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8/15 太王四神記ver.Ⅱ

2009年08月15日
2009年8月15日『太王四神記ver.Ⅱ-新たなる王の旅立ち-』@東京宝塚劇場
<星組>


初日から一日明けて、見てきましたよ!
新生星組を!!

いつ凰稀さんが出てくるのか・・・
いつか、いつかとドキドキする緒月ファン。(笑)
出てきて、嬉しくてウルウルし、
トップであるちえちゃんと演技を交わす姿を見てウルウルし、
銀橋ソロで、普通に涙。

ずーっとテルキタを見てきた訳ではないけど、
でも、最後の最後で間に合って、組替え前最後のムラの千秋楽も見ることができた。
私の席から見て、一番印象に残ってるのは、
緒月氏の涙ではなく(オペラでも確認しきれずだったから)、
『君を愛してる』のラストで、づっくんの方から、ぐっちゃんに絡みに行ってた姿だ。
トントンッ!って肩叩いて、一緒になって笑顔でお祝い。
ありゃー可愛かった。

そんな贔屓と共に成長してきた(と思われる)凰稀さんのヨン・ホゲ。
最初はタムドクと親友同士。
自分が王になるなんてこと少しも考えてなかった。
でも王になるという意識が生まれた後、
それからの追い込まれていく様がなんとも・・・

ちえちゃんのタムドクはもう、紛れもなく王なんですよ。
存在が王様。
タムドクとしてもそうだし、柚希礼音としてもそう。

その事実をどんどん突きつけられて、
突きつけられる度に、険しく、ムキに、そして冷たくなっていくホゲ。

良い。
凰稀さん、良いよ。

立ち回りシーンとかで「ぅおおぉらぁぁぁ!!」的に、
吼える凰稀かなめって良いな。良いわ。
最初の無邪気なホゲも可愛くて好きだけど、
そこから終盤に向けてのギャップがね、たまらんよね。
ともみんには申し訳ないけど、サリャンが殺されて、
足に縋ってるのを一瞥して「っ触んな。」みたいなのとか、良いよね。

もうこれは雪組をガッツリ見るようになってから、
ずっと思っていたことだけど、凰稀かなめは心ある演技をする。
しないように思われそうだけど、かなり気持ち込める人だと。
ビジュアルも魅力だけど、
私はあのビジュアルを持ってして、きちんと気持ちを込めて演技しようとする、
そんな凰稀かなめだから好きなんですよ。

新天地星組で、パンッと新しいエネルギーを得て、
変わろう!って気持ちを持ってして、舞台に立ってるだろう、かなめ氏。
発散しているエネルギー量みたいなものが、増したんじゃないか?
って今日見ただけでも思う。
まだまだまだ2番手として、求められる事は多いけど、
でも、その増したエネルギーを感じられる事が、何より嬉しい。

古巣・雪組ファンとしても、
その雪組の同期ファンとしても、
んで、宝塚ファンとしても。

なんだかとっても親心というか、
暖かい気持ちでかなめちゃんの事を見てしまう。
雪組だけじゃなく、星組にもより想えるジェンヌが増えた!
それ幸せだ。

幸せだって思う分だけ、
もうかなめ氏が雪組じゃないんだって思うと寂しいよ。
でもやっぱりそれ以上に嬉しい。
マジで、「どうだ!!!!(自慢)」って感じだったもん。
どうぞ末永く星組の凰稀かなめをよろしくお願いいたします。

さてさて、柚希礼音さんのタムドクさんですよね。
タムドンは、ナチュラルボーンでタムドンだなぁ。
星組の王になるべく育てられた柚希礼音と、
チュシンの王になるべく育てられたタムドクとが、
私の中で面白いようにかぶる。

本当に大きくて、暖かくて、優しい人なんだけど、
なんていうか、結局、庶民の気持ちの本当の部分までは、理解できない。
理解できないっていうと冷たいかもしれないけど、でも、うん、そんな感じがする。
生きてきた世界が違うがための冷酷さ、みたいな。
私はそれが、柚希礼音の中にも、タムドクの中にも「ある」と思う。
「ある」ことが良いとか、悪いとかではなくね。

トップとしてとうこさんが居て、
2番手を務めてはいたけれど、埋められない学年差だったりがあって、
なんとなく萎縮していたんじゃないかな?っていう部分が、
自分がトップに、立場が変わった事で、解き放たれたような。
既に大物感があって、華やかだけど、
これからもっと色んな華を咲かせそうな期待感と勢いがある。

星組のこの期待感と勢い、若さは大きな魅力!
組全体を見るにしても、本当に楽しみ。

ねねちゃんはね、書庫の場面の演技にて、
段取りっぽさを感じてしまい、むむむとなり、あまりその後は気に留めず。

パンフレット買ってなくて、
星組お気に入りの汐月君がどこにいるのか、フィナーレまでわからず。
ずっと探してたんだけどなぁ。
部族の息子の緑って違うかな?
死んでしまった姿でしか確認してないのが、口惜しい。

みやるりのスジニは上手いし、可愛いし、良い感じだけど、
みやるりのガッツリ男役が見たいよー。
デコと美貌を見てかしげさんを思い出す。
なんで、星は真風ばかりで、ガッツか、みやるりに新公主演やらせないんだよ。
真風はまだまだ機会あるじゃないか。

真風君のチョロにもほんのりと段取り感。
でもやっぱりあの姿形は舞台で目立つなぁ。
(めおちゃんのチョロを今もう一度見てみたいw)
これからも日々、ガンバレー。

あかしのコ将軍。
噂通り格好良い。
でも一番は、玄武じゃん!?
あの黒髪オールバックには弱いわー。
86期が色んな所で重要な役割を任されていて、嬉しい。
華美ゆうかちゃんとかもねぇ。

あと私はどいちゃんが好きで。
どいちゃんのダンスが好きで。
それこそ玄武とか、どこ見ていいのかサッパリ状態になりましたよ。
すずみんも見たいし、あーでも、あかしも気になり、
ってか、どいちゃんどこ!?ベニーもどこにいんねん!!
みたいな、オペラが忙しいです。

紅はあの役、可もなく不可もなくだったかなぁ。
素のキャラからして、想像しやすい役柄ではあったので。

とまぁ、こんな感じで、これから週1ぐらいのまったりしたペースで、
星組さんを楽しんで行きたいと思います。

4/22 My dear New Orleans-愛する我が街/ア ビヤント

2009年04月23日
matane

2009年4月22日@東京宝塚劇場
『My dear New Orleans-愛する我が街/ア ビヤント』

作・演出:芝居 植田景子 
      ショー 藤井大介

4月1日→1回目


あー書けない。
言葉が見付からない。
男役・安蘭けいとの別れを、どう言葉にしたらいい。
寂しいとか、悲しいだけじゃない。
嬉しくて、幸せで・・・そこでも涙流してる。
色んな気持ちが、混じって、
最終的に、とにかく「宝塚」って場所が愛おしい?

本当に言葉が見付からない。

ただ、宝塚が好き。
それだけは強く思う。

また書くわ。

ということで、またここから追記↓

安蘭けいが大好きだし、ジョイとルルの物語が大好きなんだろうなぁ・・・

展開も、結末も、全てを知ってから見る。
ジョイが歌うSweet Brack Birdに込められた意味、想いも全て。
もうそうするとジョイの登場から泣ける。

ジョイっていう役にも涙するし、
安蘭けいの存在そのものにも涙。
あぁ、そうか、昨日泣いてる自分がよくわからなくなったのは、
ジョイに涙してるのか、安蘭けいに涙してるのか、
どっちなのか、上手く割り切れなかったからだ。
上手く区別できる段階を、当に超えて、もうごちゃごちゃ。

でも割り切れなくて良い。
割り切れないところに、宝塚の良さがある。
だから私、今、こんなに宝塚が好きなんだって。

ジョイがニューヨーク行きを決意する。
彼は音楽の力で、人々の境目を越えたいと言う。
自分の愛する故郷を離れて、でも、もっと広く自分の音楽を伝えに行くと。
そして歌うジョイ。
音楽こそ、自分の生きる道だ。って。

もろかぶりでしょ。

ジョイなら絶対にそれができるって思う。
同時に、安蘭けいなら絶対にそれができるって思う。

ジョイは私たちの誇り。
組長の言葉は、タカラヅカファンみんなの言葉。
安蘭けいは私たちの誇り。

絶対とうこさんならできる。
NY=外の世界に出ても、絶対に変わらぬ姿で私たちに音楽を届けてくれる。
安蘭けいが私にとってももはや「内」である宝塚からいなくなってしまうのは、
寂しくて、辛くて、切なくて仕方がないけど、
これから「外」に出て、
もっと広くあの歌声を届けてくれるはずだって思うと、わくわくする。
行って欲しくないけど、でも晴れやかな気持ちで見送りたい。
「引き止めたい」と「送り出したい」。
もう全てがごちゃごちゃ。

ファンみんなが「内」の意識を強く持つから、
だから宝塚は宝塚で、95周年を迎えられたんだと思う。
ヅカファンの醍醐味だなぁー

とうこさんが伝えてくれる「ありがとう」に、
客席のファンみんが同じだけ「ありがとう」を返してる。
伝わってるよ、とうこさん。
こうやって伝えてくれるとうこさんに出会えたヅカファンは、どれだけ幸せか。
本当にありがとうとしか言えないって。

昨日は心から遠野あすかにありがとう、でもあった。
あすかちゃんがとうこさんファンに愛される理由。
私も最後の最後に実感できた気がする。

ものすごくルルの目戦で、ルルの気持ちで話に入る込むことが出来た。
宝塚見てる時って、誰かに感情移入するとか、そういう見方、
今までしてこなかったし、できなかった。
もしできたとしてもきっと男役目線。
娘役の目線から話に入るって事は、まずしないはず。
でも遠野あすかになら、自分を重ねることが出来たんだ。

ジョイの歌、心に触れた時だけ本当に癒された、愛しさに溢れた表情をしているルル。

男役っていう夢の存在に、
こんな風に愛されたいっていうまた夢の象徴なんだ娘役って。

ヅカファン始めてしばらく経つけど、昨日始めて、実感を伴って気付いた!
一番自分に近い形で、遠野あすかは安蘭けいに愛されてくれました。
だから想いを重ねることができた。
奇跡か、このコンビは。

ルルの気持ちがわかるから、余計にジョイが愛おしくて、
ジョイの歌声も心に染みて・・・
必死に心を閉ざそうとするけど、そんなことは無理な話で、
ジョイに心を開いていくルルの様子も、手に取るようにわかり・・・

あんな二人の演技をさー、稽古期間中ずーっと見てたら、
そりゃ良いラブストーリーが書けたって勘違いもするわ、景子先生。
見れば見るほど深くなるもん。
二人を中心に深くなる。
これがMY楽でしたが、3回目が話の上でも一番泣けた。

まぁ、初見で「は?」って思ったのは変わりないですよ。
でも勘違いしちゃうのは、わかる。そこは共感する。

・・・MY楽って書いて、今ブログ記事書いてて、ハッとしちゃった。
宝塚の安蘭けいの舞台に対して、感想を書けるのこれで最後だ。
あ、もう、なんか、それ、嫌だわ。
退団後初舞台も見に行く、きっと見に行くけど、もう男役じゃないんだよね。

あーもう、どうします!?!?
時間よ止まれ。
って思うね、本当に。

できるならもう少しでいい、今の星組の姿を目に焼き付けておきたかった。
でも時間は流れる。止めたいけれど、止まらない。
「またね」って言われても、辛いもんは、辛い。

本当に安蘭けいに出会えて幸せだった!
「絶対忘れないからなっ!!忘れてたまるか!!」
みたいな、もう挑みかかるような気持ちで、とうこさんを見つめた。
大階段の最後に羽根背負ったとうこさんが降りてくる時とか、
もうなんか神々しいです。
あの瞬間に「宝塚」ってものが濃縮されてる感じがする。

私にとっても安蘭けいは、なんか特別だ。
宝塚を全力で愛してくれたとうこさん。
とうこさんに出会わせてくれた宝塚。

まだまだ愛しさは尽きない。

4/7 My dear New Orleans-愛する我が街/ア ビヤント

2009年04月08日
matane

2009年4月7日@東京宝塚劇場
『My dear New Orleans-愛する我が街/ア ビヤント』

作・演出:芝居 植田景子 
      ショー 藤井大介

4月1日→1回目


安蘭けいには、きっと必ずまた会える。
でも、男役・安蘭けいに会える機会はもうなくなるんだ。

嫌だなーーー
やだよー

今日も泣いてきました。
でも、初見と比べ物にならないぐらい、
ジョイとルルに泣かされた。

初見の時「???」だった部分。
そこは、安蘭けいと遠野あすかが埋めてくれているはずだ。と信じて、
今日は、二人の演技に集中。ひたすらジョイとルルの表情を追った。

うわージョイ格好良いよー
ルル切ないよー(涙)

痛みも苦しみも知っているのに、
それでも前を向いて歩いていこうとするジョイ。
翳りもあるのに、なんだろう基本の考え方、
一番根本の所は明るくて、優しくて、それこそ光が差してるみたいで。

ルルは、そのジョイの一番そのままな所、
ジョイの光に、救われた人。
ジョイはジョイで、ルルには自分の光を、
心をありのままに見せることができたんじゃないか?

だから二人は惹かれ合う。
お互いがお互いにとって光だったんだろうな。
自分を救ってくれた人を想い続けるっていうのは、凄くわかる。

ジョイは真っ直ぐな人だろうから、光を見つけて、
素直に光を求めたけれど、ルルはそれができなかった。
真っ直ぐに求められないルルだから余計に愛おしい。
でも、ジョイに出会えて幸せで、やっと生きる意味を見付けられて・・・

あすかちゃんが羨ましいよ!!
あんな良い男に愛されて、愛されて!!(涙)
とうこさんも、とうこさんで、あんな気が強そうに見えて、脆かったりする、
実は健気で、可愛い娘に思われて、幸せだよっ。(涙)

ルルにキスされる時、する時の安蘭さんが、
エロ優し格好良すぎて、もう嫌だ。
あんな姿がもう見れなくなるなんて、やだ。
そんな意味でも泣くぞ、私は。

とにかく今日は、ひたすらひたすら、安蘭けいの表情を追った。
演技を追った。
とうこさんの演技を見るのは、本当に楽しい。
気持ちの揺れが、流れが、手に取るように伝わってくる。
その流れに一緒に乗れれば、必ず楽しませてもらえるんじゃないかな。

でも、そうやって見る為には、オペラグラスが手放せなかったですよ。
なるべくなら、オペラグラスなしで、感情の機微を読み取りたいじゃないですか。
だけどやっぱり、宝塚の劇場は大きい。
んで、そんなオペラなしでも表情がわかるぐらいの良席になんて、
そうそう座れるもんでもない。
だからやっぱりオペラグラスが必要。

生の舞台なのに、オペラ必須。

っていうのが、なんとももどかしい。
そりゃ台詞だけでも、歌だけでも、遠目に見える表情だけでも、
安蘭けいなら伝えてくれると思うよ?
でも、より受け取りたいと思うもんじゃん、ファンも。

良い意味で大味な芝居ってのが、大劇場向きなんだろうなー

繊細な芝居が必要なモノだと、どうしても伝わりきらないよ。
もったいないよ。
できる人が、きちんと演じているのに、
想いを込めて演じているのに、
それが伝わりきらないのは。

伝わりきらなかったのが、私にとっての初見。
その反省というか、教訓の上、
安蘭けいと遠野あすかに、見方を絞ったら、
涙出るほど伝わってきたのが、今日の2回目。

全然違った。

ショーは、全員アカペラコーラスのあれは、もう、涙が止まらんですよ。

初舞台の衣装とかもやめていただきたいし、
っていうか、あの時のダンス。
どいちゃんが、めちゃくちゃ良い表情で踊ってました。
とうこさんの事、大好きなんだろうなぁ、どいちゃん。
想いが溢れまくっていて、涙出てきた。

そして今日は、総見?
B席、主に上手から、もの凄い「千秋楽か??」な拍手が降ってきてて、
熱いな、星組!!を実感。
カテゴリー分け、見ての通りの観劇比率になっているので、
なんていうか、今まで以上に組の雰囲気の違いを感じるかもしれない。
っていっても、花はそうでもなかったかー。
やっぱり、星がすげぇのかー。

星組濃いな~ってのを、ひしひしと感じます。

あずるりとか、凄い!!
あの黒髪の子、しーらん?だよね?
しみこの場面とかで、ガシガシ踊ってるの。
素顔からは想像付かないほど、男臭くて、キザってて、
『あの黒髪誰だー??かっこいー』
と思って、ずっと観察してしまった。
考えてみると、壱城あずさしかいないと思ったんだけど、もうわかんない。

雪で同期だとキングとかでしょ?

組によって、育ち方が違うってのも、ひしひしと実感。
みやるりもすげーすげー。
あんな素顔可愛くて、女の子な二人が、あんなに男役なのが素敵だ。
そーいうとこも宝塚面白いや。

実際見て、濃さを実感すると、
雪ファンとして、本当に心から凰稀かなめをよろしくお願いします、と。
今、かなめちゃんがいなくなってしまうのは、寂しいけど、
星に行くなら、とうこさんと絡んで欲しかったなぁ~・・・
ってのは、無理な願いだけど、でも思う。
星に残る安蘭けいの遺伝子を、凰稀さんにも継いでもらいたいもんだ。
同じく雪→星だし。

とうこさんが見せる役としての表情も、男役トップスターとしての表情も、
ふとした笑顔とかが、もの凄く幸せそうで、充実感に満ちていて、
劇場全体が、とても純度の高い空間になっていたような気がした。
不思議。
想いがギュッと集まってるのかな。
しかも、そこに負の思いが全くない。

「宝塚」だな、って思う。

これがあるから私、宝塚が好きなんだなー。
ひしひしと感じた。

4/1 My dear New Orleans-愛する我が街/ア ビヤント

2009年04月01日
matane

2009年4月1日
『My dear New Orleans-愛する我が街/ア ビヤント』@東京宝塚劇場

作・演出:芝居 植田景子 
      ショー 藤井大介


正直に言うと、私は一つにのめり込むと、
そこにグッと集中して行っちゃう人なので、今の関心は雪組にある。
一番が雪組。
雪への関心が強くなればなるほど、
他の組に対する関心が薄れていることを自分でも実感してる。

内の意識が強まると、外の意識も強まる。

でも。

組を超えて、宝塚。
私は宝塚が好きなんだなぁ・・・
安蘭けいに出会えた宝塚に感謝してる。

藤井君の退団者10名場面、あれ反則だよ!!(涙)

感情が刺激されて涙してるんじゃなくて、
反射で涙を流してる感覚。
寂しいとか、悲しいとか感じる前に、
自分の目に入ってくる事実に対して反射で涙してる感じ。

ヒザ叩くと、ピクってするのと同じね。

感情が上手く伴っていない涙だったし、ふとした瞬間に、
「あーなんでこんなに涙が止まらないんだろう・・・」
と冷静になったりもしたけれど、冷静になったらなったで、
また愛しさがこみ上げてきた。

こんな風に泣いちゃうのは宝塚だけだ。

愛とか夢とか希望とか、
なんかもう、普通じゃ、現実じゃ、うすら信じられない、
いや信じちゃいるけど、信じてるとは大声で言いたくはないかな、
っていうそんな所の気持ち。
「宝塚」ってベールの中に入ると、
『もう、いいや。どうにでもなれ。』って吹っ切れちゃって、叫べちゃうのかも。
叫べるし、受け止めることもできるのかも。

とうこさんが見せてくれた夢。
本当に、本当に、夢だったと思う。
夢を一緒に見せてくれたこと。
それを叶えてくれた宝塚っていう、唯一無二の世界に対して、
「ありがとう」って言葉しか浮かばなかった。

悲しいとか、寂しいを超えて、
宝塚が好きって気持ち。
そこにダイレクトに繋がったから、反射で泣いてたのかなー。

だって、安蘭けいが、遠野あすかが、立樹遥が・・・
いなくなっちゃう実感なんて、今日見てても全く沸きあがってこなかったもん。
知ってるけど、わからない。
実感がないのに、ただ流れる涙。ですからね。
もーわけがわかりませんよ。

でも、周りのお客さんもすすり泣いてるのわかったから、
安心して一緒に泣けた。

芝居は、私がもし作家だったら、
あれでOKは出せませんね。自分でまずOK出さないよ。
いや、所詮書けない人の戯言だけど、でも私は、お客ではあるから。

割合、感情移入できる形で描かれてるのが、
ジョイ@安蘭、ルル@遠野じゃなくて、
ゲイブ@夢乃の方じゃないかな。

それって?

ジョイとルルの恋愛が薄い薄い。
薄いっていうか、あれで好きだの嫌いだのが描けていると思うことが、
私には、正直謎だ。

子供の頃、助けてあげた~歌って元気付けてあげた~
綺麗な、美しい、大切な思い出。
再会→好きだ!!愛してる!!

ですよね。
「→」ここどうした。
「→」矢印部分が、一番面白いところなんじゃないのか??

・・・でも、あれ?これ知ってる、私。
前にも見たことある・・・

『忘れ雪』だ!!(笑)

あのバウ・ピュアストーリー『忘れ雪』も、
子供の頃の美しい思い出を持ったまま、犬がキッカケで再会。
なんだか知らないうちに、キムさんが「好きだ、好きだ」叫んでた。

宝塚のスターに必要なのは、「→」を埋める力。

だけど初見の今日、とうこさんが全開でルルを愛しているのも、
その愛にルルが応えたくても、応えられなくて、切ない感じになっているのも、
わかるんだけど、でもまだ私にはそこまで迫ってこなくて。

そこがとっても歯痒かった。

安蘭けいと遠野あすかのコンビをこの目で見る機会。
もうカウントダウン入っているのに・・・
くそーまともな作家はいないのかー

人種差別とかも必要ないのでは?
とか思うんじゃないかな。みんな。
見たいのは、とうこさんとあすかのラブストーリー!
ただ一つなんだと思うんだけどな。

また、ちえちゃんのレニーがもうどうしようもない役で。
最後に、ルルからの伝言を嘘ついてジョイに伝えてたけど、
あれもまたジョイとルルの繋がりの前では、全くの無意味になってて。
ジョイのルルに対しての愛は、あんなレニーの言葉では揺らがない。

更に、レコードをジョイ手渡すのとかも、

そんなこたぁ二の次だ!!
まず嘘付いたこと謝れ!!
謝ってからレコード渡せっての!!

お母さん、ちょっと怒りたくなっちゃったよ、レニー君に対して。
悪いと思ってるなら「ごめんなさい」は言わなきゃダメよ?

まぁもともとレニーの言葉に傷つきはしても、
それでもルルへの愛が揺らぐことのなかったジョイだから、
謝られなくたって別に大差ないんだけどね。
そんな所がもう余計に、レニー、しどころがない。

やっぱり目立ってたのは真風。
見た目が格好良くなった!
スタイル良く見えるようになった!
鈍臭そうな雰囲気が消えてきた!
バルコニーで水兵さんの格好して、女の子とイチャイチャしてた!
と思ったら最後、安蘭けいから「頑張れよ!」って言われてる!
すげー真風涼帆。

あかしが、黒くてビックリ。
じゅんなもスーツが格好良かった。
気になるのが、汐月しゅう君。最初ヒゲ付きで緑の軍服?
組長がまた男だったり、女だったり、もはや良くわからなくなっていた。

全体的にリーゼントに星組を強く感じた。
あと髪色と。

どいちゃんがますます、私好みかもしれない。
ダンス格好いいよ、どいちゃん。
ショーで見ちゃう。

ベニーは格好良いのに、ショーの髪型がめっちゃ汚い!(笑)
付け毛の付け方とか、みんなもっと工夫してるよ!!

でもやっぱり付け毛外して、
ただのオールバックとかになったらスーパーイケメンで。
しいちゃんの後ろに付いてた人とか、
銀橋渡ってた人とか、あれはなんなんですかね。
てらいなくキザれる子なんだろうなぁ。
あんまり考えてなさそうだもん。
でも、逆にそこが大きな強み。

なのに、演技面とかそういう部分の考えって、しっかりしてるんじゃないかな?
って思わせる。
ブエノスの時がまさにそうで。
そこは勢いでこなさないんだろうな。
ちゃんと、考えるんだろうな。で、それが間違ってないんだろうな。
不思議な子、ベニー。
ちゃっかり・・・って言ったらあれだけど、
しみこの後のスカイステージトークのMCにも選ばれているし。
着々と・・・ですよねぇ。

しみこもこれで退団か。
だから、私は86期ファンとして、この子とかなめ様がTCAで同じ立場で、
同じ舞台に立つ姿を見る日が来るかもしれない。
と、楽しみにしてたんだよ。
決めた道、しっかり歩んでね。

カウントダウンは始まってしまったけれど、
でも、それこそ、またね!ってみんなに会える気もした。
もっともっと安蘭けいと遠野あすかの演技を堪能したい。
あと2回です!私が見れるのは。
もっともっと二人にのめり込みますよー!

11/6 ブエノスアイレスの風

2008年11月07日
正塚を味わう
2008年11月6日『ブエノスアイレスの風』@日本青年館 11:00

作・演出・出演者→こちら


正塚晴彦を味わうための、この星組公演と、雪組公演。

マサツカ先生、ホント、好きねーw

でもマサツカが好きなモノは、
私も大抵好きなので、結局は私もいっぱい楽しんでいる。

とりあえず、まず思ったのは、
ニコラス・リカルド・ネロ・エスコバル・リナレス。
えっと、
配合の割合がそれぞれ違うだけで、
彼らを成立させてる成分は全く一緒です!!


そして正塚作品を貫く美学は、
痛くても、苦しくても、悲しくても、それでも生きること。

「生きろ。」

もののけです、正塚作品は。イトイです。
んなこたぁ、どうでもいいですか?

初っ端の音花ゆりちゃんの歌を聞いて、
『ネロの歌だ・・・!!』
と思った私は、いきなり泣き出しました。(笑)
泣き出す自分にビックリするかと思いきや、別に普通だったなぁ。
当たり前のこととして、泣いた自分を受け入れた。

悲しくても生きる。
切なくても生きる。
そうしていたら、いつかきっと君に会える。

正塚先生の描く主人公は、愛を失うことを嘆いて死んじゃったりしない。
愛する人を失っても、大切な仲間を失っても、それでも生きようとする。

私はだから正塚先生の作品が好きなんです。

初っ端にそれを思いっきり実感したから、泣いた。
同じだっていい。素晴らしいことじゃないか。
『ブエノスアイレスの風』も『マリポーサの花』も、私は好きだもん。

ブエノスにあって、マリポサになかったのは、
最後の浄化だと思った。
カタルシスってヤツ?

マリポサのイメージのダンスは、キタロウさんを中心に大好きなんだけど、
ブエノスにはそれを遥かに超える余韻があった。
フィナーレのダンスの美しさっていうのが、
そのまま、生きる強さとか、命の美しさとか、そういう所に結びついていたから。
凄く純粋で尊いものを、私はフィナーレで見た気がするんだ。
宝塚だからこそ、余計に強く感じられる純粋さかもしれないなぁ。
素直にいいな、って思える。

人についてちょいちょい思ったことを・・・
ちえちゃんは、とにかくしなやかなのに、どこか力強い踊りを踊るんだなぁ。
しなやかなのに・・・ってのが、魅力かと。
ニコラスとして、えらい格好良かった。
真風君を蹴っ飛ばし、ボッコボコにした時が一番格好良かったです。
あ、あと踊ってる時と。
「そんな風に女を抱くの?」と言われた後の、
ちょいキレっぷりが、これまた男前。

しみこのリカルド。
髪型万歳。
予想以上ではないんだけど、確実に及第点はあげられる。
って感じの演技。
86期頑張ってます、どの組でも。
いつか来る86期の時代を楽しみに待つのだ。
もちろんしみこも楽しみな人の一人です。

音花ゆりちゃん。
「あーこの子、役者だわ。」
上手いです、歌えます、物語を紡ぐ歌を歌える、演技巧者。
間違いなく、私の好みの娘役さんです。

ベニーは、間違ってない。
まだまだ深さが足りないけど、間違ってない。
気持ちのある正しい演技をしていた所に、期待が持てる。
ここまで出来れば上出来だよ。
何より間違っていないことが嬉しかったし。
あとヒゲが似合うことと。

どいちゃんが、良い感じにすっ呆けてて、これまた上手かった。
あー好きだぞ、どいちゃん。

真風君は声まで水しぇんに似てると噂でしたが、あー確かに!!
やっぱりまだまだだけど、でも間も悪くないと思うし、
これから男役として、伸びる人なんだろうな。
真ん中をぐんぐん進みそうなので、私の好みではないけれど、
でも、どう成長していくのかが凄く楽しみな人。
やっぱり変化していく人を眺めるのは、ワクワクすることだから。

じゅんなは、あまりオペラを使わずに見てたので初めの方はどこに出てるのか、
よく把握できなかった。
オーディエンスが多かったんだね。
で、2幕になって銃の販売人として登場して、
なるほど、こういう使い方するんだ。と。
ドス聞いてたし、普通に良かったと思う。
ちょっと無理して声出してる所もあるのかな?って感じだったけど。
いずれ、どこかでブレイクする役をもらえたらいいな、って思う。

私がパンフなしでわかるあたりだと、あとは、みやるりかな。
素顔写真とか見る限り女の子なのに、舞台だと男前だよねぇ、この子。
デコでかしげさんを思い出す。
声も低めだし、イケメン。

あ、あと千秋ちゃんか。
普通に妹として見てて、途中で「あ、シャルルか」と気づいた。
娘役の顔覚える能力下の下の私としては、凄いことです。
髪型とか服装とか全く違うのに、誰だかわかったから。
シャルルの顔、覚えてて偉いぞ!って自分で自分を褒めたw
某花組の、某ののすみさんのような怪物的な末恐ろしい娘役さんではないけれど、
素直な演技をする。
感覚が素直な人だな、って思った。
素直なのはいいことだ。

わかる範囲だとこのくらいですかね。
とにかくマリポーサの花と被らせまくって、
もの凄く楽しみました『ブエノスアイレスの風』を!
いや別に、マリポサ関係なくても楽しんだと思うけど。
場面転換とか素早いし、セット(特に背景)も綺麗だった。

本当いいものを見た。
楽しかった。
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