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3/6 パリの空よりも高く/ファンシーダンス

2007年03月06日
prisora


2007年3月6日『パリの空よりも高く/ファンシーダンス』@東京宝塚劇場

作・演出・出演者→こちら

<パリの空よりも高く>
なんやねん、あの冒頭の30分は。
噂には聞いていたけれど、噂通りの良くわからない展開だったので、
チラチラと壁の時計を見ながら過ごす。

大体最初の15分は、ショー。
芝居が先の公演なのになぜかショー。
そして次の15分は、通常の人間にはあり得ない会話が続く。
普通に生きている人間は、おそらくあんな記号的な会話をしない。
未沙のえる、出雲綾、嘉月絵里、遼河はるひ、北嶋麻実らが
年号とその年の出来事を唱え続ける。
歴史の勉強か。

やっとやっとあさこさん登場!
待ってました!
ゆうひ君も、きりやんも出てきてみんな勢ぞろい。
・・・と、思ったらかなみんがいない。

娘役トップ、出番少なっ!

トップの娘役がこの出番の少なさで、二番手以下はどうするのだ。

最初の30分でショーやるのと、勉強にならない歴史の勉強するのをやめて、
アルマンド(瀬奈じゅん)とミミ(彩乃かなみ)の、
気持ちの変化を描くとかすればいいのに。
ってか、描いてよ。
全く描かれてないじゃないか。

大きな心を持って見れば破綻のない芝居だけれど、
盛り上がりのない平坦な芝居。
塔の建設が進む様子を見て『ALWAYS 三丁目の夕日』を思い出した。
話の内容は、比べるまでもなくALWAYSのが面白いけど。

主題歌を何回歌えば気がすむねん
他にレパートリーはないのか。
しかしながら、主題歌はお気に入り♪
休憩中も口ずさみ、帰り道でも口ずさみ・・・
あ、独りで口ずさんでたわけじゃなく、隣に友達いましたから。
さすがに独りで口ずさみませんよ。
明るく心地よく、それでいて耳に残るメロディー。

パ~リのぉ~空よりーもたぁーかくぅ~♪

ってね。好きよ。

折角あんな立派で素敵な塔を建てると言うのに、
ギスターブ(霧矢大夢)やミミ以外の、塔建設に関わる人々が、
「儲かりますよ!」「儲かるのね!」
と金儲けの話しかしていないのが、気に障る。
宝塚なんだからもっと夢を持て。
「あんな立派な塔が建ったら、パリの街ももっと素敵になるわ♪」
とかなんとか、言わせときゃいいじゃないか。

えっと、エッフェル塔建設で一儲けしようとした、
ペテン師二人(瀬奈じゅん&大空祐飛)の話なんだけど、
この二人は真のペテン師だ。

だって、そもそも自分たちがペテン師だと名乗ってることがペテンですから。

「オレは悪党だ!」「オレだって悪党だぜ!」
と言ってる割には、もうめちゃくちゃ良い人過ぎる。
あさこさんと、ゆうひ君のコンビがすっごい可愛い。
こんなヘタレで、優しそうな二人が人を騙すペテンなんかできるかってんだ!

膨大な量の台詞を、超絶なスピードで話すあさこさん。
彼女のあの台詞のテンポが、この芝居をなんとか、
宝塚ロマンチック・コメディにしていたんだろう。
なんだ、ロマンチックコメディって。
ロマンチックにしたいのなら、恋愛模様をしっかり書いたら?

コメディとしてかろうじて成立したのは、
あさこさんと、そのテンポを一緒に作ったゆうひ君や、
空気を変えるきりやんや、未沙さん、たきさん・・・月組全員があってこそ。

ジェラール(遼河はるひ)のキャラが良かったな~
金持ちの鼻持ちならないボンボン。
たまに発する奇声と、ハンカチ王子的なのが嫌味で素敵でした。

ま、なんだかんだ言いましたが、月組を見てるだけで、
今は楽しいので、楽しかったです。

あ、アルマンドがジョルジュに銃を突きつけるのは、
ちょっと不謹慎じゃないかな。
「軍隊でも馬鹿な新兵がふざけてて怪我をしたなんて話はごまんとある」んだよ。
アルマンドが「馬鹿な新兵以下」になっちゃダメだ。
頭の上めがけて土投げますよ。

ペテン師と聞いて思ったんだけど、
『ペテン師と詐欺師』を宝塚でやったら面白そうだ。
市村さんの役を霧矢大夢。鹿賀さんを瀬奈じゅんで、鶴見さんの役を大空祐飛。
もちろん奥菜ちゃんのところを彩乃かなみ。
高田聖子が演じたオクラホマの女の子を
『オクラホマ!』繋がりで、城咲あいちゃんが演じれば完璧。
十分成立しそうな気がする。

<ファンシーダンス>
園加やっばい。
園加めちゃくちゃカッコイイ。
ダンスキャプテン!!マジでキャプテン!!
ダンスのキレの良さ、大胆さ、大きさ・・・惚れたぜ、園加。
手を広げて回るときが特に好きだ。

ダンスキャプテンとして、5場で出てきた時はすぐわかって
『良い、良いぞ、園加!』と思ってたんだけど、
もう一度チャレンジャーとし7場に出てきた時は、すぐにはわからなかった。
踊りを見て、
『あ、あの人が好み。』
と、思ってオペラグラスで見たら、園加だった。

同じ人かよ!

ってことで、本日の収穫桐生園加でした。
もう一回見に行きますが、また彼のダンスを見るのがめっちゃ楽しみ。
漢くさい感じがホント魅力的。

ショーとしては、これまた凄い面白いわけではないけれど、
ちゃんと雰囲気のある良いショーだったと思う。

ペトルーシュカの場面とか好きだなぁ。
人形3人?と、人間3人?のフリが合うところとか素敵。
きりやんのダンスも私好みのダンスで、
きりやんの場合は、細かいステップ踏んだ時の脚が好きだ。
音と共に身体が動いてる感じが、見ていて気持ちが良い。

あさかなのデュエットダンスも綺麗で良かったし、
中詰めは若干短いけど、あの曲好きだし(たぶんCAN-CANでマミさんが歌ってた曲)、
グレーの燕尾は好みじゃないけれど、三組のデュエットダンスも格好良かったなぁ~
この時のきりやんとゆうひ君の衣装、違いあるのかな。
フィナーレではやっぱりきりやんのが、良い衣装着てたけど。

まだまだ下級生は見分けられない。
でもそれでも総踊りの2列目ぐらいまでは、なんとか見分けられるようになってきた。
う、嬉しいもんだな、わかると。
娘役さんはかなみんと、たきさんと、あいあいしかわかんないんだな、これが。

まだまだまだ修行は続きます。



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桐生園加を本日から、現役で気になる生徒に追加しよ。
キャプテンが相当気に入った。 
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宝塚を好きになったわけ。

2007年03月06日
22時から日テレで放送された『極上の月夜』を見る。
こんな番組今まで見たことなかったけれど、
宝塚歌劇団特集とあっちゃ~見ずにはいられない。
さらにゲストが真琴つばさとあれば、そりゃ~更に見ずにはいられない。
誰か、ミズに良い化粧水を。

でも、私ふと思う。
なんでこんな宝塚特集に胸弾ませる?
もうさ、22時になるのが待ち遠しかったりしたよ、今日。
よくよく考えると信じらんない!

明日のパリ空も、かなり楽しみにしちゃってる。
ショー好きだから、ファンシーダンスなんて更に楽しみ。
これもよくよく考えると信じらんない!

正直、今、宝塚以外のどんな舞台を見に行く前日であっても、
小学校の時の遠足の前の日みたいな、
ああいうワクワク感って全くと言っていいほどない。
生意気言わせてもうらうと、芝居を見に行くことは限りなく日常の一部に近い。
芝居を見ている最中っていうのは、
何物にも変えがたい日常とはかけ離れた時間であるんだけど、
かと言って、見に行くまでにドキドキするかといったら、もう全然。
劇場に向う電車の中とか、爆睡。
いいのかよ、それで。

芝居を見ている最中の高揚感っていうのは、
舞台を見始めた頃と変わらないけれど、
見る前までの高揚感が確実になくなってます。
そんな自分がつまらん。
でもしょうがない。

だが、しかし!宝塚だけは、違う!

笑っちゃうけど、かなりワクワク♪
かなり遠足前日気分。

なんでだろうーなぁーコレ。

まだ宝塚を見に行くことに慣れていないからなのか。
今、一番新鮮にハマっているものが宝塚だからなのか。
霧矢大夢が好きだからなのか。
きりやんだけでなく瀬奈じゅんも大空祐飛も、そもそも月組全体が好きだからなのか。
愛しの未沙のえるが出るからなのか。
作が植田紳爾だからなのか(怖いものみたさ)。
そのかが楽しみだからなのか。(語呂合わせ。いやでも園加はホントに楽しみ。)

良くわからないけれど、心が弾む。
弾んでいられること自体も嬉しい。


なぜ私がこんな色物世界の宝塚にハマったんだろうか。

基本的には純粋なんだと思うけど(自分で言っちゃったよ)
ただ純粋ではいられず、割とひねくれていて、
一歩引いたところから斜に構えて、物事を見ているようなところがあるこの私が!
あの、えっらい化粧をして、キラキラ歌い踊る宝塚にハマったんですよ。
事件だ!もはや!

私は性別的には女だけれど、性格的には男っぽい部分って、
凄く大きいような気がするんですよね。
何事もサバサバしてたいし、大胆でもありたい。の割には小心者だけど。
そういう性別とは逆の傾向を持つことって、
誰にでも男女関係なくあると思うのね。
女らしいきめ細かな気配りができる男性だって、世の中にはいるだろうし。

可愛くいるよりも、凛々しくありたいと思う私の憧れのツボに、
宝塚の男役っていうのが、割と当てはまるのかもしれないと最近思うようになってきた。

宝塚の男役の凛々しさとか渋さは、
実際の男では出せない魅力だと。

女が演じる男役だからこその魅力。

だから、うん、そうだなぁ~宝塚の男役には、
女が持っている男性的な部分の魅力が前面に出てるのかもしれないなぁ。

そう考えると歌舞伎は真逆ですね。
歌舞伎の女形は、男が持ってる女性的な部分の魅力が全開。
玉様美しや。

私は宝塚の男役に、格好良さの理想を見てるんだ。

その格好良さの理想ってのは、
「あの人と付き合いたい
みたいに思う彼氏の理想像じゃなくって、私の場合
「私もあぁなりたい!!」
っていう自分の理想像なんですよね。
あ、別に男になりたい。って言ってるわけじゃないですからね。

久世星佳や天海祐希の男役の中に、
私自身がそうなりたいと思う、理想の格好良さを見ている訳だ。
だから、男役を見て「うわっ、マジかっこいい。」と思う訳だ。
(なんか書きながら自分の中でまとまってきたぞ。)

  好きだという気持ちはその対象の中に
  自分を見つけ出したいと願う心でもある。

         明日吹く風のために 天海祐希


これだ!
まさにこれだ!
私は宝塚の男役に理想の男性像を見ているわけではなく、
理想の自分像を見ている。

だから、ハマった。
女性でありながら(←ここポイント)、
格好良さを持ち合わせたゆりちゃんや久世さんが好きになった。

私が今女優として活躍する天海さんや久世さんが好きなのも、
二人が持っている男っぽい格好良い部分が、
男役時代と変わらずに残っているのを感じるからかもしれない。
男役で前面に出ていたものが、女優になって隠れるだけ。
持っていることには、変わりないのが肌でわかる気がする。
(ここが私がファンになる人とならない人の境目。)

で更に、天海さんにしても、久世さんにしても、
格好良くありながら、女らしく綺麗な部分を持ち合わせてるところが憎い。
秋山菜津子さんとかもそうだけど、
格好良さと綺麗さのギャップがある女優さんが好きだな、私。

天海祐希が「自然な男役」と言われたのも、
その本来自分が持っている男っぽい部分になんの装飾もせずに、
宝塚の舞台に立っていたからかもしれないな~
そういう意味では久世星佳も自然な部類に入る男役かもね。
まぁ、ファンだからかもしれないけど、
男役としてはゆりちゃんより、久世さんの方が深いと思う。

『極上の月夜』を見たことで、宝塚論に火がついてしまったぜ。
でもなんかスッキリ。
これで更に、明日の観劇も楽しめるってもんだ。

最後にもう一度。
  
  好きだという気持ちはその対象の中に
  自分を見つけ出したいと願う心でもある。


この言葉に尽きますね。
 


長文失礼!
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