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勘三郎襲名披露特集。

2007年03月12日
昨日書いた通り、あのあと、勘三郎襲名披露特集の特番を見ました。

とりあえず私は涙もろい。
泣くわ、泣くわ・・・

源左衛門さんの姿が自分の祖父と重なり、
その死を乗り越える勘三郎さんたちの想いが、自分の想いと重なり、
勘太郎のリハビリ姿にもグッと来るものがあり、
劇場を支え、愛してきたおばぁちゃんの姿にもウルっとし、
歌舞伎を見た後の高校生の表情が、一変したことにも喜び、
その後のパーティーで、弥十郎さんがボロ泣きしてたのに笑い・・・(笑ったのか)

勘三郎さんのおかげで歌舞伎を見るようになり、
その中で出会った、かけがえのない舞台のことを思い出し、
また泣く。
とりあえず、泣く。
悲しいんじゃなく、嬉し涙。

やっぱり私の中で一番思い出深いのは、
コクーン歌舞伎『東海道四谷怪談(南番)』の千穐楽。
あんな千穐楽には出会った事がない。
(まだ芝居を見始めて2年やそこらだけどね。)

劇場全体が興奮のるつぼ。

これはヤバかったですよ。

もうねぇ、歌舞伎の底力をまざまざと見せ付けられたって感じ。

終演後もヤバかった。

友達と二人で見に行き、終演後もしばらく客席を離れずボーっとした後、
のんびりとロビーでその興奮をアンケートに、書いておりました。

もう私ら二人が劇場を出る頃には、中には数人しかお客さんいなかったと思う。

劇場から出て、さて嫌々渋谷の街に足を踏み出すか・・・
と思ったら劇場入り口に、おば様方に囲まれた、演出の串田和美さん

「・・・ね、串田さんだよ!」
「あ、ホントだ!」
「これ、ちょっと行っちゃわない?」
「行っちゃいます?」
「ウチら若いから喜んでくれるって!」
「だよね!若いから!若い!若い!」
「この今の興奮状態ならノリで行けるって!」
「行っちゃうか、行っちゃいますか!」

自分たちが主に歌舞伎を見る年齢層よりも、若いから大丈夫。
とかいう、わけわからんノリで、
串田さんがおば様方と別れた瞬間、
二人でどどどーっと串田さんの元に駆け寄る。
するとなんと串田さん、笑顔で迎えてくれる。
逃げない。

「あ、あの!ホントに楽しかったです!」
「めちゃくちゃ感動しました!」
「ニューヨーク行きます!」

言葉にアホ丸出しで、興奮を伝えると、
串田さん自ら手を出して握手をしてくれたんだ。
私らから求めたんじゃない、串田さんがありがとうの握手を求めてくれたんだ。

串田和美の握手は、力強くて熱かった。

あの強さと熱さで、色んな挑戦をし続けているんだ。
手と手を通して想いが伝わって気がして、
本当に感動して泣けてきた。

この泣けるほどの経験をさせてくれたのも、勘三郎さんがいてくれたから。

なんだかんだ言って、私は一生歌舞伎を見続けると思う。
だって、色んな楽しさを与えてくれるんだもん。
楽しいものを逃す手はない。

勘太郎の膝が治ってくれて本当に良かったと、
この特番を見て、しみじみ思った。
勘太郎が歌舞伎役者として舞台に立つことができなくなっていたら、
どれだけ悲しかったか!!
勘太郎を治してくれたお医者さんにも、
そして勘太郎さん自身にも感謝、感謝。
もっともっと踊る姿、演技をする姿を見せてほしい。

番組としては、お涙頂戴を強調していたり、
どこか見たことがある映像がいっぱいだったり、
ちょっと満足しかねる部分もあったけれど、
中村屋の魅力は存分に伝わってきた。
あ、仁左衛門さんの口上の挨拶は粋だったなぁ。
中村屋だけじゃなくってさ、他の家のこういう特番やっても面白いじゃんね。
高麗屋とかだったら、いけるんじゃないかな。
ここも露出が多い家族だし。幸四郎、染五郎、松たか子。
今露出が多いって言ったら、音羽屋かw?
寺島しのぶさんが、より一層綺麗になって輝いてたな~
自由に生きるいい女!って感じで素敵。

とりあえず「歌舞伎って面白いんだよ!見てろ!」っていう、
そんな思いも伝わってきた。見てよかったです。

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仁左衛門さんを見ると、汐風幸の父!と思ってしまうね。いいな、あんな格好良い父さん。
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