてるんだっていうのも伝わってきた。
あなたたちが宝塚の男役が大好きなのであれば、
あなたたちが演じる宝塚の男役が大好きな私でいようじゃないか。

自分と同じようなところで悩む涼紫央に対して、
先輩瀬奈じゅんが、親身になってアドバイスし、それをまた素直に聞く涼紫央。

だから、聞いてるあんたが可愛いんだって。(笑)

あさこさんから一言すずみんに対して「純粋」って言葉が出たけど、
私も涼紫央のその純粋さに惹かれてるのかもしんないなぁ。
嫌味なく真っ直ぐで、そしてタカラヅカしてて、自然と好感持っちゃうんだよ。

あさこさんが、深いグリーンのオープンカーに乗ってるってこともわかったし、
面白い対談だった。

セナさん、あなたもめちゃくちゃ格好良いっすね。
オープンカーって。
サングラスとかかけて運転しちゃうんですか?
しちゃいそうですよね。
むしろしちゃってください。
それが宝塚の夢ですよ。(笑)
でも隣に園加乗せちゃ、何がなんだかw漢祭りですよ。

続いて、録画頼んでないのになぜかHDDの中にあった
彩吹真央と、霧矢大夢の対談。
これは、4、5年前なのかな?

ここって、同期だったのかぁー

と、まず初歩的な感想。

今一番欲しい雑誌第一位『宝塚おとめ』。

きりやんの関西弁は知ってたけど、ゆみこちゃんも関西なのね。
話してることは他愛もないんだけれど、関西弁ってだけでテンポ良く感じられる。
他愛ない、って言っても男役に対しての考え方だとか、
そのときの自分たちのポジションについてとか、
これまた真面目に、楽しく語ってまして、
こんなの絶対ヅカファン以外が見ても面白くもなんともないんだけど、
ヅカファンであるなら、面白いですよ。
これから成長していくであろう、2人の男役ホープ、しかも同期生の対談。

私はですね、誰か一人のファンっていう状態を超えて、
もうなんか宝塚全体のファンなんだと思うのね、最近。
顔と名前が一致しない人が大半だけど、でもなんかみんながみんな可愛く見える。
久世さんがいた時代ならまた別かもしれないけど、
その時代ってもう十数年前に終わってるから・・・
一人のファンっていう風には、どうもならない。

だからさ、もう、みんな頑張ってよ。
頑張ってる人、みんな応援するし。(笑)

そして最後、今現在の霧矢大夢ですね。
フィンチ(愛犬)登場。
隣にいた祖母が
「きりやんに似てるよね~この犬。」
と、発言。

あー思っていたけど口には出さなかったことを言ってしまいましたね。

きりやんとフィンチ君。
似てると思う、私も。特に鼻が。
第一、自分と似てるペットを飼うとかなんとかって、言いません?

全てにおいて無関心なフィンチと、
きりやんの世話焼きっぷりのギャップが面白かったなー
フィンチ、これからも霧矢大夢をその哲学的眼差しで癒してやってくれ。
頼んだぞ。

と、最後はわけわからん、愛犬フィンチに向かってメッセージ。

いつもは軽く読み直して推敲(ってそんなたいそうなもんでもないけど)
するんだけど、今日はもーどうでもいいや。
思ったことを、己のタイピングの速度に合わせて書き綴ってしまった。

読んでお分かりの通り、猛烈に宝塚にハマっております。



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きりやんとフィンチ、似てますよね。(そこか!)

4/5 写楽考 初日 1回目

2007年04月06日
syaraku

2007年4月5日『写楽考』初日@シアターコクーン

作:矢代静一
構成・演出:鈴木勝秀
出演:堤真一/高橋克実/長塚圭史/キムラ緑子/七瀬なつみ/西岡徳馬

納得いかない。
なんでこんなすら~と流れていくだけの綺麗な話になっちゃったんだ。
私が、戯曲を読んで、心ざわつかせて、わくわくした写楽考は、
こんな写楽考じゃない。(戯曲の感想は2月5日「写楽考を読む」)

私が魅力を感じた混沌した雰囲気が感じられなかった。
戯曲で感じたざわめきが、舞台にない。
もうここがなければ堤真一が出てようがなんだろうが、関係ないからね。

唯一、期待通りに私の心をざわつかせてくれたのが、
キムラ緑子さんのお加代だ。
ミドリコさん、まさに女優なんだなぁ・・・
女優っていう職業っていうか、生き方が好きで仕方ないんだろうなぁ・・・
お加代で登場した姿を一目見て、直感的に「この人は好き。」って思った。
そして、伊之と過ごした部屋から出て行くときの後姿。
そこにいるのは、私が想像したお加代そのまま。
想像した通りの人が、そこに本当に存在してくれる。嬉しかった。

演じる上で、そして演技を見る上で声というのは、本当に大切だわ。
私、ダメだ、長塚圭史の声が。
声に深さが感じられないから、
彼がどんなに演技をしていても、それは私には薄っぺらく感じられる。
だから逆に声さえ良ければ、多少演技があれでも、上手く見えるんだろうな。
まぁでも正直、声がどうこう以前に、
このメンバーの中だから特にそう感じるのかもしれないけど、
圭史さんの演技、浮いてた。

お加代の死体を前に、絵を描き続ける勇助。

ここだと思うんだよ、勇助は。
ここさえ良ければ、あとはテキトーでいいんだよ。
今まで、誰にも見せなかった彼の中にある狂気が、才能が、
自分を愛していた女の死体を前にして、表に溢れ出る。
本当ここにさえ、真実味があれば、あとはどーでも良かった。

でも実際、全然惹き付けられなかった

勇助を高橋克実で見たい。
今から変えてくれ。

高橋さんが演じる幾五郎っていうのは、高橋さんの演じる役でよく見るタイプ。
ひょうきんで、明るくて、喋り好きで・・・なんかそんなん。

高橋さんが勇助を演じれば、もっと勇助という役の振り幅が出るはず。
で、圭史さんが幾五郎を演じれば、
飄々としてればそれで成り立つ役だから、粗が目立たない。
第一、圭史さんと堤さんとじゃ年が離れすぎてるんじゃないかなぁ。

堤真一は、例えば藤原竜也とか、大竹しのぶみたいに、
自分のエネルギーを爆発させて周りを巻き込んでいくような役者ではない。
周りを見て、周りと共に役を高めていく役者だ。

『吉原御免状』の松永誠一郎が真っ直ぐで格好良かったのは、
勝山(松雪泰子)という愛する女がしっかりと存在し、
そして義仙(古田新太)という心の底から憎いと思える敵がいたから。

『タンゴ・冬の終わりに』の清村盛があんなにも清村盛だったのは、
最終的に清水邦夫の戯曲と、蜷川幸雄の演出と、自分とを、
これでもかというほど、せめぎ合わせていたからだと思う。

今回、堤さん演じる伊之が、一番、向かい合わなければいけないのが、勇助。
だけど、その勇助が弱い。
だから核となる伊之と勇助のやり取りに、
緊迫感が客席にまで伝わってくるような、芝居としての楽しさがない。
堤さんが、鋭さを見せたのは、
お加代と交わりながら、お加代を殺そうとした場面ぐらいだったと思う。

七瀬なつみさん、西岡徳馬さん。
二人も想像した通りの、お米と、蔦谷だった。良い。
でも、あんまり伊之との絡みがない役だから・・・
っていうか、絡むのは伊之がしっかりと自分を見つめるようになって、
言葉数が少なくなってからだから・・・

七瀬さんの演技って見たことがなかったので、
どんなお米になるんだか、期待半分、不安半分で見に行った。
だっけどね~すっごい良かったよ!
お米って、なんて言えばいいんだろう、
生命力の可愛さっていうか、
生きることにがむしゃらで、そこがなんだか妙に可愛い女だと思うんだ。
自分の身分が低いこと、そしてその身分から逃れられないこと、
悟っている悲しさだとか諦めがあって、でもその上で可愛いの。いじらしかったりね。
七瀬さんのお米は、そんなお米。

伊之に抱き付かれて泣いたお米。
お加代の子供を引き取り、伊之と暮らして10年経ったお米。
伊之の死を前にしたお米。

全部、お米という一人の女性のまま違う表情を見せてくれた。

徳馬さんの蔦谷は、これまた期待通りの蔦谷。
まず商売、自分のことが第一。そして賢い。いやずる賢いのか。
だけどすごく嫌な感じがする男ではないんだよね。
それなりの人情を持っている男だっていう感じも漂ってる。

で、始めに戻るけど、
混沌がなければ、その対極にある平穏も生きないんだよ。

戯曲を読んだ時、とにかくごちゃごちゃとした時代の中で、
一心不乱に生きた男を描いたその後に、その男から生まれた新しい命が、
ただただ暖かい陽射しの中で続いていく様が描かれていることに、
またグッと惹き付けられたんだ。
生きることの根本をみせてくれた感じでさ。

でもね、でもね、その暖かさ、心地よさが、
前が暑かったり寒かったりしないからよくわかんないんだって。
全部がただ、すら~と流れていっちゃうから、差がないの、あんまり。
戯曲だけの方が、最後にもっとふわっとした気持ちになったんだって。
混沌とし、殺伐としているから、暖かさの良さがわかるのに。

しかも高橋さん、やってはならない間違いするし。
これね、間違ったから笑えるとかそういうレベルのミスじゃない。
話の根源に関わるミス。
絶対、叱られるんじゃなかろうか、しゃちょーに。

「歌麿だ。」って言わなきゃいけないところを、
「うたっ、ゆ、勇助っ、歌麿だ。」
とかなんとか、言っちゃいましたからね。
会話をしていたミドリコさんは、フォローしようもなく
「いえ、勇助さんという方でしたよ。」と。

話の流れとしては・・・

のどかな村まで、お米とお春達を送り届けてくれた優しい男がいる。
お春にとってその男は自分の父親かも知れないわけで、
ともかく縁の深い人物であるのに、
お春はそのことを知らず、ただ「勇助」という名前だけを覚えている。

お春の元を訪れた幾五郎は、その優しい男の話を聞き、
『その男は歌麿に間違いない!』と確信する。
そして言う一言が

「それは歌麿だ!」

それを聞いたお春の返しが、

「いえ、勇助さんという方でしたよ。」

お春は、歌麿と勇助が同一人物であることを知らない。
そのことを知らないと言うのは、自分の生まれの裏にあった、
人間達の壮絶な生き様をまるきり知らないと言うこと。

でもそれでいい。
幾五郎もそこから何も話を広げたりしない。
彼もそれでいいんだと思ったから。
それでも命はつむがれていく。
暖かな日差しの中で・・・
幕。

となるはずが、トリビアの司会の方によって

お春に勇助と歌麿が同一人物だってことがバレかけましたから!!

「え?勇助さんと歌麿さんというのは、同じ方なんですか??」
「歌麿さんは父の兄弟子の・・・それがなぜ私達を!?」
「ちょっと、あんたへらへらしてんで、吐け!吐けよコラっ!」

ってな展開になってもおかしくなかった。危ない、危ない。
お春が、深く追求しない人で良かったね。

最後の最後だけ、宙乗り、絵の描かれた幕がバサッと落ちてくる。
っていう、歌舞伎っぽい演出があって、それがまた私には意味不明だった。
伊之は絞首刑になるわけだけど、
縄で首を吊ったら、浮くんですよ。天井まで。フライング。
しかも、目元に、自分の描いてきた役者達のような赤い隈取を入れて。

伊之、東洲斎写楽の一生、ここで終!!

みたいな、インパクト、最後のエネルギーの象徴みたいな感じの意味合いの、
宙乗りもどき、隈取もどきなのかもしれないけど、
んなことより、他にやることあるだろ。

で、その後にチョンパって感じで、のどかな農村風景になるんだけど、
その後ろの幕がしょぼいのなんのって。
桜と、山と、道と、なんかそんなのが描いてある幕なんだけど、
一気に学芸会チックですよ。
それまでは代わり映えしないけれど、
なかなかイイ感じの舞台美術だったのに、その幕で台無し。
あちゃー・・・って思っちゃいましたよ。
宝塚以外でこのあちゃー・・・はやめていただきたい。
写楽の描いた絵が降りてくる美術は、
予想通りではあったものの、でも雰囲気があって良かった。
基本的には、『天保十二年のシェイクスピア』みたいな感じで、
長屋のセットが行ったり来たり、畳一畳が行ったり来たりで、場面転換が続く。

もっと上手く使えばもっと可能性は広がっただろう、和太鼓と笛。
この生音から始まるオープニングは、期待が高まる良いオープニング。
写楽考っていう話に和太鼓と笛の音はピッタリ合うんだ。

だんだん、止まらなくなってきたな。(笑)

私とスズカツさんの演出は合わないのかもしれない。
そんなことまで考えるようになってきぞ。はっはっはっ。
前に見た、鈴木勝秀さんの舞台『ダム・ショー』。
今、感想読み返してきたけど(上のリンクで感想に飛びます)、
ここでも「理由がわからなかった」発言してるよ、私w

私は、『写楽考』という舞台の混沌とした世界と、
平穏な世界との揺れ幅に魅力を感じた。
猥雑さとか、ざわつきとかが好きだと思った。

だけど、スズカツさんはそういう部分の下に見える、
人間の姿っていうのを冷静な目を持って切り取っていこうとしてる。
そんな感じがする。だからあんまりざわつかない。

猥雑~とか言ってて、「あ、蜷川さんに演出してほしーや。」と思ったなぁ。
なんか私好みの『写楽考』にしてくれそうだから。
よくよく考えてみれば、私が今まで見た蜷川さんの舞台は、
ざわざわしてたほうが面白かった。
『オレステス』や『あわれ彼女は娼婦』とかより、
『間違いの喜劇』、『天保十二年のシェイクスピア』、『タンゴ・冬の終わりに』とかの方が、
舞台が生き生きしていた気がするもん。
で、私もそっちの方が楽しいと思ったし、とにかく好きだと思った。
きっとエネルギーを秘めた爆発する戯曲と、蜷川さんの演出は合って、
それで出来上がった舞台は、私も好きなんだね。

私は写楽考にも爆発してほしかった。

実際は良く出来てたけど、でも爆発しない芝居だった。
爆発するための火薬は、これでもかってほど詰まった戯曲だと、思うんだけどさ。
その火薬をどう見るかで、芝居がどう出来上がるかが変わるのね。



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客、邪魔!

2007年04月04日
毎日バカみたいに宝塚の話してますけどね、
明日はもう『写楽考』の初日なんですよ。
毎日バカみたいに宝塚の話してますけどね、
やっぱり堤真一も好きなんですよ。

堤さんの魅力は、関西人気質に隠された、
驚くべきほどの繊細さだと思う。

ただ、その繊細さを前面に出している神経質そうな人だったら、
私は堤真一のファンにはならなかったと思う。

役を通して、恐ろしいまでの鋭さを魅せる。
怖いと思いつつもその美しさ、強さに憧れる。

名刀って感じだ。
いつもは鞘に刀を納めているけれど、
鞘から刀を出した時の、その一瞬の切れ味。
日本刀役者、堤真一。

冗談っぽいけど書いてて、まさに堤さんってのは、
そういう役者のような気もしてきた。
舞台に立つ堤さんは格好良いだけじゃなく、美しいとも思うもん。

年を重ねるにつれて、良い意味でどんどんゆるくなる堤さんの、
その年の重ね方にも憧れる。

敵わないな。と思うけど、
敵わないと思えるぐらい、憧れられるものがあったほうが、人生楽しいわ
日々、そこに自分がどれだけ近づくことができるか考えていられる。

2007年現在、私20歳。
2000年の『やまとなでしこ』で堤真一を好きな役者として認識して、
2003年『ビギナー』にて完璧にファンになる。
なんだかんだで今年で、堤さんを知ってから7年、
ファンになってから4年経つ。わお。
2005年『幻に心もそぞろ狂おしのわれら将門』で初めて生で堤真一を見る。
更に惚れる。

堤真一のファンであることは、自分にとって日常のこと、
普通のことになりつつあると感じる今日この頃。

ってことで明日は、バイト後、渋谷直行で初日観劇。
わくわく。



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あの人が登場って・・・

2007年04月04日
バレバレじゃなかろうか、スカイステージさん。
Brilliant Dreams#10「大空祐飛」~personal~
に久世姐登場。いやったゼ!!

番組の紹介文を
「大空が下級生時代仲の良かったあの人も登場・・・。」
と、しておきながら、
紹介写真ではバッチリ久世星佳と大空祐飛の2ショットを掲載
なかなか面白いことをしてくれる。
バレバレじゃないか。

いやぁ~でもゆーひ君と並ぶと、久世さんやっぱり老け・・・
いやいや、うん、ね。
でも一番好きなOGさんですから。
女優としても好きな方ですから。
現役時代から老けてましたから。っておい。
でも好きですから。

久世さんを前にしたゆーひ君が、どういう態度になるのか?
きっとなんか可愛いんだろうなぁーと思うから、期待しちゃうね。

霧矢大夢の
Brilliant Dreams#8「霧矢大夢」~personal~
は見てないから(stageは見た)これも見たい。
フィンチ(犬)登場か。
ちょうど真矢みきのフィンチを見たから、
新公のきりやんフィンチもいつか見たいな。

なんだか地味にスカステが久世祭開催してくれてて、ありがたい。
『バウホールへの誘い』の久世星佳特集とか、
『宝塚ビデオシアター』のこれまた久世星佳版だとか・・・ありがとう。

スカイステージトークも気になるものが多い。

高嶺ふぶき×安蘭けい
瀬奈じゅん×涼紫央
古田新太×霧矢大夢

ユキさんとトウコは雪組時代のねぇー
退団後のユキさんがどんな感じかも気になるわ~
へぇ~すずみんは、あさこさん大好きなのか~
瀬奈じゅんを熱く語る涼紫央ってのは、面白そうだー

・・・・・・最後の何これ!!??
え?夢の対談!?!?

なんですよねぇ。
なんで知ったのか忘れたけど、ネットを彷徨っていたら、
きりやんと古田さんの対談番組がスカイステージで放送されたことがわかった。

見たいわぁ~ホントにこれ見たいわぁ~

と思ってたら、どうやら再放送してくれるらしい。
たぶんスカイステージさんは、私の想いを受信してるね。
なんか特別な能力を使って。

誰にとってもそうなのかもしれないけど、
なんか私が見たいと思ったもの、割とすぐ放送してくれんだわ。

天海祐希ファンになってすぐ『ハードボイルドエッグ』とかやってくれたし、
久世×正塚にハマったら、対談番組放送してくれるし。

いや、ホントありがたい。

霧矢大夢・・・退団後新感線出ないかな。
(今はもちろん宝塚歌劇団で頑張ってほしいけどね。)
歌って、踊れて、演技もできて、関西人・・・
宝塚のあくの強さはそんなに残らない人だと思うし、
良い新感線女優の1人にきりやんなら、なれるさ。

いのうえ宝塚・・・いやこれは語呂悪いし、まずいな。(笑)



以上、どうでもいい宝塚話終わり!

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昨日今日の話。

2007年04月04日
2、3日更新が空いたのは、大学の友達(ズンコファン)の家に遊びに行ってたから。
なんだ(ズンコファン)て。

友達ズンコファン、私久世ファンで、
「じゃあビデオ見ながら、語るっしょ!」ってことになり、
一人暮らしの友達の家にやっかいになる。
だからなんだ、「じゃあビデオ見ながら語るっしょ!」て。

結果一晩で見たのが、
『宝塚夢まつら94』
『SHOCK』(樹里咲穂出演)
『ハウトゥサクシード』
『グランド・ベル・フォリー』
という謎の4本。

夢まつらから始まるところが、既におかしい。
ゆりちゃんの「土井たか子でございます。」を楽しみ、
各組の風と共に去りぬをバッチリ見る。
フィナーレでイチロがお辞儀の方向を間違えるところを、何度も巻き戻して検証。
何やってるんだよ。

『SHOCK』はですねぇーここに樹里咲穂、もとい宝塚の力を見た。
って感じでした。
光一も、ツバサくんも格好良いんですよ。
でも、ダンスのポーズのとり方、立ち方、
全てが舞台において映えて、格好良いのが樹里咲穂。
「あのキザり方こそ宝塚!!」
と樹里見てきゃきゃー騒ぐ20歳台の女二人。
イタイ、イタ過ぎる。
スポットライトの影になる、樹里の立ち姿がホント格好良くってねぇ。
DVDに樹里咲穂アングルを入れるべきだと本気で思った。
堂本光一のSHOCKなんだけれども。

ハウトゥー~はとにかくミキさんがイッちゃってた。
疲れを通り越して、異様なハイテンション
黄色のベストのゴルフウェアを着た社長(星原美沙緒)の姿が、
どうしようもないほどツボにはまり、息が出来なくなるほどの大爆笑。
星原さん、もみ上げ、髪型・・・つるっつるなんだもん。

背景があり得ないほど豪華で、
「あ、きりやん!」「あさこ、あさこ。」
「オサがいる、オサオサ。」「あれコムちゃんじゃん。」
「きりやんどこにいる?」「あー今のあさこじゃん?」
とかなんとか、ずーっと言ってた。楽しい。

きりやんはこのとき既に出来上がった感じだったけれど、
コムちゃんは、化粧がひどい。綺麗になったんだなぁコムちゃん。
過去の映像を見るのはこういうところが楽しい。
未来のスターが、背景にいっぱい
特にこの時代の花組が豪華なのかな。

海峡ひろきのエロ親父役にちょっとときめく。(ときめくな)
漢だなぁ~ミユさんは。69期もなかなか凄いですよね。
久世星佳、高嶺ふぶき、麻路さき、神奈美帆、海峡ひろき、若央りさなんかが同期でしょ。

『グランド・ベル・フォリー』はつつがなく鑑賞。
「久世さんは、本当にトレンチコートが似合う。」というところに話は落ち着く。
これは久世さんの退団公演のショー。
よくよく考えると、ゆりちゃんが抜けた後、月組は補強されていないんだけど、
でもレベルが落ちた感覚がまるでない。
マミとズンコが更にしっかりした、ってのもあるだろうし、
下の樹里、成瀬、水、タニ辺り(ゆーひ君を入れるかは微妙なところか?)が、
めきめき成長してきたからっていうのもあるんだろうなぁ。
ゆら姉さんや、ルンパさんらがいるのも心強い。

そして、あれは一体なんだったのか。
そろそろ寝る準備をしようかと、ビデオ鑑賞を止めていた一瞬。
なんかすっごい見覚えある人が、オスカルみたいな格好してテレビに映ってる・・・

マミさんだ。

なにやってんの?この人。
ダメだよ、テレビであんな格好しちゃ。
今着ても似合ってたけどw

「・・・ちょ、ちょ、ちょっとマミが!マミさんが!!」

と友達を呼んだけど、友達間に合わず番組は既にエンディング。
最後、南海キャンディーズの山ちゃんが出てきて、
マミさんが歌声だけで登場。
間違いなく真琴つばさだ、あの歌声は。

ホント、なんだったのよ、この番組。

あーこんなことやってる場合じゃないよ。
そろそろ真面目に履修登録考えねば、単位が取れないよ。



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4/3 A/L-怪盗ルパンの青春-

2007年04月03日
tanityann


2007年4月3日『A/L-怪盗ルパンの青春-』@日本青年館

作・演出・出演者→こちら

・・・た、楽しいぞ、な、なんだこれ。

新宙組トップ大和悠河、最高だよ。
いんちき臭さと、夢と、希望と、うそ臭さと、愛とが、
彼によって絶妙のバランスでミックスされて、
まさにタカラヅカになってる。
この作品を上演して、ここまでキラッキラに輝かせることが出来るのは、
タニちゃんしかいないと思った。

そんなタニちゃん率いる宙組が、また愛おしくてたまらん。

去年1年間、東宝公演を授業で各1回づつ見続けて、
いつの間にか自ら進んで補習をするようになり(≒リピートする)、
いつの間にか初ムラ遠征も終え、そして今に至る。
見た作品の数ははっきり言って少ない。
でも見続けるうちにだんだんと見えてきた部分もある気がする。

タカラヅカはインチキ臭くてなんぼだ。

トップがキラキラ輝いて、それを2番手3番手・・・組子たちみんなが支えて、
さらにキラキラ輝かせて、なんだかよくわからないけど、
とにかく一生懸命さがひしひしと伝わってくる、そんな舞台が出来上がる。

男役は現実には存在しないヒーローのような存在。
だってそもそも女性が演じているんだからね。
そこにインチキ臭さが漂わないわけがない。
でもその絶妙のインチキっぽさが、宝塚の魅力の一つである気がする。
そのインチキが夢を見させてくれる。

タニは今までで一番、私に夢を見させてくれたトップだ。
それってイコール今までで一番インチキ臭いってことなんだけどさ。(笑)

(こんなものを見ている自分に対してだとか、イタイ作品に対してだとか)
あぁ、もうどうしようもないわ・・・
と思う反面、
あぁ、もうどうしようもなく格好良い・・・
と思わせてくれたタニ。
私はこの2つのどうしようもなさの間で揺れて楽しむ。

間違いなく今後の宙組はタニの色に染まっていくんだろうな。
もうすっごく楽しみなんですけど。
とにかく大和悠河のキラキラ感をもっともっと強くしていく組であってほしいな。

で、私はタニの歌、好きだぞ?
特に音程が外れてるとも思わないし、声量があるのが好き。
迫力があって、強い思いが伝わってくるような感じがある。
でもやっぱり下手なんですかね?どうでもいいじゃないですか。
とにかく私は好きだ。

キラキラ輝くタニの相手役、陽月華。
ウメちゃんがまた格好良かったなぁ~あ、キャラとしてはちゃんと可愛い。
でもダンスがすっごい格好良い
いつも娘役で格好良いダンスを踊る子はいないかと探していたんだけど、
初めて私が格好良いと思えるダンスを踊る娘役に出会えた。
好きだ、陽月華。
友達の学校の先輩だ。

タニウメの並びは見ているだけで、満足できる。きれー。
ホントタニのラウルはキレーだよ。全くなんでこんなに綺麗なんですかね。
怪盗ルパンな格好があんなにも似合って、綺麗だなんて、
久世さんじゃあり得ん。
結ばれた長髪も似合うしなぁ。
久世さんじゃあり得ん。

すっしーのボケたエロ博士っぷりと、フィナーレの踊りっぷりは素敵だった。

名前もわからないんだけれど、眼鏡に薄いピンクのジャケット着て、
街の男、みたいなのを演じてたのは誰だろう。
なんだか楽しそうに舞台に立っている感じで、見ていて幸せ感じた。

初嶺麿代・・・辞めちゃうのかぁ・・・
今回初めて認識してみてたけど、刑事役格好良かったのになぁ。
好きなタイプの顔だったしさ。
でも最後の公演見れて良かった。
フィナーレでも、タニウメのデュエットダンスに繋げる1場面もらってた。

今日は私は2階で見てたからわからなかったけれど、
真飛聖ら黒蜥蜴組ご観劇だったらしい。
もしこの間のさくらにもまとぶん来てたら、2回連続かぶってるな。

2幕でのカフェシーンで、

アニエス(陽月華)「それにしてもタキシードの似合う街ね。」
ラウル(大和悠河)「あぁ、そうだね。(とかなんとか)」
アニエス「なんだかタキシードジャズ♪って感じ。」

やら、

アニエス「(客席を見ながら)にぎやかな街ね~」
ラウル「あ、ほらあそこに、たっ、たからづか劇場(噛んだ)で公演中の雨宮潤一さんがいるじゃないか~!」

とかなんとか、割とアドリブで絡んでくれたので楽しかったな。
タニちゃんカミカミで、可愛かったですよ。

お決まりな感じではあるけれど、生徒の力だけではなく、
ちょっとコント的な感じで笑える場面もあった。
フィナーレの燕尾のデザインも好き。白ラインがおしゃれよ。

そうそうアニエスが始めからラウルを想った上で、
ルパンに憧れてくれてれば、アニエスのイタさが軽減されるのになぁ。
「いつか迎えに来ますよ。」とアニエスに優しく言葉をかけたラウル。
アニエスはそのラウルがルパンとして自分の前に現れてくれないかと、
ラウル=ルパンとして、憧れ続ける。
夢見る少女は少女だけれど、でもそれでイタさは軽減するだろう。
ま、よくよく考えればイタイってだけで、
深く考えなければ、可愛い夢見る少女に見えちゃうからいいんだけど。
そこが宝塚歌劇団の凄いところだもん。

物語がインチキ臭かろうが、薄っぺらかろうが、
タニみたいに真ん中がキラキラしてくれれば、
タカラヅカとして本当に面白いんだなって思えた。
またちょっと宝塚が好きになった。

開演アナウンスから、タニのキラキラ感が全開。
「La Comedie musicale」って言ったのかな。フランス語。
それまで普通に「みなさんようこそ~」って言ってたのに、
いきなり、そこだけ、しゃべり方変わって・・・
本当になんか、A/L全体がそういう作品だ。好きだ。



宝塚ばっかり見てるわけじゃなく、
『恋の骨折り損』とかも見てるのに、
宝塚ばっかり見てるような気分なのはなぜだろう。

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